2006/05/09
環境雑学まぐ ☆☆☆ SPM ☆☆☆
ゴールデンウィークはいかがでしたか。 「あっという間に終わってしまった」というのが大方のご感想だと思います。 速く過ぎ去るというのは「楽しかったから」と「何かにつけ忙しかったから」、 「なぜかわからないけどあっという間」という理由でしょう。 私のサラリーマン時代を振り返っても、「久しぶりにゆっくりできた」という ことは今までありませんでしたし、知人・友人からも聞いたことがありません でした。 ◇ オフィスサラリーマンの大きな休暇はこのゴールデンウィーク時、盆前後、 正月前後と、これらの休暇だけでトータル一ケ月分近くの休暇がとれているの ですが、これらがまとめて取れればゆっくりできたといえるかもしれません。 ◇ まとめて取っても良いという会社があれば魅力的ですね。 しかし、まとめてとれても盆・正月に働かなければいけないので良し悪しです が・・・。 それでは本日のテーマです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 本日のテーマは ☆☆☆ SPM ☆☆☆ です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ◇浮遊粒子状物質(SPM)は、Suspended Particulate Matterの略で、 浮遊粒子状物質と総称し、大気中を漂う粒径10μm以下(100分の1mm以下)のものを いいます。 ◇SPMは、微小なため大気中に長期間滞留し、肺や気管などに沈着して、呼吸器に 影響を及ぼします。呼吸器疾患やスギ花粉症などの原因になるという研究結果も報告 されています。 ◇SPMには、工場などから排出されるばいじんや粉じん、ディーゼル車の排出ガス 中に含まれる黒煙・ススによるものと、土壌の飛散など自然発生源によるものがあり ます。(黄砂も含まれます) また、生成機構の違いにより、発生源から直接粒子として大気中に排出される一次粒 子と、SOxやNOxなどのガス状物質として排出されたものが大気中で光化学反応 などにより粒子に変化した二次粒子に分類されます。 ◇SPMの中でもディーゼル機関からの排気微粒子(DEP)については、従来から 発がん性が疑われていることに加え、気管支ぜん息、花粉症等の健康影響が認められ るなどアレルギー疾患との関連が指摘されており、他のSPMよりもさらにたちの悪 い物質といえます。 ◇固体又は液体の粒子からなる物質(PM)。 大気汚染防止法においては、自動車排出ガスの項目として粒子状物質が指定されてお り、ディーゼル自動車からの排出ガスに対して排出許容限度が定められています。 PM>SPM>DEPの関係にあります。 ◇東京都、埼玉県、千葉県及び神奈川県において、PMを規制対象とし、基準に適合 しないディーゼル車の都県内の運行を禁止する条例を制定し、平成15年10月から規制 が開始されています。 このような規制に適合するためには、ディーゼル微粒子除去装置(DPF)の装着な どの対応が必要となっています。 ◇ディーゼル車の排気管に装着するDPFは、ディーゼル車から排出される粒子状物 質の約80%、黒煙のほぼ全てを除去することができます。 原理的には炭化珪素(SiC)フィルターを背後に装備した二次燃焼室です。 ◇ばいじん、粉じん、浮遊粒子状物質の用語関係は 浮遊粒子状物質(SPM)のもとに以下 ばいじん 物の燃焼などから排出されるもの 排気微粒子(DEP) ディーゼル機関などから排出されるもの 粉じん 物の破砕、選別などによる飛散物 と定義されます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ┌─☆☆ちょっと一休み☆☆ ──────────────── ─── | |// 空気の重さ // | |0℃の大気圧下では空気の密度は29kg÷22.4m3=1.29kg/m3です。 | |感覚的には1m3の空気が1.29kgもあるとはちょっと信じられません。 | |水の密度は約1000kg/m3ですから、そんなもんかもしれません。 | |さらに、この空気は圧力として働き、1平方センチメートルあたり、1.054kg | |の強さで圧迫している。 | |手のひらの大きさが約80平方センチだとすると84kgもの重さが片方の手の | |ひらにのしかかっています。 | |しかし、重さとしての実感はやはりありません。 | |これは手のひらの下にある空気が同様の力で押し上げているからです。 | |6000mの上空では、さきほどの圧力の約40%近くまでになってしまいます。 | |体内圧力がバランス調整するのが困難となり、酸素も不足気味なので高地の | |登山の危険性は想像も及びません。 | └──────────────────────────────── |♪♪ 放談 ♪♪ | |// 日本人の感覚 // | |「国民の皆様、自分の亭主や息子がイラクに派遣され死ぬかもしれないのです | |よ。このようなことを企てる与党を許せますか」とテレビで演説していました。 | |このことは国内的には決して間違った発言ではないようにきこえるかもしれませ | |んが、対外的には問題発言となるのです。 | |通信手段が発達した現在、日本での新聞記事やテレビ、たとえオフレコであっ | |っても即日海外に流れることを常に頭に入れておかなければいけないのです。 | |このコメントを海外からみれば、「日本人が死んでは困るが、英米や他の国の | |夫や息子は死んでよい」と解釈されかねないことは、国際感覚的には初歩的な | |常識であります。 | | | [モノづくりこそニッポンの砦] 伊藤澄夫著 より引用 └──────────────────────────────── ////////////////////////////////////////////////////////////////// ◇粒子径だけ で捉えたとき、浮遊粒子状物質(直径10μm以下)より小さい粒子で、 直径2.5μm以下のものはPM2.5と呼ばれ、 環境省環境管理局がPM2.5の曝露量と呼吸器症状等の健康影響との因果関係につ いて調査を進めています。 通常の浮遊粒子状物質よりも肺の奥まで入り込むため、ぜん息や気管支炎を起こす 確率が高いと報告されています。 ◇浮遊粒子状物質の環境基準 人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準として、1時間値の1日平均値 が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であることと定められて います。(1mg=1000分の1g) ◇浮遊粒子状物質の環境基準の評価方法 各測定局における年間にわたる1日平均値である測定値について、測定値の高い方か ら2%の範囲内にあるもの(365日分の測定値がある場合は7日分の測定値)を除外し た値を基準値と比較して評価を行うものとされています。 ◇自動車交通に起因する粒子状物質の削減を図るため、 2001年に自動車NOx法の一部が改正され、SPMも対策の対象となっています。 (自動車NOx・PM法) ---------------------------------------------------------------------- ◆ 環境雑学まぐ 発行元 : (有) チオテック 編集長 : 山之内真吾 Web : http://www.hpmix.com/home/tsunesannew/ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信登録・中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000171052.html ■ 当メールマガジンの転送はご自由です。是非、ご友人やお知り合いの方に お薦めください。 ----------------------------------------------------------------------


