2009/08/26
【本から峠 No.274】虹色ほたる 永遠の夏休み
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□ □□ □ 本から峠の向こうの明日を見よう! 第274号 □ □□ □□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日、紹介する本は、夏季休暇中に自宅の近くの丸善のオススメ本 のコーナーで見つけました。 表紙に神社の階段を駆け上がる少年の絵を観て、惹かれて手に取り ました。 ------------------------------------------------------------ ●子供達の世代に残してゆかないといけないもの そんな想いで「世界遺産ブログ」はじめました …→ http://blog.livedoor.jp/sekaiisan_navi/ ------------------------------------------------------------ ────────────────────────────── ■ 虹色ほたる 永遠の夏休み 川口雅幸 ■ ────────────────────────────── 一年前に交通事故で父親をなくした小学6年生のユウタは、夏休み に父親とカブトムシを取りに行った山奥のダムを訪ねます。 ユウタは、突然の雷雨に足を滑らせて気を失ってしまいます。 そして、目覚めたユウタの前に小さな女の子とダムに沈んだ村が 現れます。 どうも30年前にタイムスリップしてしまったようです。 小さな女の子サエは、ユウタのことをいとこだと言い、サエの家で 暮らし始めます。 死にそうになったけど、ある期間が経てば、元の世界に戻れるという ことを変なおじさんが出てきて告げてゆきました。 その時代は、ダムが建設される前の時代。ダム建設工事の着工直前で 村から人がどんどんいなくなっているところでした。 その村にとっても、そこに住む子供にとっても最後の夏 この村は、蛍の名所でした。 神社の神主の爺さんが言うには、子供の時、村は酷い干ばつに会い、 作物は全滅、飲む水もなくなるほどでした。 その時、虹色の蛍が現れ、湧き出る水のもとに導いてくれたそうなの です。 「蛍は、運命の人を探すために光を出しているの。オスは皆、強い 光で飛び回るんだけれど、メスは、葉っぱの上で小さく光って、 オスが見つけてくれるのをずーっと待っているの。」 サエはそんなことを言っていました。 そんな、サエにも不思議な秘密がありました。 サエもこの世界に飛ばされてきていたのでした。 でも、サエは、元の世界に戻ろうとは思っていませんでした。 無くなった兄のいる世界に行こうと思っていたのです。 そうして、夏を過ごす中で、ユウタとサエは、短い命ながら、 最後の最後まで光を放ち続ける蛍から、己の身が果てるまで 一生懸命生きることの大切さを教えられます。 サエも元の世界に戻って生き直そうと考えを改めました。 それが、たとえ幸せではない世界でも... そうして、別々に戻ったユウタとサエは長い時を経て 再び出逢うことになるのです。 そして、そのときに 再び、虹色の蛍が現れ、奇跡が起こります。 ────────────────────────────── □ たけみつの言いたい放題 □ ────────────────────────────── 蛍になぞらえて、著者が言いたかったこと それは、一生懸命生きること。一生懸命生ききることです。 短い命でも、ほんの一瞬の輝きであっても とにかく生ききる 生きている今を大切にする。 今という時間は、二度と現れないから... そして、時代を超えても皆は繋がっていて、1人じゃないってこと 読み終わって、涙がこぼれそうになりました。 相変わらず、涙腺が弱いです。 ────────────────────────────── ■編集後記 ■ ────────────────────────────── 蛍は、梅雨時のほんのひととき、漆黒の空を乱舞するそうです。 そんな話を聞いて、出かけても、もう少ししかいなくなってしまう そんなはかなさが その光にもあるように思います。 蛍の光をじっと観ていて、涙がでてきたことがあります。 虹色ほたるは、ネット小説としての連載を経て、2007年7月に出版 されました。そして劇場用アニメとして製作が発表されています。 http://b0d.hp.infoseek.co.jp/nijiiro/nijiirohotaru-top.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎友人の寺田真理子さんのキャンペーンの紹介です。 題して「落雷1周年記念Amazonキャンペーン」 1年前の8月29日に真理子さんの自宅が落雷で火事にあいました。 大悪来れば大善くる そう考えた真理子さん ユニークなAmazonキャンペーンを企画しました。 おまけにキャンペーンの本は新刊ではありません。 異例のキャンペーンです。 でも、まじめな目的がふたつあるそうです。 ・落雷すらもネタにしてしぶとく生きる姿をお見せすることで(笑) 現在つらい思いをしている方が1年後の自分の姿に希望を抱けるようにすること。 ・本の認知度を高めることで「認知症になってもいろいろなことがわかっている。 できることはたくさんある」と知ってもらうこと。 私の義父も昨年秋に倒れ、私のことが解らなくなりました。 その様子を見て、ショックで私は優しい言葉もかけられませんでした。 そして、寺田さんのセミナーを受けて 自分が認知症について何も 知らないことが解りました。 自分には、縁のないことだと思っていましが、知ることで いろんなことが解ってきました。 キャンペーンサイトはこちらです! http://www.tutui.com/bookcampaign20090829/ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◎「本から峠 紹介本プレゼント!!」 ※毎月、紹介した本の中から1冊、プレゼントとご案内して いましたが、最近の紹介本が図書館から借りている本も多く 必ずしも、紹介本をプレゼントできなくなってきました。 それで、2009年からは、プレゼント本に関しては事前に ご案内しようと考えております。 月初にプレゼント本のご案内をして、月末に抽選のうえ お届けしたいと思います。 8月度は、マツダミヒロさんの「やめる力」です。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 本日も、おつきあい頂きまして、ありがとうございました これからも、ご愛読よろしくお願いします。m(_ _)m メルマガの感想やご意見など、ぜひぜひお寄せ下さい。 いつも、お寄せいただくメールに元気を頂いています。 ────────────────────────────── ◇今日の1冊情報 題 名:虹色ほたる 永遠の夏休み 著者:川口雅幸 出版社:星雲社 ISBN978-4-434-10871-6 アマゾンのリンクです-> http://tinyurl.com/mssyp3 ────────────────────────────── 発行者: たけみつ(武田 光司) 連絡先: takemitsu07@gmail.com 本から峠の向こうの日本をみよう! 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000177710.html ──────────────────────────────


