2006/07/05
ぐんのび 時事問題解説(北朝鮮 ミサイル発射)
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ぐんぐんのびる社会科 時事問題解説
Byだすだす
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2006.07.05☆━━
■□北朝鮮 ミサイル発射□■
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ニュースが分かりやすくなるように、北朝鮮のミサイル発射に関して、詳細
をまとめてみます。
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北朝鮮ってどんな国?
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朝鮮民主主義人民共和国
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/index.html
面積:12万余km2(朝鮮半島全体の55%、日本の33%)
人口: 約2,250万人
首都: 平壤(ピョンヤン)
主要機関:国防委員会(国家主権の最高軍事指導機関・一切の武力を指揮統率)
委員長:金正日(キム・ジョンイル)
※よく金正日国家主席といういわれ方をするが、1998年に憲法修正が行われ、
国家主席制は廃止されている。
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テポドンってなに?
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「テポドン」は北朝鮮のミサイルの名前です。ミサイルとロケットはどう違う
のかというと、ロケットエンジンで打ちあげられ、目標に向かって飛んでいく
武器のことをミサイルといいます。武器を搭載しているかいないかだけの違い
ですね。以前、北朝鮮はテポドン1号を改良して人工衛星を打ち上げたと発表
しています。(失敗したといわれていますが・・)
テポドン1号とテポドン2号の違いを説明しましょう。
その前に、北朝鮮が持っているミサイルをあげておきますね。
スカッドB 射程距離 300キロメートル
スカッドC 射程距離 500キロメートル
ノドン 射程距離 1300キロメートル
テポドン1号 射程距離 1500キロメートル以上
テポドン2号 射程距離 6000キロメートル以上
スカッドは韓国に、ノドンは日本に向けられているといわれています。
そこで、テポドン1号とテポドン2号の違いですが、テポドンは2段に分かれ
たミサイルです。
テポドン1号は1段目がスカッド・2段目がノドンの組み合わせでできたミサ
イルで、テポドン2号は1段目もノドン・2段目もノドンで組み合わされたミサ
イルです。
ただ、射程6000kmを超える長距離弾道ミサイルは、音速の15倍ぐらいの
速度で大気圏に再突入するため、大気との摩擦で、高温、高圧力にさらされる
ため、ものすごく高度な製造技術が必要であるため、テポドン2号の実用性は
極めて低いとされていましたが、今回の発射も失敗したと伝えられています。
ちなみに「テポドン」というのは、ミサイルがはじめて見つかった北朝鮮の
地名で、ミサイルを発見したアメリカが名づけました。
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なぜ、北朝鮮はミサイルを発射したのか?
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現在、北朝鮮はアメリカからの経済封鎖を受け、国家としてなりたたなくな
ってきています。
アメリカが経済封鎖を実施している要因として、
1 北朝鮮は核兵器を作っているのではとの疑惑。
2 北朝鮮は、ニセのドル札を大量につくったり、麻薬を売ったりして、不正に
お金を稼いでいる。
があります。
国家として偽札作り、麻薬の販売をしているというのはどう考えてもおかしい
ですよね。
こうして儲けたお金を預けている外国の銀行から、北朝鮮がお金を引き出せな
いようにしました。
これに対して、北朝鮮は非常に困りました。なんとかアメリカに経済封鎖をや
めてもらわないといけません。そこで、北朝鮮は自分の言うことをきかせるため、
ミサイル発射という危険なことをあえてしたのではないかと見られていますが、
本当のところは分かりません。
普通の常識が全く通じない国ですから。
イランなどの武器を欲しがっている国にミサイルを輸出するためのデモンスト
レーションとも言われています。
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ミサイルの発射は法律的には?
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現在の国際法上、ミサイルの開発・発射実験を規制するものはありません。
自衛権の範疇(はんちゅう)として、即座に違反行為となるわけではありません。
8年前の1998年にも、テポドン1号が発射されました。このときは、1段目は
日本海に落ち、2段目は日本列島をこえて宮城県沖の太平洋に落ちました。
日本は北朝鮮に強く抗議しました。しかし、安全保障理事会は、「ミサイルの
発射実験は事前に通告すること」としただけで、特におとがめはありませんでした。
その後、日本は2002年、小泉首相が交わした「平壌宣言」でミサイルを発射し
ないことを約束させました。これが、拉致問題と共に日朝国交正常化へ向けての
前提となるともいえるものです。
今回のミサイル発射は、この「平壌宣言」違反するものです。
日朝平壌宣言
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html
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日本の対応は?
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もし今回発射されたミサイルが日本の領海内に落ちていたとすると、これは
領空侵犯として、国際法に触れますから、国土を守るために北朝鮮に強い姿勢
をみせる必要があります。幸いなことに、今回の落下地点は現在入っている情
報ですと領海内ではないようですね。
あたりまえのことですが、領海内に他国のミサイルが着弾したとなると、
かなりの異常事態です。宣戦布告ととらえられないこともないです。
どんな理由があっても、戦争は回避しなくてはいけません。
今回のミサイル発射のよう世界の平和を脅かすようなことは、やはり好ましく
ありませんね。
日本政府は「特定船舶入港禁止特別措置法」を適用し、北朝鮮の貨客船
「万景峰号(マンボンジョンゴウ)」の半年間の入港を禁止する経済制裁を初
めて発動することを決定しました。
また、国連安全保障理事会は日本時間の5日夜に緊急協議を開催することに
なりました。
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