2008/03/08
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第123号「左利き子育て相談の疑問(9)社会との関係」
おらが自慢! c(^0^)y ハーイ! 1,2,3で、GO! ついに123号です。
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左利きで生きるには
(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
週刊ヒッキイhikkii
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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第123号(No.123) 2008/3/8
「左利き子育て相談の疑問(9)社会との関係」
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─目次―
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
―その15― 左利き子育て相談の疑問(9)
社会との関係
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▼バックナンバーの閲覧▼
▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼
欄外◎ニュース◎ 「レフティやすおの楽しい読書」第二号発行
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
―その15― 左利き子育て相談の疑問(9)
社会との関係
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石化した思想に/忠義な者が/鎖を断ち切り/
人間の魂を/解放した/ためしはない
マーク・トウェイン
大久保博/訳編『ちょっと面白い話』旺文社文庫(1980)
―――――――――――――
◆ 原動力としての怒り ◆
―――――――――――――
このテーマでは、子育て相談でのやり取りのなかで、
これはどうかという発言に対して、
私なりに色々と考えてみる、というものです。
最近は、
眼に余るような回答が少なくなっているように感じています。
これは、非常にうれしいことです。
以前は、本当に
怒りの炎がメラメラ燃え上がるような回答がありました。
回答者の知的レベルを疑いたくなる場合もありました。
昨今は、それだけ状況が改善されてきたのでしょうか。
一般向けの相談サイトの回答にも、
珍回答のようなものは少なくなってきています。
もちろん、思わず笑ってしまうような珍回答がなくなった、
というわけではありません。
(未だに、
左手に盾を持つのは心臓を守るため
右手は剣を持つため―といった説、
もしくはその延長線上の説を信じているらしい意見もあります。)
あるいは、
私の立場から許せないような考え方がなくなった、
というものでもありません。
(無理強いでなければ、右手を使うように指導してもよい
―というような意見。
でも、どこまでが無理強いでなく、どこからが無理強いか、
という線引きは、誰でも簡単にできるのでしょうか?
児童虐待の大半は虐待だという認識がない、といいます。)
しかし、全般的に見て、珍奇な説を持ち出したり、
"現代"の常識から見て、
問題があるような見方や考え方を示す人は少なくなりました。
脳科学の進歩とその一般への普及が進んでいるのも
一助になっているのかもしれません。
(普及している知識が、
すべてが正しいとされる知識ではないかもしれませんが。)
左利きとなる原因―成因が、脳神経系にあるらしい、
ということが言われるようになり、
左利きを
その子が生まれ持った性質―個性であり、尊重しよう
という考え方が普及して、
左利き自体のイメージも好転し、
左利きが嫌われれなくなりました。
これは、非常に大きな進歩です。
といったわけで、
私自身の怒りのレベルが確実に下がってきています。
――――――――――
◆ 社会との関係 ◆
――――――――――
とはいえ、まだまだ親御さんの意識のなかに、
私から見るとどうも…? と感じる認識があるのも事実です。
ただ、それらは今までにも何度も書いてきたことで、
正直、「また」(あるいは「まだ」)書かねばならぬのか、
といった落ち込んだ気分になってしまうのです。
どういうことかといいますと、
一番の違いは、社会との関係です。
親御さんのなかには、
世の中まだまだ右利きに便利な構造になっているので、
できることなら右手を使えるようにしてやりたい、
という願いがあるようです。
これは、素朴な親の願いだということは理解できます。
しかし、それでもなお、私は、この
世の中にあわせて子供をどうこうすべきだ、
といった考え方は、嫌いです。
許せません。
社会のルールにあわせることを教えるべきだ、
マナーは大事、
という考え方もあります。
しかし、
ルールには、正しいルールとまちがったルールがある
と思います。
また、
ルールと違ってマナーは、
必ず守らなければならないものではありません。
本物のマナーについて、
紳士淑女教育家・上月(こうづき)マリアさんは、
産経新聞2008年3月3日付朝刊「生活」面の記事で
こう述べておられます。
「自分が恥をかかないために覚えるものではなく、
相手を思いやり、合わせるためのもの。
自然への感謝の気持ちと他人への思いやりを
常に持ち続ける高い志がなければ、
どんなシーンでも対応できる
本物のマナーは身に付かないものです」
左利きの人がいれば、左利きに対応できるのが
本物のマナーでしょう。
――――――――――――
◆ 自分あっての自分 ◆
――――――――――――
まずは、
「自分がある」
ということが、何をおいても一番大切なことです。
自分がこの世にいて、初めて
(自分にとっての)世界がある、のです。
始めに世界があって、自分が生まれる、のではありません。
まず「自分」です。
親でもない、ましてや祖父母でもない。
親が喜ぼうと、祖父母が納得しようと、
「自分がない」―「自分でない」のでは、
自分が生きていることにはなりません。
「自分らしい自分を生きる」ことが、人生の幸せだと思います。
それが、
ソクラテスという古代ギリシャの哲学者が言ったという言葉
「よく生きること」であり、
「本当に生きること」だと思います。
―――――――――――――――――――――――
◆ 理想の生き方:自分のことは自分で決める ◆
―――――――――――――――――――――――
「自分」=「私」にとって一番大切なことは、
「私」を生きることです。
では、「私」を生きるとはどういうことかというと、
難しくいえば、
「私」が「私」の行動を決定する主体である、
ということです。
要するに、自分のことは自分で決める、ということです。
自分の決めた通りに生きることが望ましい生き方です。
確かにそれは難しいことでもあります。
みんながみんな俺も俺もと言い出せば、
互いの利害がぶつかり合うこともあるでしょう。
あるいはその力量もないことを願う人もあるでしょう。
しかし、それが一つの理想ではあります。
―――――――――――――――
◆ 正義を守るために戦う親 ◆
―――――――――――――――
しかし、子供はそうはいきません。
少なくともホントに小さい頃は。
親が守ってやらなければならないうちは。
そこで、親の考え方が決定的になってきます。
親の望むことが子供のそれと同じであるかどうか。
また、それが本当によいことかどうか。
判断が難しいことが色々出てきます。
しかし、肝心なことは、まわりがどうであろうと、
子供がどうであるか、だと思うのです。
社会が右利きに有利な世の中であろうと、
子供にとって一番よいと思われることが、本来の「正義」です。
その「正義」の邪魔をするものがあれば、
それは「悪」です。
「悪」は、懲らしめるか、改善するのが本道です。
社会に合わせる、という考え方は、
「悪」に身を任せる、ということです。
社会がどうだからそれに合わせる方が得だ、
という考え方は、表面的な損得意識だけであり、
普遍的な正義を求める道ではありません。
たとえ険しく厳しいものであろうと、
子供にとって正義を守るために戦う親
であって欲しいものです。
そして、その正義がかなえられたとき、
子供にとっての幸せが初めて確保されるのです。
――――――――――――――――
◆ 社会の構造を変える努力を ◆
――――――――――――――――
私は、
左利きの子供を持った親のなすべきこと
とは、
右利きに有利な社会のなかで苦労しないように、
と
わが子に右手も使えるように指導する
ことではなく、
右利きのみに優しい社会のあり方を、
左利きにも優しい社会に変える
ことだ、と考えています。
現状は、
左利きの子供は左手を使っても良い、
と認められるようになりました。
左手・左利き用品を買い与える親も増えました。
この段階まではたどり着きました。
これは、誠に喜ばしいことです。
でも、もう一歩進めて、
右利き優先に傾いている社会の実情を、
左利きにも優しいものに変えてゆく。
右利きも左利きも、そしてどちらとも判定しにくい人たちにも、
都合の悪いものとならない左右ユニバーサルデザインの、
互いに共存し、いっしょに暮らせる―共生できる社会に変える。
そのように社会のあり方、構造そのものを変革する。
そういう運動を積極的に展開する、
という段階まで進んで欲しいものです。
矯正すべきは社会の構造、
というのが私の昔からの変らぬ考えです。
いっしょに努力して行ければ、と願っています。
---
※参考文献:
・『本当に生きるための哲学』左近司祥子/著 岩波現代文庫
(2004)
http://www.amazon.co.jp/dp/4006030932/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
※
このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
ウェブログ「レフティやすおのお茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。
・既発表分(その1〜6) ↓
『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き私論3」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html
・「その7」以降 ↓
「週刊ヒッキイ」バックナンバー参照
・左手書字に関する考察
「―その13― 字は右手で書くものか?」
「左手で字を書く・実践編」
「―その14― 左手で字を書くために」
↓
『―左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron04.lhw.html
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―今週更新された主な記事―
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3.3 左手書字するドナルドは左利き?(左手書字/マクドナルドの
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・レフティやすおの新しい生活を始めよう!
「お茶でっせ」より左利き記事 1本転載
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・レフティやすおの作文工房
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▼次号案内▼
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第124号(No.124) 2008/3/8
「左手書字の研究―実技編(2)」(予定)
内容:
≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」..第三土曜日掲載
(2)姿勢と持ち方
正しい左手書字の基本形を考えてみます。
まず姿勢と持ち方―鉛筆を持つ手の位置や構え、角度など。
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▼バックナンバーの閲覧▼
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・『まぐまぐ』「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
http://archive.mag2.com/0000171874/index.html
・『左組通信』「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/mm-hikkii.html
・週刊ヒッキイ 第37号 夏季臨時増刊「既刊号一覧」
http://archive.mag2.com/0000171874/20060707075000000.html
・週刊ヒッキイ 第62号 冬季臨時増刊「既刊号一覧・2006年後期」
http://archive.mag2.com/0000171874/20061230075000000.html
・週刊ヒッキイ 第75号 臨時増刊「テーマ別BN1/左利き実用講座」
http://archive.mag2.com/0000171874/20070331074500000.html
・週刊ヒッキイ 第88号 夏季臨時増刊「既刊号一覧・2007年前期」
http://archive.mag2.com/0000171874/20070630074500000.html
・週刊ヒッキイ 第114号 冬季臨時増刊「既刊号一覧2007年後期」
http://archive.mag2.com/0000171874/20071229074500001.html
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▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼
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今週は、かなり長く感じています。何やかやと忙しく感じる反面
やけに長く感じる一週間です。やるべきことがたくさんある。―の
に何もしなかったり、するべきことはしているはずなのに、具体的
に目に見えるものが残せなかったり…。
一言でいえば、不調。ということになりますか?
停滞、とも言えます。何かいい脱出法はないものでしょうか。
今週号も、書き終えた時点でやっと出発点に到達した感じです。
ホントはここから書き始めるべきなのですが、時間が来ました。見
切り発車です。次回にでも具体的な行動を書いてみたいと思います。
では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
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左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii/発行:レフティやすお
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Copyright(c) 2005-2008 by L.YASUO
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欄外◎ニュース◎ 「レフティやすおの楽しい読書」第二号発行
2008年2月29日に、
本と読書をテーマにした新メルマガの第二号を発行しました。
2008(平成20)年2月号(No.2)-080229-
大人も楽しい『トム・ソーヤーの冒険』
http://archive.mag2.com/0000257388/20080229074500001.html
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レフティやすおの楽しい読書
●カテゴリ アート・文芸 > 文芸 > 批評・論評
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●バックナンバー設定 全て公開
●発行周期 月刊(月末発行予定)
●メールマガジンの説明文(全角120文字/半角240文字以内)
若い頃は本屋の店員だった本好きのレフティやすおが、
古今東西の古典・名作・名著のなかから毎月一点を選んで、
楽しい読書のポイントを紹介します。
読書とは他人(ひと)様の人生を追体験すること。
「楽しい読書」で豊かなひと時、楽しい人生を送りましょう。
●バックナンバー
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第一号では、ここ三四年で一番のお気に入りの本、
『論語』を取り上げました。
第二号では、高2の夏休み以来の愛読書
『トム・ソーヤーの冒険』を取り上げています。
毎号「付録」では、
本文で取り上げた書物を楽しく読むための
入門書や関連書を紹介しています。
あなたの読書の手引きにご利用ください。
次号(三月末発行)では、
『老子』を紹介する予定です。
ぜひ私といっしょに本を読むこと、
読書の楽しみを味わいませんか。
そして、己の人生を豊かのものにしませんか。
創刊号:
「2008(平成20)年1月 創刊号(No.1)『論語』―学ぶことは楽しい」
*「別冊 編集後記」始めました!
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ろんご・ロンゴ・論語―創刊号「楽しい読書」別冊編集後記
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