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2009/10/31

【本から峠 No.280】君と一緒に生きよう

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□    本から峠の向こうの明日を見よう! 第280号  □
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人間と犬との関係は、縄文時代に遡るといいます。
そんな関係にある犬が、いろんな理由から捨てられていく。
今日は、犬と人との関係をテーマにした本の紹介です。
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●子供達の世代に残してゆかないといけないもの
 そんな想いで「世界遺産ブログ」はじめました
  …→ http://blog.livedoor.jp/sekaiisan_navi/
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■    君と一緒に生きよう       森絵都     ■
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インターネットを介して飼い主を探している犬たちがいます。

捨て犬、野良犬、迷い犬、保健所から救出された犬。

さまざまな境遇の犬たちを保護し、希望者に譲渡する犬の保護活動
に携わっている知人が著者の森さんにいった言葉

「もし、いつかあなたが犬を飼うなら、
 行き場のない犬の里親になってあげて!」

そのひと言から森さんは保護犬関連サイトを訪ねるようになります

本書では、そこで出会った犬たちが、里親と巡り合うエピソードが
語られています。


・老夫婦に愛されて成長した「くるみ」は、老夫婦の死や病気の
 ため保健所に連れていかれる羽目になります。

 でも間一髪、ボランティアに救われ、新しい主人と巡りあいます


・飼い主に虐待を受け、身勝手に犬猫の保護団体に連れてこられた
 「マック」。マックは、重度のフィラリアに冒されていました。

 それでも、新しい里親と巡りあい、マック少しずつ回復に向かっ
 てゆきます。


・毎年、猟のシーズンが終わると山に置き去りにされる猟犬がいます
 捨てる理由も様々。
 猟犬としての能力を見限られたり、猟が終わって邪魔になったり

 一途に信じてきた主人に裏切られた「ひめ」

 ひめは、路上で保護されます。
 そして、里親と出会い10年間、一緒に暮らして2007年11月に
 亡くなりました。


・ブリーダ崩壊。動物の繁殖を行う業者は経営に行き詰まって店を
 たたむと、多くの犬が行き場を失い犠牲になります。

 三重でおこったブリーダ崩壊。糞尿まみれのゲージに幽閉された
 まま、かろうじて命をつないでいた53頭。

 助け出された後、それぞれが里親に引き取られていきました。

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□      たけみつの言いたい放題           □
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悲しい現実がそこにあります。
毎日の生活の中で犬を見ない日はありません。

飼い主と散歩している犬たちのほかに、さまよっている犬たちも
野良犬になってしまった犬が保健所に連れて行かれることは
話として知っていました。

でも行き場を失った犬という大きな集合体から、名前をもった
ひとつの命としてとらえると事の重大さに改めて気づきます。

森さんは、エピソード中で犬を人間の大切なパートナーとして
語りかけています。

何故、こんなことが起こるのか?
起きてしまったら、どう解決してゆけばいいのか?

人間とものすごく近いところにある命。でも、ものすごく軽く
扱われている命。

自分ができることを考えてみるいいきっかけをもらったような
気がしています。

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■編集後記                        ■
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私も10代の頃、犬が我が家にいました。
父親が友人から子犬を貰って来て、ダンボールに入って我が家に
到着したときは、かわいくって、毎日、一緒に散歩してました。

でも、しばらくすると犬の世話の殆どが母親まかせになり、
1年経った頃にフィラリアにかかって死んでしまいました。

縁の下に入りこんで、私を見ていた元気の無い眼。
明日、病院に連れて行こうと話をして、様子を見に行ったら
亡くなっていました。

亡骸を縁の下から引っ張り出して、保健所に電話をしてもらい
悲しかったのですが、涙は出てきませんでした。

あまりにあっけなく死がやってきたからかもしれません。

それから、動物は飼えなくなりました。

その命に寄り添う自分の覚悟を考えてしまいます。

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本日も、おつきあい頂きまして、ありがとうございました
これからも、ご愛読よろしくお願いします。m(_ _)m

メルマガの感想やご意見など、ぜひぜひお寄せ下さい。
いつも、お寄せいただくメールに元気を頂いています。

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◇今日の1冊情報
題 名:君と一緒に生きよう    著 者:森 絵都
出版社:毎日新聞社        ISBN978-4-620-31928-5
アマゾンのリンクです-> http://tinyurl.com/y8m3pho
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 発行者:    たけみつ(武田 光司)
 連絡先:    takemitsu07@gmail.com
 本から峠の向こうの日本をみよう!
  発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
  配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000177710.html 
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