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テレビ報道は解説委員の見方、新聞記事は論説委員の見方。弁護士には弁護士の見方があり、社会保険労務士には社会保険労務士の見方がある。みんな違う。どのように違うか、興味のある方は覗いて見ませんか。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/12/03
  • 部数 163部
  • メルマガID 0000173882
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2009/12/03

不安。

 官僚主導から政治主導へ、というのが政権交代に伴う民主党の方針である。その結果
、大きく変化したのが陳情のルールである。自治体や業界団体の長はそれまでの霞ヶ関
詣でから民主党県連を通し、党幹事長から省庁の政務三役という手順を踏まなければ要
望を陳情するのが難しくなった。同じようなことが,社会保険労務士の団体にも生じて
いる。
 去る10月18日,大阪府社会保険労務士政治連盟は民主党大阪府総支部連合から「
意見交換会」という名目で呼び出された。そこで「これまでと違うのは,大臣のもとに
副大臣,政務官,この三役が決定の中心に座る。その三役による政策会議に我々(民主
党議員)が直接出向き,意見を述べる、あるいは声を届ける体制となっている。」など
と言われたらしい。これは,要望があるなら,役人との接触は我々がやる。君達はこれ
からは役人と接触しても無駄である,と言われたのと同じである。そして,厚生労働事
業の推進に協力を約束させられたのであるから、社会保険労務士団体も弱い立場になっ
たものである。
 だが、果して、こうしたやり方が恒久化するものであろうか。政務三役を構成する議員
達は選挙で選ばれた人達である。以後の選挙次第では、それらの議員達がどうなるもの
かは分らない。そして懸念されることは、仮に恒久化されるとしたら、その地位に座る
者に新たな利権が生まれるのではないかということである。これでは、癒着を断ち切る
どころではない。そうした事態を防ぐには,法的根拠を持った監視システムを常備する
ことであるが、民主党がそのような法律を成立させるとは思えない。とすれば、メディ
アに期待するしかないが、そのメディアもあてにはならない。不安は大きいというのが
実情ではないか。

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  社労士の目で見る事件と世相
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