2009/10/23
2009年10月23日第39号(通巻第191号)
◆◇◆◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「週刊・東京流行通訊」(日本語版)2009年第39号(通巻第191号)・FOR MEN・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆◇◆◇ 電========================================================================== ±0秋の新作発表会 今年の10月で開店5周年を迎えた「±0(プラスマイナスゼロ)青山本店」で、10 月7日に±0ブランドの新製品発表会が行われた。世界の工業デザイン界でも評判の高 い±0が、その斬新な姿で新たな注目を浴びている。電圧が異なるために海外では使 用できない製品もあるというのに、購入者の四分の一が外国人であるという事実には 驚かされる。もちろんそれは有名デザイナーの深澤直人さんの力によるところが大き く、商品そのものがたいへん魅力的なのが人気の秘密だろう。 さて、新しい±0にはどんな商品があるのか見てみよう。 ●単純化と実用化 「加湿器S(アロマ)」は、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクション に選ばれたドーナツ型の「加湿器Ver.3」の周囲をそぎ落とし、直径160mmの円筒を残 した形のものである。「加湿器Ver.3」のデザインコンセプトは変えないまま、デス クやベッドサイドでも使える大きさになっている。「オーブントースター」は、万能 式小型オーブンといった風情で、食パン、ベーグル、パイ、餅なども焼くことができ る。トレイは取り出して洗うことができ、設置するのも持ち運びも簡単な、日常生活 の便利なツールである。 ●新しい色と新しい素材 「加湿器Ver.3」が2003年に初めて登場した時、それまでのデザインの概念を覆す 新しい風が吹き込まれたが、今回、同じシリーズにさらにグリーンが加わった。ちょ っと見るとインテリアに合わないようにも感じられるが、意外に空間にマッチしてい る。今年のグッドデザインを受賞した厚さ5mmの「ウォールクロック」は、金沢の金 箔製造メーカーとコラボレーションし、金箔、銀箔、銅箔をほどこした特別バージョ ンも発売。本来は素朴な掛け時計に華やかな色彩を与えている。 ●合理性と環境保護 「電子計算機XS」は名刺より小さいカード型で、ポケットや手帳の中にも入れるこ とができる。「リストウォッチ」は、文字盤やベルトの組合せが4種類あり、ベルト を固定するバネ棒が省略され、全体がひとつのまとまりというイメージが強い。±0 の製品は、シーンが生活に溶け込んで人々の思い出になり、製品を買ったときの新鮮 な気持ちや好奇心が持続して、5年後、10年後にも±0の製品が使われ続けることが期 待されている。「それはある意味から言うと、環境保護の精神にもつながるものです 。」深澤さんは意義深い言葉で今回の発表会を締めくくった。(咫尺執筆) 【耳寄り情報】11月末より、台湾で±0ブランドが初上陸!「誠品信義店」(台北市 信義区松高路11号TEL:886-2-87893388)と「誠品敦南文具館」(台北市敦化南路一段 245号B2 TEL:886-2-27755977#700)で±0商品(家電を除く)を入手することができ る。 ●±0公式サイト http://www.plusminuszero.jp/index_j.html ±0オンラインショップ http://www.pmz-store.jp/index.html 車========================================================================= ホンダのパーソナルモビリティ 見た目はまるでサーカスの一輪車のようだが、業界の「未来兵器」として注目され ているこの乗り物は、自動車メーカーのホンダが開発した一人乗りコンセプトカー、 「ホンダU3-X」である。 ホンダは、誰もがよく知っている自動車産業のほか、飛行機エンジンやロボットな どのハイテク分野でも活躍している。2008年の「歩行アシスト」に続いて今回発表さ れた「U3-X」パーソナルモビリティでも大きな反響を呼び、世界中から注目されて いる。未来都市の個人の移動手段をコンセプトとしてデザインされ、ホンダのバラン ス制御技術を搭載して、ユーザーが体を前後左右に傾けることによって車両の進む方 向を調整することができ、人が歩くのと同じようにあらゆる方向に自由に移動するこ とができる。 一輪車のような外観から、乗る勇気が起きない人もいるかもしれない。だが実は「 U3-X」に乗るのも操作するのも、非常に簡単なのである。ホンダのバランス制御技 術について理解すれば、心配もなくなるに違いない。ホンダのバランス技術システム はASIMOにおいて開発され、人間工学にもマッチしており、乗っている人の体を自動 的に感知してバランスを保ってくれる。また、配備されたセンサーがユーザーの体の 傾斜を感知することによって、行きたい方向や速度を確定する。この技術では、現在 のところホンダが世界のトップである。 「U3-X」の全体の形は数字の「8」のようになっていて、よく見ると下の大きな車 輪は一つの車輪ではなく、複数の小さな車輪をつなぎ合わせて大きな車輪を構成して おり、一輪車とは異なっている。小さな車輪が横向き移動を行い、大きな車輪が前後 移動を行っているのである。 「U3-X」は全長315mm、幅160mm、高さ650mm、重さ22ポンドで、ユーザーが持ち歩 くのにも便利だ。動力はリチウムイオン電池を利用し、フル充電時で1時間走行が可 能である。現在「U3-X」は研究段階で、ホンダではまだ市場で販売する予定はない 。しかしそう遠くない将来、「U3-X」が都市の中で最も小さい交通手段となって、 忙しい人々や体に障害のある人々に便利な生活をもたらしてくれるかもしれない。( tata執筆) ●「ホンダU3-X」動画 http://www.youtube.com/watch?v=I6gz3_ez2lk 書========================================================================= 坂井直樹先生の著書が中国語に 10月20日、デザインコンセプターの坂井直樹先生の著書「デザインのたくらみ」の 中国語版が台湾で発売された。中国語の書名は「設計的図謀:改変世界的80個日常創 意陰謀」(デザインのたくらみ:世界を変える80の日常的創意の企て)である。ここ には坂井先生が雑誌「PEN」に四年間連載したコラムの内容のすべてが収められてい る。先生のデザインに対する考えや思想をつづった一つ一つの文章から、読者は「デ ザインの本質」を言葉によって感じ取り、「デザインの魅力」を解読し、デザインと いうものの神秘のベールを取り去ることができる。 本書は段階を追ってわかりやすく書かれ、内容は多岐にわたっている。デザインの分 類や芸術の意味と目的、成功を収めた会社とその個々のデザイン作品の分析、顧客の 価値観の変化に関する研究、消費者が購買によってどのように自分の美的素養と個性 を体現するかなど、様々な角度と立場からデザインの見方を叙述し、デザイナーとデ ザイン愛好者に、デザインに対して改めて考える機会を与え、これまでデザインを「 表面的な工夫」と考えていた一般の読者も、「デザインのたくらみ」によって啓発さ れ、多くの収穫が得られるに違いない。 中国語版「デザインのたくらみ」は、本編集部と台湾の雑誌社「LaVie」の共同企 画によるもので、坂井先生が自ら中国語圏の読者のためにあとがきを執筆した。あと がきの中で坂井先生は、アジア、特に中国の80年代以降のデザイン製品の新しい感性 や、デザインの発展の趨勢について自身の考えや観点を述べている。 「最近のアジアのデザイン力は、新しい世代を迎えて、ずいぶん進化しているよう です。中国ではカーデザインの学校もあるくらいデザインに力を入れています。我々 が日常的に使っているアップル製品なども台湾製を多く見受けます。また韓国のサム ソンは、とてもデザインに力を入れていてデザイン学校の経営も行っているくらいで す。こうして日本を取り巻くアジアの国全体のデザイン力は、十年前に比べて格段に レベルアップしています。理由は様々ありますが、EUや日本のデザイナーとの交流が 多くなったことや、中国が世界の工場といわれるようになって、デザイン先進国のプ ロダクトの生産を多く受注生産して『製造法のみではなく、結果としてデザインも学 んだこと』も大きな理由だと推測します。」 坂井先生は、自分の本を中国語圏の読者に読んでもらえることをたいへん喜ぶと同 時に、この本を通じて中国のデザインの発展を後押しできることを願っている。(zh uoling執筆) ●坂井直樹公式オフィシャルブログ http://www.sakainaoki.com/index.html 博客来オンライン書店 http://www.books.com.tw/exep/prod/booksfile.php?item=0010450613 人========================================================================= 「自分チラシ」で自分を売り込む 仕事探しでも、顧客に会う場合も、パーティに出るときも、お見合いをするときも 、相手に深い印象を与えることが成功の第一歩である。だが、一分一秒を争うテンポ の速い社会にあって、自分を本当にわかってもらうことの難しさは、内向的な人だけ の悩みではないだろう。多くの人の波に埋もれてしまうのを望まない人なら誰でも、 自分が人の注目を集める力を持つことを願っているに違いない。 そこで、その夢を現実にするために、姫路のあるIT企業が、10月5日から新しいサ ービスを開始した。この「自分チラシ」というサービスは、顧客のために自分だけの 宣伝チラシを作ってくれるというものである。 まず専用のサイトにアクセスし、「営業」「交流会」「就活」「ブライダル」「婚 活」「その他」の六つの中から作りたいチラシのカテゴリーを選択する。そしてその 分類のテンプレートの中から自分の好きなものを選ぶ。大きさはどれもA4サイズで、 自分の写真、PRの言葉、自己紹介の三つの部分から構成される。仕事を探すための「 就活自分チラシ」を例にすると、七種類のテンプレートから選ぶことができる。簡潔 に仕上げた正統派のデザインもあるし、個性を強調したファッショナブルなものもあ る。自己PR欄の内容にも、感性によって自分の考えを述べるものや、積極的に目標を 設定するものや、元気いっぱいに表現されたものなどがあって、顧客が自分の性格や 相手企業のタイプによって適切なものを選ぶことができる。 心の中で大体の構成が固まったら、チラシ作成を開始する。顧客が費用を支払い、 サイト上に写真をアップし、自己PRを書けば、自分の考えどおりの「自分チラシ」が 自動的にできあがる。さらに専門家がそれを修正して美しく仕上げ、メールで確認し た後、最後に印刷となる。約10日で、印刷の美しい、世界で一つだけの「自分チラシ 」が送られてくる。 「自分チラシ」の価格は、100枚で16000円、500枚で17000円、1000枚で18000円であ る。(劉詩音執筆) ●「自分チラシ」 http://www.jibunchirashi.com/ 交流の広場================================================================== →可愛いです!電気コードはいつも邪魔で、インテリアには邪魔な存在ですが、これ があれば部屋もすっきりします。(「発想をもたらす導火線」を読んで)【日本 お けーはん】 ←このように「何気ないものをすばらしいものに変える」方法は、デザインに携わる 人々が参考にできるだけでなく、クリエイティブな分野で活躍する人々にも大きな啓 発を与えてくれますね。 →「THE GUNZE」の下着を買うには、どこのサイトを見ればいいですか?(「クール な男のすてきな下着」を読んで)【台湾 kiki】 (http://tw.myblog.yahoo.com/jw!RrVlJqCYHwJ2cA7F6O90/profile) ←GUNZEの直営店、GUNZE e styleで買うことができます。(http://estyle.gunze.co.jp/ )日本語がわからない場合は、ご連絡ください(info@tokyo-fashion.net)。購入の お手伝いをいたします。 編集長の一押し============================================================= 果物そっくりのクダメモ 紙の材質と印刷技術を巧みに利用し、いつもびっくりするような製品を次々に発売 している「D-BROS」が、また一つ、可愛いものが大好きな人々の心を斬新なアイデ アで喜ばせてくれる。目の前に置かれたのは、きれいにカットされた果物……ではな くて、本物の果物の爽やかな香りを伝えてくれそうなメモ用紙、「KUDAMEMO」である 。そこに置いてあるだけで、周囲を楽しい気分に変えてくれる。 「KUDAMEMO」は、「果物」と「メモ」を組み合わせた造語だ。りんごと洋ナシの形 をしているだけでなく、より本物らしく見せるために種の絵まで印刷され、中心には 本物の枝がついている。メモ用紙は150枚つづりで、はがしてメモに使えば、普通の メモ用紙と変わりがないが、軸につけたまま360度開いた様子は、おいしそうな果物 そのものだ。 「KUDAMEMO」のメモ紙は幅約4.5cm、高さ約10.4cmで、それらが集まってできた果 物は本物とほぼ同じ大きさである。1個売りもしているが、一箱(6個入り)で買うこ ともでき、果物保護用の同系色のネットに包まれ、果物店で使われているようなダン ボール箱に詰められている。この赤いりんごとライトグリーンの洋ナシは、飾ってお いて人に見せたり、プレゼントにしたりすれば、ちょっと錯覚を起こしてもらえるか もしれない。 見た目も美しいこの「KUDAMEMO」は、視覚性と実用性を兼ね備え、デスクやテーブ ルに置いても爽やかな気分になれるし、友達や同僚、あるいはお客様にプレゼントし ても、ちょっとメモに使っても、温かい微笑みを誘うことができるだろう。「KUDAME MO」はデザインそのものに深い思想があるわけではないが、一目見たら忘れられない 存在であることは間違いない。 メモ製品の中ではちょっと値段が高いが、手作りの製品として考えると、そのデザ インの価値が深く感じられ、値段のことなど気にならなくなるだろう。(姚遠執筆) ●D-BROS公式サイト http://www.d-bros.jp/ ◆◇◆◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【配信元】 アラヤ株式会社 (http://www.alaya.co.jp) TEL: 03-5773-1811 (代) / FAX: 03-5773-1814 * 内容に関するご意見・ご要望・ご質問はinfo@tokyo-fashion.netまでお願いいた します。 * 配信登録・停止は http://sub.tokyo-fashion.net からお願いいたします。 * 本文章の内容の無断転写・複写・コピーはお断りいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆◇◆◇


