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仏教とは何? 仏様とは? 私たちが死んだら何処へ行くの? など、分からないことがいっぱいありますね。私が過去数十年の間に聞かせて戴いた和尚さんの法話の中から分かり易いお話を配信しています。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/11/17
  • 部数 137部
  • メルマガID 0000173374
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2009/11/11

『 煩悩 』  11





この話は、11月1日から始まっていますので、初めての方は
最初からお読み下さい。



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『 煩悩 』   11







そしたらその島田虎之助先生は、それはあんたに負けてくれたんだと。
あの先生は、私よりも若いけれども、どれくらい強いか分からんのだ
ぞ。
それは本当の試合ではないぞと。私から聴いたと言うて、改めてご指
導を願って来いと。本気でお願いしますと言うて、改めてお願いして
来いと。

それでびっくりして、もう一遍行ってみたんですね。貴方は私に引き
分けたと言いながら、譲って頂いたような、向こうの先生の口ぶりで
した。どうぞひとつ本当の試合をお願い致したいと言うて、そうかと
いうて、改めて試合をしたらこてんぱんにやられてしまうんです。

それでびっくりして、男谷精一郎先生の弟子になるんですけれども、
その男谷精一郎という先生は、誰と試合をしても、強い人とも弱い人
とも引き分けて、相手に部を譲るんです。相手が満足して帰るように
ね。そういう人だったんです。これはよっぽど腕がよくなければ出来
ないことですね。

だから男谷精一郎という人は、どれだけ強いか分からなかったといわ
れるんですね。

その頃の武士堅気というのは兎に角、名誉ですよね。名誉心我強くて
自分が一番強いんだと、あの先生は強いんだと思われたいというよう
な人ばっかりだったんでしょうが、あの方はけっしてそういうことは
なかったということですね。感銘しますね。誤解されたら笑われます
よね。

そういう仏教でいう悟りの境地に近付いてくるというような人だなと
思うんです。禅はやったかどうかわかりませんけど、心境としてはそ
うですよね。

それから清水次郎長のお話ですが、あの方は米屋の息子さんなんです
よね。長五郎というんですよね。お父さんが次郎吉か次郎八ですよね
、その息子で次郎長となったと。

そして、或るときに或る禅宗の坊さんが托鉢で訪ねてきたときにお米
をどっさりあげたんです。米屋の息子やからね。そしたらその禅宗の
坊さんが顔を見て、あんたは惜しい男じゃ、命は短いなと。命が短い
と言ったんです。

短いとはどれくらいあるのかな。早ければ三年、遅ければ七年じゃな。

それは間違いは無いのか。わしの言うことは間違い無い、と啖呵を切
ったんですね。










続く。。。







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