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2009/02/21

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第168号「左手書字の研究―実技編(10)」

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 【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

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  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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  第168号(No.168) 2009/2/21 
                    「左手書字の研究―実技編(10)横書き(1)」

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─目次― 
欄外 おまけ...【左利きのテレビ】{2/26}“おはよう朝日です”
欄外 おまけ...【左利きの本】{増刷決定}4刷『左利きの人々』
  ≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」..第三土曜日掲載
  (10)横書き(その1)縦書きと横書きの違い
 ▼レフティやすおのサイト案内▼・・更新情報・・
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 ▼バックナンバーの閲覧▼
 ▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼
欄外≪初歩的古典入門メルマガ「楽しい読書」第14号のお知らせ≫
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  ≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」..第三土曜日掲載
  (10)横書き(その1)縦書きと横書きの違い
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過去8回の「実技編」では、
順手による縦書き左手書字の方法を検討してきました。

「順手縦書き左手書字」は、一応これで終わりとし、
今後は、「順手横書き」、
さらに「逆手」による左手書字の方法を検討してゆく予定です。

 ・・・

今回は、「順手横書き」の検討に入ります。

まずは、縦書きと横書きの違いについて。


 ―――――――――――――
 *** 横書きの書字方向 ***
 ―――――――――――――

縦書きと横書きとでは、どこがどのように異なるのでしょうか。

縦書きは、文字通り縦に文字を綴ってゆく書き方です。
それに対して横書きは、横に文字を綴ってゆく書き方です。


縦方向に書く場合は、基本的に
上から下への動きが誰にでも納得できる自然な方向でしょう。

それに対して横方向に書く場合は、どうでしょうか。
右からと左からとの両方の書き方が考えられます。


実際に世界には、この二通りの書き方が存在します。

左から右へ綴る書き方は、広く世界中で使われており、
アルファベットを使う、西洋を中心に世界中に広がりました。

一方、右から左に綴る書き方は、
ヘブライ文字やアラビア文字ぐらいで、
ごく限られた言語でしか使われていません。

これらの文字は、元々石にノミで刻むという書法であり、
この場合、右利きの人は、
右手にハンマーを持ち左手にのみを持つことになり、
右側から刻むほうが便利だったのです。
その伝統が今も残っているのだといわれています。


では、それ以外の言語ではどうだったのでしょうか。

アルファベットのもとになったものは、
古代メソポタミアのシュメールの楔形文字に起源を持つ
といわれています。

これらは、柔らかい粘土に草の茎の先で、
楔形の印を刻んで書いたものです。

元々は縦に書いていたものが、
あるときを境に文字ごと90度方向転換し、
今日につながる、左から右へ綴る横書きに変わった、
といわれています。

 (上から下へ)

  ∧ ┃

  ∧ ┃

  ∧ ┃ 

   ↓

(左から右へ)

  ━ ━ ━ 
  < < <

これは、右利きの人にはこのほうが便利だったから、
といわれています。

これは、用紙ごと90度左側に回転させた、
左横倒し方式といえるでしょう。


 ――――――――――――
 *** 日本語の横書き ***
 ――――――――――――

日本では、幕末から明治以降、
西洋の文物が輸入されるとともに、
横書きが導入されるようになりました。

このときに一部で混乱が起きます。

昔からあった一字縦書きが、西洋式の横書きと混同され、
日本独自の右から書く右横書きが現れます。

一字縦書きというのは、額などに揮毫されるもので、

  天
  地
  人

を、一字ごとに改行しますと、

 「人・地・天」

となり、一見、右横書きに見えます。

で、日本語では、右横書きが本来の書き方だ、
といった誤った見方が生まれ、混乱状態となったのです。(*)


 ―――――――――――――――
 *** 左手での横書きの難点 ***
 ―――――――――――――――

いつものクセで、また横道に入ってしまったようですが、
このように、本来、横書きというものは、
右手で書くのに都合の良い方法として定着してきたものです。

そういう綴り方を左手で行うのですから、
それなりの工夫が必要になってくるのは、当然のことでしょう。


「順手縦書き左手書字」法のポイントは、

ペン(筆記具)の先を常に身体の中心線と平行に、
真っ直ぐに保つことでした。

そのため、
 手および腕の方向が真っ直ぐになる位置で書くこと、
書き始めの位置を、
 身体の中心より握りこぶし一つ分程度左寄り、
とし、
 その位置からこぶし一つないし二つ分ぐらいの範囲で書く、
それ以上左にきたら、用紙の位置をずらし、
 常にこのこぶし一つから二つ程度の範囲内で書くようにする、
ということをあげました。


ところが横書きでは、この書く範囲が常に横に長く、
常に横移動を余儀なくさせられるのです。

真っ直ぐにペンを持てる範囲を超えて、
移動させなければならないのです。


  ━━━ 文字
  │/  左腕の角度の変化
  └●┘


文字を追いかけるように、
手および腕を動かさなければなりません。

結果として、「押す」ように書く形になります。

これが、文字を書く上でのギクシャクとした動きにつながり、
障碍となってきます。

また、右端に行くほど、右下がりの文字になるなど、
「右手書きの書き癖」を文字の理想的な美の形とする
従来の伝統的な文字の姿から外れたものになってしまいます。


 ―――――――――――――――――――――――
 *** 左手横書きの具体的方法―用紙の置き方 ***
 ―――――――――――――――――――――――

では、どうすれば、この問題をクリアできるのでしょうか。


左利き筆法(※)を思い起こして見ましょう。

二つの方法があります。

(1)用紙を左側に寄せて置く方法
(2)用紙を置く角度を変える方法

しかし、用紙を左側に寄せるといっても、限界があります。
横幅の大きな横長の用紙に書く場合には、
どうしても身体の中心線を越えるケースも出てくるでしょう。

その場合には、先ほどのような、障碍が生まれます。

では、二番目の方法はどうでしょうか。
これにも二つの方法があります。

用紙を真っ直ぐに身体に正対して置くのではなく、

(A)右側に倒しておく、斜め置き
(B)さらに進めて用紙を横倒しに置く、90度右回転式
  ―これは、楔形文字のときの90度左横倒し方式の
   ちょうど逆だといえるでしょう。

です。


では、次回から実際に書きながら検討してゆきましょう。


*
『横書き登場―日本語表記の近代―』屋内池誠/著 岩波新書

「お茶でっせ」04.2.17「『横書き登場』屋内池誠」
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2004/02/post_5.html

※『左きき書道教本〈復刻版〉』(フェリシモ 左ききカタログ)
 左利き友の会による左利き筆法を紹介した本
http://www.felissimo.co.jp/mall/v1/cfm/products_detail001.cfm?WK=8632&GCD=224361

--
* レフティやすおの左組通信
『―左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron04.lhw.html

* 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
・第124号(No.124) 2008/3/15「左手書字の研究―実技編(2)」
http://archive.mag2.com/0000171874/20080315074500000.html
「左手書字の研究―実技編」
 (2)縦書きと横書き―左手書字の要点
・第120号(No.120) 2008/2/16 
「左手書字の研究―実技編(1)はじめに」
http://archive.mag2.com/0000171874/20080216074500000.html
・第21号(No.21) 2006/2/25「字は右手で書くものか?」
http://archive.mag2.com/0000171874/20060225075000000.html
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
 ―その13― 字は右手で書くものか?」
「左手で字を書く・実践編
 1:正しい持ち方を身に付けよう(1)」
・第23号(No.23) 2006/3/25「字は右手で書くものか?(2)」 
http://archive.mag2.com/0000171874/20060325075000000.html
「左手で字を書く・実践編 
 1:正しい持ち方を身に付けよう(2)」

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   左利きがメイン・テーマのブログ!)
2.20 勝間和代/著『読書進化論』:レフティやすおが読む
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2.20 勝間和代/著『読書進化論』:レフティやすおが読む
(「お茶でっせ」より転載)
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http://8821.teacup.com/leftyyasuo/bbs
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 http://magnet.mag2.com/pc/page_f_home/6410
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 ▼次号案内▼
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 第169号(No.169) 2009/2/28 
 「<左利きプチ・アンケート>」(予定)

内容:
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載 
  第59回アンケートの現在の結果と感想
 
  <左利きプチ・アンケート>は毎月更新してきましたが、
  今年から、二ヶ月に一度の更新とします。
  当アンケートも50回を越えますと、
  これというアンケートを考えるのもなかなか難しくなります。
  次週は、前回のアンケートの現在の結果の紹介と私の感想を。

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 ▼バックナンバーの閲覧▼
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(バックナンバーは以下のページからご覧ください。)
・『まぐまぐ』のバックナンバー・ページ
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(最新のバックナンバー一覧号)
・第148号 2008年夏季臨時増刊「既刊号一覧2008年前期」
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・第165号 2009/1/31冬季臨時増刊号「既刊号一覧2008年後期」
http://archive.mag2.com/0000171874/20090131074500000.html
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 ▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼  
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 先週は温かい一週間でしたが、今週は打って変わってまた冬に逆
戻りしました。まあ、これが当たり前といえばその通りなのですが。
またまた、ジャガイモの植え付けの時期が来ました。でも、寒いの
でついつい億劫になってしまいます。でも、「蒔かぬ種は生えぬ」
というように、たとえ寒く辛い時期でも、我慢して作業しなければ、
収穫を迎えることはできません。どんなに辛くとも、今やらなけれ
ばならないことは、最低限のことだけでもやらなければいけないの
です。放り出すのはいつでもできます。とにかく、しがみついてで
も、今やらなければならないことをがんばり抜きましょう。
 今週は嫌でも、寒風の中、芋の植え付けです。明日のために!

では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
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      「レフティやすおの楽しい読書」第14号のお知らせ ◆

第14号では、福沢諭吉の『学問のすゝめ』を取り上げます。
『学問のすゝめ』は、中村正直訳『西国立志編』と並んで、
明治初期の一大ベストセラーであり、
新時代の国民教科書として、広く読まれました。

一時は、役割を終えた過去の歴史的遺産のように
扱われたようですが、昨今では再び、
現代にも通用する生きた思想の書として評価されています。

 2009(平成21)年2月号(No.14)-090228-
 『学問のすゝめ』新時代の国民教科書

*『レフティやすおの作文工房』「別冊編集後記」
2009.2.28(予定)『学問のすゝめ』新時代の国民教科書
 ―第14号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/

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