2007/06/25
環境雑学まぐ ☆☆☆ 食物連鎖 ☆☆☆
「環境雑学まぐ」は環境関連をはじめ、身近な技術全般の情報を発信し、 その技術の社会的価値や、疑問点などを求めていくマガジンです。 この雑学から何かお役に立てればと思っております。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 本日のテーマは ☆☆☆ 食物連鎖 ☆☆☆ です ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 前回の発行からかなりの期間が開いてしまい申し訳ありませんでした。 発行しなければいけないという気持ちはあったのですが、なかなか行動に 移せませんでした。 メールマガジン発行は何の意味があるのかという疑問にもぶつかりました。 しかし、本メールマガジンに関するアドバイスも頂き、再び書く気持ちになりました。 さらに読みやすく、愛顧されるメールマガジンとなるように尽力していきます。 それでは、今回のテーマに入ります。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 食物連鎖に欠かせないのは、ご存知のように光合成です。 光合成は緑色植物(細胞内に葉緑素という緑色の色素を有する植物) が日光のエネルギーを受けて,二酸化炭素と水から炭水化物を合成し、 酸素を放出することです。 日光という自然エネルギーにより、炭水化物という養分を作りだすことができるのは、 この緑色植物だけが持っている特有の能力で、しかも酸素まで放出してくれる。 落葉や枯れ枝、動物ふん、死がいなどはダンゴムシ、ミミズ などの土中の動物が食べたり、さらに微生物によって分解され、植物の成長に欠かせ ない養分として土にもどされる。(有機物以外に窒素、リン、カリウムなど) 植物が光合成により作った葉や茎や実を、草食の昆虫や小動物が食べ、 その昆虫や小動物は肉食のさらに大きな動物に食べられる。 動物は植物が放出した酸素により呼吸ができて、植物は動物が放出した二酸化炭素 によって光合成活動ができる。 というのが生物の食物連鎖であり、物質・熱収支が完全に成り立つ閉鎖系循環システ ムです。 動物は自分で栄養分を作ることができないので、草食動物、肉食動物と両方を食べる 雑食動物が存在します。 共生、共争、共存の生態システムが自然に形成されてきたわけです。 (動物同士が共に争うという意味でこの漢字「共争」を当てました) 人類の進歩の歴史において未だ、光合成を人工で合成することはできません。 光合成についての詳細は 以下のホームページで紹介されていますので参照下さい。 http://133.11.37.221/users/sonoike/lab.htm http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/photosyn.htm /////////////////////////////////////////////////////////////// ♪♪ ちょっと一休み ♪♪ // 力ずく計算よりも // 1から10までの和は? 1+2+3+・・・・+10 = 55 と単純に強引に計算される方は頭が固いと言われそうです。 答えは 逆から縦算プラスしていくことで簡単に計算できます。 1 +2+3+・・・・+10 10+9+8+・・・・+ 1 ――――――――――― 11+11+・・・・・・+11 縦算をしていくと11が10個なので 11×10=110 これを2で割ればよいだけです。 同様のことは1から100までの和も同様に 101×100÷2=5050 です。 これから、自然数1からNまでの和は (N+1)×N÷2 という公式が導かれます。 数学の公式や定理は単純思考の試行からの結果です。 /////////////////////////////////////////////////////////////// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ♪♪ 放談 ♪♪ // マイナス思考の恐ろしさ // 思い通りにならないときは、島田洋七さんが書いた本「佐賀のがばいばあちゃん」 の考え方を前回では引例させて頂きました。 引き続き今回も、思考の「あいまいさ」と言うか「恐ろしさ」についてです。 同じ出来事が起こっても、否定的にとらえる人と肯定的にとらえる人がいます。 つまり、人によって全く正反対のものになってしまうということです。 物事をプラスに考えることが理想ですが、そのようには考えられない場合があります。 このような時は、せめて「マイナスには考えないぞ」というようにしたいものです。 思い込みによるマイナス思考は余計な精神的エネルギーを使うだけです。 マイナス思考から得るものは結果的に逃避となりますが、プラス思考から得るものは 次のステップであり、経験としてのバックボーンとなっている。 ≪-----!!!!! 一言コメント !!!!!-----≫ プラス思考をするのは自分のなぐさめにはなると思います。 単に、なぐさめだけでなくて、そのプラス思考の方向に近づけていくことが大切だと 思います。 が、・・・・・ それが難しい。 この考えがマイナス思考なのかもしれません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 動物は光合成の逆反応で生命維持している。 その生命維持とは、 「自ら作り出せない糖という炭水化物を他生物より摂取して、 これをエネルギー源として、酸素を取り入れてエネルギー発生・消費しており、 その酸化反応の結果、水と二酸化炭素を放出している。」 といえます。 陸上と同じように海の中でも、植物が太陽光をエネルギー源として二酸化炭素と水か ら光合成が行われ、食物連鎖が行われている。 海草の葉も陸上の落ち葉と同様に、やがて枯れて海底に沈むと、その葉はバクテリア などによって分解され、懸濁物や沈殿物へと変わっていきます。 この状態になった海草は吸収や消化が容易なため、小さな生物の食用となります。 そして、この小さな生物はアミ類・ヨコエビ類のような小型甲殻類やゴカイの仲間など の重要な餌となる。 あるいは、エビ類の多くや二枚貝・ナマコ・ホヤなどは、この沈殿物そのものを餌とす る。 さらに、これらのものが大きな魚の餌食となる。 海中動物では、クジラがピラミッドの頂点にあります。その平均寿命は? 調べてみると、一般的に天敵と呼ばれる存在がないから長生きするといわれ、 特に大型のほうが長寿の傾向にあり、以下のように、人間の寿命よりは少し長いよう です。 ・シロナガスクジラ(最も長生き) 最長120歳 ・ナガスクジラ、ホッキョククジラ 平均100歳以上 ・ツチクジラ 83歳 ・ザトウクジラ、マッコウクジラ 77歳 ・イワシクジラ 74歳 ・ミンククジラ 約50歳 そのピラミッドの底辺に位置するのは微小な動物性プランクトンやデトリタス (海中懸濁物や沈殿物)ということになります。 水中での食物連鎖のバランスが一時的に、そして部分的に崩れたときに発生するの が、赤潮、白潮、緑潮、青粉(アオコ)などと呼ばれる生物大量発生です。 一切の生き物は同じ時間と空間を分け合って生きている。 地球全体で生物は共存共栄にある。 しかし、弱肉強食世界という自然形態が維持 されている。 そして、人間は大きさや肉食・草食、酸素や二酸化炭素には関係なく食物形態を支配 している。 と言うよりは、支配できるという錯覚のもとに行動している。 悪く言えばこの連鎖の修復は難しいのに、人間はこの自然形態を簡単に破壊すること ができます。 私たちは、この自然形態を支配あるいはコントロールしようとしている。 このような地球的規模の連鎖系内で本当に制御なんて可能なのか。 (循環ループにあるので操作ポイントが無限にあるため) 私たちは、この連鎖系内で「生かされている」「ありがたいことだ」と考えるべきであり、 その中でどのように対処していくかを検討していくのが科学的アプローチと思います。 最近、日本がIWC(国際捕鯨委員会)から差別的な待遇を受けていることから、 脱退すべきかどうかの問題も出ていますが、感情論でなく、驕るのでもなく科学的根 拠を示しながら地道に働きかけている日本側の主張こそが科学的アプローチであり、 日本にエールを送りたい。 ┏━━━━━━━━━━▼▽▼SAVE ENERGY▼▽▼━━━━━━━━┓ 日英共同研究プロジェクト、第2回国際シンポジウム・ワークショップ 「持続可能な低炭素社会の達成に向けて」(ロンドン、6月13〜15日)の開催結果 について、環境省が報道発表しています。 本シンポジウムは、 「2050年までに温室効果ガスの大幅削減−先進国については70%の削減−」 が技術的にも経済的にも実現可能であるとするものです。 「低炭素社会への移行と実現」と称して、日本が主導的な役割で推進しています。 2012年までの1990年比の6%低減でさえ実現が厳しいのに、 本当に実現できるのだろうかという半信半疑で、その関連調査報告書を読みました。 低炭素社会への移行のシナリオは、 今から約50年経過ステージをシナリオA、Bの二通りで設定されている。 シナリオA(ドラえもん型)は、活発な、回転の速い、技術志向の社会であり、 シナリオB(サツキとメイ型)は、ゆったりでややスローな、自然志向の社会です。 その設定条件は多項目ありますが、 シナリオAでは一人当たりGDPの成長率を年率2%に、シナリオBでは1%に想定し ている。 要旨は、2000年時のエネルギー供給形態で石炭・石油・ガスの3大一次エネルギー の合計を100とすると、これを30まで低下させ、現状のバイオマス、原子力、 太陽・風力、水力などのトータルは大きくかわるものではなく、 原子力を太陽・風力に置き換えるという構図です。 そして、これら全ての総一次エネルギー供給は半減するという構図になっています。 (報告書 図8 シナリオB) 確かに、一次エネルギーの構成比から化石燃料である石炭・石油・ガスの供給量が 70%低減するので(他の一次エネルギーはカーボンフリーとしています) CO2の70%は低減可能です。 絵に描いた餅ではなく、シナリオ通りで進めば実現不可能ではないと思います。 ただ、2050年といえば約40年後であり、石油枯渇の時期と一致しているので、 社会的・経済的構造からも必然の結果ではないかという感はあります。 本報告書で最終に述べられていますが、 「国民福祉を維持したうえで、適切な産業構造転換、国土整備、技術革新により 低炭素社会を実現する技術的なポテンシャルが存在することを示した。 しかしその実現には、国民の気候変化に対する危機の共有、低炭素社会への合意、 温室効果ガス排出に伴う外部経済の内部化を初めとする政策措置を強力なリーダー シップの下に実行することが必要である。 特に早期の対策が効果的であり、経済的であることに着目すべきである。 わが国は、低炭素社会の到来を見通した技術イノベーションの推進によって、国際競 争力を高めていく戦略をとるべきである。」 とあります。 個々人の自覚と協力を呼びかけており、力強い提言と受け止めました。 報告書の掲載サイトです。(下記サイトの 添付資料 の項) http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8032 本日もここまでおつきあい頂きありがとうございました。 本メールマガジンについてのご意見・ご感想・ご質問などがありましたら、 どんな些細なことでも結構ですので、お寄せ下さい。 --------------------------------------------------------------- ◆ 環境雑学まぐ 発行元 : (有) チオテック 編集長 : 山之内真吾 メール : faagh930@dsk.zaq.ne.jp Web : http://www.hpmix.com/home/tsunesannew/ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信登録・中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000171052.html ■ 当メールマガジンの転送はご自由です。 是非、ご友人やお知り合いの方にお薦めください。 ---------------------------------------------------------------


