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日本でLOHAS(ロハス)を最初に紹介した大和田順子のメルマガ。(2002年9月「日経新聞」)2008年2月には3冊目のLOHAS本『ロハスビジネス』(朝日新書)を出版。ロハスライフ、ロハスビジネスやまちづくりについての最新情報・ヒントをお届け。

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2009/03/01

【ロハス&サステナブル】vol.90 LOVE オーガニック♪

vol.90 LOVE オーガニック♪

【LOHAS(ロハス)生活とビジネスをつなぐ視点・ヒント
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◆◇    LOHASで創るサステナブルな社会        
◇◆                           
◆◇      【90号】2009年3月1日        
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 こんにちは。大和田順子です。
 昨日一昨日と愛媛県今治市に行っていました。「農を変えよう全国集会」に
 参加するためです。今治は菜の花が満開でヒバリもさえずっていましたよ。
 全国から500人を超える農業関係者、特に有機農業の関係者が一堂に会する
 機会です。生産者、流通者、消費者、専門家など。2006年12月に有機農業
 促進法ができ、2008年4月〜オーガニックモデルタウン、普及啓発活動などが
 始まったばかりです。いよいよ有機の時代の幕開けだ!ということで、会場は
 熱気に包まれていました。(続きは後ほど・・・)

 そして、今日は今年の野菜作りの初日でした。借りている畑は2月がお休みで
 3月から活動開始となります。
 三年目に入った2坪畑での野菜づくり。初日の今日は2坪畑の土を起こし、肥料
 をまいて、ジャガイモを植えてきました。何の種を蒔こうかな・・・ 
 そういう時が一番ワクワクしますね♪
 
 そして、今度の週末(3月7、8日)、東京乃木坂のミッドタウンで
 「LOVE Green & Organic」と題するイベントが開かれます。
 ベランダ菜園、全国各地のオーガニックモデルタウンのご紹介、オーガニック
 スイーツにお料理、新鮮な有機野菜の販売など。
 ということで、今回のメルマガのテーマは、【オーガニック】です。


◆ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 1.	お知らせ: 「LOVE Green & Organic」
 2.	コラム : 「第4回 農を変えよう全国集会」報告
 3.	レポート: 「有機の里づくりをめざして
           ―埼玉県比企郡小川町「霜里農場」の挑戦―」


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┃ 1.お知らせ「LOVE Green & Organic」開催
┃    3月7日、8日 乃木坂ミッドタウン
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 最近は、毎週のようにライフスタイル雑誌から、経済誌まで農を特集して
 いますね。

 前回お知らせした「田舎で働き隊」の事業を、関東8拠点で行うNPOえがお
 つなげての曽根原さんにお聞きしましたが、90人の募集に対して500人を
 超える応募があったそうですよ!! 5倍以上の倍率・・・
 えがおつなげての増富の畑も有機栽培で作物を作っていらっしゃいますが、
 今回の拠点の一つ、小諸では、オーガニックコットンの栽培をしようという、
 アバンティさんがコーディネートするプログラムです。

 農の中でも、やはり注目は有機、オーガニックですね。

 何回か書いたり話したりしているので、またあの話ね。と思われる方も
 いらっしゃると思いますが・・・
 そもそもLOHASを提唱した人たちは、かつてのヒッピーで、オーガニ
 ック農産物をベースにした6次産業で社会を変えようと考えていたのです。

 オーガニック農産物は食べる人の健康にも、作る人の健康にも良く、土壌の
 健康、さらに地域の有機農産物を優先することで地域経済が活性化し、輸送
 にかかるCO2排出量も少なくて済む、ということなんです。

 なかなか各地の農場に足を運ぶことはできませんが、 ミッドタウンで今週末
 開催されるイベントでは、ベランダやオフィスで始めるオーガニックライフを
 テーマに、苗や道具の販売、有機野菜の試食ができるコーナーなども開設される
 そうですから楽しみです。就農のための相談窓口もあるそうなので、初心者から
 本格的に始めたいという方まで、是非おでかけください。
 私は8日に行く予定です。

 ※イベントの場所などは: http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/4531.html
 ※主催団体: 全国有機農業推進協議会 http://www.yuki-hirogaru.net/ 
  


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┃ 2.コラム : 「農を変えよう全国集会」報告
┃   キーワードは、地域の力、そして地域の連携 
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 2月28日「第4回 農を変えよう全国集会」が愛媛県今治市にて開催され
 ました。テーマは、「食の再生は農の再建から、地域の再生から ─ それぞ
 れの地域から食の再生のために農の再建を進めよう!─」でした。

 オープニングは短編映画「田んぼ」。田んぼの中に棲む生きものの賑わい。
 田んぼは命の海。ミジンコ、どじょう、さぎ、カエル、ヤゴ、イトミミズに
 ユリミミズ、エラミミズ。用水路には魚道を設置し、田んぼと行き来する
 タナゴやどじょう。 

 そして、オニグモ、コガネグモ。害虫カメムシを食べるクモやカエル。 
 収穫の秋には田んぼの上空を舞うアキアカネ(赤とんぼ)
 これは、昔の田んぼの話ではありません。今、全国各地に増えつつある、
 有機農業の田んぼの姿なのです。 

 ミジンコかわいい。水中撮影されたミミズのダンスはコミカルで。
 

 ◆4回目を迎えた全国集会ですが、第1回目は2004年3月に深刻な閉塞感
 の中から始まったと代表の中島紀一さん(茨城大学 農学部教授)。そして、
 2006年12月に有機農業推進法が施行され、日本の農政も大きく舵を切りま
 した。2008年4月から国の有機農業総合支援対策が開始し、全国各地で有機
 農業推進の取組みが始まりました。全国45か所のオーガニックモデルタウン
 事業、そして普及啓発事業としての各地でのイベント開催などです。

 ご存知かもしれませんが、日本の有機農産物はたったの0.19%です。これは
 有機JASの認定を受けている農産物のみの数字ですが、認証を受けていない
 無農薬・無化学肥料の農産物を合せても1%程度と言われています。

 さらに、中島先生の話は続きます。2008年は時代の大きな転換点だった。
 食、環境、そして経済の危機が露呈し、有機農業をベースに地域力を取り戻す
 時代が到来したと。

 会議では以下の4点が提案されました。
 1.時代を救う道を地域と農に広げよう
 2.農とつながる食の再建を進めよう:いのち育む農業の再建
 3.有機の推進で地域の危機を救おう:風土産業
 4.農とくらしの現場から人と自然の共生の道を探ろう

 
 ◆前日の27日も関係者により「地域連携会議設立総会・大会」と題する会議が
 開かれました。設立総会ですから、まさにこの瞬間に設立され引き続き記念
 すべき第一回の会議が開かれたというわけです。

 会議設立の趣旨は、これまでの有機農業は生産者と消費者の“提携”という
 関係が主流だったが、これからは地域ぐるみの活動へ拡大していこう。
 有機農業で地域を元気にし、そして各地で始まっている活動を共有し、全国的
 な流れを作っていこう、というものです。

 
 ◆27日、28日と講演をされた方の中でも印象だったのは
 ・兵庫県豊岡市 中貝市長による「コウノトリと共に生きる 豊岡の挑戦」
 1971年に野生のコウノトリは絶滅。以来、さまざまな関係者の苦労を経て、
 2005年に再び自然放鳥が実現し、絶滅から40年近く経って再びコウノトリが
 舞う町を取り戻したという物語には大きな感動を呼びました。
 
 ※コウノトリ野生復帰(以下のページの「取組み体系図」がわかりやすいです)
 http://www.city.toyooka.lg.jp/kounotorimonogatari/index-new.htm

 ・愛媛県今治市 地産地消推進室 渡辺敬子さん「食と農のまちづくり」
 今治市は25年以上前から安全な食のまちづくりを進めてきており、
 学校給食にも有機農産物や、地域の農産物が優先されているのです。
 

 その他、去年静かなベストセラーとなった『地域の力』 著書 大江正章さん、
 高知県馬路村農業協同組合 東谷望史さん「ゆずによる地域づくり ―馬路村
 農業協同組合の取組み−」、JA越智今治 直販開発課長 西坂文秀さん
 「さいさいきて屋の挑戦」など、印象深いお話を二日間タップリお聞きすることが
 できました。

 年間20億円の売上げを上げている国内最大級の直売所「さいさいきて屋」に
 ついては、視察してきましたので、別途レポートしたいと考えています。
 町の中心地にある百貨店が閉店する一方で、朝早くから賑わっている直売店。
 とりわけ西坂さんの「店の目標は売上げ額ではなくいかに売れ残り品、農家への
 返品率を減らすことです」という一言でした!


 かなり硬派な報告になってしまいましたが、とてもベーシックで重要な、
 各地で起こりつつあった小さな流れが、合流し、大きな流れになり始めて
 いることを感じているので、お伝えさせていただきました。


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┃ 3.レポート: 「有機の里づくりをめざして
┃   ―埼玉県比企郡小川町「霜里農場」の挑戦―」
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 「LOVE Green & Organic」を主催する全国有機農業推進協議会の
 会長を務める金子美登さんの霜里農場に1月に行きました。

 金子さんが有機農業を始めたのは1971年。今から37年も前のことです。
 
 そして、1月の見学会にご一緒したリフォーム会社オクタの山本社長は、この
 出会いを機に、あるプロジェクトを開始することを決意されたのです。
 その名も「こめまめプロジェクト」!社員に安全で美味しいお米を確保しよう
 というのです。
 米に豆。豆って大豆。大豆は味噌や豆腐、醤油の原料でもありますから、日本
 人の食べ物の基本ですね。

 「こめまめプロジェクト」の詳細は
  → http://www.okuta.com/newsrelease/news.cgi?no=163
  
 山本社長は、金子さん宅の薪ボイラーで行う床暖房や、近くの山の樹齢80年の
 杉で作った家、各種の自然エネルギー機器、とりわけ、天ぷら油で走るフォル
 クスワーゲンと、その油を精製する機械に、いたく感動されていました。  

 ちなみに、その金子さんちのお米で作った日本酒というものもあって、地元の
 晴雲酒造さんが作っていて、数日前にその生酒が届いたんです。
 今晩あたり、焼き魚やうるいのおひたしなどと一緒に飲もうかと。
 あー、すいません。ついついお酒の話になると筆も進んで(笑)

 ※霜里農場レポートは以下をご覧下さい。
 → http://www.owadajunko.com/archives/2009/02/post_97.html

 今年一年、私は小川町に幾度となく通うことになるような予感がします。


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┃ 編集後記
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 今週は「小岩井農場」に三菱地所CSR推進部の皆様とご一緒に視察に行き
 ます。なんと、100年以上前、1891年(明治24年)に、岩手県の荒れ地を開
 拓し、土壌改良・山林の形成が行われ、酪農を始め、加工食品を製造する同
 事業が展開されてきたというのです。

 100年に一度の時代の転換の今、100年前に荒れ地を開拓して、一次産業を
 ベースに6次産業を興し、持続してきた同事業に大いに学びたいと思います。

 農や一次産業をベースにした、エネルギーも自給するような豊かな地域社会
 を再創造することが、低炭素で持続可能な社会を実現する、この想いは確信
 になってきた今日この頃です。


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  発行・編集:大和田順子
  URL: http://www.owadajunko.com
  E-MAIL: info@owadajunko.com
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