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左利きで生きる、ってどうなんだろう? 左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、自らの左利き体験を基に左手・左利き生活の実態に即した独断的アドヴァイス、および提案、役に立つ情報を紹介する左利きの諸問題を考えるメルマガです。

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2008/02/09

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第119号「子育て相談..(8)/<LYGP2008>発表」

おらが自慢! c(^0^)y ハーイ! ついに始めました ↓欄外見てね
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                    左利きで生きるには
          (レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
                    週刊ヒッキイhikkii

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 右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして 
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!

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         第119号(No.119) 2008/2/9 
 「左利き子育て相談の疑問(8)/<LYGP2008>読者大賞発表」

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─目次― 
  ◎<LYGP2008>ニュース◎ 読者大賞・各賞発表!
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
  ―その15― 左利き子育て相談の疑問(8)
   左利きを「直す」べきと考える人たち
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 ▼次号案内▼
 ▼バックナンバーの閲覧▼
 ▼c(^0^)y レフティやすおの編集後記 ( ..)φ▼
  欄外◎ニュース◎ 新メルマガ「レフティやすおの楽しい読書」
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  ◎<LYGP2008>ニュース◎ 読者大賞・各賞発表!
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2月10日―日本版「左利きの日」(レフトの日)記念

  〓〓〓 第2回<LYグランプリ>2008 〓〓〓

「読者大賞」読者投票アンケートの結果および、
各賞の受賞者を発表します。


審査委員長レフティやすおの選んだ、
今年の読者大賞候補(審査員賞)は以下の通りでした。


 〜〜〜 第2回<LYグランプリ>2008 読者大賞候補 〜〜〜

◎左利きの本 部門◎
 1・『なぜヒトの脳だけが大きくなったのか
 ―人類進化最大の謎に挑む』濱田穣/著 講談社ブルーバックス
 (2007.1.20刊)霊長類の利き手の進化の歴史を説明する章あり

◎新聞・雑誌 部門◎
 2・『週刊AERA(アエラ)』「アエラネット/レフティー」
  2007年1月29日号/2月5日増大号/2月12日号の三週連続掲載
  「左利き、直す?直さない?」等、右利き寄りの発想が「?」

◎放送 部門◎
 3・「アメトーーク」テレビ朝日系で左利き芸人特集
  全国放送の左利き芸人の左利き話と、左利き用品の紹介など
  (12月13日放送)

◎左手/左利き用品 部門◎
 4・左利き用のメモ台付チェア(菊屋浦上商事)
  神奈川県相模原の文具商が受注、大学に納入(3月)

◎文化 部門◎
 5・「ミシュランガイド東京版」の三つ星店の一つに
  左利きのすし職人、小野二郎氏の店が選ばれる
  箸・庖丁は右手ですが、すしの握りは左構え(11月)

◎行事・イヴェント 部門◎
 6・TOKYO LEFTEOUS PROJECT ON 13TH AUG.〜左利きの気持ちに
   なってみる日〜 8月13日国際版の左利きの日企画行事開催
   お箸の向きを左利き用に変え、お客様にアピール

◎芸能 部門◎
 7・小島よしお 海パンお笑い芸人、テレビで大活躍
  「そんなの関係ねぇ!」と「おっぱっぴ〜」のギャグで
   2007年度『新語・流行語大賞』ノミネート(前者受賞) 

◎スポーツ 部門◎
 8・岡島秀樹投手(レッドソックス)大リーグで大活躍
  オールスター戦にも選出、ワールドシリーズでも優勝に貢献
  頭から突っ込む独特の投法の左投げ投手

◎その他 部門◎
 9・ニンテンドーDSソフト「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」
  走る・剣を振る・謎を解く… タッチペンで できる新しい冒険
  6月23日発売 左利き設定で左利きの主人公を左手で操れる

投票の結果は、以下の通りです。

(投票にご協力いただきました読者の皆様には、
 心より御礼申し上げます。ありがとうございました。)


1・左利きの本部門:『なぜヒトの脳だけが大きくなったのか』 2  
2・新聞雑誌部門:『週刊AERA』「アエラネット/レフティー」 2  
3・放送部門:テレビ朝日系「アメトーーク」左利き芸人特集 4  
4・左手/左利き用品部門:左利き用メモ台付チェア(菊屋) 4  
5・文化部門:「ミシュラン」三つ星に左利きすし職人小野二郎 2  
6・行事イヴェント部門:TOKYO LEFTEOUS PROJECT ON 13TH AUG. 4  
7・芸能部門:小島よしお お笑い芸人「そんなの関係ねぇ!」 1  
8・スポーツ部門:岡島秀樹投手(大リーグ、レッドソックス) 2  
9・その他部門:ニンテンドーDS「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」 1 

以上、総投票数:22票(2008/02/08締切)


ご意見:
 今年はこれという本命がないような感じ、迷う・・・。
 みんなそれぞれにいいけれど、でもぐんぬいて、
 というほどではないような。【右田左太郎│08/02/06 21:28:31】


※ 結果を見る:
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=54855


以上のように、今回は投票数(総数22票)が伸びず、
前回(32票)を下回る結果となりました。

投票総数が、昨年の第一回に設定しました目標値
(できれば40票以上―最低30票)に届きませんでした。


つきましては、主宰者(兼審査員)の権限により、

残念ながら今回の読者大賞は、

 「該当なし」

と致します。

ただし、
得票いたしました全9件すべてに「読者賞」を授与致します。

 ・・・

各賞の発表は以下の通りです。
(審査員・レフティやすお/敬称略)


  〓〓〓 第2回<LYグランプリ>2008 各賞発表 〓〓〓


≫ 読者大賞:

 該当なし


≫ 審査員賞&読者賞:

・左利きの本部門:『なぜヒトの脳だけが大きくなったのか』
・新聞雑誌部門:『週刊AERA』「アエラネット/レフティー」
・放送部門:テレビ朝日系「アメトーーク」左利き芸人特集
・左手/左利き用品部門:左利き用メモ台付チェア(菊屋)
・文化部門:「ミシュラン」三つ星に左利きすし職人小野二郎
・行事イヴェント部門:TOKYO LEFTEOUS PROJECT ON 13TH AUG.
・芸能部門:小島よしお お笑い芸人「そんなの関係ねぇ!」
・スポーツ部門:岡島秀樹投手(大リーグ、レッドソックス)
・その他部門:ニンテンドーDS「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」


≫ 審査員・大賞: 

 行事イヴェント部門:TOKYO LEFTEOUS PROJECT ON 13TH AUG.

 (自分の身の回りの、今できることから取り組んだ行動―
 その勇気と志に。)


≫ 審査員・思い出しま賞:

 山城新吾と川谷拓三による日清どん兵衛CM(昭和54年頃?)

 (左利きの両氏が、左手箸で即席麺を食べるコミカルなCMは、
 内容の軽妙さと両氏の明るく親しみやすいキャラクターにより、
 人気を博した。
 当時、左手による箸使いをテレビのような公の場で
 目にすることのまだまだ少なかった時代にあって、
 左利きの人たちに大いに勇気を与え、かつ、
 世間に左手箸の存在を広めることに大きく貢献しました。)

*参照:「レフティやすおの左利き自分史年表」1980(昭和55)26歳
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.jibunsi.html


≫ 審査員・特別賞(反面教師賞):

 横澤彪 J-CAST テレビウォッチ「横澤彪のチャンネルGメン69」
 「国分太一くん、箸は右手で持とうよ」記事、および続編
 「国分太一くん、オレも左利きなんだ」の両記事

(一タレントの左手箸に関する個人的な価値観による発言が、
 人々に左利きについて改めて考える機会を与えた点は、
 特筆すべき事件でした。)


※ 審査員賞(読者大賞候補)・審査員各賞について―

審査員賞(読者大賞候補)並びに審査員各賞は、審査員であるレフ
ティやすお自らが、個人的な見解に基づき、選定した賞です。

「大賞」は、審査員賞のなかから、審査員自身が最もふさわしいと
考えたものをひとつ選んでいます。

「思い出しま賞」は、日本の左利きの歴史に残るような偉業に関し
てこれを思い出し、次代につなげて行こうという趣旨の賞です。

「巨匠賞」は、過去に実績を残し、なおかつ現在も活動を続ける、
現役の左利き研究家・活動家を表彰するものです。
今年は、「該当者なし」となりました。

「特別賞」は、随時そのときの状況により、表彰するもので、
今年は、その意味合いから「反面教師賞」と名づけて見ました。

 ・・・

 <LYグランプリ>とは、
  ―Lefty Yasuo's/Lefty of the Year Grand prix―

 2月10日の日本版左利きの日―レ(0)フ(2)ト(10)の日―を
 記念して、
 前年、日本国内において、
 左利きもしくは身体性の<左>系に関連して、 
 最も話題になった、あるいは活躍が顕著だったと思われる、
 または、左利きおよび利き手の問題を知る上で
 重要と考えられる人物や事物、行事などなど…を、
 メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 誌上で表彰しよう、というレフティやすおによる個人的企画です。

 前年一年間で(今回2008は、昨年2007年を選考対象期間とする)、
 「最も活躍した」、もしくは「話題になった左利きの人物」、
 あるいは「左利きに関わる人物」、および「事物」を
 顕彰するものです。


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 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
  ―その15― 左利き子育て相談の疑問(8)
   左利きを「直す」べきと考える人たち
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 新年早々、ある一般向けの相談サイトで、
 「左利きは見苦しいから、昔のように左利きの矯正を進めよ、
 親は子供を右利きに躾けておくべきでは?」
 という意見が掲載されました。結果、多くの反対意見が掲載され、
 相談者は世間の様変わりを実感されたようです。
 改めて、このような意見について考えてみましょう。


 ――――――――――――――――――――――
 ◆ 左利きは「直すべきだ」と考える人たち ◆
 ――――――――――――――――――――――

昨年、横澤彪氏のブログで、
タレントの国分太一さんの左手箸について右手に直すべきだ、
という発言があり、
左利きの人の間でちょっとした話題になりました。(*)

今でもこのような左手使いに対する、
眉をひそめるような、非難するような発言をする人がいます。


現代ではこのような言動は、一般的には偏見と見なされ、
良くないことと考えられてはいますが…。

しかし、特に年配者を中心に、
まだまだそのような考え方があることは事実です。

年配者と書きましたが、必ずしもそうとは限りません。
若年者にも、そのような考えを示す人がいます。

思うに周りに左利きの人がいない人に多いのではないか、
と想像しています。


このような考えを持つ人たちから見れば、
左利きであっても―いえ
左利きであればこそ、
それは直さなければならない、悪癖悪習である、のでしょう。

だからこれを「直す」「矯正する」必要がある、
と考えるわけです。


 ―――――――――――――――――
 ◆ 「矯正」という言葉について ◆
 ―――――――――――――――――

この左利きにおける「矯正」という言葉については
今まで散々書いてきました。

何度でも、改めて書くべきところですが、
簡単にふれるのみにします。


要するに、右手使いが正しい作法であり、
よって左手を使うことは、作法に外れる見苦しいこととされ、

左利きの子供に右手を使うようにさせることは、
正しい行いに改めさせることであり、

すなわち、欠点・悪習・悪癖を正すこと―
「矯正する」ことである、
という考えを示します。

左利きを「矯正する」という言い方を認めることは、
私の考えでは、この意味を認めることでもあるのです。

左利きは直すべき・正すべき欠点であり、悪習・悪癖だと考える、
ということを意味します。

私はそうではないと考えています。

だからこういう言葉は使ってほしくないのです。

単に
「右手を使う」「右手使いを指導する」といった
価値判断を伴わない言葉で表現して欲しいのです。


 ―――――――――――――
 ◆ 差別の構造を考える ◆
 ―――――――――――――

こういう「一つの価値観でのみ世界を見る」という考え方は、
現代では誤ったこととされています。

現代は多様性の時代であり、
人は皆、自由と平等を保障された存在として生きており、
それぞれの持つ特質は尊重されなければならない、のです。

身体的な違い―人種や民族、障碍の有無、年齢・性別など、
もちろん利き手の違いもその一つです―も、
精神的・文化的な違い―言語や風俗・習慣、宗教など―も
すべてこれを尊重し、互いに協調し、共生する時代なのです。


人間はみな平等である、という近代的な考え方が現れて初めて、
差別というものが生まれたのだ

という意見を私は、
 竹田青嗣/著『哲学ってなんだ 自分と社会を知る』
で知りました。


昔は権力を持つ人がいて、ああだこうだといえば、
それがそのまま通り得る世の中でした。

権力を持つ人は王様一人とは限りません。

体制に属する人たち―
一つの価値観を共有する人たちの集団もそうです。

一つの価値観がすべてを律してしまう世界です。

そこでは差別は意識されません。

体制に属するものとそうでないものとの間に、
あらかじめ差があるのですから、
差別されるのは、当然のことです。


それが近代以降変ってきたわけです。
近代以降、平等思想の普及と共に、
差別が意識されるようになって来ました。

様々な差別の不当性が認識されるようになって来ました。
平等意識が強まれば強まるほど、
現状に対する不満が生まれてきます。


一方で、自己の存在を際立たせたいと思えば、
ちょっとした違いをアピールすることになってゆきます。

しかし、多数派にあることが強さになるのが
平等の時代の特徴でもあります。

共有できる価値観を持つ集団が
そこから外れた人たちを排斥するようになります。


 ―――――――――――――――――――――――
 ◆ 差別は、個人の問題でなく、社会的な問題 ◆
 ―――――――――――――――――――――――

それゆえに、現代においては、
差別や偏見は、常にこれを排除する努力の結果としてのみ、
解消されるのです。

黙ってみているだけでは決して消えてなくなりはしません。

差別というものは、
人間一人一人が自覚を持って取り組まなければ、
解決されない問題なのです。

 「差別は、個人の生き方の問題としてでなく、
  社会的な問題として、ルールや制度の問題として
  考えなければならない。」

と、竹田氏は書いています。

私はこの意見に同感です。


左利きは「直すべきだ」と考える人たちに対しても、
その考え方は差別につながるのだ、
ということをはっきりと伝えるべきでしょう。

自分の一方的な価値観でものを判断することは偏見であり、
差別につながるのだ、と。


 ―――――――――――――――――――
 ◆ 教育の力、学校の力、教科書の力 ◆
 ―――――――――――――――――――

こういった左利きは「直すべきだ」と考える人たちは、
小さい頃に周囲の人たちから教え込まれたものの見方を
そのまま信じ込み、
本当にそれが「正しい」のか「悪い」のか、と
改めて自分の頭で判断することもしない、
思考停止状態に陥っている、というのが実情です。

よく言えば、ゆるぎない自分の価値観を持っている、
ともいえるのですが、
昔のようにものごとの動きがゆるやかであった時代は、
それでよかったのでしょう。

しかし、昨今のように、
科学技術の目覚しい進歩の時代―
急速に世界が小さくなり、互いに影響し合う時代にあっては、
旧来のものの見方・考え方では、対応できなくなっています。

日々新たな情報がもたらされ、
今までの価値観がひっくり返されるということもたびたびです。

昨日の常識がもはや通じなくなる時代でもあります。


これらの人たちとの話し合いといっても、
ほとんどが噛み合わないままに終わることが多い
ように感じます。

しかし、あきらめてしまうこともできません。

たとえ、こちらの考えを100%理解してもらえないまでも、
納得はしてもらえないまでも、
少なくとも、こちらの考えを受け入れてもらう段階までには
持って行かなければいけない、と思います。


こういうときにこそ、
教育の力というものが必要になるように思います。

一番良いのは、やはり学校の力ではないでしょうか。

先生にお話していただく、というのは
これらの年配の人たちには効果があるように思います。

それと教科書です。

子供たちが学ぶ本に書いてある、
ということは非常に効果が高いように感じます。

目に見える形で表すことが、
強い説得力を発揮するような気がします。

こういった援護があると、非常に助かるのではないでしょうか。


左利きに対する正しい認識を持っていただくために、
大人たちに対しても利き手教育を実施して行く、
それぐらいの心積もりが必要ではないでしょうか。

私は教育の力に期待しています。


 ―――――――――――――――――――――
 ◆ 利き手の違いを考慮した技術の伝授を ◆
 ―――――――――――――――――――――

おしまいに、

私は、左利きの子供には左利きの教育を施すべきである、
と考えています。


従来、意識的なものばかりとはいえませんが、
子供たちには、右利きの教育が施されてきました。

それらは、
右利きによる右利き仕様の技術が基本になった教育でした。

右利きの子供たちにとっては、確かに適切なものでした。


左利きの子供に対しては、

戦前の教育は、左利きであっても右に倣え、という教育で、
例えば、字を書くことも箸を使うことも、
右手を使うように指導されてきました。

しかし、戦後の民主教育ではこれらは否定され、
左利きの子は左手を使ってよいのだ
という常識が普及してゆきました。

私などはそれらの教育の先端にいた一人だったのでしょう。

それでも当時の教育は、単に左手を使ってよい、
というだけの教育でした。

左利きの子供には(左利きの子供に不都合のない)
左利き仕様の技術を積極的に教えよう、

というものではありませんでした。


これからの教育は、
利き手の違いがバリアになる場合には、
左利きの子供にも不都合とならないような方法を考慮した
技術の伝授といったものを想定すべきでしょう。

一つの例を挙げましょう。


 ―――――――――――――――――
 ◆ 書写の教科書に左利きの例を ◆
 ―――――――――――――――――

一昨年の「週刊ヒッキイ」のこのコーナーの
「左手で字を書くために(6)/小学校の書写の教科書」
のなかで、

最近の小学校の書写の教科書(小1用)を紹介しました。

 東京書籍/発行「新編新しい書写」

というものです。


ページを開くと見開きで、字を書くときの机の上の様子がイラスト
に描かれていました。
始めの授業ですから、「じをかくしせい」を身に付けよう、という
学習です。

右手の位置や、紙を押さえる左手の位置が絵になっています。

大判の教科書ですから、小一の子供なら、
これを机の上に広げれば、ほぼ実物大に近いものとなるでしょう。


今書きましたように、これは「右利き・右手筆記」の例です。
右手に鉛筆を持って、字を書く(書字)のポジションです。

写真でも、右手に鉛筆を持つ子供の姿、および手の様子が
紹介されています。

もちろんのこれも、「右利き・右手筆記」の例です。
左利き・左手筆記の子供の例はありません。


「百聞は一見如かず」です。

これでは、

「オジイチャンやオバアチャンがいつも言ってるように、
字は右手で書くものなんだよ」

を、肯定するようなものです。

出版社のホームページには、以下のように説明されています。

 「左利きの子ども用の手の置き方の図版は、
  教師用指導書に用意しています。」

教師にすべて任されているわけです。

もし教師の左利きの子供に対する意識が低ければ
どうなるのでしょうか。


私は非常に危険だと思います。

完全な人間などいません。
教師も人間です。

間違いもあれば見落としもあります。
その時どうするのでしょうか。

また人間には、自分が見たいものしか見ない、
という性質があります。

左手で字を書く人など見たことがない、
という発言をする人もいます。

また「私は右利きだから右利きの子供しか教えられません」
と先生が言い出したらどうでしょうか。


そこで、提案です。

ぜひ、左利きの子供の例も
きちんと教科書に載せてもらいましょう。

右利き用と同じスペースとは言いません。
せめて片隅にでも、「左利き・左手で字を書く場合」
の写真や絵を入れてもらいましょう。

そうすれば、左利きの子はこうする、
というのが目に見える形になります。


そして、疑問を持った子供が
「どうしてこの子は左手に鉛筆を持っているの?」
と問えば、そこで利き手の教育ができます。

さらにそれを広げて、
この世の中には色々な人がいるのですよ、というふうに、
社会の持つ多様性といったことも教えることができます。


先のところで書いたように、こういう教科書があれば、
「左利きは直すべき」という人に対しても

「ホラ、教科書にもこのように描いてありますよ」
と示すことができます。


左利きには、左利きに合った教育を。

そして、左利きを通して
色々なものの見方・考え方のできる
豊かな情操を持つ子供に育てて欲しいものです。

私はそういう教育を期待しています。

---
※参考文献:
・竹田青嗣/著『哲学ってなんだ 自分と社会を知る』
   岩波ジュニア新書415(2002刊)
http://www.amazon.co.jp/dp/4005004156/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22

*参照:
・2007.06.30
 横澤彪氏「国分太一くん、箸は右手で…」発言に思うこと
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/06/post_dade.html
・2007.07.05
 横澤氏「太一くん…」発言に見る左手、利き手差別の構造 
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/07/post_48b4.html

「週刊ヒッキイ」バックナンバー
・第48号(No.48) 2006/9/16「左手で字を書くために(6)」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/107703244.html
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その14―
 左手で字を書くために(6)小学校の書写の教科書


※
 このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
ウェブログ「レフティやすおのお茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。

・既発表分(その1〜6) ↓
『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き私論3」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html
・「その7」以降 ↓
「週刊ヒッキイ」バックナンバー参照
・左手書字に関する考察
「―その13― 字は右手で書くものか?」
「左手で字を書く・実践編」
「―その14― 左手で字を書くために」 
 ↓
『―左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron04.lhw.html

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  ―今週更新された主な記事―
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 ▼次号案内▼
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 第120号(No.120) 2008/2/16 
 「左手書字の研究―実技編(1)」(予定)

内容:
  ≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」..第三土曜日掲載
  (1)はじめに
  
  まずはじめに、このシリーズで検討する左手書字の目指す方向
  について規定しておきましょう。

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 ▼バックナンバーの閲覧▼
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・『まぐまぐ』「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」 
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874 
・『左組通信』「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/mm-hikkii.html
・週刊ヒッキイ 第37号 夏季臨時増刊「既刊号一覧」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/107457630.html
・週刊ヒッキイ 第62号 冬季臨時増刊「既刊号一覧・2006年後期」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108088513.html
・週刊ヒッキイ 第75号 臨時増刊「テーマ別BN1/左利き実用講座」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108403685.html
・週刊ヒッキイ 第88号 夏季臨時増刊「既刊号一覧・2007年前期」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108709267.html
・週刊ヒッキイ 第114号 冬季臨時増刊「既刊号一覧2007年後期」
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 第2回<LYグランプリ>2008やらこれやらで、本誌の記事のほ
うがちょっと手抜き加減になっています。ちょっと予定が狂うと、
月一テーマの記事は、しっかり次に書くことをメモしておかないと
忘れてしまいます。12月にはそれなりの考えがあったのですが、
だんだん月日の経つうちに記憶が希薄になり、中身を改めて考え直
す羽目になりました。
 いかんいかん、もう少し計画性を持たねば、と反省しています。

では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
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  欄外◎ニュース◎ 新メルマガ「レフティやすおの楽しい読書」

2008年1月31日に、本と読書をテーマにしたメルマガを始めました。

レフティやすおの楽しい読書

●カテゴリ  アート・文芸 > 文芸 > 批評・論評
●マガジン形式  テキストメルマガ形式  
●バックナンバー設定  全て公開  
●発行周期  月刊(月末発行予定)

●メールマガジンの説明文(全角120文字/半角240文字以内)
 
 若い頃は本屋の店員だった本好きのレフティやすおと
 「楽しい読書」を通して豊かな人生の時をすごしましょう。
 読書とは他人(ひと)様の人生を追体験すること。
 そこから何かを学ぶか、ひと時の愉快な時間をすごすか、
 自分なりの楽しみを見つけてください。
   
●バックナンバー(創刊号:見本誌)
「2008(平成20)年1月 創刊号(No.1)『論語』―学ぶことは楽しい」
http://archive.mag2.com/0000257388/index.html

 第一号は、ここ三四年で一番のお気に入りの本、
 『論語』を取り上げています。

 本文では、『論語』が何ゆえに私のお気に入りとなったか
 その理由にふれながら、
 『論語』がすばらしい本であることを説いています。

 「付録」では
 『論語』を楽しく読める本をいくつか紹介しています。

 次号(今月末の発行予定)では、
 『トム・ソーヤーの冒険』を紹介する予定です。

 ぜひ私といっしょに本を読むこと、
 読書の楽しみを味わいませんか。
 そして、己の人生を豊かのものにしませんか。

※
登録及び解除(配信中止)は、こちら ↓
 http://www.mag2.com/m/0000257388.html 

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http://pro.que.ne.jp/magzine/mag2/search/search.cgi?index=0000171874  
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