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2008/09/16

■□プレ鬼!第2号 〜 質問されると、しどろもどろになっちゃうんです・・□■

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研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents

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『プレ鬼!』第2号:
    質問されると、しどろもどろになっちゃうんです・・・
(プレゼンテーションの鬼!)

プレゼンテーション、好きですか?
プレゼンテーション、得意ですか?
好きな人も嫌いな人も、得意な人も苦手な人も。
プレゼンテーションの鬼の指導を受けて、一段上に抜け出そう。
プレゼンテーションの鬼!

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読者の皆さま

こんにちは。株式会社チェンジの鈴木菜穂子です。
皆さん、3連休はいかがでした?
14日は中秋の名月でしたので、私はそれにかこつけてお団子を
いただきました。

さてみなさん、中島さんのことをご記憶でしょうか?
若手社員の中島さん(25)。ちょっとプレゼンが苦手です。
見かねた彼女のカオリさんに紹介されて、謎の道場に通い始め
ます。
前回は、鬼の指導を受けて、無事にプレゼンテーションを終えた
中島さん。さて、今回はどうなるでしょう?

おや、中島さん、ちょっと落ち込んでいるようですよ。

第2回のテーマは、『質問されると、しどろもどろになっちゃう
んです・・・』
プレゼンが得意な方も、実はちょっと苦手な方も、
お楽しみ頂けると幸いです。

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◆◆◆プロローグ:休日のふたり◆◆◆

中島は、大きくため息をついた。
「どうしたの?またため息ついて。」
せっかくの連休だというのに、カオリと久々にゆっくり過ごせる
というのに。
気が晴れない自分を、それをカオリに心配されている自分を、
中島は情けなく思った。

連休前のプレゼンテーションは、最悪だった。
鬼の教えに従って、緊張をほぐして臨んだプレゼンテーションは、
途中までは完璧だった。

一通り説明を終えると、それまで黙って聞いていた部長が、
口を開いた。
「提案してもらったシステム、よそで導入したときはどのくらい
かかったの?」
「・・・・」
「そうですね、例えばある証券会社さんに導入した際は・・・」
花沢課長が代わって答えるまで、せいぜい20秒程度の間があいた
だけだっただろう。
しかし中島には、永遠にも思える時間だった。

「また、行ってみたら?」
カオリの声で、中島は我に返った。
「いや、でも、遊びに行くって」
「来週にしよ。」
カオリは、にっこり微笑んでいた。
「ごめん!来週埋め合わせするから!」


◆◆◆悩みその2:
 質問されると、しどろもどろになっちゃうんです・・・◆◆◆

「帰りの車中で、花沢課長に言われました。質問にうまく対応
できるようになって初めて一人前だよって。せっかく、落ち着いて
プレゼンできるようになったと思ったのに・・・」
鬼は、黙っていた。
「『次回からは、事前にチェックするから、私の前でプレゼン
しなさいっ』って、言われちゃって・・・」

「お前が真っ白になったとき、どうして課長は答えられたと
思う?」
「そりゃ、課長は経験もあって、いろんな事例も知ってるし・・」
「じゃあ君も、経験があって事例を知っていたら、しどろもどろに
ならなかったんじゃないのか?」
「そりゃそう・・ですね。」
「納得いかないのか?」
「だって・・・すぐに課長と同じだけの経験をするのは無理です!
どうすればいいんですか?」

「中島。君はなんで俺のところに来ている?」
「へ?えぇと、鬼さんがプレゼンのことに詳しいから、いろいろ
教えてもらえば、僕もプレゼンが得意になるんじゃないかと。」
「それが答えだよ。」

◆◆◆答え1:使えるものは使え◆◆◆

「さて、中島。俺は君よりもプレゼンテーションの経験が多い。
だから君は、プレゼンが得意になるために修行に来ている。
そうだろ?」
「ええ。」
「課長は君よりもプレゼンテーションの経験が多いし、業務の
経験も多い。だから事例も多く知っているんだ。
教えてもらい、盗ませてもらうことで、君のプレゼンテーション
もうまくなっていく。そうだろ?」
「・・・」
「せっかく上司が事前に見てくれると言っているんだ。ありがたい
限りじゃないか。プレゼンの場にも同席してくれる。こんな
恵まれたことはないじゃないか。」

ふと顔を上げると、鬼の穏やかな表情が目に入った。
「使えるものは使え。できるだけ事前に課長を使って準備して
おけば、質問されたって落ち着いて答えられるはずだ。」
「・・・はい。」
「経験が少ないうちから、全部自分でうまくやれるわけがない。
使えるうちは、上司でも先輩でもうまく使いなさい。
もちろん、俺のこともだよ。」


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◆◆◆答え2:質問してくれてありがとう◆◆◆

「まだ何か、ひっかかることがあるのか?」
「なんていうか・・・質問されるのは好きじゃないんです。
完璧なプレゼンをしたら、質問なんて出ないじゃないですか?
ボクは、そういうプレゼンをしたいんです。」

「なーんにもわかっちゃいないなぁ」
穏やかな口調が、逆に突き放されたような怖さを与えた。

「俺は、108の答えを持っているんだ。」
「え?」
「『質問されると、しどろもどろになってしまう』という悩み
に対して、俺は108通りの答えを持っている。どの答えが合う
のか判断して答えなければ、君をプレゼンの得意な若者に育てる
ことはできないわけだ。」
「はぁ・・・」

「108の答えから、どれがぴったりくるのか、顔を見るだけで
判断するのはさすがの俺にも無理だ。だから、待っているんだ。
質問されるのを。何に困っているのか、説明するのを。」
もしかして大事なことを言っているのかもしれない。
中島はメモ帳を取り出した。

「プレゼンだって同じだ。部長が君の提案に対して、どう思って
いるのか、何を懸念しているのか、君は顔を見ただけでわかる
わけじゃないだろう。でも部長は質問してくれた。だからわかった
んだ。こんなありがたいことはないだろ?」
【質問はありがたいもの】、中島はメモした。

「当然、プレゼンする側は、聞き手がこんなことを気にするん
じゃないかと事前に考え、答えを用意しておく。でも本当に
何が気になるのかは、聞き手しかわからないんだ。」
「じゃあ、質問が出たほうが、いいプレゼンなんですか?」
「そうだ。それに人間、興味の全く湧かないことには質問すら
しないだろ?そういう意味で、質問が出ないプレゼンテーション
は、不安と言わざるを得ない。」
「確かに。」

「他に何か気にかかることはあるか?」
「えーと、いえ、大丈夫です。ありがとうございます!」
「じゃ、早く帰れ。来週を待たずに、少しでも埋め合わせ
するんだな。」
「?!」


◆◆◆エピローグ:お客様へのプレゼンテーション◆◆◆

プレゼンテーションの前日、中島は自社でリハーサルをした。
花沢課長が部長役として立会い、質問をしてくれた。
資料や説明にわかりにくさがある部分は修正をし、課長が
アドバイスしてくれた事例やデータを調べ、手持ち資料として
用意した。

先方でのプレゼンテーションは、順調に進んだ。
一通り説明が終わり、部長が口を開いた。
「紹介してくれた食品メーカーでの事例だけど、具体的には
何年かかったの?」
中島は手元のページをめくり、落ち着いて答え始めた。
「はい。先ほどご紹介したケースでは3年かかっています。
これは平均的な期間です・・・」

花沢課長からは、「中島さん、今日は落ち着いて答えられた
じゃない!安心して見ていられたよ!」と褒められた。

中島はにやっとしながら、こう思った。
「プレゼンテーションの鬼、どうもありがとう!
・・・ところで、なんでカオリのこと分かったんだろう?」

◆◆◆今週の中島メモ◆◆◆

質問されると、しどろもどろになってしまう・・・
・経験者を使う
  →事前にプレゼンを見てもらい、質問してもらう
  →資料を見てもらって、出そうな質問と答え方の
   アドバイスをもらう
  →可能なら同席してもらう。答え方や内容を盗む
・質問はありがたいもの
  →何が気にかかっているか、どこに興味があるか、
   わざわざ教えてくれるのが質問
  →答えを事前に準備しておき、質問に合わせて答える
  →質問のないプレゼンは要注意

 
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『プレ鬼!』第2号
(プレゼンテーションの鬼!)

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