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「東大合格者の母親は、大半が専業主婦」だそうですが、共働きの親の下でも優秀な子どもは育ちます。《保育園→学童クラブ→私学トップ校→医学部》という我が家の子育てにはちょっとしたコツがありました。現役の教員としての実践例でもあり、自信を持ってご紹介致します。

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2008/05/05

○●元も子もない●○

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        〈忙しいママでも優秀な子が育つ〉

     第88号               2008年5月5日

         ○●元も子もない●○

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子どもの日、いかがお過ごしですか?

日本の子どもの数は過去最少を更新していますが、子どもの生みにくさ、

育てにくさはちっとも改善されていないように感じます。病児保育ひと

つとっても、社会的なバックアップがちっとも進みません。


なのに、仕事を休みにくい日本の職場環境も変わりませんね〜。育児の

苦労はもっぱら母親一人が背負いつづけているお国柄です。


豊かな社会に見える日本ですが、その「豊かさ」は本物なのでしょうか?



その延長線上にあるのか否かはわかりませんが、学校現場では子どもの

鬱病が増えているように感じます。


アスペルガー障害・ADHDも気になりますけれど、教室での深刻さから

言うと高機能自閉症と、鬱病の子どもへの対応は教員も手探りだし、

周囲の生徒は事情を知らされないから、もっと困惑しています。


「不登校」と一括りにされてきた子どもたちの中にも、こういった特別

な配慮を必要としていた子が随分混ざっていたのではないでしょうか。


大人だと、心身ともに辛くなって受診して「鬱病」と診断されれば、

休職するというケースが多いと思います。でも中高生の場合、その判断

にたどり着くまでに、2〜3年かかってしまうことがあります。


傍からみていると、「まさか」「そんなはずない」という親心が治療を

遅らせてしまうケースもありました。


「すぐ元に戻る」とか、「将来、なりたい仕事・目標が見つからないか

らだ」とかと保護者がお考えになり、病院に連れて行くようお願いして

もなかなか動いてもらえません。


親としては、病院に連れて行くこと自体が、現実を認めることだし、辛

いことなのでしょう。



少し前だと(5、6年前)、こういったケースは親御さんには、今より

もっと受け入れてもらいにくい事でした。


「病院へ」と勧めると「ウチの子を気違い扱いする気か!?」と訴えら

れそうになりました。そうなるともう、教員も及び腰になります。


その前年には内科医をしている保護者に、専門医の受診を進めると、

「子どもと家ではコミュニケーションはとれている、素人が何を言う

か!」と、これまた険悪になってしまいました。そのコミュニケーショ

ンとは、親の部屋と子の部屋をつなぐパソコン上の会話であり、生の声

を発してのものではありませんでしたが。


この子の場合、高機能障害という診断を得て治療にはいるまで、結局4

年もかかってしまいました。


当事者である子どもにしてみれば、親に無理に学校へ引っ張ってこられ、

留年も味わい、辛かったことでしょう。


私も含めて、親の目は「我が子」に関しては、くもるものなのだとしみ

じみ思います。平安時代にも「子ゆえの闇」と表現されています。


自分の子であるばっかりに、子どもの真実が見えなくなるということな

のでしょう。


あまり見えすぎても、子どもを叱りとばすことになってしまいますし、

本当に親のありようは難しいものだと思います。



「子ゆえの闇」に迷う親を狙った(?)新手の業者について、ご相談を

いただきました。


な〜んと、学校の定期テストの過去問を売っているのです。


ある私学で(どういうわけか、)毎年の定期テストの中身が同じで、

過去問を手に入れれば得点が楽になるという有名校があり、そのため、

それを親のネットワークで「見せてあげる、あげない」といういじめが

あるという話は聞いたことがありました。これは保護者の中での問題で

した。


が、今回ご相談いただいたのは筑波や学芸やお茶大といった付属中学校

生をターゲットにした「業者」が仲介するものです。


附属中学の六割近くの生徒が付属高校進学時にふり落とされて、他高校

に進学させられることになる学芸大付属中学などは特にニーズがあるの

でしょうね。


定期テストによる内申が八割以上のウェイトで、付属高校進学の可否が

判断されるとなれば、親心としては切実です。「過去問二十年パック」

なんて言われたらグラッとしちゃいますよね。


すでに昨年の問題まで入っている!!(業者に売ってる生徒がいるって

ことでしょうかね?)


その業者の会員になると、「附高の入試を作っている先生に、特別に

執筆いただいた問題」までついてくるという気の利きようです。



どんなきっかけであれ、勉強につながるのは良いのですけれど、そのす

ぐ三年後の大学入試の際に、役に立つような学力がついてくる勉強にな

るか、否かが肝心です。


学芸付属校は浪人多いですよね、こんな事もひょっとすると一因かもし

れません。偏差値の割に、現役で有名大に入学できていない…



長い目で見た判断が、親に求められる場面ではないでしょうか。


指導要領についての進度がバラバラな付属中の勉強だけに対応出来る学

力を今つけても、すぐにまた大学入試にあわせた勉強を始めねばならな

いわけですから、内申をあげるだけの勉強は無駄が多く、実りの少ない

虚しいものと言わざるをえません。



子供のすぐ目前にある障害だけをみるのではなく、親だからこそ、その

字の如く「木の上に立って、(遠くまで)見」通しを持った助言をして

あげられるといいですね。 


結局は、学問に王道はないということではないでしょうか。コツコツ、

一歩ずつ、その子のペースでその子の理解に応じて、確実に進めていく

ことが、遠回りに見えても早いのかもしれません。


あと一日でGWも終了です。あっという間に中間テストですけれど、

親が焦るあまり、子どもに有形無形の負荷をかけすぎないよう、追いつ

めすぎぬよう、心を病まぬよう、ご一緒に、手綱の引き具合に留意して

参りましょう!親って本当に大変です…


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