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左利きで生きる、ってどうなんだろう? 左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、自らの左利き体験を基に左手・左利き生活の実態に即した独断的アドヴァイス、および提案、役に立つ情報を紹介する左利きの諸問題を考えるメルマガです。

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2008/08/07

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第145号「初めての生活技術(3)人と...」

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><お><ま><け><コ><ー><ナ><ー><><【><左><利><き><の><本><】><
{新刊}『左対右 きき手大研究』八田武志/著 
              化学同人 DOJIN選書18 (2008/7/20)
http://www.kagakudojin.co.jp/library/ISBN978-4-7598-1318-0.htm
『左ききの神経心理学』(1996)の著者による、利き手研究の最新の
成果をまとめた新著。左利き短命説や利き手成立のメカニズム、利
き手と脳、いわゆる「矯正」(この言葉は使うべきではない不適切
な言葉だと私は考えますが)など利き手を科学する本。
【目次】第1章 優れる左きき/第2章 安全でない左きき/第3章
左ききの諸相/第4章 きき手の決め方/第5章 なぜ右ききが多い
のか?きき手成立のメカニズム/第6章 きき手と脳のはたらき/第
7章 きき手はいつ現れ、いつ決まるのか/第8章 左ききの矯正は
よいことなのか/第9章 動物にもきき手はあるか
http://www.amazon.co.jp/dp/4759813187/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
・『レフティやすおの本屋』<左利きの本棚/研究書・実用書>
 http://myshop.7andy.jp/myshop/lefty-yasuonohonya
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                    左利きで生きるには
          (レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
                    週刊ヒッキイhikkii

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 右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして 
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!

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         第145号(No.145) 2008/8/9
     「初めての生活技術(3)人と違うということ」

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─目次― 
欄外 おまけ...【左利きの本】『左対右 きき手大研究』八田武志
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
   ―その16― 初めての生活技術(3)人と違うということ
 ▼レフティやすおのサイト案内▼・・更新情報・・
 ▼次号案内▼
 ▼バックナンバーの閲覧▼
 ▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼
欄外 ≪初歩的古典入門メルマガ「楽しい読書」第7号のお知らせ≫
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 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
   ―その16― 初めての生活技術(3)
     人と違うということ
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  私はずっと、「技」や「技化(わざか)」ということに、こだ
 わってきた。[...] 「知っている」ことと「できる」ことは、全
 く違うことだ。[...] 反復練習を重ね、いつでも確実に使えるも
 の、それが技だ。[...] 技は、この身の内部にしみこんでいる。
 技があることで、自分を信頼できるようになる。[...] 技があっ
 てはじめて、本当の自信を持てる。
  
   齋藤孝/著『なぜ日本人は学ばなくなったのか』
      講談社現代新書1943(2008.5)「あとがき」218pより


  個別指導と、人と違う扱いに対する考え方について、
  など考えて見ます。

 ――――――――――――――――――――――――
 ◆ みんなと違ってもいい―『まっくろネリノ』 ◆
 ――――――――――――――――――――――――

産経新聞の夕刊に『落合恵子の絵本処方箋』という
絵本の紹介コラムが掲載されています。

7月24日掲載分の見出しは
「みんなと「違うこと」が辛かったら」。

今回紹介されている絵本は、

 『まっくろネリノ』
  ヘルガ・ガルラー/作 やがわすみこ/訳 偕成社

主人公は、真っ黒な小鳥のネルノ。

兄弟はみんなきれいな色の羽根を持っている。
だからネルノはひとり、悲しい思いをし、悩んでいる。

そんなときに事件が起きる。

きれいな羽根を持つ兄弟たちは
捕まって籠に入れられてしまったのだ。

でも、真っ黒なネリノなら闇夜にまぎれて、
みんなを助けられる!

こうして、みんないっしょになって、
ネリノはもうちっとも悲しくない…。

「みんなと違ってもいい、違いから、学び合い、
違いを受け入れる事が大事というメッセージ」(落合さんの言葉)

を伝えてくれる絵本です。


 ――――――――――――
 ◆ 平等に扱うとは? ◆
 ――――――――――――

実は人はみな一人一人異なっているのです。

そんなことはわかっているはずなのに、
時に人はみな同じだと考えてしまうものです。

そして、人と同じ扱いを求める。


平等という考えは、
近代においては最も重要なことの一つと考えらがちです。

もちろん自由と平等こそ、
近代市民社会が手に入れた大切な宝物です。

でも、本来平等とはどういうことか、といいますと、

人間は元々違っているという前提を受け入れ、
それゆえに一つの権利として、
人は平等に扱われるべきだ、とするのです。


では、人を「平等に扱う」とはどういうことでしょうか?

人を「平等に扱う」こととは、
人を「同じに扱う」ことでしょうか。

私は違うと考えています。


 ――――――――――――――――――――――
 ◆ 「違い」に応じた対応こそが、「平等」 ◆
 ――――――――――――――――――――――

例えば、身体の大きなこと小さな子がいたとします。

この子供たちを同じ大きさの椅子に座らせるとき、
これは「同じに扱う」ということです。

そうではなく、
それぞれの身体の大きさに応じた椅子に座らせるとき、
これを「平等に扱う」といえるのです。

同じ大きさの椅子でも、身体の大きな子にとっては小さすぎたり、
逆に、身体の小さな子には大きすぎたりするでしょう。

どちらもふさわしくないことです。

この場合は、
それぞれの体格に応じた大きさの椅子を与えるべきでしょう。

それで初めて「平等に扱われた」ことになります。


 ――――――――――――――――
 ◆ 「みんなと同じがいい」? ◆
 ――――――――――――――――

ある読者さんのお話です。

オルガン演奏の練習中のこと、
低音パートの練習で、右手で苦戦している左利きのお子さんに、

(低音の鍵盤は左側にあるので)左手でやってみたら、
と助言してみたところ、

急に表情が硬くなり、意地でも右手でやる、
という感じになってしまい、助言したことを後悔したといいます。

子供心に「みんなと同じ(扱い)がいい」「仲間はずれは嫌」
という意識があったのでしょう。

あるいは、左利きだからといって、他の子と違う人間だとか、
自分が劣った人間のように思われたくなかったのかもしれません。


日本人は(特に子供は)他の人と違う、
ということを非常に恐れます。

日本人のように誰もが外見的にもよく似ている場合
(髪の色も肌の色も目の色も体形や顔形、言語や文化的な背景も)、
また、農耕民族で集団で行動することが多い場合、
他人と比較したときの同一性を重要視する傾向が強いようです。

そして何かにつけて他の人と同じであること、
同じ扱いを受けることを求めます。

みんなと同じなら、とにかく安心だという考えです。

ですから、
左利きといったことでも大きな問題になってくるのです。

人と違う、と認定されることは
それ自体で「有罪判決」となるのでしょう。


 ――――――――――――――――――
 ◆ 違いを認めた上で平等を目指す ◆
 ――――――――――――――――――

しかし、実際には、人はそれぞれ違っています。
だから、それにふさわしい在り方があっていいはずです。

左利きには左利きの在り方が。
左利きには左利きらしい練習の仕方、生活の技術が。


「みんなと同じに、よーいドン!」もいいでしょう。
「みんな仲良く手をつないで一斉にゴールイン!」も
みんなが納得するのなら、いいのかもしれません。

しかし、現実には、それではやっていけません。
違う部分ははっきりと違いを認めるべきで、
その上で、どう対処するかを考えるべきでしょう。

一人一人が違うということに気がつけば、
例えば、ハンディキャップをつける
といった考え方が生まれてきても不思議ではありません。


乙武洋匡さんの『五体不満足』の本には、
「オトちゃんルール」という独自の遊びの決まりが出てきます。
(「第一部 車椅子の王様/オトちゃんルール」)

野球でも乙武さんが加わるときには特別のルールを採用して、
みんなで楽しめるようにした、というのです。

子供たちが自分たちだけで
独自のルールを考案して採用し、遊んでいたのです。

違いを認めた上で、
平等になるための公平な在り方を考えた結果です。


この世の中には色々な人がいて色々な立場があるのです。

まっくろネリノのように、
人と違っているからこそ、人の為に出来ることもあるのです。

そういうことをしっかり意識して、
ものごとを教える、教えを受けられるようになりたいものです。

 ・・・

―皆様からのご意見やアドヴァイスをお待ちしています。

様々な生活の技術をいかにして左利きの子供に教えるか、
その具体的な方法を求めています。

ちょっとしたアイディア、工夫でけっこうです。
何か面白い知恵があればお寄せください。

例えば、右と左の教え方―
従来はよく、
「お箸を持つほうが右手、お茶碗を持つのが左手」
などと教えました。

でも、これでは左利きの子は戸惑います。
何かこれは、という方法はないものでしょうか?

私は、
胸ポケットのある服で、ポケットのあるほうが左、
というのを考えてみました。

しかし、これはポケットのない服では通用しません。
また、両方についてる服もありました。

さて…。


※参考文献:
・『なぜ日本人は学ばなくなったのか』齋藤孝/著 
 講談社 現代新書1943(2008.5)
http://www.amazon.co.jp/dp/4062879433/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
・『まっくろネリノ』ヘルガ・ガルラー/作 やがわすみこ/訳
 偕成社
http://www.amazon.co.jp/dp/4032021406/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
・『五体不満足 完全版』乙武洋匡/著 講談社文庫
http://www.amazon.co.jp/dp/4062649802/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22

 次回の予定は→
 「―その16― 初めての生活技術(4)」



 このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
ウェブログ「レフティやすおのお茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。

・既発表分(その1〜6) ↓
『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き私論3」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html
・「その7」以降 ↓
「週刊ヒッキイ」バックナンバー参照
・左手書字に関する考察
「―その13― 字は右手で書くものか?」
「左手で字を書く・実践編」
「―その14― 左手で字を書くために」 
 ↓
『―左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
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・「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」掲載分一覧
第135号 2008年初夏臨時増刊
「テーマ別BN3/左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」
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 KYOCERA サムライSAMURAI Z2-L」に「左手カメラの使用感」追記
8.4 「レフティやすおの左利き自分史年表」<2008年>に追加 
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 ナー(ダイソーの100円で買える左利きグッズ紹介ページのこと) 
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8.4 「左利きの本棚/研究書・実用書」の棚に『左対右 きき手大
 研究』追加。「左利きの本棚/左利きの人」に武田双雲著『書愉
 道 双雲流自由書入門』を追加。他の左利きの棚も一部移動。
 http://myshop.7andy.jp/myshop/lefty-yasuonohonya  
・「レフティやすおの本屋」店長日記
8.7 本屋「左利きの本棚」に『左対右 きき手大研究』等追加
 (本の紹介:本屋の各棚の追加報告。)
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「お茶でっせ」より左利き記事 1本転載 
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 ここのところ、左利き関係の本―雑誌の記事や左利きについて書
かれた章を含む書籍、一冊丸ごと利き手に関する書籍など、続けて
出ています。うれしい出来事です! でも、それはそれで、お金と
本の置き場のない身には、ちょっと辛いことで、残念なことです。
 それはまた別として、こういうふうに色々な刺激がありますと、
何かにつけてやる気になってきます。自分のほうにも少しは風が吹
いてきているのかなあ、と考えたりもします。それならいいんです
が…。どうも自分の進む方向とは必ずしも同じ方向に吹いている風
ばかりでもないような気がしています。これはやっぱり困り者です。

   遇不遇は時なり、死生は命なり。 『荀子』より

では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
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一二三四五六七八九十一二三四五六七八九十一二三四五六七八九十
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2008.7.31
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