本から峠の向こうの日本をみよう!  RSSを登録する

今、日本は峠に立っていると言われています。本を通して、社会の流れを感じ取り、将来に備えましょう!ビジネス書を中心に、歴史、政治、IT、教育など様々なジャンルの書評メルマガです。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/05/06

【本から峠 No.263】明治人の姿

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□□                          □□
□    本から峠の向こうの明日を見よう! 第263号  □
□□                          □□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今年、「昭和の日」が設定されました。
平成になって21年、昭和という時代も遠い過去になる中で、
もう一度、見直す必要があると言われている時代があります。

それは、「明治」という時代
日本人の価値観が、現代とは大きく違った時代。

今日は、現代と違う価値観について語られた本の紹介です。
------------------------------------------------------------
●子供達の世代に残してゆかないといけないもの
 そんな想いで「世界遺産ブログ」はじめました
  …→ http://blog.livedoor.jp/sekaiisan_navi/
------------------------------------------------------------
──────────────────────────────
■      明治人の姿      櫻井よしこ      ■
──────────────────────────────
著者の櫻井さんは、大正時代に出版され、ヨーロッパでも翻訳され
て、大きな反響を呼んだ、杉本鉞子さんの「武士の娘」という本を
通して、戦後、失われてしまった日本人の価値観を紹介しています


◎畏れ(おそれ)を知る日本人

 櫻井さんは「武士の娘」の杉本さんと同郷の新潟県長岡市の出身
 です。

 長岡は、冬は深い雪に閉ざされます。
 だからこそ、厳しい寒さの中で、自然に人間の力を超える大自然
 の力を体感し、その前では慎ましやかになり、信仰心も深まった
 ように思います。

 櫻井さんはこう述べています。

 「信仰心は、畏れと一体です。
  畏れは、自分は目に見えない力に生かされているという意識で
  あり、生かされていることへの感謝でもありました。

  その感謝の心が、謙虚で節度のある暮らしぶりの根本に
  あったのです。」


◎世界一子供をかわいがる日本人

 幕末に日本を訪れた外国人は、皆一様に子供たちが幸せそうに
 暮らしていることに驚いたそうです。

 「私は日本が子供の天国であることをくりかえさざるをえない。
  世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供の
  ために深い注意が払われている国はない。

  ニコニコしている所から判断すると、子供は朝から晩まで
  幸福であるらしい。」

 と日本で考古学や人類学を創設したエドワード・モースは
 語っています。


◎日本人の看取り方

 「武士の娘」の杉本さんは、母の晩年、郷里から姉を呼んで
 母と姉、杉本さんとそして2人の子供と一緒に暮らしました。

 この暮らしは、母を看取ることを前提とした暮らしでした。

 最後の瞬間まで、家族が一緒にいてくれることは、死にゆく人
 にとって一番うれしいことです。

 人の生き方は、その人に一生の終え方、死に方に繋がります。

 家族や愛する人の生をどのように支えるかは、どのように看取る
 かということと同義であると櫻井さんは述べています。

──────────────────────────────
□      たけみつの言いたい放題           □
──────────────────────────────
本書のあとがきにこうあります。


今、日本人とはどんな人々だったのか、日本がどんな国だったのか
知ることが重要です。

そのために私たちは、もっと歴史の語り継ぎをしたいものです。

年輩の世代は、自分の記憶の中にある両親や祖父母、自分を育み
愛情を注いでくれた人々について、その生き方や人生の全うの仕方
を語り伝えたいものです。

喜びの時はどう表現したのか? 悲しみの時はどう伝えたのか?
豊かな時はどう分かちあったのか? 危機の時はどう戦ったのか?
平和な時こそどのように心を鍛えたのか? 

そうしたことを語り継ぐ、一人一人の日本人の身体的な物語の集積
こそ、現代の日本と日本人に必要なのです。


自分たちの足元にあるものを大切にせず、目新しく外から入ってく
るものだけに観ていると日本人としての誇りを失ってしまうように
思います。

仕事の中でもそうです。
欧米から入ってきた成果主義を企業のバイブルのように敬い、実践
した結果、どのようになったかを見れば一目瞭然です。


日本人は、異文化を緩やかに受け入れ、良いとこ取りをすることが
得意な民族です。

良いとこ取りをするためには、日本人という軸がしっかりしていない
とできないと思うのです。
そのためには、日本人が本来持っていた価値観を知ることは絶対に
必要なことだと思います。

太古の昔から日本人が脈々と伝えてきた精神性のようなものを学ぶ
必要性を改めて感じました。

──────────────────────────────
■編集後記                        ■
──────────────────────────────
GW最終日になってしまいました。
今年から、みどりの日が、昭和の日に変わり、5/4がみどりの日に
なり、変な感じがしましたが、国民の休日という愛想もない名前
から「みどりの日」になったことは良かったような気がしています

それでも、祝日の数が先進国中1位というのにはビックリしました

休みを増やさないと、労働時間の短縮ができないことが原因の
ひとつのようですが、祝日には祝日である意味のようなものが必要
のように思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎セミナーの紹介です。

「カリスマ講師から学ぶ最強の学習法」特別セミナー


 某大手資格系専門学校で人気ナンバーワン講師多田健次
 & フォーカス・リーディング寺田昌嗣による特別講演会

10年間で3000人を指導し、合格に導いてきたカリスマ講師 多田氏が、
マガジンハウス社より『資格試験の合格技術』という書籍を出版

その出版を記念して、フォーカス・リーディング著者寺田昌嗣との
コラボ講演会が開催されます。


テーマ:「時代に翻弄されない、頼れる自分を創る最強の学習法」

・今の時代に生き残るために求められる資格とは

・資格に頼らない仕事力、資格を使いこなす仕事力を磨くために、
 何を考えるべきか

・読書や学びを、確実に成長につなぐための3つのフォーカスとは
  etc
 
★日時:2009年5月21日(木) 18:30〜21:00

★会場:東京国際フォーラム G602

★参加費:5,000円
 
※ただし、多田氏の新刊『資格試験の合格技術』を持っていくと
 2,000円引きになるそうです。

申し込みはこちら↓
http://www.office-srr.com/biz/column/articles/news/090521semi.html

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

◎「本から峠 紹介本プレゼント!!」

※毎月、紹介した本の中から1冊、プレゼントとご案内して
いましたが、最近の紹介本が図書館から借りている本も多く
必ずしも、紹介本をプレゼントできなくなってきました。

それで、2009年からは、プレゼント本に関しては事前に
ご案内しようと考えております。

月初にプレゼント本のご案内をして、月末に抽選のうえ
お届けしたいと思います。

5月度は、今回紹介した「明治人の姿」です

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

本日も、おつきあい頂きまして、ありがとうございました
これからも、ご愛読よろしくお願いします。m(_ _)m

メルマガの感想やご意見など、ぜひぜひお寄せ下さい。
いつも、お寄せいただくメールに元気を頂いています。
──────────────────────────────
◇今日の1冊情報
題 名:明治人の姿         著者:櫻井よしこ
出版社:小学館101新書        ISBN978-4098250271
アマゾンのリンクです-> http://tinyurl.com/df39nx 
──────────────────────────────
 発行者:    たけみつ(武田 光司)
 連絡先:    takemitsu07@gmail.com
 本から峠の向こうの日本をみよう!
  発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
  配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000177710.html 
──────────────────────────────
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る