2006/04/07
環境雑学まぐ ☆☆ 黄砂 ☆☆
「環境雑学まぐ」は環境にリンクしてさまざまな情報を発信しています。 それでは本日のテーマです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 本日のテーマは ☆☆☆ 黄砂 ☆☆☆ です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ◇中国の環境変化は、東アジア地域のみならず、地球規模の環境変化に密接に関係して おり、黄砂もその一例で、日本のみならず太平洋を渡って、アメリカまで到達している データもあります。ちょっと錯覚しそうですが、中国は、ヨーロッパ全土がスッポリ入 る位の面積があり、位置的要素以外に広大な土地と人口を有している。 ◇中国内陸部の砂漠/乾燥地帯から発生する砂塵暴ダストは、長距離輸送され、我が国 に届いた時、黄砂(オウサ)現象として観測されます。 数年前になりますが、春先に対馬の厳原へ仕事の関係で少し訪れたことがあったのです が、半日も屋外に自動車を置いていると、全面砂埃をかぶってこの黄砂の実態をつぶさ に体験しました。塗装やワイパーの損傷消耗は雪国に匹敵するのではないでしょうか。 ◇日本に飛来する黄砂風送量は、年間100〜300万トン程度、年間降下量は、1〜5ン/km2 (西南地域が多い)程度と推定されています。 黄砂は、約10%の炭酸塩(主に炭酸カルシウム)を含み、アルカリ性を呈します。 したがって、酸性雨に対して中和作用があり、酸性雨が頻繁に観測される地域では、黄 砂現象中の雨が中性から弱アルカリ性であったという観測例があります。 ◇年間2トン/km2の黄砂が降下する地域では、日本の平均的酸性雨(pH4.7)200mmを中和 するだけのアルカリ量が、黄砂から毎年供給されると推計されます。 日本に飛来する黄砂量を年間200万トン、その中に含まれている硝酸イオン濃度 (窒素酸化物から由来する酸性基で、化学式は硝酸HNO3のHがはずれた1価 のマイナスイオン) を0.1%とすると、全体の量は2000トンになります。 ◇中国内陸部の発生源土壌中には、硝酸イオンがほとんど含まれていませんので、黄砂 中の硝酸イオンは、黄砂の風送過程中で取り込まれた物質である可能性が高いと考えら れます。 ◇普通自動車は、1km走向当たり0.1〜0.5gの窒素酸化物を放出すると言われています。 排気ガス中の窒素酸化物を全て二酸化窒素(0.2g/km)として、年間1万km走行する普通自 動車は、2000gの二酸化窒素を大気中に放出することになります。 硝酸イオンに換算すると約2600gになります。 先の2000トンの硝酸イオン量は、普通自動車77万台分の排出量に相当します。 この計算では排ガス中の二酸化窒素がすべて硝酸イオンに変化しているとしています が、実際は20〜30%程度が硝酸イオンに変化するということで、77万/0.2となり、385万 台相当というとてつもない大きな数値となります。 ◇酸性雨は硝酸イオンだけでなく、イオウ分を含む石炭などを燃焼させたときの硫黄酸 化物からの硫酸イオンも原因ですが、硝酸イオンだけをここではとりあげました。 良いほうの考え方をすれば黄砂のおかげで酸性雨から救われているともいえます。 PH=4.7相当の酸性雨がもたらす被害は計り知れないものがあるからです。 (参考文献 国立環境研究所、化学環境研究領域、西川雅高) 黄砂のデータ詳細は気象庁のURLを記しておきますので参考にして下さい → http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/hp/4-4kosa.html ┌─☆☆ちょっと一休み☆☆ ──────────────── ─── | |// 日本の算術単位 // |( 以下 10↑○ とは10の○乗を示す) | |億や兆まではなじみのある単位ですが、それ以上の単位が昔から定められて | |おり、特に10の-20乗以上に使われた漢字が的を射ているように感じます。 | |一十百千万億兆京 1 10 10↑2 10↑3 10↑4 10↑8 10↑12 10↑16 | |少数の単位でも毛まではよく聞くのですが、それ以下ではなじみがありません。 | |分厘毛糸忽微繊沙塵埃 10↑-1 10↑-2 10↑-3 10↑-4 以下略・・・ | | 虚空清浄 10↑-20 10↑-21 10↑-22 10↑-23 | |日本の数の単位の詳細は次のURLの最終行に記されています。 | |→ http://www1.odn.ne.jp/~cbi63050/data/unit_furoku.htm | └──────────────────────────────── |♪♪ 放談 ♪♪ | |// 質問のしかた // | |マスコミがよく「小泉首相に構造改革ができると思いますか」という質問をする。 | |こういう質問をされたら多くの人は「できない」と答えるに決まっている。 | |抵抗勢力の存在など、いろいろな障害が存在することは誰にでもわかって | |いるからだ。ではどう質問するか。 | |「小泉首相に構造改革をしてもらいたいと思いますか」と聞けばいいのだ。 | |「してもらいたい」という人が多いなら「では、どうすればできると思いますか」 | |と聞けばいい。 | |その選択肢には、1.抵抗勢力を黙らせる。2.首相の権限を拡大する。 | |3.野党も含め挙国一致内閣を作る・・・といったことをあげるのである。 | |こういう形なら具体的な方向性が見えてくる。 | |「できると思いますか」という聞き方は、まるで他人事である。 | |国民は当事者であって評論家ではない。 | |当事者に評論家的な聞き方をするマスコミがおかしいのだ。 | | [40歳から伸びる人40歳で止まる人] 川北義則著 より引用 └──────────────────────────────── ////////////////////////////////////////////////////////////////// ◇トヨタ自動車は、二酸化炭素(CO2)削減などの環境対策を取引先企業に求める指 針「TOYOTAグリーン調達ガイドライン」を7年ぶりに改訂発行しています。 一日からの改正省エネ法施行に対応し、指針の対象範囲を従来の部品と資材だけでなく 法の対象となる物流業者や設備、工事、物流、清掃会社に拡大したのが特徴です。 ◇改訂版では工場でのCO2の排出抑制などの環境対応に加え、社会配慮への取り組み も求めています。改正省エネ法で求められる、物流業者と荷主に対するエネルギー使用 量の合理化、効率に優れた輸送用機器器具の導入によるCO2の抑制を盛り込んでいま す。 さらに、従来の指針策定時には対象外だった欧州の使用済み車両(ELV)規制などへ の対応も関連会社に対して求めていくとなっています。 ELV : End of Life Vehicle 使用済み車両(=廃車) ┏━━━━━━━▼▽▼ SAVE ENERGY ▼▽▼━━━━━━━┓ 自動車についてはやはり燃費が気になるところです。実際はこの燃費が経済上の問題と して跳ね返ってくるのは個人の自動車で計算すれば、あまり大きいものではないのです が、技術の粋を極める意味で重要な指標です。 平成17年の燃費の良いガソリン乗用車ベスト10について国土交通省がまとめていま す。 〜平成17年版「自動車燃費一覧」の公表〜 → http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/090328_.html ------------------------------------------------------------------- ◆ 環境雑学まぐ 発行元 : (有) チオテック 編集長 : 山之内真吾 Web : http://www.hpmix.com/home/tsunesannew/ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信登録・中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000171052.html ■ 当メールマガジンの転送はご自由です。是非、ご友人やお知り合いの方に お薦めください。 --------------------------------------------------------------------


