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仏教とは何? 仏様とは? 私たちが死んだら何処へ行くの? など、分からないことがいっぱいありますね。私が過去数十年の間に聞かせて戴いた和尚さんの法話の中から分かり易いお話を配信しています。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/11/17
  • 部数 132部
  • メルマガID 0000173374
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2009/11/06

『 煩悩 』  6




この話は、11月1日から始まっていますので、初めての方は
最初からお読み下さい。



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『 煩悩 』   6







そういう話しがひとつあるんですが、そこの八百屋に娘さんが一
人いまして、その娘さんが、或る男の人と愛し合うようになりま
して、お腹に子供を宿すわけです。親に怒られるというので隠し
てるんですが、だんだんとお腹が大きくなってきますね。それで
とうとう隠しきれなくなってきて、おまえその子は誰の子だとい
うことになったんですね。何時の間にそんな子を宿したんだと。
お父さんに怒られるので、本当のことを言えない。

そこでお父さんは白隠禅師を非常に尊敬してるので、この子のお
父さんは白隠さんだと、こう言ったらお父さんは怒らないだろう
と思って、実はこの子のお父さんは白隠禅師です。とこう言った
んです。

そうするとお父さんは烈火のごとく腹が立ってきたんです。なん
というくそ坊主だと。自分は天下の名師匠だと思うていたのに何
ということだ、人の娘の腹を大きくしたと。あんなくそ坊主は今
日限りで来ても拒否する。托鉢にも来るなということになてしま
った。

それで娘さんは、あんな嘘を言ってえらいことになってきたと。
そして白隠さんとはぷっつりと縁が切れてしまった。

ところが娘さんはだんだんとお腹が大きくなってくる。そして女
の子が生まれるんですね。これは本当のことだそうですよ。

そしたらそのお父さんは、その生まれた子を白隠禅師のところへ
持って行って、この子はあんたの子やから、あんたが責任を持っ
て育ててもらいたいと言って、その子供を白隠さんに押し付けて
くるんです。

それで白隠さんは、ああそうかそうかと。なんということを言う
んだと、そんなことは言わなかった。ああ、そうかそうかと。そ
れでその子を引き取るんです。ここが偉いなと思うんです。覚っ
てるからでしょうね、覚ってるからそんな気持ちになるんですね
、自然と。

ところが、弟子はいるけど女手がいないわけです。昔のお寺です
からね。

ところが子供はまだ乳を飲んでる最中でしょ。お乳をもらいに行
かんならんわけです。昔はお乳をもらうというのがあったんです
ね。昔は牛乳というのがなかったからね。だから子供が生まれて
すぐに死んだというような人を探してお乳をもらったんですが、
白隠さんはその子のために毎日毎日お乳をもらいに探し回るわけ
です。雨が降っても風が吹いてもこれはやめるわけにはいかんわ
けです。その子を助けるためにはね。

そしてその八百屋の前を通って行くわけです。毎日、誰か乳をや
ってくれる人はいないかと。それを八百屋の娘さんは家の中から
見てるわけです。そのうちに胸が詰まってきて、一言も弁解もせ
ずにしているわけですからね。それを見て尊敬もし、悪いことを
したという気持ちが湧いてきて、お父さんに、実は私は嘘を言い
ました。この子のお父さんは白隠さんと違います。では誰の子だ。
実はこうこうこういう人の子だと。おまえは、なんということを
してくれたんだ。わしはえらいことをしてしまったじゃないか。
と、今度は娘さんがえらい怒られるんですね。







続く。。。












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