2009/03/14
【本から峠 No.253】赤い自転車に乗って
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□ □□ □ 本から峠の向こうの明日を見よう! 第253号 □ □□ □□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 不況でリストラのニュースばかりが目立つ中、企業の在り方、 仕事の在り方を見直す時期が来ているような気がします。 今日は、仕事の本質を考えさせてくれる本の紹介です。 ------------------------------------------------------------ ●子供達の世代に残してゆかないといけないもの そんな想いで「世界遺産ブログ」はじめました …→ http://blog.livedoor.jp/sekaiisan_navi/ ------------------------------------------------------------ ────────────────────────────── ■ 赤い自転車に乗って 山村洋子 ■ ────────────────────────────── 今いるこの場所で必要な人になりたい。 そういう努力をしていれば必ず道はひらける。 本の帯の言葉です。 著者 山村さんの半生は、この言葉の実践の繰り返しでした。 ◎マイナスからのスタート 山村さんは、岐阜県で生まれました。 幼い妹の死から、父親は働かなくなり、酒と暴力の日々だった そうです。 家計を助けるため、高校を出ると岐阜の銀行で働き始めました。 働き始めて7年目に体調を崩して2週間休んでしまいます。 でも、戻って来たらそこに自分の机はありませんでした。 泣く泣く退職させられてしまいます。 そして、名古屋に出て電電公社(現NTT)に秘書として再就職 します。 ◎売上ナンバーワン 電電公社では、秘書の仕事ぶりが認められ係長に昇進します。 そして、NTTへの民営化に伴い営業職に変わります。 営業所では、事務職から変わってきた女性の管理職に対する 風当たりが強く苦労しますが、売り上げを上げることで、 認めてもらおうと覚悟を決めます。 ちょうどその時、テレフォンカードというものが発売されます。 料金先払いのこのカードは、最初は見向きもされませんでした。 山村さんは、カードをノベルティとして企業にまとめ売りをする ことを考えます。 大企業への売り込みが成功すると、それが噂になり売上げも どんどん拡大してゆきました。 そして、全国で売上げがナンバーワンになり表彰されるまでに なりました。 ◎最大のピンチ そんな山村さんに学校を創る手伝いをして欲しいというオファー がきます。オーナーの熱意に負け、昇進を蹴ってNTTを退職し 学校開設に情熱を傾け始めます。 でも、経営面でのオーナー婦人の横槍が入り、ことごとく対立 してしまい、やめざるえなくなってしまいました。 岐阜の両親への仕送りと名古屋での生活費 抜き差しならない状況になってしまいました。 NTTへ戻るわけもいかず、学校を創る中で学んだことから 研修講師としての仕事をスタートさせました。 生活費のこともあり、昼間は研修講師としての営業活動、夜は アルバイトに明け暮れます。 でも、訪問する企業では、ことごとく門前払いを受けて、全く 相手をされませんでした。 見栄から、NTT時代の知り合いの企業には訪問していなかった のですが、そんなことを言っていられない状況でもあり、相談に 出かけました。 ◎人の情け 知り合いの会社を訪問しますと、どこの企業も話を聞いて、 研修の仕事を紹介してくれました。 どこの企業も「昔お世話になったから..」といって仕事を紹介 してくれたのです。 さらに定常的な仕事も必要と..学校の講師の仕事も紹介された そうです。 さらには、苦労していることを知った古巣のNTTからも嘱託と しての仕事がきました。 ────────────────────────────── □ たけみつの言いたい放題 □ ────────────────────────────── 本書のタイトルの「赤い自転車に乗って」は、 研修の仕事をもらうために来る日も来る日も 赤い自転車に乗って 訪問したことからきています。 山村さんが、毎日、精一杯、自分の仕事に愚直に取り組み、 その場所で本当に必要な人でいたために 関わった人達からたくさん の応援が受けられたように思います。 どれだけ、真剣に周りの人と関われるか それを実践されていたため 関わって人からも大きなプレゼントが 帰ってきたのではないでしょうか? 人は、仕事でもプライベートでも縁というもので繋がっています。 その縁をどれだけ大切にするか そのことが、その人の人生を大きく支えることになるように思うの です。 愚直に真摯に一生懸命 人と関わる。 この不況時だからこそのテーマのように思います。 ────────────────────────────── ■編集後記 ■ ────────────────────────────── 最近、「縁」というものの不思議さを改めて感じています。 知り合うはずもなかった人と出会い、仕事やプライベートで関わり ができてくる。 これを、意味があると考えるのか? 単なる偶然と考えるのか? それは、その人の考え方次第です。 でも、意味あるものと考えると よりよい関わり方ができるような 気がしています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎「ビジネス発想源」の弘中勝さんが「さおだけ屋」で有名な 山田真也さんとおもしろい会を開催されます。 歴史好きで、親父が九州出身のため九州好きな私は、 即、申し込んでしまいました。 2009年3月18日、第3回「歴史ビジネスライブ」を開催します。 『小が大に勝つ経営発想源』をテーマに、 九州戦国時代の事例を見ながら学ぶ勉強会イベントです。 JR山手線の代々木駅から徒歩2分ほどのところにある 「代々木ビジネスセンタープラザ館」で開催します。 九州の戦国史には「小が大に勝つ」ポイントがたくさんあります。 この不況期を勝ち抜くための要因が見つかることでしょう。 ビジネスを大きく飛躍させるヒントを、ぜひお持ち帰り下さい。 ●第3回『歴史ビジネスライブ』 3月18日開催 → http://www.timestage.net/live/20090318.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎同じく山田真也さんと友人の齊藤正明さんの トークショーのお知らせです。 『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』 刊行記念トーク会 日時:2009年3月26日(木)開場 18:30 19:00 〜 21:00 場所:ジュンク堂書店新宿店8F喫茶コーナー 著者:齊藤正明さん ゲスト:山田真哉さん 会社員時代、理不尽な業務命令でマグロ船に乗船し、漁師のもの の見方、コミュニケーション術などが会社人生を送る上で役立つ ことに気づき、それを本書にまとめた著者齊藤正明氏。 ゲストに『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』などの著作を持つ 山田真哉氏をお招きし、本書にないマグロ船の体験談を根堀り 歯掘り聞き出します。 http://www.junkudo.co.jp/event2.html ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◎「本から峠 紹介本プレゼント!!」 ※毎月、紹介した本の中から1冊、プレゼントとご案内して いましたが、最近の紹介本が図書館から借りている本も多く 必ずしも、紹介本をプレゼントできなくなってきました。 それで、2009年からは、プレゼント本に関しては事前に ご案内しようと考えております。 月初にプレゼント本のご案内をして、月末に抽選のうえ お届けしたいと思います。 3月度は、佐藤伝さんの『幸せをかなえるメモの習慣』です ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 本日も、おつきあい頂きまして、ありがとうございました これからも、ご愛読よろしくお願いします。m(_ _)m メルマガの感想やご意見など、ぜひぜひお寄せ下さい。 いつも、お寄せいただくメールに元気を頂いています。 ────────────────────────────── ◇今日の1冊情報 題 名:赤い自転車に乗って 著者:山村 洋子 出版社:到知出版社 ISBN978-4884747947 アマゾンのリンクです-> http://tinyurl.com/caa5lo ────────────────────────────── 発行者: たけみつ(武田 光司) 連絡先: takemitsu07@gmail.com 本から峠の向こうの日本をみよう! 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000177710.html ──────────────────────────────



