【顧客の専門家を目指そう!】マインドリーディング入門〜「マイクロターゲティング」とは?
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「顧客の専門家」を目指そう!
マインドリーディング入門
2008年07月25日
No.627
Written by 松尾 順
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○マインドリーディング入門は、お客さまの心を的確に読み取る
ことができる「理論」や「知識」「ノウハウ」「スキル」を
マスターするために役に立つ内容をご提供します。
○目指すところは、「顧客の専門家」です。
商品やサービスの知識が豊富な専門家であるだけでは、
売上げをあげることは難しいですよね。
○むしろ、お客さまの本当に求めているものを的確に理解できる
「顧客の専門家」になれば、売れる商品・サービスを開発し、
心の通うコミュニケーションが楽々とできるようになりますよ。
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『営業はリサーチが9割!売上倍増の“情報収集”完全マニュアル』
(松尾順著、日本能率協会マネジメント出版情報事業)
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こんにちは。マインドリーダー、松尾です。
当メルマガをお読みいただき、ありがとうございます!
毎年実施されている日経の「マーケットシェア調査」によれば、
「携帯音楽プレーヤー」
の2007年の国内市場のトップは昨年と同様、
アップルジャパンの
「iPod」
シリーズでした。
今回はとうとう50%の大台を超えて、
50.6%のシェアを獲得してます。
2位はソニーで26.6%。
3位の東芝、4位の松下はそれぞれ4.4%、4.2%。
「クープマンの目標値」に照らしてこの数値を評価すると、
・アップル:相対的安定シェア(41.7%)を約10ポイント上回る水準。
独占までいかないが安定した地位を確保。
・ソニー:市場的影響シェア(26.1%)と同じ水準。
市場に影響を与える力は残しているものの不安定な状態。
・東芝、松下:市場的存在シェア(6.8)にも達しない水準。
よほどの成長が見込まれない限り、撤退が得策。
アップルの「iPod」シリーズは、
機能・性能、デザイン、価格
のバランスがとても優れていますよね。
ソニーさんがよっぽどがんばらないと、
独占的市場シェア(73.9%)
を押えられてしまう可能性もあるんじゃないでしょうか?
∧ ∧
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■「マイクロターゲティング」とは?
「マイクロターゲティング」
とは、文字通りターゲットとなる人々のデータを詳細に分析、
細かくセグメントすることによって、効率的・効果的な
コミュニケーションを行い、限られた資源(カネやヒト等)を
有効活用しようとするものです。
実は、「マイクロターゲティング」は、
「米選挙戦」でも積極的に活用されています。
従来の選挙戦では、マスメディアを通じて、
できるだけ多くの有権者にアピールすることが
重視されてきました。
しかし、昨日の「マイクロトレンド」でご紹介したように、
「有権者=一般大衆」は、価値観やライフスタイルが異なる
様々な層に細分化されてしまっています。
そしてまた、有権者が視聴するメディアも多様化しており、
従来のマスメディア主体のコミュニケーション戦略では、
十分な効果を挙げることができなくなってきました。
このため、ビジネスにおける優良顧客の発見と同様、
データ分析によって有権者の特性を詳細に把握して、
適切なターゲットセグメントや有効なコミュニケーション方法
を発見し、活動資金を適正配分する
「マイクロターゲティング」
のアプローチが、
2004年くらいから行われるようになってきたのだそうです。
例えば、民主党の大統領候補となったオバマ氏は、
「マイクロターゲティング」
のサービスを提供している企業の一つ、
‘STRATEGIC TELEMETORY’
社と契約しています。
同社のオバマ氏担当コンサルタントによれば、
クリントン氏との予備選においては、
次の2点に絞り込んでデータ分析を行いました。
1. オバマ氏の演説などの直接的なアプローチにより
支持してくれる浮動層の発掘
2. 既にオバマ氏を支持することを決めている有権者の特定
この分析を元に、オバマ陣営は、
オバマ氏を支持してくれそうな浮動層に対して、
効果的なコミュニケーションを行い支持者を増大させる一方、
既支持者には最低限のコストで「維持」することを狙ったのです。
データ分析の元になったのは、
選挙運動に先立って行われる数十万人規模の有権者調査。
分析には、SPSS社の予測分析ソフトが利用され、
有権者の行動や心理について予測モデルを作成します。
そして、例えば、
「Aデパートでよく買い物をし、ハイブリッド車を
所有する30歳台の女性は、環境問題に関心が強く、
オバマ氏を支持するかどうか迷っている」
といった浮動層を発見するのです。
オバマ陣営では、
こうした特性に合致する有権者をリストアップし、
電話をかけるなどしてオバマ氏への支持を訴えるというわけです。
日本の選挙戦でここまでのデータ活用をしている方は
まだほとんどいないかと思います。
しかし日本でも、「有権者=一般大衆」の細分化や
メディアの多様化が同様に進んでいますよね。
今後は、オバマ氏のように、
洗練されたデータ分析を選挙活動に採用する候補者が
増えてくるのは間違いないでしょうね。
(参考記事・文献)
『投票行動や関心予測する「マイクロターゲット」
米選挙戦で活用加速』
(日経産業新聞、08/07/22)
『予測分析ソフトウェアが米大統領選の選挙活動で大活躍−
オバマ氏のコンサルタントがSPSSソフトウェアを活用』
(SPSS KEYWORDS No.62、Summer 2008)
(関連Webサイト)
*STRATEGIC TELEMETORY
http://www.strategictelemetry.com/
「Micro-targeting from Strategic Telemetory」
http://www.strategictelemetry.com/micro-targeting.htm
*上記内容は、マインドリーディングのホームページ、
デイリーブログでも公開しています。
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■編集後記
私が持っている「iPod(60G)」は15,000曲収納可能なのですが、
そろそろ容量が残り少なくなってきました。
その上の大容量の機種は80G。
わずか20Gの増量ではまたすぐに限界がくるので、
もう少し大容量の機種が出るまで我慢しようと思っています。
それにしても、
アップルに匹敵する大容量の機種は、
国内メーカーから発売されていませんので、
比較検討のしようがないのが残念です。
ではよい週末を!
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*コンテンツ鋭意拡充中。まだまだ不十分なところがたくさん
あります。ご容赦お願いします。m(__)m
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〔発行者〕有限会社シャープマインド 代表 松尾 順
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