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2007/03/30

■システム・トレード■イチヨコ No.129

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       ★1回1語!ヨコ文字経済用語レッスン★
      
            2007年3月30日 No.129

    
            ■ システム・トレード ■

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■はじめに■



『イチヨコでややこしいヨコ文字もイチコロ!』


イチヨコ第2期では、経済用語の中でも、株式・債券・投資信託などの投資に役立
つ言葉に焦点を当ててお届けしていきます。
ときどき僕独自の偏った用語解説になったり、脱線することもありますが、他の
用語解説では得られない情報も入れていきますので、ご容赦を!

ぜひ、みなさんの投資ライフに役立ててくださいね。


それではレッスン開始です!


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■ Trading Systems ■  



◆ 投資は心理学


もし、経済原則や企業の財務分析に優れることが投資に重要な要素だとしたなら
ば、大学教授や博士号取得者がもっとも投資に成功する人ということになります。


もし、知識が投資にとって最も需要な要素だとするならば、ロバート・マートン
及びマイロン・ショールズという相場の世界で最も有名なノーベル賞学者2人を擁
した巨大ファンド、Long Term Capitol Managementが破綻などするはずもなかっ
たでしょう。


つまり投資とは、原理原則どおりにはことが運ばない代表的なものなのです。経
済の情報を集め、分析し将来を見据えたとしても、いったいいつ株価が上がり、
いつ為替が下がるのかを正確に言い当てられる人はどこにもいないのです。


特に、様々な投資商品の価格の上下動には、そこに参加する人の心理が色濃く作
用します。ライブドアの堀江貴文氏が逮捕された時には、「ライブドアショッ
ク」という相場全体が下がる動きを示しました。いくらライブドアが有名だった
とはいえ、一ベンチャー企業の社長が逮捕されたごときことで日本の経済そのも
のが停滞するであろうなどと考えた人は誰一人いないでしょう。もちろん経済学
的にもそんな分析をした学者は皆無と思われます。


しかし、そんな些細なことで、位置も簡単に相場は動いてしまうのです。何か一
つことが起きれば「狼狽売り」と呼ばれるような群集心理が働き、いとも簡単に
相場全体を動かしてしまいます。


そして、投資に参加する人自身も、絶えずそういった心の揺れを感じながら右往
左往してしまうケースが多く、結果として相場を後追いするしかできない投資家
にしかなりえていないという場合が多いといえます。



◆ 心理に頼らない投資法



今日の言葉「システム・トレード」は、投資を自分の勘などに頼るのではなく、
過去のデータによって冷静に行うための道具ということができます。


なんらかの世間の動きと連動した値動きを追ったときに、統計的に現われる傾向
を利用して売り買いのサインを求め、単純にそれに従った投資を行っていくこと
を、システム・トレードと言います。ある意味で、他人の投資心理をもシステム
に放り込み、それを公式化したものとも言えるでしょう。


システムトレードは、数十の指標や要素を分析した上で投資サインが出るようプ
ログラミングして組み立てた複雑なものから、単一の指標をただ見るだけのシン
プルなものまでいろいろありますが、とにかくデータのみを見て投資を行い、自
分の直感を排した取引を行うことが最大の特徴です。


そこには「この会社を応援したいから。」「車が好きだから自動車メーカーに投
資しよう。」などという私情は一切挟みません。ただ単に公式にあてはめた結果
だけを使います。


有名なものには、ラリー・ウイリアムスというアメリカの投資家が作った「ウイ
リアムズ%R」というものがあります。もちろん他にも星の数ほど投資システムは
存在しています。



◆ 絶対ではないし、面白みはない。


かといって、こういったシステムも絶対ではありません。何故なら、これらは、
あくまで過去の傾向を分析した結果に過ぎず、それは将来に必ず当てはまるとい
う訳ではないからです。


しかし、当てにならない自分自身の第6感や自分の不必要な欲、あるいは余計な情
報による恐れなどを防いで、むしろ他人の心理状態による行動を予測して投資を
行えるという点で、安定した成績を上げられる可能性が高いことは間違いがない
と思います。


過去の偉大な投資家の研究も、もちろん投資における参考にはなるものの、その
投資家とまったく同じ心理状態になれるわけではないために、いくら偉人の投資
スタイルを真似ても、そう簡単に上手くいくものではありません。


その点、もし先人が使ったのと同じシステムを使って投資を行ったならば、同じ
成果が得られるわけではないものの、近いものが得られる可能性はあります。


ただし、自分で納得して作り上げたものでない場合、上手くいってもあまり喜び
はないでしょうし、失敗した時に学ぶものは「このシステムは使えない」という
ことだけになってしまいます。


実際には、多くの人は、システムトレードと裁量トレードをある程度ミックスさ
せて投資を行っているようです。


しかし、自分だけのシステムを作り上げることは、とても楽しい作業だと思いま
す。エクセルの知識程度でシステムは十分作れます。ぜひチャレンジしてみては
いかがでしょうか。



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■編集後記■



気がつけば、いわゆる年度末が多い3月末を迎えてしまいました。
皆さんの会社の今年の業績はいかがでしたでしょうか?


一人で仕事をするようになってからは、まったく年度末などということには無縁
になっていますが、やはりサラリーマン時代の記憶は簡単には抜けませんから、
この時期になると「決算」とかを気にせずにはいられません。


今年も過去最高益を更新する企業は多いようです。
公示地価も全国平均で上昇に転じました。
日本の景気もいよいよ本格的に回復してきているような雰囲気はあります。


来年度は、いよいよそういったことの恩恵が働く人々にもきちんと配分されるよ
うな状況を期待したいですね。


もちろん、株主への配当性向はもっともっと高めて欲しいですけどね!



それでは、また次回!



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 【イチヨコ・ナビゲーターFP】 シン
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