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番外コラム第4弾:対上司編『上司をマネジメント』会社に上司は付きものです。再現性のある上司マネジメントスキルを身に付けましょう。

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2007/12/10

■□番外コラム 第6号□■

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研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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番外コラム編
『作業の観点に着目した部下育成の勘所』
 第6回:総集編 〜振り返りチェックリスト

 部下育成は、上司の地道な努力から。
 実践性を重視したチェンジの考える部下育成手法コラム

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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの伊藤です。

12月上旬となり、すっかり冷え込んできました。
ますます朝起きるのが辛い季節になってきましたね。
特に週の始まりは体に堪えますが、重い体に鞭打って(?)
今日も進めていきたいと思います。

さて前回まで5回に渡り、部下育成のための手法について、チェンジ
なりの解釈/アプローチを展開してきました。
便宜上、細かく単元を区切って考え方を紹介してきましたが、
実際の現場での部下育成は、日々忙しい業務の中で、準備から実践
までの流れを、入り組んだ形で進めていくものでしょう。
そのためにも、個々の考え方/やり方を振り返り、是非使える部分
からでもスタートを切っていただけると嬉しいです。

今週は皆様の頭の整理と実践への第一歩のために、簡単な診断
チェックリスト形式で、これまでの内容を振り返っていきたいと
思います。

他のさまざまなスキルに比べても、特に部下育成力は上司自身が
測定/評価することが難しいものです。
部下がなかなか育たないことに悩むことはあっても、部下がグングン
成長したときに必ずしも上司としての自分の力なのかどうかは、
クエスチョンマークがつくものです。

なんだか割に合わないような気もしますが、これも上司の仕事と
捉えていただきつつ、「自分は部下育成できているか?
(備えられているか?)」をチェックしていきましょう。


◆◆◆チェックリスト(準備編)◆◆◆

まずは部下育成の準備編です。
次のチェックリストに回答してみましょう。

 □ 1.自分の仕事を大きく3-5個の塊に分けて説明できる

 □ 2.自分の時間の円グラフがさっとかける

 □ 3.本来時間を使いたい(使うべき)仕事のイメージがある

 □ 4.仕事に取り組む前に進め方/段取りを一度イメージしてから
    はじめるようにしている(とりあえずやるか!ではない)

 □ 5.予想外に時間の掛かる作業が頻発し、納期間際に悪戦苦闘
    することはあまりない

 □ 6.自分の時間を多く使っている仕事こそ、
    なるべく部下に移管するようにしている

 □ 7.部下とともに会議に臨む際には、部分的にでも部下の説明
    パートをつくり役割分担している

 □ 8.部下のスキルは経歴だけでなく、過去の実務経験(事実)
    を確認しながら判断している

 □ 9.部下に作業を依頼する前にある程度、結果の予測はついている

 □ 10.部下(ごと)の半年後に「できるようになっていること」
    をイメージできる


お疲れ様でした。なかなか満点を取るのは難しい項目ですが、
これらの10問が準備編のチェックリストです。
当コラムの第2回/第3回で触れた内容を別の角度から整理しなおした
ものになります。


◆◆◆作業の分解(チェックリスト1-3)◆◆◆

チェックリスト1〜3は、作業の分解に関するものです。

部下に作業を移管して上司自身は本来自分が実施すべき作業に移って
いくためには、まず自身の作業を分解することが出発点です。

1.自分の仕事をいきなり細かく分解できなくとも、大きく分けて何を
 しているかを常にイメージしましょう。「いやぁ、いろいろあって
 忙しいんだよね〜」では部下への作業移管は進みません。

2.円グラフである必要はありませんが、自身の時間がどの仕事に
 振り向けられているかを把握しておきましょう。
 分単位までは不要ですが、全体の8割程度の時間がどのように使われ、
 どの作業が重いかを理解しておくことがポイントです。

3.一生懸命、部下にタスクを移管したはいいが、実はその先に何を
 すべきか?のイメージがないのでは困ります。「今できていない
 仕事」が何かを考え、また部下に示すことが効果的です。


◆◆◆作業の評価(チェックリスト4-6)◆◆◆

チェックリスト4〜6は、作業の評価に関するものです。

分解した仕事を評価し、作業の移管と部下育成のための素地を作ります。
切り出した作業をなんでもかんでも渡すのではなく、自身でやる作業と、
部下に任せる作業に分けましょう。

4.まず上司が仕事の構成要素と流れを理解していることが求められます。
 これができていないケースが部下からすると「丸投げ」に見えるわけ
 ですね。後段のモニタリング/レビューのためにも、仕事の全体像/
 手順の説明性を高めましょう。

5.仕事の評価を行う際には、納期/難易度がひとつの観点になります。
 部下にとって適切な納期や難易度の作業を見極めておくことで、
 仕事全体をスムーズに回しましょう。
(自分ひとりだとついつい納期直前対応になりがちですが、
 部下に任せる前提ではそうもいかないケースが増えてきますよね)  

6.細かい作業から移管を進めるケースもありますが、視点としては、
 「作業を渡すことでどれくらい自分の時間が空くか?」を重視
 しましょう。より多くの時間をかけている作業を部下に渡すことで、
 自分は本来すべき業務に時間を使うイメージを持ちましょう。


◆◆◆成長シナリオを描く(チェックリスト7-10)◆◆◆

チェックリスト7〜10は、部下の成長シナリオに関するものです。

分解/評価した作業について、部下に移管する順序を決め、またそれぞれ
の完了基準(できるようになった状態)を提示しましょう。
あわせて完了基準に到達するまでの目安期間を置くことで、部下が
スキルアップの目標をクリアに持つことができます。

7.例えば会議での説明(顧客への訪問なども同じ)において「資料説明」
 を1作業と見なすのではなく、導入部と本論に分けて分担するなど、
 どのような作業でも細かく分担することは可能です。
 部下が明確にネクストバッターズサークルに立っている状態を演出し、
 「次はココまでやるぞ!」と短いスパンの目標を持たせましょう。

8.部下の持つスキルに応じた仕事の難易度や大きさを考える必要が
 ありますが、部下のスキル自体を見極めなければ話が始まりません。
 スキルレベルの判断は決して簡単ではありませんが、経歴だけに頼る
 ことはお勧めしません。具体的に以前の仕事でどのような役割で、
 何を成し遂げたかといった事実に着目しましょう。

9.部下の成長シナリオを描くことは、裏を返すと上司としてのフォロー
 計画を立てることになります。部下が今回の作業でどのような成果を
 生み出すかを冷静に予測し対応を練っていくことが、有事を避けて、
 部下の自信につなげるためのポイントです。

10.部下それぞれが半年後にどれくらい作業をこなしているかのイメージ
 を持つことは、翻って、上司自身の仕事がどれくらい移管されているか
 を表します。部下育成を通して自分の時間の円グラフがどのように
 変化するかのイメージを持ちましょう。


◆◆◆来週は実践編の振り返り◆◆◆

準備編のチェックリストいかがでしたでしょうか?
皆さん自身にあてはめての振り返りの一助となれば幸いです。
さて、来週はいよいよ最終回、実践編の振り返りをしていきましょう。
ついついやってしまうNG行動などもあわせて確認して、来年からの
部下育成に向けたインプットとなるよう仕上げてまいりたいと思います。


それでは来週またお会いしましょう。




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『作業の観点に着目した部下育成の勘所』<第6回>

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