2009/10/28
【インド株・インド経済ジャーナル】
──────────────────────────────────────── ■■インド株・インド経済ジャーナル■■■■第35号■■ ─────────────────────────────────────── ─ 「インド株式オンライン」メールマガジンにご登録頂きまして有難うございます。 ─────────────────────────────────────── ■■■金融緩和出口へ■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■ ■流動性比率引き上げ ■世界マネー ■税制改正、金融改革、リライアンス ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■流動性比率引き上げ 出口がやってきました。 27日の金融政策レビューで、 SLR(法定流動性比率)引き上げ決定となりました。 金利はレポ金利4.75%、リバースレポが3.25%のまま据え置きですが、 高まるインフレ期待で、もう利上げ開始もすぐそこです。 (他の国もそうですがインドとしては異常な低金利状態にあります。) セオリーどおりの反応で、 金利敏感な不動産、銀行、建設関連が下げています。 ここ2週間の7-9月のV字回復決算発表も、ほぼ織り込み済みの反応、 先週からは今回の会合を見越して警戒した売りが出ていました。 ただ、今日のところは外国人は売り越してないようです。 これで相場の色が変わるか?ということですが、 あまり変わらない気がします。 香港市場が底打ちからちょうど1年経過するため、 回復相場におけるアノマリー的警戒感が出てくることもたしかですが。 ■世界マネー それよりも世界マネーのほうです。 なんだかんだ米国の量的緩和解除あたりが節目になるのかなあと見ています。 リーマンショックというわかりやすいイベントで、世界の金融政策は一致してきましたが、 今後は、バラバラになってきます。 マネーフローも少しずつ複雑化してくるでしょう。 グローバルマネーフローをみれば 【1】金融システムの安定 【2】世界的な低金利、通貨供給量 【3】先進国実体経済の悪さ(遅行指標改善の遅さ) 【4】先進国市中銀行の貸し渋りと投資の抑制 【5】新興国の内需 が大きな流れを作っています。 具体的にいえば「基軸通貨ドルの先安感とキャリートレード」につながります。 【1】【2】の条件の下では先進国の金余りによってリスク選好が増しますが、 【3】【4】の条件があるため、 新興市場などへの投資に向かいやすい。と思います。 ただし、【1】には、まだ不透明感があり、 【2】にはタイミングと各国のバラつきが問題となってきます。 また、商品市況にマネーがいけば、川上スタグフレーションにもなりえます。 ということで、 中期的な最大関心事は、 米国量的緩和解除、だと思いますが、 この時期の予想はむずかしく、 市場予想より遅れるのが通例です。 経済というより政治的なもの。 バーナンキの真価が問われる場面になりそうです。 それとは別に NYダウの11000ポイントはかなり節目のポイントなので、 近づくと神経質な動きになるでしょう。 一方、GDPが弱かったイギリスは、出口どころか、 ここにきてさらに量的緩和拡大するかもしれないとささやかれています。 どうなりますでしょうか。 世界的出口期待があっても、 目先かつてない世界同時低金利状態であることも確かで 大不況の株高もありそうです。 ■税制改正、金融改革、リライアンス さて、世界からインド国内に話しを戻しますが、 報道されてからだいぶ経ちますが「税制改正」はすばらしいです。 さすが新政権のやる気が伝わってきます。 出来るかどうか別として論じられるだけすばらしいです。 今まで脱税していた中間層は戦々恐々でしょうか、 推進して財政赤字を軽くしてほしいものです。 出口敏感な金融セクターですが、 現政権で期待されている金融改革が進み 保険の外資規制緩和、IPOが認可されれば、 金融株は急騰する可能性もあります。 (現時点では保険業は上場できません。) リライアンスは、今年から稼動がはじまったガス田のガス価格で、 またしても兄弟喧嘩となり、 リライアンス本家、リライアンスADAの双方とも傘下企業の株価が下落しています。 ────────────────────────────────────── インド株・インド経済ジャーナル 編集発行 須貝信一 発行サイト:インド株式オンライン http://www.indokeizai.com/ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ .
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