【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第130号「七尾線(その2)」
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2008年6月13日 《第130号》
JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
http://www.tsuchibuta.com/
毎週金曜発行
発行者:つちぶた
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こんにちは、つちぶたです。
今回も七尾線下車の巻です。
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■能登半島を行く!(その8)
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2004年10月25日(晴れ一時雨)旅4日目 〔全駅訪問通算66日目〕
〔前回の旅〕
(七尾線)
七尾駅→徳田駅→七尾駅→
(のと鉄道)
田鶴浜駅→笠師保駅→七尾駅→
(七尾線)
良川駅→能登二宮駅→能登部駅→羽咋駅→
〔今回の旅〕
(七尾線)
千路駅→南羽咋駅→金丸駅→宝達駅→敷浪駅→
免田駅→高松駅→横山駅→金沢駅(泊)
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●駅員さまさまの旅
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■11:29 羽咋駅から列車に乗り、北へ進路を取ります。
駅を出るとすぐ羽咋川にかかり、それを越えると建物が減って、
またのんびりとした風景に変わりました。
そして隣の駅の千路(ちじ)駅に到着です。
「千路駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/13chiji/13chiji.htm
ホームは単式1面1線で、沿線に瓦屋根の民家がいくつも並んでいます。
駅は無人で、コンクリート造の簡素な駅舎が
築堤上に立っていました。
エントランスが広くとられたタイプのこの駅舎は
わりとよく見かける形の建物ですね。
次の列車までの時間が8分しかなかったのですが、
それでも時間をもてあますほどのシンプルな駅でした。
■11:49 南羽咋駅に下車。
「南羽咋駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/11minamihakui/11minamihakui.htm
この駅も単式1面1線の無人駅でした。
駅舎は無く、昭和35年竣工の古い待合室があるのみです。
この待合室は、竣工日と、ブロック土台の木造という点から見ても、
のと鉄道で何度も見かけた物と全く同じタイプの待合室ですね。
しかし明らかに違う点は、外壁と内壁をしっかりと張り替えられて
キレイになっているというところでした。
駅周辺には民家が少なく、
町外れの駅という雰囲気でした。
■12:40 金丸駅に下車です。
「金丸駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/14kanemaru/14kanemaru.htm
相対式2面2線に留置線が1本ある構内でした。
駅舎がある方は民家が多くありますが、
反対側にはほとんど家がなく広大な田圃があるばかり。
駅舎は寄棟瓦屋根の木造駅舎で、
竣工日はなんと明治31年4月とあります!
愕然とするほどの古さですが、
壁には一面にトタン板が張られていました。
そのため板壁などが見えなくなっていますが、
柱や窓の一部の構造を見ると古さは一目瞭然です。
100年を軽く越えている駅舎だけに、
きっと随分痛んでいるのでしょうね。
駅員のいない駅舎内では、地元のおばさん方が談笑しています。
そのベンチの隣に、
向かいのホームへと続く跨線橋の階段がありました。
木造駅舎の壁を突き破って直結しているんですね。
こういう構造はちょっと珍しいように思います。
私はその跨線橋を渡り、向かいのホームを観察に行きました。
するといつの間にか雲行きが怪しくなり、
辺りが暗くなったなぁと思っていると、雨が落ちてきました。
雨は30分ほど降り続け、地面を濡らし続けましたが、
次の列車が来る頃には止んでしまいました。
※金丸駅の古い駅舎は、2005年5月に新駅舎へと建て替えられたそうです。
■13:47 宝達(ほうだつ)駅に下車。
「宝達駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/09houdatsu/09houdatsu.htm
ホームは相対式2面2線です。
駅舎は東西にそれぞれあるようなので、
とりあえず私は降り立った上りホーム(東側)の駅舎に突入。
こちらは無人駅になっていて、
駅舎内に自動券売機が設置されていました。
吹き抜けの天井を見上げると、
明かり取りにカラフルなステンドグラスが見えました。
駅舎は無人にしては大きい建物で、
待合室も「ギャラリー」と書かれるほどの広さがあります。
出入口部分に「定礎」があり、
竣工日は平成8年3月とあります。新しいです。
で、私は再びホームに戻り、跨線橋を渡って西側の駅舎に行きました。
こちらは駅員がいて、建物が古いせいもあり、
ぬくもりと生活感が感じられます。
西口駅舎は平屋のコンクリート造。
昭和32年竣工というなかなか古い駅舎です。
駅の外に出てみると、かたわらに木造モルタル造のトイレを発見。
こちらはなんと昭和8年竣工のものでした。
70年前のトイレって感動ものですよ。
毎日駅を利用する人にとっては
「早く建て替えてくれないかな」って思われてるのだろうけれど。
■14:14 敷浪駅に到着。
「敷浪駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/10shikinami/10shikinami.htm
相対式2面2線のホームで、のんびりとした静かな駅でした。
降り立った上りホームは柵が無く、
隣の田畑と陸続きになっています。
開放的な駅ですね。
跨線橋を渡ってプレハブの駅舎に入ると、
窓口にとても暇そうにしている委託の駅員がいて、
待合室のベンチではおばさんが横になってイビキをかいていました。
そういえば朝方、能登二宮駅でも待合室でおばさんが寝ていたなぁ。
七尾線の駅は奥様方の休憩スポットなんですね。きっと。
この駅では何気に49分もの時間を待つことになっていたため、
暇をもてあまして眠くなってきました。
ということで、私も待合室のベンチで仮眠を取らせてもらいます。
ZZZ・・・。
あまりにも静かでよく眠れるので寝坊するところでしたよ・・。
やがてブルー地に白のラインが入った415系普通列車が
ゴウンゴウンと入線してきたので、眠い目をこすりつつ次の駅へ向かいました。
■15:12 免田駅に到着です。
「免田駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/08menden/08menden.htm
ここでは列車交換があるため、しばらく停車し、
車掌がホームに出てきていました。
私は列車が行ってしまった後のホームを撮影するため、
ホームでボケーッと待っていました。
するとホームにいた車掌に、
「ここで降りられるんですか?」と聞かれました。
「はい。降ります。」
車掌は怪訝な顔をして
「・・・どこに行かれるんですか?」と言いました。
よほどこの駅では旅行者は降りないのでしょうか、
明らかに地元に用がなさそうな私を見て不思議に思ったのでしょう。
「いえ、何というかその、駅を見て回ってるんです」
そう私が言うと車掌は「ああ、なるほど」と言って笑いました。
「次の列車はしばらく来ないですよ。」
「待ちます。慣れているもので・・」と答えると、
車掌はまた笑って「お気を付けて」と言って車内に戻っていきました。
免田駅のホームは島式1面2線構造。
跨線橋が西側にある駅舎に直接つながっています。
駅舎は片流れ屋根で、小さめの建物でした。
駅のまわりを見渡すと、一戸建ての住宅がポツポツとあるくらいで、
観光地の案内板もなく、およそ旅行者が降り立つ駅には見えません。
先程の車掌の不思議そうな顔をしたのも納得できます。
■16:06 高松駅に下車です。
高松駅?
もちろん四国の香川ではなく、石川県です。同じ駅名なんですね。
「高松駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/07takamatsu/07takamatsu.htm
ホームは2面3線構造で、やや高台に駅があります。
3番線ホームの向かいには広々とした丘陵を見下ろせました。
ちょうど太陽が沈みかかる時刻で、
風景全体がオレンジ色に染まっていました。
駅舎は平屋のコンクリート造で、
駅前に広いロータリーがあります。
整備されたタクシー・バス乗り場が設置されており、
利用客の多さがうかがえます。
駅前を眺めた後、駅舎内に戻るとちょうど下り列車が到着し、
たくさんの学生が下車してきました。
私はベンチに座ってその様子を見ていると、
駅員が窓口から出てきて、一人一人に声をかけながら
笑顔で迎えていました。
まるで駅員が天職のような人だなぁと思いながら、
感心してその様子を眺めていました。
やがて乗客が全て駅を出て行くと、
駅員が笑顔で私に、どちらから来られたんですか、と話しかけてきました。
私は東京から来たことを伝えると、
驚いた顔をして、帰りはどうするんですかと仰る。
「どうやって帰ろうかなぁと思ってます。在来線も止まっているようですし」
私がそう言うと、駅員は窓口に入って色々調べてくれました。
信越線、上越線は不通になっているのでこのルートでは帰れないとのこと。
「米原経由で新幹線に乗って帰れますよ」とアドバイスを頂きました。
なるほど・・・。
在来線ばかり乗っている人間には思いつかない発想でした(笑)
でもずいぶん料金が高いですよねぇ・・・と言うと、
私が持っている帰りのゾーン券を差し引けばそうでもないという。
そんなことができるとは!
「どのみちここでは発券できませんので、
金沢駅の窓口に行ってみてください」と言われました。
今日の宿は金沢駅に取ってあるのですが、
宿に行く前に窓口に行けばとりあえず明日の予定を決めることが出来ます。
聞いてみるもんですねぇ。さすがプロは違うなと思いました。
きっとこの時駅員に聞くことがなければ、
金沢駅の窓口へは行かずに明日の予定が狂っていたことでしょう。
ひじょうに助かりました。
■16:53 横山駅に下車。
「横山駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/06yokoyama/06yokoyama.htm
すでに太陽は沈んで辺りは青いカーテンを下ろしたような暗さに包まれていました。
写真がぶれないようにカメラをガッシリ持って撮影します。
それでも何度もぶれてしまってその度に取り直しです。
その間にも空はますます暗くなってきます。
急いで撮らないと、と焦ります。
ホームは相対式2面2線で、跨線橋があります。
駅舎は壁が張り替えられていない、
昔のままの状態を残した下見板張りの木造駅舎でした。
これはすごい!
と感動している場合じゃありません。はやく撮影しなければ。
駅舎の建物財産標には昭和4年3月竣工と書かれていて、
その下には「要注意建物標」なるものが貼付けられていました。
要注意って・・・・。
しかし駅舎の待合室内はちゃんとリフォームされていて、
内壁とベンチはとてもキレイなものでした。
無人駅なので自動券売機が設置されていて、
さらにドリンクの自動販売機が駅舎内で稼働していました。
そうこうしているうちに下り列車が到着し、
たくさんの学生たちが降りてきました。
駅舎内と駅前では別れを惜しむ学生たちのおしゃべりが始まったので、
私は反対側のホームへ渡り、待合室などを観察しました。
その後10分もすると駅は真っ暗闇となり、撮影不可能になります。
駅にいた学生たちはいつの間にか帰ってしまい、
圧倒的な静けさとともにヒヤリとした空気が訪れました。
そして駅舎内からもれる明かりだけが煌々と光っています。
列車を待っている間、体がどんどん冷えていくので、
私は駅前の自販でホットコーヒーを買って気休めの暖を取るのでした。
■18:26 金沢駅に到着すると、私は真っ直ぐみどりの窓口に向かいました。
で、私は帰りのゾーン券を出して、
どのように帰ればよいかを聞くのでした。
するとすでにマニュアルが出来ているかのように、
米原を経由して新幹線で東京へ行くルートに変更します、と言われました。
私は試しに言ってみることにしました。
「特急や新幹線を使用せずに在来線のみで・・・」
「いえ、米原経由で新幹線"のみ"で変更可能です」
と私の言葉が言い終わらないうちにキッパリ否定されました。
まあ、変更できるだけでも有り難いことなんですけどね。
私は当初、天災では変更不可だと思い込んでいたので、
それに比べれば雲泥の差です。
問題は変更後の料金です。
特急と新幹線がプラスされるのですから当然高くなります。
私はおそるおそる尋ねました。
「・・で、い、いくらになるんですか?」
「急行のと指定の分を差し引いて3,560円です」
ん?
結構安いんですね。
特急や新幹線は料金が高いというイメージを増幅しすぎていたのでしょうか。
1万円近く払わされるんじゃないかって思ってたので拍子抜けでした。
私は窓口の人に礼を言って、そのまま今日の宿に向かいました。
宿では明日の予定変更のため、時刻表とにらめっこです。
その結果、明日下車を予定していた駅は
全て問題なく巡れることが分かりました。
「急行のと」だった場合は東京に次の日の朝到着ですが、
特急と新幹線を使えば、夕方ギリギリまで駅訪問を楽しんでも、
東京着が20:43!!
新幹線ってスゲエ・・・。
18きっぷの旅ばかりしている私には驚天動地の事実でした。
いやはや、鉄道ってすごいなぁ・・・。
つづく
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■編集後記
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副都心線が明日14日、開業ですね。
http://www.tokyometro.jp/fukutoshin/#
↑副都心線の公式サイト。音が出ます。
もう1日遅れれば私の誕生日と一緒だったんですけどね。
まあ関係ないか(笑)
駅舎好きとしては、安藤忠雄氏が手がけたという
副都心線の渋谷駅が気になるところです。
そのうち全駅巡ってこようかなぁと思います。
(でもいつでも行けると思うと、なかかな出掛けなかったりするんですよね・・)
それではまた来週お目にかかります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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つちぶた本舗の全駅訪問の旅
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