2007/04/14
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第77号「左利き子育て相談の疑問(2)」
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左利きで生きるには
(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
週刊ヒッキイhikkii
世界の片隅で左手と左利きを考える
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第77号(No.77) 2007/4/14
「左利き子育て相談の疑問(2)」
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「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」は、
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きの諸問題と真剣に取り組むメルマガです。
今日からいっしょに左手・左利き生活を楽しみましょう!
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─目次―
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
―その15― 左利き子育て相談の疑問(2)
「左手使いに違和感を持つ人もいるから」の不思議
■左利き子育てメモ■ 産経新聞の左利き親子の投書
●レフティやすおのサイト案内●・・更新情報・・
▼次号案内▼
▼バックナンバーの閲覧▼
●レフティやすおの編集後記●
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
―その15― 左利き子育て相談の疑問(2)
「左手使いに違和感を持つ人もいるから」の不思議
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ネットの子育て相談を中心に、その疑問点を探ってみようという
テーマでお送りしています。
前回は、左利き子育て相談の回答で、必ずといっていいほどに使
われるフレーズ、「両手が使えるようになるといいね」について
考えてみました。
今回は、「左手使いに違和感を持つ人もいるから」とか「社会の
ルールだから」等の理由で、右手も使えるようにしておこう、と
いうアドバイスについて考えてみます。
――――――――――――――――――――――
◆ 「右手を使うほうがよい場面もある」? ◆
――――――――――――――――――――――
ネットの子育て相談の中には、左利きの子供に対して、
「無理に左利きを直さないほうがいい」と説きながらも、
「右手を使うほうがよい場面もある」
と、右手使いを指導するように助言する例があります。
例えば、
絵を描いたり、スポーツなどの身体を使う系統の、
一般的に言うと、右脳的?な作業では、
左手を使うことを薦める。
ところが、お勉強に関係していたり、お行儀や躾に関係した、
どちらかというと人間だけが行う行動、左脳的?な場面においては、
右手を使わせたい、
という傾向があるように思われます。
「将来社会に出た時、相手に違和感を持たれないため」とか
「まわりの人に迷惑をかけないように」
といった理由からです。
主に、書字・箸使いに関してです。
あるいは、これに刃物、庖丁使いなども加えられるケースもありま
す。
「見ている人が危なっかしく感じる」というのが、主な理由です。
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◆ 左手使いに違和感を持つ人もいる ◆
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会食の際に、左手箸では、隣の人と肘が当たることがあり、
迷惑をかける。
また、同席者のなかに左手箸に違和感を持つ人もいる。
という理由で、右手で箸を持つべきだ、という考える人もいます。
以前紹介しましたお箸の作法についての本でも、
左手箸を「直すべき持ち方」のひとつにあげていました。
※『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』
小倉朋子・監修(リヨン社 2006年1月刊)
同じように左手書字の場合も、「書きにくそうだ」、「見苦しい」、
といった違和感や不快感を持つ人もいます。
私自身、会社の上司から
「左手で字を書いているところを見ていると、気持ちが悪い」
と言われたことがあります。
(私としては、あんたの顔を見てるほうが…。)
また、本屋の店員時代には、図書券の販売の際、のしに名前を書く
ときなど、お客さんに渋い顔をされたこともありました。
(誰だって、自分の名前は人一倍書き慣れているはず…。)
――――――――――――――――――――――
◆ 本来、マナーもルールも便宜的な決め事 ◆
――――――――――――――――――――――
本来、マナーとか作法、あるいは社会のルールというものは、
人々の生活を円滑に進めてゆくために考えられた、
便宜的なものにすぎません。
音をたててものを食べない、という決まりがあります。
しかし、日本人は麺類を食べるときに音をたててすすります。
その音はマナー違反ではありません。
ところが外国では、これがエチケット違反になるところもあります。
このように、土地により時代により異なるものです。
――――――――――――――
◆ 考慮に値する問題か? ◆
――――――――――――――
日本で暮らしているのだから、日本式の作法を守り、従うべきだ、
という考えがあります。
決してまちがいではありません。
しかし、その作法や規則というものが、
誰にでも適用されるものであるのかどうか、
または、
本当に守り、従うべきものであるのかどうか、
というのを、よく考えてみる必要があるでしょう。
さらに、先にあげられたような理由が、
本当に考慮するべき問題であるのかどうか、
ということも検討するべきではないでしょうか。
―――――――――――――
◆ 感じ方は人それぞれ ◆
―――――――――――――
人の感受性は、人それぞれです。
他人がどう感じるかということに対して、
個人がどこまで責任を持つべきでしょうか。
左手での振舞いを不快に感じる人がいる、というのも事実かもしれ
ません。
しかし、何も感じない、という人もいるでしょう。
逆に、
うらやましく、好ましく感じる、という人もいるかもしれません。
―――――――――――――――
◆ 人と人の間を埋めるもの ◆
―――――――――――――――
不快に思う人がいる、違和感を持つ人がいる、からといって、
当の左利きの人が、左利きの人だけが、
責任を取って、右手使いに従わなければならないのでしょうか。
少数派である、左利きの人さえ従えば、丸く収まる、
という意見があります。
しかし、それで本当によいのでしょうか。
人の世は持ちつ持たれつ、協同して生活してゆくものです。
人間とは、「人」に「間」と書きます。
人間関係とは、人と人との間を何で埋めるかで決まります。
間を埋める何かのうちのひとつが、マナーでありルールです。
しかし、マナーもルールも普遍的、絶対的な規則ではありません。
あくまでもひとつの目安です。
そして、なんと言っても、
人と人の間を埋める最良のものは、思いやりや優しさ、といった
自発的な、相手を思う気遣いでしょう。
相手を思うことは、自分を否定することではありません。
自分が一方的に譲るのではなく、相手も感謝の気持ちで応える、
そういう相身互いの互助精神の上に成り立つものです。
―――――――――――――――――――――
◆ 特定の人々の犠牲の下に成り立つ社会 ◆
―――――――――――――――――――――
私は、右手を使わせるな、というつもりはありません。
右手使いそのものを否定するものではありません。
左利きと一口に言っても、人それぞれで、
右手を使える資質を持つ人もいるのですから。
右手を使うのもひとつの便法です。
しかし、
両手を使えたらいいね、につながる右手使い指導の理由として、
このようなルールやマナーを持ち出す考え方が、
私は気に入らないのです。
特定の人々の犠牲の下に成り立つ社会というものは、
まちがっています。
誰もが平等に持ち回りで縁の下にもぐる、
そういう社会のあり方を模索してゆきたいものです。
左利きだけの問題ではありません。
すべてにつながる考え方です。
※参考:
・第42号(No.42) 2006.8.5 「左手で字を書くために(3)」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/107557931.html
■左利き子育て一口メモ■ マナー本・作法本
『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』
小倉朋子・監修(リヨン社 2006年1月刊)
http://www.amazon.co.jp/dp/4576052217/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
*前回:第72号(No.72) 2007/3/10「左利き子育て相談の疑問(1)」
―その15― 左利き子育て相談の疑問(1)
両手が使えるようになるといいね
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108330752.html
次回の予定は→
「―その15― 左利き子育て相談の疑問(3)
(未定)」
◆左手で字を書く・実践編◆シリーズの続編に当たります。
(「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、第二土曜日掲載。
次回は、5月第二週発行の第81号に掲載の予定です。)
※
このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
ウェブログ「レフティやすおのお茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。
・既発表分(その1〜6) ↓
『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き私論3」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html
・「その7」以降 ↓
「週刊ヒッキイ」バックナンバー参照
・左手書字に関する考察
「その13 字は右手で書くものか?」
「左手で字を書く・実践編」
「その14 左手で字を書くために」
↓
『―左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron04.lhw.html
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■左利き子育てメモ■ 産経新聞の左利き親子の投書
「レフティやすおのサイト案内」の「お茶でっせ」の項でも書いて
いますように、左利きの子供さんをお持ちの43歳のお母さんの投書
を紹介しています。
4.10:4月6日産経新聞の左利きの投書
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/04/46_9b64.html
・・・
子供時代の辛かった右手使い指導について、生まれた子供が左利き
と分かったときのこと、その後の子育てでは、左利きを個性として
尊重し、幸いまだ嫌な目にあったことがないらしい息子さんに対し、
自信を持って生きて行こう、と願う母心がしたためられています。
ある程度の年齢の左利きの人なら経験しているような事柄ですが、
改めて、今でもこのような投書が採用されねばならない状況がある
のかと思うと、つくづく残念な気がします。
一方、この親子さんのみならず、他の左利きの親御さん方も負けず
にがんばって欲しい、また、新聞社やマスコミの皆さんにもさらな
る応援をよろしく、と願わずにはいられません。
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●レフティやすおのサイト案内●・・更新情報・・
―今週更新された主な記事―
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・レフティやすおの左組通信
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/
・レフティやすおのお茶でっせ
4.10 4月6日産経新聞の左利きの投書
(左利きを考える)読者欄に寄せられた左利きに関する投書の紹介
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/
・レフティやすおの本屋
http://myshop.7andy.jp/myshop/lefty-yasuonohonya
・「レフティやすおの本屋」店長日記
http://yaplog.jp/lefty-yasuo/
・レフティやすおの新しい生活を始めよう!
「お茶でっせ」より左利き記事 1本転載
http://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/
・レフティやすおの作文工房
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/
左利きの願い事―左組掲示板
http://8821.teacup.com/leftyyasuo/bbs
他mixi、GREEのページ
(会員制SNSに付き、会員でないかたはご覧になれません。
ただし、大半は他のブログの流用、もしくは紹介です。)
・mixi日記
・GREE日記は「お茶でっせ」を使用しています。
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▼次号案内▼
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第78号(No.78) 2007/4/21
「私にとっての左利き活動(12)」(予定)
内容:
■レフティやすおの左利き活動万歳■ ..第三土曜日掲載
私にとっての左利き活動(12)
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▼バックナンバーの閲覧▼
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・『まぐまぐ』「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874
・『左組通信』「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/mm-hikkii.html
・週刊ヒッキイ 第37号 夏季臨時増刊「既刊号一覧」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/107457630.html
・週刊ヒッキイ 第62号 冬季臨時増刊「既刊号一覧・2006年後期」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108088513.html
・週刊ヒッキイ 第75号 臨時増刊「テーマ別BN1/左利き実用講座」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108403685.html
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●レフティやすおの編集後記●
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先の週末は、大阪地方も桜が満開でした。天候が今ひとつだったの
ですが、公園には花見のグループがこちらもまた満開でした。
わが家のチューリップも満開となり、いよいよ本格的な春の訪れと
なりました。やっぱり春が一番ですね!(そうですね!)
今号からまた少し文章の書き方、綴り方、表記を変えてみました。
読みやすくだけでなく、見やすく、に。
成功かどうかはわかりませんが、これからも色々と工夫を凝らして
より読みやすいメルマガを目指して行こうと考えています。
こちらも再出発の春ですね!(そうですね!)
花より...。(団子!)
(なんのこっちゃ)
では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
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左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
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2009/11/28 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第199号「<左利きプチ・アンケート>第64回」
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2009/11/07 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii号外 2009/11/7「ひと月お休みのお詫びと再開へのご挨拶」
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2009/09/26 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第198号「<左利きプチ・アンケート>第63回」
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2009/09/19 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第197号「名作の中の左利き(6)ホームズの名推理」
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2009/09/12 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第196号「初めての生活技術(10)ハサミを使う」


