【頑張れ!!マイナー種牡馬とその産駒たち】 第239号
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
□
■ 頑張れ!!マイナー種牡馬とその産駒たち vol.239 08/07/06
□
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
昨日、今日と列島各地でかなり暑くなっていますね。
今年も猛暑との記事を見かけましたが、地球温暖化で去年のような暑さが当たり
前をなり猛暑とは言わなくなる時代が来るんでしょうね・・。
さて、ブログ版の方に、元茂っ仔の近況・第3弾として、ブー太郎の写真を掲載
しました。
既に掲載した3頭に負けず劣らず、このブー太郎もなかなかのキャラクターです。
そんなブー太郎には、“骨太おかわり君”という愛称をつけました。
↓写真を見てもらえば、納得してもらえると思います。
http://masashige.exblog.jp/i17
このブー太郎に先立って掲載したマークとケン太の“仲良しわんぱくコンビ”の
写真の感想をMさんから頂きましたので、「マイナーファンの声」のコーナーで
紹介します。
ブログ版の方では、元茂ファームのかわいいとねっ仔たちの写真を続々と掲載し
ていこうと思っています。
もちろん、それ以外の記事も。
これからなるべく毎日更新していこうと思っていますので、ブログ版の方も宜し
くお願いします。
☆★☆ マイナーファンの声 ☆★☆
こんばんわ♪Mです
マークやケン太の写真も拝見しましたょ*^ー^*
そぅですね、本当に…石沢さんがおっしゃるように、元茂っ仔たちの生き生きし
た姿はビタミン剤みたいっ☆
写真から飛び出してくるんぢゃないかっ!って思えてしまう程、元気そうで、楽
しそうで、可愛いい♪そして…面白いです(^_^*)
男の子たち、随分大きくなった気がします。
顔つきも変わってきてるよぅな…キャラもかな?(^^;
ケン太のイメージがぁぁぁ〜!
最後の『ヘイ!!』の写真なんて、ケン太の方が『オイラ♪〜ロックンローラー♪
〜』って歌ってるみたいに見・え・る!!(口元とか)
マークは随分可愛いらしい雰囲気に♪ちょっと女の子みたい!!(*^^)目がクリク
リになってきてませんか?あれぇ〜?ロッカーからアイドル系にイメチェン?
それか“クビ長ラクダ少年”??(笑)
あ、そぅそぅ!誰かさん(笑)が食いちぎった「もくし」って、生まれて、わり
とすぐにつけてましたょね?すごく独特な結び目で…ロープのような物なんです
か?なんの為につけるんでしょう?(・・?)犬の首輪…って、感じなんですかね?
食いちぎるのは大変そうに見えますが…そんな子よくいるんですかね?(;^_^Aま
ぁ、元気な証拠って事でしょうか〜♪
元気と言えば‥‥
☆ケルン☆あ、いやセレニティ君の牧柵越え、凄いですねっ(;@д@)ビックリされ
たでしょうね。
弁償は大変だったでしょうが、大きなケガがなくてホントに良かったですょね。
「リヤカー王子」は、まるで「奇跡の王子」みたいですね☆不死身かぁ…出生に
も運の強さや生命力みたいなものを感じますし、リヤカー、牧柵越え、ケルンパ
パさん…う〜ん、なんだかドラマチックですょね〜(*^。^*)♪
どうやら、ただのイケメンぢゃなさそうな予感…すごく綺麗な目をしてたし、い
よいよデビューが楽しみですね。
それから、サッカーボーイの逸話…なにかで読んだ事がありますが、詳細忘れて
しまいました(^^;確か、やはり牧柵を越えて…みたいな気がしますが、似たよう
な“事件”だったのでしょうか?
元茂さんのお話は本当に面白いですね〜。いつもなんですが、大変だった事でも、
とっても愉快に思えちゃうんですよね(*^ー^*)読んでるうちに、その一部始終が、
頭の中では《アニメ“とねっ仔物語”》になっています♪
《元茂さん乳母になる"の巻》の、予告もされてましたょね?
こちらも『なぬっ〜!!』って感じで楽しみにしております♪
そうだそうだ、寝藁の質問にお答えをいただきありがとうございました。
お腹が減って、いざとなったら布団を食べる…なんだか便利な気もしますが、そ
の代わりせんべい布団になっちゃうんですね(笑)あらら〜。
それにしても、草を食べて、どうしてあんな筋肉が作られるんでしょう??人間
だと筋肉と言えばプロテイン…蛋白質ってイメージなんですが‥‥。
不思議です(・・?)
元茂さんの“生産者の声”貴重なエピソードにこれかも期待しています。
元茂さん大変でしょうがよろしくお願いします。
バルク…本当に良く今まで大きなケガや故障もなく頑張ってきましたよね
(pω・。)良い方に考えれば、少し休めるね…とも思いますが「気持ち」の面で、
バルクらしい闘志が萎えはしないかと心配な気もします。
バルクはわたしが本気で競馬を見るようになった年に、クラシックで活躍してく
れたお馬さんです。
牝馬ダンスインザムード、牡馬コスモバルク…この2頭から学んだ事はたくさあ
ります。
すごく正反対な生まれの2頭かもしれませんが、わたしにとっては競走馬の難し
さや、それを含めた個体としての魅力を教えてくれたお馬さん…と、言う意味で、
同じように特別な存在です。
お父さんになる事はないバルク…。
ぢゃあ、もう走る事ないぢゃん!!<(`^´)>とも思ってしまいますが『どーだ、
バルクはやっぱ凄かった』って、みんながビックリするような走りを、もう一度
見せてくれたら…とも思います。
取り敢えず今は、良くなってくれる事を祈るばかりです。
今年の梅雨は比較的涼しくないですか?
多分、美浦はわたしの住まい以上に過ごしやすいんぢゃないかな…お馬さんたち
にとって、いつもより楽チンかもしれませんね♪でも今日は蒸し暑いっ(>_<)
猛暑はホントにまぢでわたしも勘弁です。
北海道は、どうかなぁ〜カラッとした晴天が続いて、元茂さんの牧場も作業がは
かどってると良いですね。
でわ‥‥
メルマガ楽しみにしています♪
(Mさんから7月14日に頂いたメールより抜粋)
☆★☆ トピックス ☆★☆
●コスモバルク 剥離骨折で復帰まで6ヶ月の見込み
脚部不安から宝塚記念を回避したコスモバルク(牡7)。
精密検査の結果、左前脚の種子骨付近が2カ所剥離骨折していた。
剥離骨折は骨折の中でも軽度な部類で、不幸中の幸いだった。
すでに6月24日に骨片の除去手術が行われ、術後の経過も良好とのこと。
復帰までは6カ月程度の見込みというから、順調に回復すれば、有馬に間にあう
かもしれない。
剥離骨折と言えば、人間ではいわゆる“野球肘”なんかがそう。
球を投げ過ぎることで発症する疲労骨折。
通称ネズミ(遊離軟骨)の除去の手術を受ける選手は、プロ野球でも結構いる。
若駒の時から、ビッグレッドファームの厳しいトレーニングに耐え、能力と努力
によってスターホースに成長したバルク。
これまで故障なくタフに走り続けてきたバルクも激走の蓄積疲労が脚元に溜まっ
ていたのかもしれない。
そんなバルクにとっては、今回良い休養になるだろう。
バルクの実績と年齢を考えれば、種牡馬という話が持ち上がってもいいところだ
が、残念ながら血統的魅力に乏しいバルクにその道は与えられそうもない。
バルクに与えられた使命は、最後の最後まで、力尽きるまで走り続けること。
バルクの“不屈の雑草魂”は、まだ燃え尽きていないはず。
持ち前の闘志溢れる走りをまた見せて欲しい。
(ブログ版 7月2日掲載記事より転載)
☆★☆ 地方競馬ニュース ☆★☆
●サニングデール産駒初勝利
2日、旭川競馬場で行われたフレッシュチャレンジ2歳(ダート1000m)で、サニン
グデール産駒のパープルマジック(牡2)が1番人気に支持されると、8馬身差の圧
勝で初勝利を飾った。
この勝利が新種牡馬サニングデールにとって、産駒初勝利となった。
新種牡馬の初勝利と言えば、先日、ツルマルボーイの産駒が旭川で初勝利を飾っ
ている。
この2頭の種牡馬は、マイナー新種牡馬の中では、産駒数上位2頭。
私が期待の新種牡馬として、挙げた2頭が幸先の良いスタートを切ってくれたの
は何より。
マイナー種牡馬のフレッシュサイアーリーディングの行方もこの2頭が中心にな
るはず。
ただ、ツルマルボーイの産駒が血統的にどちらかと言えば、古馬になって本領を
発揮し、2歳戦向きでないタイプが多いと思われるだけに、2歳戦ではサニング
デールの方が優位だろう。
今回、勝ったパープルマジックも2歳戦での活躍が期待できそう。
パープルマジックの母系は、仏国産の4代母サンテイアナを日本での基礎繁殖と
しているが、目立った活躍馬は出ていない。
それでも祖母センターオーバーが中央のダート戦を4勝、母キャッシュオーバー
も中央のダート戦を2勝しており、コンスタントに走っている。
また、マイナーどころでは、母の従兄に中央3勝のユウゼータ(父ユウトウセイ)
がいる。
パープルマジックの配合で目を引くのが、In Reality 4 x 4というクロス。
In Realityは、傍流系統マンノウォー系を発展させた名種牡馬で、その血は父系
だけでなくリアルシャダイ、フジキセキの母方に入っていることでも知られる。
しかしながら、そのクロスを見ることはあまり見られず、成功事例も中央3勝ウ
イスキートゥデイ(父フジキセキ)程度。
その他、Raise a Native 5 x 4というクロスもあり、スピードが強化されている。
母父が、種牡馬として成功実績に乏しいマジックマイルズというのが気掛かりだ
が、サニングデールの良さが多分に受け継がれていることを期待。
(ブログ版 7月4日掲載記事より転載)
☆★☆ 勝ち上がり馬 ☆★☆
ヤマニンセラフィム産駒
ヤマニンリュバン 牡3 2回中京8日9R あおぎりS ダ・左1700m 3歳1000万下
血統 母 ヤマニンファニオン、 母父 ソヴィエトスター
戦績 9戦3勝 生産者 錦岡牧場(新冠町) 調教師 西園正都(栗東)
前走の昇竜Sでは、前半行き脚がつかず4着に敗れたヤマニンリュバンが今回は
掛かり気味の競馬ながら、逃げ馬を力で捻じ伏せる強い競馬で3勝目を飾った。
●レース回顧 & 解説
スタート後からテン乗りの吉田稔騎手は、かなり激しく押して行くと、掛かり気
味に先団につける。道中も掛かるのを懸命になだめながら3番手の外から追走。
3コーナーあたりでようやく折り合い、先頭を射程圏内に入れたまま直線へ。
逃げ粘るサンライズラッシュを捻じ伏せるように、ゴール前で交わし、勝利した。
前走と今回、舞台は同じ中京のダート千七。
前走では、スタート後に酒井学騎手が押しても行き脚がつかなかったが、今回は、
吉田稔騎手がかなり激しく押して行くと、前走とは一転、掛かってしまった。
前走と今回でペースに大きな差があったという訳ではなく、最初の500m、前
半900mの通過タイムもほとんど同じ。同じようなペースでレース振りがまっ
たく異なり、どちらも騎手の意に反して、チグハグな競馬になってしまうところ
に、この馬の完成度の低さが表れている。まだ1戦ごとに競馬を覚えている段階。
それでも、前半に力んで走ったロスがありながら、最後は捻じ伏せるようにきっ
ちり差し切ったあたりは着差以上の強さがあった。
前々走で2勝目を挙げたレースもそうだったが並ぶと強い勝負根性がある。
距離は現状では千八前後がベスト。
直線でしぶとく伸びる末脚には見るべきものがあり、直線の長い東京や新潟では
さらに良さが活かさせるはず。
2月のデビューから使い詰めで、4ヶ月間で9戦目という厳しいローテーション
ながら今回は8キロ増。減り続けた馬体が増えたのは好材料。このタフネスぶり
には感心させられる。
●血統背景
<母系>
母系は日本の三大基礎繁殖ビユーチフルドリーマーの系統。
5代母オーマツカゼの系統からは、ニッポーテイオー、タレンティドガール、ビ
クトリアクラウン、ダイワテキサスなどの数多くの重賞勝ち馬を輩出したワール
ドハヤブサの一族が出ている。
祖母ヤマニンシャレードは、オークスまで駒を進めた馬。繁殖牝馬としても優秀
で、初仔のヤマニンミラクル、2番仔のヤマニンアビリティ(ともに父アレミロー
ド)が京成杯3歳S(G2)を兄弟で制し、5番仔ヤマニンリスペクト(父サンデーサ
イレンス は02年函館記念(G3)を勝ち、現役引退後は良血を買われ種牡馬入り
している。またその他にも最後の仔ヤマニンデュエルは、父がヤマニングローバ
ルというマイナーな種牡馬ながら中央で3勝した。
ソヴィエトスター産駒の母ヤマニンファニオンは不出走に終わった。
母父が日本で失敗に終わったソヴィエトスターというのが気掛かりだが、サンデ
ーサイレンスとヤマニンパラダイスという活力のある血を引く父ヤマニンセラフ
ィムの能力に期待したい。
母父ソヴィエトスターはNureyev産駒で、仏2000ギニー、ムーランドロンシ
ャン賞、など欧州GIを5勝した名マイラー。種牡馬としては、日本輸出後に欧
州供用時代の産駒からAshkalani(仏2000ギニー、ムーランドロンシャン賞)、
Soviet Line (ロッキンジS2回)などのGI馬を出す。
だが、94年から供用された日本では、中央重賞勝ち馬はセフティーエンペラ(0
4年福島記念)のみという大不振に終わり、99年にニュージーランドへ輸出。
新天地で、Starcraft(豪GI4勝、仏英GI勝ち)という大物を輩出した。
日本での産駒は、芝、ダートに偏らず勝っている。距離は二千が限界。
<父系>
父ヤマニンセラフィムはSS産駒で、母がGI馬ヤマニンパラダイスという超良
血馬。00年11月にデビューすると、良血馬が揃い接戦となった新馬、特別戦
をともに持ち前の瞬発力で勝利。3戦目の京成杯もローマンエンパイアと同着な
がら勝利し、クラシック候補に名乗りを上げたが、初めて敗れた弥生賞後に骨折
が判明。長期休養に入る。1年8ヶ月後に復帰し、2戦するも本来の走りが見ら
れず連敗。さらに屈腱炎を発症してしまい、そのまま現役引退となった。
潜在能力は高かったが、故障に泣いた悲運の馬だった。
現役引退後は04年よりレックススタッドで種牡馬入り。
供用初年度は22頭に種付け、初年度産駒の現3歳世代は9頭が血統登録。
中央では5頭の産駒がデビューしており、うち2頭が既に勝ち上がっている。
<配合>
ここ2代、ヤマニンスキー、ソヴィエトスターと配されてきた母方に、Danzigを
母父に持つヤマニンセラフィムという配合は、Northern Dancerの血が強調され
ており、本馬にはNorthern Dancer 4 x 4 x 5というクロスが生じている。
また、Northern Dancer系屈指のスピード種牡馬DanzigとNureyevをともに内包
している点からはスピード能力を期待できる。
距離はマイルから二千くらいまでが合いそう。
ダートで頭角を現してきたが、芝千八の新馬戦でも勝ち馬から0.3秒差の5着に
入っているし、血統背景からは芝でも走れるはず。
●次走と今後のポイント
競馬が上手くなれば、さらに力が発揮できるはず。
使い詰めによる疲労が出てしまわないか。
●レース後のコメント(吉田稔騎手)
ビデオで見たときはフワフワした走りでしたが、実際は行きっぷりが違ってまし
たね。1コーナーまではペースも上がったのですが、2コーナーでペースが落ち
着いてからはかかってしまいました。それでも直線でよく伸びてくれたし、逃げ
た馬と馬体を併せたらもうひと伸びしてくれました。いい馬ですよ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ライブリマウント産駒
ライブリシュロム 牡5 2回中京7日10R 知多特別 芝・左1200m 4歳上1000万下
血統 母 ライブリメロウ、 母父 オペラハウス
戦績 23戦4勝 生産者 大川牧場(勇払郡) 調教師 湯窪 幸雄(栗東)
前走では、インコースを突いて末脚を伸ばし、12番人気ながら2着に突っ込ん
だライブリシュロムが、今回は直線大外一気の末脚を決め、4勝目を飾った。
●レース回顧 & 解説
スタート後、行き脚がつかず、後方からの競馬。道中は後方3番手からじっくり
脚を溜めるように追走。4コーナー出口で、大外を回したため、直線を向いたと
きは最後方。だが、大外から力強い伸び脚。全馬をごぼう抜きにして、ゴール前
でまとめて差し切った。
後方待機から直線大外一気の差し切り勝ち。実に爽快な勝ち方。
好位につけていた人気馬は軒並み最後に失速。上位4頭は全て後方待機組。
前走同様に前崩れの展開がこの馬に向いた。
戦前に陣営が好走のポイントとして「展開が向けば」と挙げていたように、切れ
味に勝るタイプではない本馬にとって、この「前崩れの展開」は好走の必須条件。
(全23戦中、メンバー中最速の上がりを記録したのは1戦のみ。同じくメンバ
ー中2番目は2戦のみ)
下記参考データで示す通り、ここ2戦は前半速く流れ、上がりの掛かる展開とな
ったことが好走に繋がっている。前々走では、近2走とはまったく対照的な展開
の中、後方から早めに押し上げて好位つけ、直線を向いたときには、勝ち馬とほ
ぼ同じ位置にいたが、切れ味で劣り5着に終わった。
<参考データ>
今回 良 1着 33.1-35.3(2.2)
前走 稍 2着 32.7-35.9(3.2)
前々走 良 5着 34.1-34.6(0.5)
(左から馬場状態、着順、レース前半と後半のラップタイム、前後半のラップ差)
ここ2戦の好走の要因として、レース展開の他にも、本馬の力が着実にレベルア
ップしていることが挙げられる。
前走はハンデ戦で、斤量が54キロと恵まれていた部分もあったが、今回は別定
戦で57キロでの勝利だっただけに、今後を展望する意味においても価値のある
勝利だったと言えよう。
ちなみに、今回のレースで1番人気だったゴッドスマイルユーは、準オープンク
ラス2着、また2番人気のアイアムエンジェルは、重賞で2度の2着の実績をそ
れぞれ持っており、1000万下クラスとしては出走馬のレベルは高かった。
そういったこと要因もあってか、今回も6番人気という低評価。
本馬は、地味な血統からか過小評価されやすく、これまで1番人気に支持された
のは、ダートのデビュー戦のみ。現級に昇級後の4戦も3戦が二桁人気だった。
主戦の石橋守騎手同様に、とても地味な本馬であるが、年齢を重ね徐々に力をつ
けてきており、今後も石橋守騎手とともに“いぶし銀”の走りを見せてくれるだ
ろう。
●血統背景
<母系>
母系は日本古来の系統で、小岩井農場が1907年に輸入した20頭の繁殖牝馬
のうちの1頭アストニシメントを祖としている。このアストニシメントの系統は
数多くの活躍馬を輩出し、ビューチフルドリーマー、フローリースカップととも
に日本の3大基礎牝馬と称されている。
祖母ジャカード(父サンシャインボーイ)は、81年桜花賞馬ブロケードの半妹
で、本誌でもお馴染みのサンシャイン牧場の生産馬。ジャカードは、現役時に中
央の芝レースで3勝し、函館3歳S(G3)、フラワーC(G3)でも4着に入っている。
ジャカードの半姉ブロケードの一族は、06年アイビスSD馬サチノスイーティ
ー(父カリスタグローリ)や昨年の東京ダービー馬アンパサンド(父フィガロ)
を送り出し、近年になってにわかに活気づいている。
一方、サンシャイン牧場が売却したジャカードの一族は、ブロケードの一族とは
対照的にこれまで目立った活躍馬を出させていない。
オペラハウス産駒の母ライブリメロウも未出走のまま現役を終えた。
<父系>
父ライブリマウントは、Lyphard系グリーンマウントの産駒。
現役時は、中央・地方交流元年となった95年、5歳にして本格化すると、帝王
賞、南部杯などダート重賞を6連勝し、ダート界で一時代を築いたダートの名馬。
また、中央と地方の交流元年の象徴的な馬でもあった。6歳時に、日本馬として
初めてドバイワールドCに挑戦し、6着に入る健闘を見せると、その後は燃え尽
きたように凡走を繰り返し、ダート最強馬の意地を見せることなく引退。
現役引退後に種牡馬入りすると、2世代目の産駒からミツアキタービン(04年
フェブラリーS4着)という大物を輩出。しかし、このミツアキタービンが素晴
らしい活躍を見せる前年の03年にライブリマウントは種牡馬を廃用となった。
これまで合計48頭の産駒を送り出しているが、中央で勝ち上がった馬はわずか
4頭のみで、中央の現役産駒は本馬のみとなった。
産駒のほとんどが父の現役時と同様にダートを得意としている。
ライブリマウントのラストクロップで、中央での勝ち頭である本馬には数少なく
なったライブリマウント産駒の最後の意地を見せて欲しいものである。
<配合>
アストニシメント系の母ライブリメロウに。エスサーデイー系の父ライブリマウ
ントという日本古来の牝系出身同士の配合で生まれた本馬には、シマタカの5 x 5
という近年では非常に稀なクロスが入っている。
そのシマタカはカブトヤマなどを生産し、日本競馬の創世期をリードした小岩井
農場の生産馬で、中央10勝の名ステイヤーで、種牡馬としても58年の菊花賞
馬コマヒカリなどを輩出している。
本馬の母系には、シマタカのスピード不足を補うように、シマタカ以降はスパニ
ッシュイクスプレスやテスコボーイといったスピード豊かな血が配されている。
ダート王・ライブリマウントと重厚な中長距離タイプのオペラハウスという配合
でありながら、本馬が芝の短距離で適性を見せているのは、この母方の良さが出
ているのだろう。
また、Northern Dancer 4 x 4というクロスからは成長力が期待できる。
●レース後のコメント(石橋守騎手)
1200mのときしか乗っていないけど、この距離はいいですね。最後もいい脚
を使ってくれました。使うごとに馬が良くなってきて、今はとても具合がいいな
と、乗っていても感じました。
☆★☆ 注目馬 ☆★☆
ゴーカイ産駒
オープンガーデン 牡4 3着 3回東京7日9R 東京HJ 障害・芝3300m 障害3歳上OP
前々走を10馬身差の圧勝で初勝利を飾ったオープンガーデンが重賞初挑戦で展
開にも恵まれ、12番人気ながら3着に食い込んだ。
●レース回顧 & 解説
道中は、じっくりと後方から追走。直線を向いたときも先頭とはかなり差が開い
ていたが、先行各馬が失速する中、馬場の真ん中をしぶとく伸びて、3着に食い
込んだ。
先行各馬の争いが激しくなり、直線は先行勢が完全にバテた展開で、後方から脚
を溜める作戦が嵌った。
それでも、1番人気コウエイトライをはじめ障害重賞勝ちのある馬たちを相手に
昇級2戦目での3着は立派。父ゴーカイも6歳でジャンパーとしての素質が開花
した遅咲きの馬だっただけに、本馬も今後の成長が楽しみ。
親子二代に亘る障害重賞制覇もいよいよ現実味を帯びてきた。
障害馬が種牡馬になること自体が少ない中で、名ジャンパーの仔から名ジャンパ
ーが誕生するというのは日本ではかなり稀。わずかに81年の最優秀障害馬テキ
サスワイポンが90年の東京障害特別5着馬アサクサステージを出した例がある
くらい。
今後の活躍次第では、そういったドラマ性が注目され、障害界のニューヒーロー
になりうるだろう。それを実現する素質は持っている。
無事に力をつけていき、父に近づく活躍を見せて欲しい。
●血統背景
<母系>
母系は日本古来の系統で、小岩井農場が1907年に輸入したビューチフルドリ
ーマー、フローリースカップとともに日本の3大基礎牝馬と称されるアストニシ
メントの系統。
この系統からはクリフジ(変則クラシック三冠馬)、テンモン(最優秀3歳牝馬
と最優秀4歳牝馬)、オーカン(最優秀4歳牝馬)、リュウズキ(最優秀4歳牡
馬)、メジロマックイーン、ヤマトキョウダイ(最優秀古牡馬)、カツラシュウ
ホウ、モンタサン(最優秀3歳牡馬)、ヤマトノハナ(最優秀古牝馬)、ホウラ
ン(最優秀障害馬)、ヤマイチ(桜花賞、オークス)、ブロケード(桜花賞)、
メジロデュレン(菊花賞、有馬記念)、ハツピーマイト(第1回天皇賞馬)、セ
ントオー(菊花賞)、ハタカゼ、オーエンス(天皇賞)などの活躍馬を多数輩出。
近年においてもインテリパワー(川崎記念)、リージェントブラフ(川崎記念)、
ショウナンカンプ(高松宮記念)などが出ており、いまだ活躍馬を続々と輩出し
ている。
本誌でもお馴染みサチノスイーティー、アンパサンドといった活躍馬もこの系統。
曾祖母スダフラウの従妹には、テンモン(81年オークス優勝、桜花賞2着)、
ミスタテガミ(82年桜花賞&オークス3着)という活躍馬がいる。
祖母スダリーフは、新馬勝ちを飾るも、その後3戦して勝ち上がれずに繁殖入り。
ダンスインザダーク産駒の母ダンスフォンテンは、本馬とゴーカイと同じく吉橋
計さんの持ち馬で、中央の平地で8戦、障害で1戦したが、勝ち上がれなかった。
<父系>
父ゴーカイは、社台の失敗種牡馬ジャッジアンジェルーチと86年オークス2着
馬ユウミロクとの間に生まれた地味な良血馬。
半兄に、96年にダイヤモンドSと目黒記念を連勝し、翌年のダイヤモンドSも
勝ったユウセンショウ (父ラグビーボール)、半弟に、01年の中山大障害(JG1)
を10番人気ながら制したユウフヨウホウ(父ラグビーボール)、新潟ジャンプS
(JG3)2着のマイネルユニバース (父メジロマックイーン)がいる。
まさに生粋のスタミナ血統、障害血統。
ゴーカイもその例外ではなく、デビュー後3年間は平地で走り、芽が出なかった
が、6歳時の99年に障害入りすると、ジャンパーとしての素質が徐々に開花し、
同年の東京オータムジャンプ(JG3)でついに重賞初制覇。その後も、障害戦線で安
定した強さを見せ、00年、01年の中山グランドジャンプ(JG1)を連覇するなど
一時代を築いた。9歳まで走り、通算成績52戦9勝(うち障害27戦8勝、重賞4勝)
という成績を残し引退。
03年に種牡馬入りすると、オーナーの吉橋計氏の強力なバックアップもあり、
初年度から14頭、16頭、19頭、18頭と、現役時の競走成績を考えれば、
恵まれた種牡馬生活を送っている。これらの肌馬のほとんどが吉橋計氏の所有馬
で、4年連続でゴーカイを付けたというのも少なくない。
06年にデビューした初年度産駒のうち、ゴーユウが大井で3勝する活躍を見せ
たが、残念ながら07年秋に心臓麻痺で亡くなっている。ゴーユウの他にも初年
度産駒2頭、2年目産駒3頭が南関で勝ち上がり、種牡馬としてまずまずのスタ
ートを切っている。
現在も日高軽種馬農協門別種馬場で種牡馬を続けているゴーカイ。
同場では、初めて障害馬を種牡馬として迎え入れることになるので、「牧柵を飛
び越えちゃうかもしれないので、もっと高くした方がいいかな」などと供用開始
前にはいろいろ心配をしたというが、「いざ蓋を開けてみたらすごくおとなしい
馬で、飛び越えるどころか動きもおっとりしていて、今では余計な心配だったと
笑い話となっている」とのこと。
●生産牧場紹介
えりも町の寺井文秀さんの主な生産馬には、過酷なローテーションの中で重賞を
3勝したサンエイサンキューがいる。
●次走と今後のポイント
現時点では、他力本願的な面は否めず、さらなる地力強化が必要。
●レース後のコメント(江田勇亮騎手)
前走では気分よく行かせ過ぎて、最後に止まってしまったので、今回はインコー
スでロスなくじっくり溜めて行きました。飛越が上手いので、飛越するとポジシ
ョンが前になりがちだったんですが、前に行くのを何とか我慢させました。その
分、終いもよく伸びてくれました。昇級2戦目でしたが、よく頑張ってくれまし
たよ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
セイウンスカイ産駒
ニシノプライド 牡4 15着 2回中京8日11R CBC賞 芝・左1200m 4歳上OP
前走大敗のニシノプライドが2歳時9月の札幌2歳S以来となる重賞レースに出
走したが、得意の形のレースに持ち込めず15着と大敗してしまった。
●レース回顧 & 解説
スタート後、主戦の浜中騎手が押しているが、行き脚がつかず5番手からの競馬。
インから無理なく追走し、4コーナー出口から押し上げ、4番手で直線へ。
一瞬、伸びかけたが、後続に次々と交わされ、15着に沈んだ。
好位に控えて大敗した前走で他馬を気にしていた面があったことを考慮し、今回
からブリンカーを着用。そういった事情もあり、戦前から陣営は逃げ宣言。
だが、いつものような行き脚がつかず、逃げることができなかった。
道中は、好位のインから追走したが、ブリンカーをつけている馬にとっては、周
りからの圧迫感や恐怖感が精神的ストレスとなり、辛かったか・・。
最後は嫌気を出し、ギップアップするように失速した。
戦前の作戦だった「逃げ」に持ち込めなかったことに加えて、レース展開がこの
馬に不向きなものになったことも大敗の一因にあるだろう。
前後半のラップタイムが34.0-34.0。これはスプリント重賞ではかなり遅い流れ。
先行馬有利な流れでも切れる脚が使えない本馬にとっては、上がりが速くなるの
は辛い展開。
この馬の好走パターンは、前半スピードを活かして飛ばし、粘りこむというもの。
下記の参考データでも明確に示されているように、前半が楽な流れでも上がりが
速くなってしまうと苦戦を強いられてしまう。
<参考データ>
−本馬の07年12月以降の出走レース(良馬場)における成績別ラップタイム比較
1着 33.9-35.4(1.6) 2-2 船橋S(1600万下)
1着 33.4-35.7(2.3) 1-1 帆柱山特別(1000万下)
1着 33.1-35.0(1.9) 1-1 3歳上500万下
3着 34.7-34.6(-0.1) 1-1 山城S(1600万下)
4着 33.7-34.1(0.4) 1-1 トリトンS(1600万下)
11着 33.4-34.1(0.7) 3-3 テレビ愛知OP(OP)
15着 34.0-34.0(0.0) 3-3 CBC賞(G3)
(左から着順、レース前後半のラップタイム、前後半のラップ差、
本馬の3角、4角での通過順、レース名)
●血統背景
<母系>
母系は米国血統。
5代母AMERIVANは、65年ケンタッキーオークスをはじめ米国で通算14勝した。
4代母Ameribotは、競走馬としては1勝したのみだが、繁殖として産駒から米3
7勝のCurribotを出した。
3代母ムサシネイティブは米国産。○外馬として日本で走り、2勝した。
ビショップボブ産駒の母ブランドアートは、92年フラワーC(G3)の覇者。
その産駒に、06年忘れな草賞を勝ち、オークスでも5着に入ったニシノフジム
スメ(父キングヘイロー)がいる。
母父ビショップボブは、大種牡馬Northern Dancerを出したNearctic系の種牡馬。
カナダ産。現役時は、カナダのスプリントGIを勝利。
現役引退後、種牡馬として日本に輸入されたが、ブランドアート以外では、芝千
二のオープン特別を4勝したコガネテスコを輩出した程度に終わり、98年に供
用わずか10年で種牡馬を引退。
BMSとしては、本馬以外では、中央スプリント6勝のコスモラブシックを輩出。
<父系>
父セイウンスカイは、スペシャルウィーク、キングヘイローらと三強を形成した
98年クラシックでスピードとスタミナを武器に二冠馬に輝いた馬。
逃げ切った菊花賞は、当時の芝3000mの世界レコードだった。
しかし、古馬になってからは、GI前哨戦のG2を2勝したものの、本番では春、
秋とも天皇賞で完敗。さらに秋の天皇賞後には屈腱炎を発症し、長期の休養に入
った。約1年半後の01年に天皇賞(春)で復帰を果たしたが、大差の最下位に敗
れる。その後、再び脚部不安となり、同年に現役を引退し、種牡馬入りした。
だが、日本で大失敗に終わったシェリフズスターの産駒という血統背景が敬遠さ
れたのか、肌馬は種付初年度から西山牧場の繁殖牝馬を中心に34頭しか集まら
ず、翌年以降も年々減り続け、供用5年目の06年にはついに一桁まで落ち込む。
初年度産駒こそ中央勝ち上がり馬1頭とまったく泣かず飛ばずに終わったが、2
世代目の現4歳勢からはニシノプライドとニシノヴァネッサ、マロウブルーの3
頭が中央で勝ち上がった。だが、ニシノプライドとニシノヴァネッサが伸び悩み、
マロウブルーが故障で引退に。そして昨年12月、この成績不振が響き、セイウ
ンスカイの事実上の種牡馬引退がオーナーの西山氏から発表された。種付頭数の
確保が見込めず供用先アロースタッドを退厩となり、生まれ故郷の西山牧場に帰
ったものの、これまで積極的にセイウンスカイを交配してきた西山牧場が同馬の
種付を断念したのだ。
それでも父のシェリフズスターが種牡馬として見切られ、廃用になった後にセイ
ウンスカイという大物を出したという背景があるだけに、オーナーの西山茂行氏
もまだごくわずかな望みを持っているらしく、今後、産駒から大物が誕生した場
合の種牡馬復帰の可能性を示唆している。
皮肉な事にセイウンスカイの種牡馬引退の発表の後、ニシノプライドがスプリン
ト戦で新境地を開き、オープン入りを果たす快進撃を見せている。
セイウンスカイの一番馬ニシノプライドのさらなる活躍が期待されている。
●次走と今後のポイント
母ブランドアート、半姉ニシノフジムスメも早熟に終わったので、今後どこまで
成長できるかが本馬の出世の鍵を握りそう。
レース後に放牧へ出されたが、この放牧が本馬に成長をもたらすことができるか。
●レース後のコメント(浜中俊騎手)
今日は逃げようと思っていたんですが、少しイレ込んでいたし、テンからあれだ
け飛ばしていく馬がいると、さすがに行こうにも行けませんからね。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カルラネイチャー産駒
ネイチャーグロウ 牡3 2着 3回東京8日 7R 芝・左 1600m 3歳500万下
ここ2戦、3着に好走しているネイチャーグロウが今回も安定した末脚を発揮し
ものの勝ち切れず、2着に敗れた。
●レース回顧 & 解説
じっくり後方馬群の中から脚を溜めるように追走。後方のまま直線を向くと追い
出し開始。ごちゃついているインコースを避けるように徐々に外に持ち出す。前
が開くと、グイグイ伸びたが、先に抜け出していたスイートカルタゴを捕らえ切
れず1馬身差の2着まで。
最後は勝ち馬に猛然と迫ったが、直線での位置取りの差が出てしまった。
外からスムーズに伸びた勝ち馬に対し、本馬はごちゃついた内から外に持ち出す
ロスがあった。結果的に、このロスが大きく響いた。騎手の腕の差も出たか・・
それでも、これで3戦連続の馬券圏内を確保。着実に力をつけてきている。
末は確実に伸びるし、直線の長いコースも合っている。
それにしても、地味な血統からか成績の割りに不思議と人気にならない。
今回も前走の7番人気によりさらに評価が下がり8番人気。
騎手に対する不安視が人気に表れているのだろうか。
今年1月に道営から移籍してきた本馬であるが、元々、ホッカイドウ競馬時代は、
10戦して、北海道2歳優駿以外は全て3着以内という実力馬だった。
また、地元重賞サンライズカップでは、先日の北海優駿を制したボクに先着して
いる。
中央の水にも慣れてきたようだし、今後どこまで出世できるか楽しみ。
●血統背景
<母系>
米国産の3代母オートランズの子孫からは、目立った活躍馬は出ていないが、オ
ートランズの半妹Gambertaは仏重賞勝ち馬。さらに、5代母Silver Bright
は米重賞勝ち馬で、その半姉には米殿堂馬Silver Spoon、甥には米GI2勝の
Silver Buck、近親にフロリダダービー馬コインドシルバーがいる。
母父ハープアイルは、米英で通算16戦6勝。GI勝利はなく、重賞は1勝のみ。
半姉が英仏GI3勝という良血を買われ、90年より種牡馬入り。
日本でも供用されたが、97年に早世したことあり、大物産駒は出なかった。
主な産駒は、シャーペンアイル(97年北海優駿、ダービーGP3着)
<父系>
父カルラネイチャーは、SSに次ぐ近年の大種牡馬ブライアンズタイムの産駒。
現役時は、特に素晴らしい競走成績を残したという訳でなく、宇都宮で9戦8勝
という成績を残してはいるものの、中央に移籍後は3戦して全て大敗に終わった。
種牡馬入りすると、少ない産駒の中から北海優駿などホッカイドウ競馬で地元重
賞を5勝したビックネイチャーや宇都宮の重賞を2勝したマルハチエトルリアな
どを輩出。
地方競馬での産駒の活躍が評価され、2003年には0頭まで減った種付け頭数
が翌04年には39頭まで一気に増加。
この挽回世代が現3歳勢で、血統登録を行っている産駒は23頭いる。
カルラネイチャーにとって勝負のかかるこの世代の産駒たちは、地方で次々と勝
ち上がり、チェイリュイ(牡3)が兵庫ジュニアGPで、ディアヤマトの4着に
入っている。
カルラネイチャーの種付け頭数は、05年以降、減少し、昨年は1頭まで落ち込
んでいるので、現3歳世代の走りがカルラネイチャーの今後を左右するだろう。
ネイチャーグロウには、まず04年以来となるカルラネイチャー産駒中央2勝目
を期待したい。
●レース後のコメント(高山太郎騎手)
ここ2戦は苦手な道悪でも頑張って好走していたので、良馬場なら勝ち負けでき
ると思っていました。思っていた通りの位置でレースができましたし、自分の力
を出し切ってくれました。この馬は切れ味を活かすタイプなので、良馬場でやれ
たことが大きいですね。距離はマイルまでが良さそうです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カリスタグローリ産駒
ヤッパリツヨカッタ 牡3 2着 2回中京7日1R ダ・左 1000m 3歳未勝利
前々走2着のヤッパリツヨカッタが今回も序盤のロスが響き2着に敗れた。
さらに、残念なことにこのレースを最後に登録抹消となった。
●レース回顧 & 解説
大外枠からのスタートはまずまず。だが、行き脚がつかず中団からの競馬。
徐々に押し上げ、3コーナー過ぎに3番手つけると、そのままの勢いで4コーナ
ーに入ったが、出口でやや外に膨れてしまう。先頭マイディスカバリーから3馬
身ほど離されて直線を向くと、馬場の3分所からジワジワと追い上げたが、先頭
を捕らえ切れず。外から急追したシルクレパードを凌いで、2着は死守。
ここ4戦、1400mのレースを使ってきた影響からか、テンは流れに乗れなかった
が、幸いにも外枠だったので、徐々に押し上げ、好位に取り付くことができた。
しかしながら、結局、序盤のこのロスが響き、逃げ粘るマイディスカバリーを捕
らえ切れなかった。スムーズな競馬をした勝ち馬とは位置取りとコースロスの差
が出てしまった形で、力負けではない。
ここまで7戦して、2着2回、3着1回と未勝利を脱出できる力を持っている本
馬であるが、このレースを最後に登録抹消されてしまった。
おそらく、脚元を故障してしまったのだろう。
03年アイビスSDで3着に入ったトーセンオリオンをはじめ全兄3頭が故障で
競走生活を終えているが、残念ながら本馬も兄たちと同じ道を辿ってしまった…
●血統背景
<母系>
母系は、仏国産のペルソナ(4代母)を日本での基礎繁殖としている。
これまでこの一族には、カリスタグローリが何度も付けられてきたが、全兄トー
センオリオンがアイビスSDで3着に入るなど芝短距離で活躍をした。
ノーザンテースト産駒の母ムーンライトは、不出走で繁殖入り。
<父系>
父カリスタグローリは、成功種牡馬ブレイヴェストローマンの産駒で、さらに祖
母に名牝スターロッチ(60年オークス、有馬記念)を持ち、従兄弟に77年皐
月賞馬ハードバージ、甥に93年ダービー馬ウイニングチケットがいる良血馬。
現役時には、重賞クリスタルCをはじめ芝の短距離戦で3勝を挙げたが、故障に
より僅か6戦で引退。
94年から門別・白井牧場で種牡馬入り。種付頭数には恵まれなかったが、少な
い産駒が中央で相次いで勝ち上がり、三世代25頭中14頭が勝ち上がるという
驚異的な勝ち上がり率を残す。さらに02年と03年には、00年産のトーセン
オリオンとサチノグローリがオープンクラスで好走する活躍もあり、03年には
自身最多となる52頭に種付け。同年9月には、メジャーなスタリオンの静内S
Sに移動。
初年度産駒がデビューしてから節目の10年目となる06年には、サチノスイー
ティーがアイビスSDを制し、産駒重賞初制覇。
今年4月のレディオーロラの勝利で、初年度産駒から11世代連続で中央勝ち上
がり馬を輩出。カリスタグローリは、まさに“マイナー種牡馬の星”と言える。
そんなカリスタグローリもここ2年は種付頭数も一桁に落ち込んでいる。
先日、区切りの20歳の誕生日を迎えたカリスタグローリであるが、もう一花咲
かせて欲しいものである。
現在は、門別・フジモトバイアリースタッドで供用されている。
牧場スタッフの話では、「普段はおとなしいんですが、牝馬が近くを通ったりす
ると、うるさくなるし、朝の放牧前には馬房内で逃げ回って、手を焼かせてくれ
ます。遊んでいるつもりなんでしょうね」と、まだ元気一杯の様子だ。
産駒の特徴としては、多くがダート短距離戦を得意としていて、中央67勝のう
ち、実に57勝がダート戦でのもの。また勝ち鞍の平均距離は1141.2mと顕著な
短距離傾向がある。勝ち上がり率が高く、コンスタントに種牡馬成績を残してい
る一方で、早熟で成長力に欠けるという弱点があり、中央全67勝のうち、17
勝が2歳、39勝が3歳で挙げたものと、古馬での勝利数は極端に減る。
●レース後のコメント(角田晃一騎手)
今日はスタートが速くなかったので、外枠だったのが良かったですね。内枠だっ
たら包まれて厳しい競馬を強いられていたと思います。楽に追走できる分、距離
は延びた方がいいでしょうね。
☆★☆ マイナー種牡馬産駒成績一覧 ☆★☆
(6月14日、15日開催分)
イシノサンデー
クニノパイレーツ 牡3 13着 3回東京8日 1R ダ・左 1300m 3歳未勝利
ウイニングチケット
コアレスパレード 牡9 11着 2回中京7日10R 知多特別 芝1200m 4歳上1000万下
パワフルリーフ 牝4 10着 2回中京8日4R 障害・芝 2800m 障害3歳上未勝利
ウイングアロー
マルサンリターン 牡3 9着 2回中京7日9R ぶっぽうそう特別 芝2000m 500万下
マイネルパルティア 牡3 8着 3回東京8日 5R ダ・左 1600m 3歳500万下
ノアギャロップ 牡3 14着 3回東京8日 1R ダ・左 1300m 3歳未勝利
オースミタイクーン
ベスト 牝3 13着 2回中京7日2R 芝・左1200m 3歳未勝利
カリスタグローリ
ヤッパリツヨカッタ 牡3 2着 2回中京7日1R ダ・左 1000m 3歳未勝利
ツウカイヤスナム 牝3 12着 2回中京7日1R ダ・左 1000m 3歳未勝利
キョウトシチー
ダイレクトシチー 牡3 11着 3回東京8日 1R ダ・左 1300m 3歳未勝利
サイレントハンター
ハンターキリシマ 牡3 9着 3回東京7日10RエーデルワイスS 芝1600m 1000万下
セイウンスカイ
ローランスカイ 牡3 16着 3回東京7日 5R 芝・左 2400m 3歳未勝利
タカプリンセス 牝3 17着 2回中京8日2R 芝・左2000m 3歳未勝利
ニシノテンクウ 牡3 4着 3回東京8日 2R ダ・左 1600m 3歳未勝利
タイキシャーロック
メインザナゲット 牡7 15着 3回東京8日9R日吉特別 ダ1600m 4歳上1000万下
ダンツシアトル
ローランウェルズ 牡5 16着 3回東京7日12R 稲村ヶ崎特別 芝2000m 1000万下
ニホンピロニール
オートパイロット 牝3 16着 3回東京8日 4R 芝・左 1400m 3歳未勝利
バイオマスター
ヴァイオリン 牡3 14着 2回中京8日 6R 芝・左 1200m 3歳500万下
バトルライン
コオリナストーン 牡3 9着 2回中京7日6R ダ・左 1700m 3歳500万下
マチカネキンノホシ
シュヴァーベン 牡3 15着 3回東京7日 5R 芝・左 2400m 3歳未勝利
メイセイオペラ
シゲルヴォドレ 牡3 16着 2回中京8日5R ダ・左 1700m 3歳未勝利
ヤマニンゼファー
ウインサウザー せん6 17着 2回中京7日10R 知多特別 芝1200m 4歳上1000万下
リアルボーイ
ドリームオブワイ 牡3 15着 3回東京7日 3R 芝・左 1400m 3歳未勝利
リキアイワカタカ
アートオブロマンス 牝3 11着 2回中京8日1R 芝・左1200m 3歳未勝利
−2007年新種牡馬−
アッミラーレ
セッカチセージ 牡3 10着 2回中京8日9R あおぎりS ダ・左1700m 3歳1000万下
ビーマイナカヤマ
ファイアナカヤマ 牡3 6着 3回東京8日 3R ダ・左 1400m 3歳未勝利
レギュラーメンバー
アーラ 牝3 8着 2回中京8日3R ダ・左 1700m 3歳未勝利
頑張れ!!マイナー種牡馬とその産駒たち ブログ版
exciteブログ→ http://masashige.exblog.jp/
DTIブログ→ http://massy.4.dtiblog.com
ブログ版では、いち早い情報や地方競馬を中心に書いています。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●発行者:石沢真重
ご意見・ご感想・ご要望はこちらにどうぞ
○e-mail : masa_ishizawa@nifty.com
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


![転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出 転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/sya.gif)
![派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報 派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/haken.gif)
![アルバイト探しは[en]本気のアルバイト アルバイト探しは[en]本気のアルバイト](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/baito.gif)
![就職サイトは[en]学生の就職情報 就職サイトは[en]学生の就職情報](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/gakusei.gif)
![転職なら[en]転職コンサルタントキャリアを活かした転職に! 転職なら[en]転職コンサルタントキャリアを活かした転職に!](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/consul.gif)