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JR全線全駅下車を目指す旅の模様をお伝えする、鉄道旅行記です。日本全国津々浦々、様々な駅舎をHPの写真と共に紹介します。

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2008/02/01

【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第111号「北陸本線・大糸線」

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                     2008年2月1日 《第111号》
   JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
      http://www.tsuchibuta.com/
                          毎週金曜発行
                         発行者:つちぶた
▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▽



こんにちは、つちぶたです。


今回は、「山陰・北陸湯けむり紀行」最終回でございます。


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■山陰・北陸湯けむり紀行(その8)
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2004年8月22日(晴れ一時雨)旅4日目・最終日 〔全駅訪問通算59日目〕

〔前回の旅〕
 近江塩津駅→新疋田駅→敦賀駅→芦原温泉駅(泊)

〔今回の旅〕
 芦原温泉駅→親不知駅→糸魚川駅→南小谷駅→簗場駅→
 松本駅→甲府駅→大月駅→東京駅(帰宅)


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●あわと消えゆく子、隙間に落ちゆく弁当
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■朝7時、芦原温泉駅前のバス停に到着。

「芦原温泉駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/hokurikuline/27awaraonsen/27awaraonsen.htm

今日の予定は、ひたすら東京に向けて鈍行を乗り継いでいくこと。

当初の計画では、北陸本線で直江津に出て、
信越本線、篠ノ井線と乗り継ぎ、
中央本線で帰る、というものだったのですが、

朝、突然気が変わって、
とりあえず糸魚川駅に出て大糸線に乗ることにしました。

なぜ大糸線かというと、
以前、大糸線全駅下車を目指すべく旅をした際、
駅間徒歩の時間を見誤って1駅だけ撮影できなかった駅があるんですね。

それがどうしても気になったので、
とにかくその1駅を埋めてしまえ、
という考えに変わったのでした。



■というわけで、何はともあれ北陸本線を北上。

日本海沿いの風景を眺めながら、
私には珍しい、長い列車の旅を満喫です。

とは言っても、沿線は金沢駅、高岡駅、富山駅と
主要駅が並ぶ都会じみた風景で、海が見えるわけでもありません。

ようやく面白くなってくるのは乗車時間が2時間半を超えた
泊駅を過ぎたあたりからだったのですが、
まもなく私は下車します。
何たることかと。



■で、ひとまず下車した駅は親不知(おやしらず)駅。

「親不知駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/hokurikuline/68oyashirazu/68oyashirazu.htm

駅は日本海に面して建っているのですが、
海側を見ると巨大な建築物、
「北陸自動車道」が横たわっていました。

何でまた海の上に道路を造るんだ・・。
風景を楽しもうという気分が萎えます。

しかしその点を除くとなかなか魅力的な駅風景です。

嵩上げされていない古い島式ホームは、
土地の余裕がないためかかなり狭い。

そのひなびた駅の隣には今にも倒れてきそうな崖が続いています。

構内踏切を渡った先の駅舎は、
なんと大正元年竣工の、一部二階建て木造モルタル建築。

その隣には昭和16年12月竣工のトイレまでありました。
鬼瓦付きの豪華な屋根です。

偶然降りたにしてはかなり良い駅に当たったなと思う。

さて、気になっていた親不知の名の由来なのですが、
駅前に以下のような詩と説明書きがありました。


 親しらず 子はこの浦の波枕 越路の磯の あわと消えゆく

 源平盛衰の昔平頼盛の夫人が夫を慕って愛児と共にこの難所にさしかかり、
 怒涛のため愛児を失った。
 深い悲しみの中でこの一首をよみ、以来親不知・子不知というようになった。


道路も鉄道もない昔はよほどの難所だったのでしょう。
意味を知った後は、駅舎を見てヒートアップした気持ちが
みるみるしぼんで、悲しみと恐怖を感じるのでした。



■この後、11時40分ごろ糸魚川駅に到着。
12時10分ごろ、大糸線に乗車し南下しました。

(この日の予定は途中で変更したためと、
 メモを取っていなかったためと(やれやれ)
 当時の時刻表が手元にないため、何分"ごろ"
 という表現になっています。すいません)

大糸線は個人的にたいへん気に入っている路線の一つで、
特に糸魚川駅から南小谷駅間(JR西日本区間)の
険しく幽玄な風景は何度見ても圧巻です。

南小谷駅からはJR東日本の区間に代わり、
こちらは比較的穏やかな、しかし雄大な北アルプスの山々が車窓を彩ります。



■で、14時20分頃、簗場駅に下車しました。

「簗場駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-east/ooitoline/25yanaba/25yanaba.htm

前回は隣の臨時駅、ヤナバスキー場前駅から歩いてきたのでした。
否、走ってきたのでした(全速力で)。

http://archive.mag2.com/0000178352/20070824110145000.html
↑その時の旅行記
 身延線・中央本線・大糸線・篠ノ井線編(その5)
 「無茶な計画、救われない計画」


1.5kmしか駅間距離がないとはいえ、
写真撮影の時間も含めて22分しか余裕がないなんて、
どう考えてもありえない計画でした・・・。

そんなことが無ければ、今頃は北陸本線か信越本線の
降りていない駅を2駅ほど巡れたはずだなぁ、などと考えてしまうのでした。

まあ、そんな愚痴はいいとして・・。

簗場駅は相対式2面2線の無人駅。
ホーム同士は跨線橋で結ばれています。

駅舎は古い木造のもので、
建物財産標を見ると昭和5年?と見えます。
ちょっと表示が古くて正確に読み取れませんが、
昭和初期の古い駅舎であることは確かなようです。

とはいえ、全体的にかなり手が加えられていて、
あまり古そうに見えない感じですが・・。

いや、そんなことはないんだ、もう限界なんだ、
ということが大変よく分かる張り紙が駅舎内にありました。

「簗場駅待合所新築工事のお知らせ
 この度、駅舎が老朽化により破損が激しいため、現駅舎を撤去し、
 新たに待合所を新築することになりました。(中略)
 工事期間 8月23日〜12月1日」

つまり明日から(この日は2004年8月22日でした)
工事が始まるというわけです。

今現在私が見ている駅舎が無くなってしまうのか!

改築前に見ることができて良かった、と喜ぶべきか、
壊されてしまうのかと、悲しむべきか・・・。

そんなわけなので、現在は新しい駅舎が建っていることでしょう。
そうなると、またこの駅に再訪問ということになりますね。
いや別に、そこまで拘らなくてもいいか・・・。

何はともあれ、大糸線はこれで全駅下車完了です。
スッキリしました。

次の列車まで1時間半。(だったと思う)
暇なので近くの湖まで行き、自然美を満喫しました。

ちなみに、簗場駅に下車した直後に雨が降り始めました。

私は大糸線に駅目的で訪れるのは3度目ですが、
3度全て雨に降られたことになります。
奇跡の雨男です。どうでもいいことですけど。



■さて、これにて本日の駅巡りは終了。
あとはひたすら普通列車を乗り継いで東京へ進むのみです。

簗場駅出発は15:40過ぎでした。
東京到着は夜の10時半を過ぎる予定。

長いです。

列車に乗りながら、そういえば夕飯はどうしようかと思いました。
いつもそうなんですが、飯のことがすっかり抜け落ちてたりするんです。

ひとまず、私は松本駅に着いたときに、
乗り換え時間を利用して駅弁を購入しました。

とにかく買っておけば安心です。
私は小走りでホームに戻り、満員状態の列車に乗り込みました。

車内があまりに混んでいて乗り込むのも難儀しましたが、
ドア付近に何とか立っていられる場所を確保し、
荷物を置いて発車時刻を待ちます。

私はちょっと荷物の上に弁当を置いて、手を離したのでした。


その時です。


弁当が私の荷物の上からスルッと滑り落ちたのです。

あっ  、  と思った瞬間、

私は驚きのあまり周囲の音が一瞬消えるのを感じました。


弁当が、ドアの角にコツンと当たり、
ほんのちょっとバウンドしたかと思うと、
こんどはホームの方へ飛び、
ホームの角に当たったかと思ったら・・・

列車とホームの間にスルリと弁当が落ちていきました。

いや、落ちていったというよりも吸い込まれていったように見えました。
私は一体何が起きているのか解りませんでした。

弁当が落ちたまでは分かりますよ。ええ。
でもホームの下に落ちるなんて、有り得ないでしょう。

・・・いや、事実、落ちている・・・。

私は全てを悟った瞬間パニックに陥りました。
ちょ、ど、どうすんだぁぁぁぁ!

幸い近くに車掌がいたので落ちた旨を話すと、
「え、そういうことは駅員に言ってくださいよ」
とにべもない対応。

ちっっっくしょう、と言いながら私は駅員のいるところまで走りました。
発車の時刻が近づいているのでとにかく焦ります。

何とか駅員を現場まで連れてくると、
柱からひょいと長い棒を出してきて、
あっという間に弁当を拾い上げてくれました。

あぁ良かった。助かった。駅員さんありがとう。

発車してしばらくは混雑が続いて、
なかなか弁当が食べられませんでしたが、
途中で一気に空いたので、席に座って食べることができました。

予想以上にうまい弁当だったので、
諦めずに取ってもらって良かったなとしみじみ思うのでした。

最後に無くていいハプニングが追加されたかたちで
今回の旅は終了です。



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■今回の旅で訪問した駅(訪問順)
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2004年8月19日
(小浜線)
 美浜駅 東美浜駅 粟野駅 西敦賀駅 三方駅 藤井駅 気山駅 
 若狭有田駅 大鳥羽駅 十村駅 新平野駅 上中駅 小浜駅 東小浜駅
 加斗駅 勢浜駅 若狭和田駅 若狭本郷駅 
 

2004年8月20日
(舞鶴線)
 西舞鶴駅
(小浜線)
 青郷駅 松尾寺駅 三松駅 若狭高浜駅 東舞鶴駅(舞鶴線・小浜線)
(舞鶴線)
 淵垣駅 梅迫駅 綾部駅(舞鶴線・山陰本線) 真倉駅
(山陰本線)
 玄武洞駅 豊岡駅 久谷駅 鎧駅 餘部駅 城崎駅
 

2004年8月21日
(山陰本線・福知山線)
 福知山駅
(山陰本線)
 石原駅
(湖西線)
 安曇川駅 近江高島駅 新旭駅 近江今津駅 
 近江塩津駅(北陸本線・湖西線)
(北陸本線)
 新疋田駅   

 
2004年8月22日
(北陸本線)
 芦原温泉駅 親不知駅
(大糸線)
 簗場駅   


●今回の旅で訪問した駅数 45駅

●総訪問駅数 842駅



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■編集後記
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JR北海道では、3月に「青函トンネル20周年記念」と銘打って、
各種のイベントが行われるそうです。

そんな中で私の目を引いたのは、
「北海道&東日本パス」が特別価格、9,500円!

それはちょっと安すぎじゃないかと思うんですけど、
乗客にとっては嬉しい限り。

JR北海道、JR東日本を春に旅行する人にとっては朗報ですよね。

でも、青春18きっぷと違って、
5日間連続だから使える場面は限られるでしょうけど。


「北海道&東日本パス」
発売期間:平成20年2月17日〜平成20年4月9日
利用期間:平成20年2月22日〜平成20年4月13日 


考えてみると私はこの切符、
一度も買ったことが無いんですよね。

今回は買ってみようかな・・・。



それではまた来週お目にかかります。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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 つちぶた本舗の全駅訪問の旅
  発行者:つちぶた
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