2009/07/18
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第188号「名作の中の左利き(4)オズのつぎはぎ娘」
前人未到 第188号! <日本一>の左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」 ┏【おまけコーナー】------------------【左利きのボクサー】┓ {7/14}ボクシング長谷川穂積選手史上2位の9度目防衛に成功! 1回TKO勝ちで、4試合連続のKO勝ち。これまた左利きの具志 堅用高選手の13度に継ぐ記録。(28歳、左ボクサーファイター) ┏【おまけコーナー】------------------【左利きの囲碁棋士】┓ {7月} 井山裕太八段、二年連続で囲碁名人戦挑戦者に決定! 以前「お茶でっせ」でも紹介しました、平成生まれの左利き、井山 裕太八段が、今年も名人戦の挑戦者に決定。目指せ、最年少名人! ・09.2.6 囲碁棋士最年少八段・井山裕太:左利きニュース09年1月 http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2009/02/091-53e6.html ┏【おまけコーナー】------------------------【左利きの本】┓ {7月刊}『左利きの黒猫 ノア 十七音のアルバム』かわさき あ てね/著 木耳社―最近よく見かける猫もの。<左折して子猫に逢 えり今朝の秋... 俳句と写真で、作者と黒猫ノアとの暮らしを綴る >本。「左利き」と銘打った本が増えるのも良い傾向では? ・左利きの黒猫 -ノア 十七音のアルバム-(著者のブログ) http://blogs.yahoo.co.jp/noa17on ┏【おまけコーナー】----------------------【左利きの投書】┓ {7/13} 朝日新聞「声」欄「左利きだと不便がいっぱい」 ―先週、「左手操作のデジカメ欲しい」という投書を紹介しました が、その続編が掲載されました。左利きの女性から左利きの不便さ を訴えるものです。こうして「声」を上げることが、変革を促す第 一歩だと思います。この二つの投書についてはいずれブログで! ><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>< 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン ><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>< 右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして 左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう! ><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>< 第188(No.188) 2009/7/18 「名作の中の左利き(4)『オズのつぎはぎ娘』」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─目次― 欄外 おまけ...【左利きのボクサー】長谷川穂積選手 欄外 おまけ...【左利きの囲碁棋士】井山裕太八段 欄外 おまけ...【左利きの本】『左利きの黒猫』 欄外 おまけ...【左利きの投書】「左利きだと不便がいっぱい」 ≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載 ―その4― 『オズのつぎはぎ娘』R・F・ボーム/著 ▼次号案内▼ ▼バックナンバーの閲覧▼ ▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼ 欄外≪初歩的古典入門メルマガ「楽しい読書」第21号のお知らせ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ------------------------------------------------------------ ≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載 ―その4― 『オズのつぎはぎ娘』R・F・ボーム/著 ------------------------------------------------------------ 映画でも有名なファンタジー『オズの魔法使い』シリーズの 第5作。今回の主人公とも言うべき「不運なオジョ」は、 左利きであることをあだ名の由来の一つだといいますが…。 ・・・ 「ぼくは<不運なオジョ>です。なにをやろうとしてもうま くいかないってこと、わかっていそうなものだったのに」/ 「なんだってまた、きみは<不運なオジョ>なんだい?」/ 「金曜日に生まれたからですよ」/「金曜日は不運な日じゃ ないよ。七日間のうちの一日だというだけのことじゃないか。 世界中が一週間のうちで七分の一だけ不運になると思うかい ?」/「それがね、十三日だったんですよ」/「十三ね! それこそ幸運な数字(ラッキー・ナンバー)だよ。わたしに とっては、すべて幸運が訪れたのは十三日だったように思う よ。ほとんどの人は、十三という数字にともなってやってく る幸運を見のがすようだな。そのくせ、ちょっとの不運がそ の日に降って湧こうものなら、みんなその数字のせいにする。 本来の原因はそっちのけにしてね」 [...] 「でもね」と、オジョはつづけて、「ぼく、左ききなんだ」/ 「偉大なる人物の多くは左ききだ」皇帝が、心配ないという ようにいいました。「左ききは、ふつう、両方が使える。右 ききはだいたいにおいて右だけしか使えない」 『オズのつぎはぎ娘』ライマン・フランク・ボーム/著 佐藤高子/訳 ハヤカワ文庫NV158(1977 昭和52年) "THE PATCHWORK GIRL OF OZ"(1913) p.308-309 ―――――――――――――――――――― *** 童話『オズの魔法使い』シリーズ *** ―――――――――――――――――――― 私が初めて、ボームのオズの魔法使いシリーズの本を読んだのは、 ハヤカワ文庫から出版されたもので、1974年12月末のことでした。 もちろん、『オズの魔法使い』でした。 その後半年置きに、『オズの虹の国』『オズのオズマ姫』が出て、 以後年末のクリスマス前に出版されるようになりました。 76年には、『オズとエメラルドの都』。 この作品『オズのつぎはぎ娘』は、1977年のクリスマスでした。 『オズの魔法使い』は、 ジュディ・ガーランド主演で映画にもなった (主題歌『オーバー・ザ・レインボー』)、有名な童話です。 アメリカ中西部に住む娘ドロシーと愛犬トトが、 竜巻にさらわれてやってきたのが、このオズの魔法の国でした。 ドロシーたちが元の故郷に帰るには、 エメラルドの都に住む、 偉大なるオズの魔法使いの力を借りなければいけないと知り、 旅を続けます。 道中で出会った仲間たち―脳みそを欲しがる案山子(かかし)、 胸の中が空っぽで心を求めるブリキの木樵り、 勇気が欲しい臆病ライオン―と、繰り広げる冒険の物語です。 ―――――――――――― *** 左利きの優位性 *** ―――――――――――― さて、<不運なオジョ>です。 左利きであることを、 <不運>とする気持ちは私にも十分わかります。 「偉大なる人物の多くは左ききだ」 「左ききは、ふつう、両方が使える。 右ききはだいたいにおいて右だけしか使えない」 確かにそういう傾向はあります。 そういう意味では、慰められます。 確かに、 右利きの人の多くは、右手や右側しか使えなかったりします。 しかし、考えて見ますと、それは「使えない」というよりも、 単に「使う必要がない」という状況の結果なのです。 逆に、 左利きの人の場合は、否応なしに、たとえ不得意であろうとも、 右手や右側を使わなければならない、という逆境に追い込まれて、 その結果として獲得した能力であり、器用さなのです。 もし右利きの人のように、 得意なほうだけで用が済ませられるのなら、 わざわざ得意でない反対側を使うことなど、必要ないのです。 でも必要に迫られているために、使わざるを得ないために、 仕方なしに身につけた技にすぎないのです。 そういうふうに考えて見ますと、 やはり、何かしら割り切れないものを感ぜざるを得ません。 先週の、おまけコーナーでも紹介しましたように、 左利きにも配慮した製品やシステムを! と願わずにはいられないのです。 左利きにも優しい世の中に、と。 ―――――――――――――――――――――― *** 左利きは不運だけれど、不幸ではない *** ―――――――――――――――――――――― 実際、たかが「左利きである」ということだけで、 このオジョのように、 自信が持てないという左利きの子供は少なくありません。 いえ、子供だけでなく、大人になっても、 何かしらシャキッとできないものを感じる人も少なくない と思うのです。 幼児の頃に一番大切なことは、成功体験を積み重ねて、 自分自身に自信を持てるようにすることだろうと思います。 これは、実は私自身がそういう人間だったからでもあるのです。 私は本当に情けない、自分に自信の持てない子供でした…。 この後のくだりで、ブリキの木樵りはいいます。 「いまきみがあげた理由はどれもくだらないことばかりだよ。 しかし、たえず不運をいやがっておそれてばかりいるものは、 それにふりまわされて、たとえ幸運が訪れても摑みそこなうも のだ。ここいらで決心をつけて<幸運なオジョ>になりたまえ」 (p.310) まさに一つの人生訓でしょう。 間違いはありません。 恐れてばかりで引っ込み思案になっていても、 何事も起こらないのです。 道は開けません。 私たちは、何事も心の持ち方一つで、 状況を変えることができます。 明るい未来を見るようにすれば、 必ず明日に希望の灯が見えてくるものなのです。 左利きで不運だけれど、その不運は、一つの試練であり、 必ずや覆すことの可能な、克服可能な障碍にすぎないのです。 しかも、これは誰もが(少なくとも、左利きの先輩たちは) 乗り越えてきたことだったからです。 「左利きは不運だけれど、不幸ではない」のです。 ※ 参考文献: ・『オズのつぎはぎ娘』ライマン・フランク・ボーム/著 佐藤高子/訳 ハヤカワ文庫NV(昭和52年12月15日発行) * レフティやすおの左組通信 「左利きphoto gallery〈HPG2〉左利きの本だなぁ」 小説で読む左利き http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.hph2.html#小説 * 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii■名作の中の左利き■ ・第176号(No.176) 2009/4/18「名作の中の左利き(1)」 ―その1― ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 http://archive.mag2.com/0000171874/20090418074500000.html ・第180(No.180) 2009/5/16「名作の中の左利き(2)」 ―その2―『黄金虫』エドガー・アラン・ポー http://archive.mag2.com/0000171874/20090516074500000.html ・第185(No.185) 2009/6/20「名作の中の左利き(3)」 ―その3―『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵 http://archive.mag2.com/0000171874/20090620074500000.html ------------------------------------------------------------ ▼次号案内▼ ------------------------------------------------------------ 第189(No.189) 2009/7/25 「<左利きプチ・アンケート>第62回」(予定) 内容: ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載 第62回 左利きにあこがれる人をどう思いますか 昨今では、特に若い人の間で、左利きはカッコイイと肯定的 に考える人が増えているようです。それにつれて、左利きに なりたいと左利きにあこがれる人も増えているといいます。 そこで、あなたは左利きにあこがれる人をどう思いますか。 ------------------------------------------------------------ ▼バックナンバーの閲覧▼ ------------------------------------------------------------ (バックナンバーは以下のページからご覧ください。) ・『まぐまぐ』のバックナンバー・ページ http://archive.mag2.com/0000171874/index.html ・『左組通信』「週刊ヒッキイ」のページ http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/mm-hikkii.html (最新のバックナンバー一覧号) ・第148号 2008年夏季臨時増刊「既刊号一覧2008年前期」 http://archive.mag2.com/0000171874/20080830074500000.html ・第165号 2009/1/31冬季臨時増刊号「既刊号一覧2008年後期」 http://archive.mag2.com/0000171874/20090131074500000.html ------------------------------------------------------------ ▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼ ------------------------------------------------------------ 「名作の中の左利き」4回目は、『オズのつぎはぎ娘』を紹介し ました。今回引用しましたこの作品のエピソードは、『新版・自然 界における左と右』マーティン・ガードナー/著(紀伊国屋書店) のなかで紹介されています。おおっと思ったものでした。この本で は、のちに「左利き友の会」を始めた箱崎総一先生のことや麻丘め ぐみの「わたしの彼は左きき」も紹介されていて懐かしく読んだも のでした。日本は左利きに優しい国になるかも…、と著者から期待 されていたのですが、実際のところはどうでしょうか…? では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~ ━読者のお便り募集中!━ 読者のお声が聞きたい私です。 ━お友達にも紹介してね!━ 新しい読者を求める私です。 ━<左利きムーヴメント>宣言!━ 仲間が欲しい私です。 ------------------------------------------------------------ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii/発行:レフティやすお 発行システム:『まぐまぐ!』http://www.mag2.com/ 読者登録の解除(配信中止)はこちら → http://www.mag2.com/m/0000171874.html → http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/mm-hikkii.html ご感想はこのメルマガに「返信」するか『左組通信』メールへ → http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/an.mail.html Copyright(c) 2005-2009 by L.YASUO ------------------------------------------------------------ ◆ 初歩的古典入門古典の名作名著を楽しむための入口メルマガ 「レフティやすおの楽しい読書」第21号のお知らせ ◆ 第21号は、「私の読書論―その4―読書の三種類(続)」 をお送りします。 三通りの読書法を簡単に紹介してきましたが、 その三番目―情報収集に関する読書について、です。 2009(平成21)年7月15日号(No.21)-090715- 私の読書論―その4―読書の三種類(続) http://archive.mag2.com/0000257388/20090715074000000.html *『レフティやすおの作文工房』「別冊編集後記」 2009.7.15 読書目的論―何のための読書か:私の読書論その4 ―第21号「楽しい読書」別冊編集後記 http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10299058270.html ※ 登録及び解除(配信中止)は、こちら ↓ http://www.mag2.com/m/0000257388.html 『左組通信』「レフティやすおの楽しい読書」のページ http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/tanosiidokusho.html --- ・「まぐまぐ!」発行全メルマガ中でのランキング履歴: ↓「メールマガジンのランキング屋さん」 http://pro.que.ne.jp/magzine/mag2/search/search.cgi?index=0000171874 --
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