井上暉堂老師の心の相談室 RSSを登録する

02年、老師暉堂を拝命。慶応義塾大学卒業後、慶應ビジネススクールでMBAを取得。毎日新聞記者、アメリカではロッキー青木の秘書を経て、現在に至る。禅暦は鎌倉報国寺より。主な著書「臨済宗の常識」(朱鷺書房)「新・堕落論」(共著・KIBAブック)

  • 周期 日刊
  • 最新号 2008/07/25
  • 発行部数 79
  • マガジンID 0000171862
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2008/07/25

教育について・・・

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 「息子に仕事を教えないのは、泥棒になることを教えているようなもの」

これは、ユダヤ人のタルムードからであるが、ユダヤ人とわれわれ日本人の共通点の
一つに教育レベルの高さがある・・・。だが、その中身は全く違うと言ってよい。
つまり、日本の*秀才*は教育ママによって作られた偏差値マシーンなので、
頭の中は全く役に立たない知識の集大成・・。それは「記憶」ではなくて単なる「暗記」
なのです。だから、大学に入るとすぐ忘れていく・・・・・。
以前、私は*教育は国家五〇〇〇年の大計*と題し、偏差値教育は去勢工場だ!なる
サブをつけた本を井上省念(とすも出版)から上梓したことがあるが、私が不思議で
ならないのは、世界を見ても、子供たちにこれほど、*神童*になる機会を与えている
のは日本だけではないかと思うのです・・・。
 何しろ、お母さんのお腹の中にいるときから「胎教」だといってモーツアルトを
聴かせている・・。
生まれたら生まれたで、0(ゼロ)歳児教育だ。
一歳になると、日本語もほとんど話せない幼児に英語を教え、二歳になるとバイオリン
教室。音楽教室・・・・。それ以降はピアノ、バレエ、音感教育、水泳教室、名門
幼稚園受験のための学習カリキュラム・・・。
これでは、北朝鮮のマスゲームを、幼児虐待だ!などと非難できないではないか。
 これほどまでに様々な分野で早期教育が施されているにもかかわらず、現実を
直視すれば、「世界に通用するような天才」はどの分野でも生まれていない・・。
・・知識は詰め込むものではない。吸収するものなのである。

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