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左利きで生きる、ってどうなんだろう? 左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、自らの左利き体験を基に左手・左利き生活の実態に即した独断的アドヴァイス、および提案、役に立つ情報を紹介する左利きの諸問題を考えるメルマガです。

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2006/05/20

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第30号「サルの利き手とヒトの利き手」

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                    左利きで生きるには
          (レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
                    週刊ヒッキイhikkii

              世界の片隅で左手と左利きを考える

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           第30号(No.30) 2006/5/20
「正しい利き手・利き側認識を(9)サルの利き手とヒトの利き手」 

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左利きで生きる、ってどうなんだろう?
左利きでお悩みのあなたに贈る、左利きで生きる人のための応援メ
ルマガです。
左手や左利き、利き手に興味のある人、左利きの人、左手が利き手
でない人も、左手・左利き生活にまつわるお話をお聞きください。

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─目次―

 ▼レフティやすおの左利き講座▼ ―隔号掲載―
   正しい利き手・利き側認識を
   (9)サルの利き手とヒトの利き手

 ■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■ 読者のお便り募集中
 ●レフティやすおのサイト案内●・・更新情報・・
 ▼次号案内▼
 ▼バックナンバーの閲覧▼
 ▼読者拡大キャンペーン▼
 ●レフティやすおの編集後記●

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 ▼レフティやすおの左利き講座▼ ―隔号掲載―
   正しい利き手・利き側認識を
   (9)サルの利き手とヒトの利き手

 テレビの動物バラエティ番組「どうぶつ奇想天外!」で、動物の
 利き手・利き足について放送されました。
 そのなかで犬の利き足とサルの利き手が紹介されました。
 サルの利き手とヒトの利き手とはどこがどう違うのでしょうか。
 その点を考えてみましょう。

 ――――――――――――――――――――
 ◆ 「どうぶつ奇想天外!」イヌの場合 ◆
 ――――――――――――――――――――

4月30日放送、みのもんた司会のTBS系テレビ番組「どうぶつ
奇想天外!」で、視聴者から寄せられた質問「動物にも右利き、左
利きがあるのでしょうか?」について、身近な動物、イヌとサルで
検証していました。

イヌにもイヌごとに利き足のようなものがあるらしいが、統計をと
って調べてみたことはない、という。

飼い主に呼ばれたときに、最初に踏み出す方の足を利き足とみて、
100匹の調査で、左足46匹に対し、右足54匹と、ほぼ半々。

イヌには、これといって決まった側の足を使う利き足のような性質
のものはない、ということです。

おしっこのときに上げる足もそのときの状況によって異なるそうで
す。

解説:学校法人ヤマザキ学園・福山英也教授

 ――――――――――――――――――――
 ◆ 「どうぶつ奇想天外!」サルの場合 ◆
 ――――――――――――――――――――

次に、サルの場合は、ニホンザルの利き手は研究されて論文発表さ
れている、ニホンザルは左利きが圧倒的に多い、という。

実際に高崎山自然動物園で実験した。

餌の麦を拾う動作を見ると、両手を交互に使っている。これでは利
き手を確認できない。

雨でぬかるんだ地面に落ちたもの拾うときは、決まって同じ側の器
用な方の手を使うという。

結果、左利きが約7割だった。

ここで、問題。

両手がふさがったニホンザルは3個目のイモをどう取る?
イモが目の前に投げられた時、すでに両手がふさがってしまった状
況で、サルはどうしたか?

答えは、ひとつをくわえて、投げられたイモを左手で取った。

解説:京都大学霊長類研究所・渡邊邦夫教授

 ――――――――――――――――――
 ◆ 久保田競『脳を探検する』から ◆
 ――――――――――――――――――

以前、「お茶でっせ」で書いた記事、

2004.09.19 ヒトにはなぜ利き手ができたか
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2004/09/post_5.html

のなかで、

久保田競『脳を探検する』(講談社 1998年刊)
 第2章 記憶の仕組みと創造の秘密 > 
 (2)右脳と左脳の独自性と共働のシステム > 
  ★左右の脳と利き手の関係 > 
  ヒトにはなぜ利き手ができたか

のくだりを紹介しています。

このなかで、下等なサルから高等なサルまで、その利き手をたどり
ながら、ヒトという種における利き手についての研究結果を紹介し
ています。

以下、記事より―


「ヒトと利き手の関係はまだはっきりとはいえませんが、利き手が
 進化の過程でどう形成されたかはわかりつつあります。」

京都大学霊長類研究所でのサルの観察による利き手の現れ方の調査
の結果から、

 ○ 原猿(原始的なサルの仲間)―ツパイ、ギャラゴ

餌をとったり、木に登るのに左を使うことが統計的に多い。
つまり左利きらしい。

 ○ 少し高等なニホンザル

圧倒的多数が左利きで、8歳以上のサルの多くは左手を使う。
8歳は野性では大人になる時期で、この頃に利き手が決定されるの
だろうとわかった。

 ○さらに高等な類人猿―チンパンジー

一組の石をハンマーと台に使ってヤシの実を割る。
すなわち道具を使う。
ハンマーを持つ手はばらばらでも、割れた実のかけらを指でつまむ
ときに、つまみ方で使う手がはっきり分かれる。

ニホンザルがするように、人差し指と中指でつまむのは多く左手。
親指を使う高度なつまみ方をするときは右だった。

 ――――――――――
 ◆ ヒトの利き手 ◆
 ――――――――――

サルと類人猿の左利きの歴史のなかに、道具を使うという要素が取
り入れられたときから、右利きの要素が現れたと考えられる。

これを脳の発達から言うと、餌をつかむ行為から左利きのサルの左
手がうまく使えるようになり、それに対応する右脳が発達した。

しかしサルは餌を食べるだけで加工もしない、道具も使わない。

一方、類人猿は食べ物を道具で割ったり、種を取ったり、皮をむい
たりする。
その時に、利き手だった左手でしっかりと保持し、自由になったあ
いている右手で細かい作業をするようになった。

こうして右手と左脳が発達して来たと考えられる。

 ―というのです。

「人間ははるか昔の誕生時には既に右利きとしてこの世界に登場し
たようです。」

人類(ヒト)は、種として発生したとき既に右手を利き手とする性質
を持っていた、ということです。

これは、道具を使うとか、言葉を話すということと同様に、生物の
種としてのヒトの固有の性質のひとつが右利きだ、ということです。

 ――――――――――――――――――
 ◆ 左利きは「サル寄り」人間!? ◆
 ――――――――――――――――――

では、左利きの人はどういう人なのでしょうか。

左利きのイラストレーター、たみやともかさんの爆笑左利きイラス
ト・エッセイ『左ききのたみやさん』(宝島社 2006)に、多摩動
物園で「チンパンジーには左利きが多い?」という噂話を検証した
調査の様子が描かれています。

  チンパンジーに多い左きき/人間に多い右きき
          ↓
  左ききの人間は「サル寄り」ってこと…!?

調査の結果どうも左利きが多いと判明したようで、その結びとして、
私は「サル寄り」なんだ…、とあります。

本当に、左利きの人はサル並みの下等な人間ということでしょうか。

 ――――――――――
 ◆ ヒトの左利き ◆
 ――――――――――

それは違います。

ヒトにおける利き手は、サルのように、捕る・つかむ・つまむとい
った段階ではなく、もう一段上のつかんだものに加工を施すという
段階です。

サルの利き手は、いってみればキャッチボールにおける、左手でボ
ールを捕る段階です。
サルは左手でボールを受けるのを覚えたところです。

それに対して、ヒトは、左手で受けたボールを右手に握りなおして
投げ返す段階です。

一段上の状況にいます。

左利きの人は、これが右利きの人と左右逆転しているだけです。
サルの左利きとは、全く次元の異なるものなのです。


 動物と人間の隔たりはあまりにも大きすぎる。われわれは、人間
 自身を対象として究極的にはおのれ自身を知ることに心がけるべ
 きである。…
  角田忠信『右脳と左脳―脳センサーでさぐる意識下の世界―』
  (小学館ライブラリー 1992)

※参考サイト:
・(テレビブログ)2006.4.30 どうぶつ奇想天外!
http://www.tvblog.jp/kanto/archives/2006/04/post_043020000003.html
・(ひでゆきの小ネタ部屋・別館)2006.4.30
TBS「どうぶつ奇想天外!」で利き手の話題
http://hidex.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/tbs_347a.html
・(お茶でっせ)2004.9.19 
ヒトにはなぜ利き手ができたか
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2004/09/post_5.html

※参考文献:
・久保田競『脳を探検する』(講談社 1998)
・たみやともか『左ききのたみやさん』(宝島社 2006)
・角田忠信『右脳と左脳―脳センサーでさぐる意識下の世界―』
 (小学館ライブラリー 1992)

 ・・・

―次回は、「正しい利き手・利き側認識を(10)学習効果と左利き」
(この「レフティやすおの左利き実用講座」は、隔号掲載です。
  次回は、第32号に掲載の予定です。)

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昨年末に出版された、たみやともか著『左ききのたみやさん。』に
も「初めての左ききグッズ」というコーナーがあり、フェリシモ左
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ポット〜右手にも愛を〜」「左きき兼用爪切り」。

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  ―今週更新された主な記事―

・レフティやすおの左組通信
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5.18 左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」29号GW明け手抜きアンケ
 ート特集
(左利きメルマガ)
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5.17 「本屋」4月の成績発表
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「お茶でっせ」より左利き記事 1本転載
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左利きの願い事―左組掲示板
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他mixi、GREEのページ
(会員制SNSに付き、会員でないかたはご覧になれません。
 ただし、大半は他のブログの流用、もしくは紹介です。)
・mixi日記(前号紹介分以降)
5.18 「週刊ヒッキイ」29号GW明け手抜きアンケート特集
5.14 ためそう!「親力」診断テスト〜左利きの子をどうしますか?
5.12 本屋の来店者数順位が二ケタ台に

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▼次号案内▼
 第31号(No.31) 2006/5/27
 「脳の働きと漢字」(予定)

内容:
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
  ―その13― 字は右手で書くものか?(5) 
  <字は右手で書くもの>を検証する《3》脳の働きと漢字

 脳の特定の部位の障害により、字が読めなくなる失読症。外国人
 では全く読めなくなるのに対し、日本人の患者では、かなは読め
 なくても漢字が読める、あるいは漢字は読めなくてもかなは読め
 る、といったケースがあるといいます。
 どうも漢字は別の脳の部位で扱われているらしいというのですが。
 脳の働きと漢字について考えてみましょう。

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●レフティやすおの編集後記●

さて、先週号で再び発行部数が三桁(102部)に復帰しました。
今度こそ、これを維持し、更なる上を目指したいと思います。

検討すべき点が色々あるようです。

アンケートの結果を見ますと、厳しい意見があります。
これは氷山の一角、実態はもっと多くの方が期待はずれと感じてお
られることでしょう。

より一層努力して期待に応えられるものにしてゆこう、と決意を新
たにしました。

これからの「週刊ヒッキイ」にご期待ください。
(たいじょうぶかなぁ?)

では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~

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左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
 発行人:レフティやすお
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