2009/11/25
【科学】ネコ科の中の王者、イエネコの支配
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【科学をちょいびき!】
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クリスマス・イヴまで、あと1カ月。ということは、大みそかももうすぐ。一年は早いですね。
冬になると「ネコはこたつで丸くなる」といいますが、本当なのでしょうか。ネコを飼った
ことのない私は、いつも疑問に思います。
今週は、三村さんがネコの話を書いてくれました。
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【ネコ科の中の王者、イエネコの支配】
本号執筆: 三村 かの
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気がつくと、あっという間に寒くなりましたね。もう、外を歩くのにコートが欠かせません。
出歩くのもちょっと億劫になりがちですが、世の中のネコたちは、真冬の最中、1月から
3月ごろ繁殖期に入ることをご存知ですか?ネコの妊娠期間は2ヶ月程度なので、暖かくなる
春に生まれた子どもは、秋がくるまでに十分大きくなる事ができて、冬を越せる可能性が
高くなるのです。
今日は、そんなネコたちが人をコントロールするために学習しているという研究のお話を
紹介します。
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今年7月14日のBBC News 「cats ‘exploit’ humans by purring」によって紹介された
研究です。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/8147566.stm
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ネコがのどを鳴らすのを聞いた事がありますか?機嫌の良い時に鳴らす、あのゴロゴロと
いった音です。この機嫌の良い時に鳴らす音が、餌が欲しいときなどに鳴らす音とは微妙に
異なっている、ということに、動物行動学者のMcComb博士は気がつきました。
ネコを飼ったことのある方なら経験されたことがあるかと思いますが、ネコは早朝にお腹を
空かせて、寝ている飼い主を起こそうとする時があります。この時、ネコは、通常ののどを
鳴らすのとは違う、非常に人の神経を刺激する「懇請的なのどの鳴らし方」をするそうです。
ゴロゴロといっていることには変わりはないのですが、気持ちのよい時に出すゆっくりとした
低い音ではなく、ちょっと高めの音だそうです(上記のサイトで映像をみることができます)。
なんと、「懇請的に鳴らす」のどの音の周波数は、赤ちゃんの泣き声と似ているそうです。
高い調子でゴロゴロと耳元で鳴かれると、飼い主は、その声を無視できず、とうとうベッドから
起きだして餌を用意する、という具合です。
すべてのネコが、この「懇請的なのどの鳴らし方」をする訳ではないようで、おそらく、
ネコは学習によってのどの鳴らし方を変えているようだ、とMcComb博士は言っています。
この音が「赤ちゃんの泣き声」の周波数と似ているために人が過敏に反応する音だとすると・・・、
そう、自分の飼い猫から研究の発想を得たMcComb博士は、女性です。母性の強い女性のほうが、
この耳障りな(McComb博士はこう呼んでいます)音を無視できないのかもしれませんね。
ネコ好きに女性が多いのも、このせいなのでしょうか?
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<科学をもっとおもしろくする委員会>より
実は私、ネコがのどを鳴らすところを見たこともなければ、聞いたこともありませんでした。
サイトを見て、初めて聞きました。あんな声を出すとは・・・!
私の恩師の一人が、赤ちゃんの泣き声を聞いて、「なんとかしてあげなきゃ、って感じが
するね」と話されたときのことをふと思い出してしまいました。動物には、本能的に
「なんとかしなきゃ」、と思わせる声を出すことができるのでしょうか。
では、次回のちょいびきもお楽しみに。
(ふ)
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発行人:科学をもっとおもしろくする委員会
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