2008/05/06
へっぽこバイオ研究!第 111 ラボ☆マウスは皮膚でも酸素を知る
こんばんは。 修正テープを買ったつもりで使ってみると、 透明でベタベタしてるんです。 本体をよく見たら テープのり と書いてありました。形は修正テープとまったく同じだったもので。 いや、そもそも、テープのりの存在を知らなかった、 切ない今日この頃ですがみなさまいかがおすごしでしょうか。 今夜はマウスが皮膚で酸素の濃度を感じ取っているというお話です。 ─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ へっぽこバイオ研究!〜素敵な科学のエッセンス 第111ラボ 発行者 やまの あべば 2008.5.6 ─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ ただいまの発行部数 11137部です 渡邉美樹 vs 道幸武久 800名満員の幕張メッセをあふれさせ、参加者に熱い情熱 と感動を与えたセミナーがDVDになりました。 夢を実現させる戦略はどのようにして立てるのか?! 期間限定です⇒ http://www.1mgkk.com/m/401129/rc003994.html ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ┏今夜の目次 ┣1 バイオのサムライ ┣2 マウスは皮膚でも酸素を知る ┗3 近況報告(面接) == == == == == == == == == == == == == == == == == == ┏ 1 バイオのサムライ ┗━━━━━━━━━━━┛ まずは前回の質問。 「大学は入る方、出る方のどちらが難しい方がいいと思いますか?」の結果は 入る方 (25票) 38% 出る方 (40票) 62% でした。頂きましたコメントの紹介です。 「今はカナダにいますが、日本でも大学に入るまでは必死だったのに 入ってからどんどんと落ちていく人を見ました。 高校までに、もっと生き方・学び方やPositive attitude について 学ぶ機会があるといいのに、と思います。」Kayさん 「両親がいないので、働きながら通信制の大学を6年かかって卒業 しました。当時最初に入学した慶応は卒業率1%、転校して卒業 した仏教系大学の卒業率は10%と言われていました。卒業するまで、 本当に苦労しましたが、90歳で通っているお爺さんもいらっしゃって、 勉強=学ぶ意欲と言うことを教えて戴きました。」まりあカラスさん 「出るのにハードな方が、本当のダイガクの意味がありそうなのです 」 A子の親さん 入学後、受験勉強の徒労感に襲われて学ぶ意欲が下がる学生。 筆者も入学後は急に手持ち無沙汰になった感じで、何をすれば いいのか右往左往していた記憶があります。 お世話になったある先生は「日本の学生はハングリー精神が足りない」 といつも嘆いておられました。 学ぶ意欲を維持させるためには、ハードルを入試から卒業に 比重を移すのも検討した方がいいのかもしれません。 アンケート&コメントありがとうございました! さて、本日の質問なのですが回答方法を変えてみました。 リンクをクリックするとアンケートページに飛びます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 質問☆近い将来に流行すると言われているトリインフルエンザ。 もしもの流行に備えていることはありますか? http://vote1.fc2.com/poll.php?mode=browse&uid=666363&no=2 ↑↑↑回答ページ↑↑↑ 締切:2008年05月20日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一度、ページに飛ばないといけないので、少し手間が増えますが よろしくお願いします。回答画面はわかりやすくて、きれいです。 回答と一緒にコメントもお待ちしています! ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ┏ 2 Tonight 〜 マウスは皮膚でも酸素を知る ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 外の空気に酸素がどのくらい含まれてるか知るのってどこ? と聞かれると、「肺じゃないの?」って答えると思います。 ところが、マウスでの実験で皮膚も酸素の検出の仕組みが あるらしいことがわかってきました。 皮膚で酸素の濃度を感じ取ることにより、酸素を運ぶ赤血球の 量を調節しているようです。 Mice Sniff Out Oxygen With Their Skin マウスは酸素を皮膚で嗅ぎつける (ScienceNOW Daily News 17 April 2008) ◇カエルではすでに知られていた カエルなどの両生類は 皮膚で環境中の酸素濃度を知ることができる ということは以前から知られていますが、ほ乳類では調べられて いませんでした。 ある日。 カリフォルニア大学の分子生物学者、ジョンソンがマウス で皮膚がんの研究をしているときに偶然にある現象を発見しました。 皮膚のある遺伝子が欠如すると血液中の赤血球の数がやたらと増えて、 増えすぎたために、血液が“どろどろ”になってしまったのです。 これはつまり、 皮膚の遺伝子が赤血球の数をコントロールしている ということを示しています。 ◇腎臓でつくられるホルモン エリスロポエチン なんだか、難しそうな名前が出てきましたが、エリスロポエチン というのは腎臓でつくられるホルモンで、赤血球の数を増やす 働きがあります。 ということは、 皮膚⇒腎臓でエリスロポエチンを増やす⇒赤血球を増やす という順序が働いているのかもしれません。 ジョンソンの研究チームは、酸素の欠乏に反応して働く ある遺伝子をマウスの皮膚から除いてみました。 そして、皮膚に低濃度の酸素を送ってみました。 すると、 普通のマウスはエリスロポエチンが上昇しました。つまり、 赤血球を増やすように働くということですね。 でも、ある遺伝子を除いたマウスはエリスロポエチンに 変化はありませんでした。つまり、環境中の酸素濃度が 低くなっても適応できなくなってしまいました。 ◇皮膚の血流が増えると赤血球が減少 遺伝子を除くと赤血球が増えました。では、正常な皮膚が直接 赤血球数の調節に関わっているということを示すには どのようにすればよいのでしょうか。 そこで、彼らはニトログリセリンを使うことにしました。 ニトログリセリンは血流をよくする働きがあります。 この性質を利用するため、ふつうのマウスの皮膚に貼り付けてみました。 マウスの皮膚には血液が豊富に流れ出します。 すると。すると。すると。 貼り付けたマウスの赤血球が増える!様子が観察できました。 でも、詳しいメカニズムの研究はまだまだこれから。 運動時に脈が速くなるように、血流が早くなるということは、 酸素が不足しているというシグナルです。皮膚では、 血流を元に戻そうと赤血球を増やすのかもしれません。 ヒトにもこのような仕組みがあるとすれば、 スポーツ選手が赤血球を増やして運動能力を上げたりとか 貧血症のヒトの治療 などに利用できそうです。 まとめ ・両生類の皮膚での酸素検出は以前から知られていた。 ・マウスの皮膚に低酸素の空気を送ると赤血球が増えた ・ヒトにも同じ仕組みがあれば貧血症の治療に使えるかもしれない。 ちなみに。 ドイツの生理学者ファンドレーは 「ニトログリセリンは心疾患での胸の痛みに長年利用されてきました。 貧血症にニトログリセリンのパッチを使うことができれば 簡単に治療できるようになるかもしれない。」 と述べています。もしそれが可能になればとても画期的なことですね。 今夜もここまで読んで頂きましてありがとうございました。 ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ┏ 3 近況報告 ┗━━━━━━━━┛ 知り合いから電話がかかってきました。 「やってしまった。就職の面接受けたんだけど・・・ チャック全開だった。 面接終わってから気付いた・・・。」 と哀愁漂わせる彼。 潔く次の面接に挑戦してください。と無責任に励ましてみました。 数日後また電話がかかってきました。 「やまのさん。そこの内定もらえました!」 ホントですか?あなた。チャックも恥ずかしさも全開だったのに。 面接を控えてるみなさん。 例えチャックが開いてても諦めちゃダメですよ! 何を隠そう、結婚式にウキウキで出席したとき チャック全開だった・・・なんてことはなかった、と 記憶を捏造したい筆者。 スピーチでマイクを握ってた時でなかったのが不幸中の幸いと、 自分を慰めてみる今日この頃。 感想などは yamano@heppoko-bio.net までおよせください。 ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ 『夢への近づき方は、夢を持ちながら、今日の現実を変えていくこと。』 300本限定!あの伝説のセミナーがついにDVDになりました。 夢を持ち、実現するための日付を設定していく。 『渡邉美樹×道幸武久』ガッシリ語ります。 http://www.1mgkk.com/m/401129/rc003994.html == == == == == == == == == == == == == == == == == == == 現在の発行部数 11137部です。まぐまぐ2532部 メルマ3412部 メル天 885部 めろんぱん1090部 E-Magazine3218部 このメルマガは、バイオラボのことを伝えてみようと発行して から(2005年秋創刊)、どうしたら多くのヒトにバイオラボ のこと、研究のことを伝えられるかを考えてきました。 できるだけ多くのヒトに読んでほしいと思いますので 本誌をお知り合いに紹介していただけますと幸いです。 <やまのあべばのプロフィール> とにかく生きて動いてるものに反応する子どもだった。 虫かごをダンゴ虫やセミで山盛りにするのは日常茶飯事。 学部では不真面目に化学を専攻。大学院よりバイオ系に進む。 現在は部屋をビキニのお姉さんで一杯にしたいと願いながら 博士課程に在学中。運動と日光が不足気味の今日この頃。 ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ^^ ご感想などなんでもどうぞ⇒ yamano@heppoko-bio.net 筆者のブログ http://abeba.blog73.fc2.com メルマガ相互紹介のお問い合わせも上記メルアドまでどうぞ。 部数は問いませんのでお気軽に。 ☆本誌は下記のスタンドさんに配信してもらっています。 配信の登録・中止はこちらまで 『まぐまぐ!』 http://archive.mag2.com/0000173630/index.html 『メルマ!』 http://www.melma.com/backnumber_160569/ 『メル天』 http://melten.com/m/23426.html 『E-Magazine』 http://www.emaga.com/info/rc003994.html 『めろんぱん』 ↓ http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=009691 copy right reserved == == == == == == == == == == == == == == == == == == == 【渡邉美樹×道幸武久】 あの幕張メッセを満員にしたセミナーがDVDになりました! 一から会社を築き上げた渡邉美樹氏。 若手経営コンサルタント道幸武久。 どのようにして夢をかなえたのか。2人の対談を通してその秘密が明らかに。 http://www.1mgkk.com/m/401129/rc003994.html


