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2009/05/31

「感じのいい公務員」になろう!(vol.70)【あいさつの裏にあるもの】

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   「感じのいい公務員」になろう!  vol.70 2009.05.31


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   「立派な公務員」もいいけれど、「感じのいい公務員」について   
   も考えてみませんか?
 
 タイトルは「〜なろう!」ですが、ホントは自分自身の「〜なりたい!」と
 いう気持ちをベースに、個人的な思いを配信しています。
 公務員や社会人としての行動や考え方を振り返るヒントや、きっかけにして
 もらえたらうれしいです。


◆◆「あいさつの裏にあるもの」◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ご無沙汰しています。タカハシです。
 
 今年4月に民間会社に就職されたみ〜すけさんから、「あいさつ」について
 のメッセージを頂きました。
 
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  新入社員として受ける様々な研修の一つに「あいさつ」の話がありました。
  
   「なぜ、人はあいさつをするのでしょうか?」
  
  そんな質問が投げかけられました。
  
  ・コミュニケーションをとるため
  ・朝から声を出すことで、元気になれるため
  ・人と人とのつながりに大切だから
  
  様々な答えがあると思いますが、どうやらこんな視点もあるようです。
  新入社員が特にあいさつを自分からしたほうがよいのは、なぜか。
  
  それは、
  
   「自分は元気です。
    だから、心配しないでください。
    今日も1日元気に働けます。」
  
  そんな意思表示のためにする。そのような答えでした。
  
  なんのために?
  その理由は、実際に想像してみると理解しやすいかもしれません。
  
  朝、挨拶もせずにとぼとぼ歩く
   →元気がない、心配させてしまう
  
  朝、元気にあいさつする
   →何も心配をかけずに、相手も安心する
  
   「相手の立場にたって、物事を考えよう」
  
  つまり、あいさつするということは、相手の立場も考えた思いやりの気持
  ちも含まれているということで、人にむやみやたらに心配させないためと
  いうのです。
  
  そのような視点は自分にとって今までなかったもので、だいぶ衝撃的で、
  あいさつは大事という理由が、生まれて20年以上たった今、ようやく理
  解できた気がしました。
 
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 み〜すけさん、ありがとうございます。
 
 あいさつの大切さは、研修だけでなくどんな場においても言われることで、
 皆さんにとっては、既に「耳タコ」のものかと思います。
 でもそれは、大事なことだからということだけでなく、奥深いものだからと
 いうこともありそうです。
 
 
 先日、お好み焼きチェーン「千房」の社長である中井政嗣さんの話を伺う機
 会がありました。
 
 中井さんがお好み焼きの店を始めたばかりの頃、低賃金で重労働だったこと
 もあり、従業員に辞めてしまわれるのではないかと毎日心配だったそうです。
 そのため、毎朝出勤してくる彼らの顔を見るたびに「あぁ、今日も来てくれ
 たね。ありがとう。」と思いながらあいさつをしたのだそうです。
 その意識や行動が従業員に影響し、その後に店や会社を大きく成長させた原
 動力のひとつになったと中井さんは言います。
 
 中井さんについてはこちら。
  ↓
  http://www.chibo.com/com/president.html
 
 
 恥ずかしながら私は、これまで「相手に余計な心配をかけないためにあいさ
 つをする。」とか、「感謝の気持ちを込めて朝のあいさつをする。」などと
 いうことを考えたことがありませんでした。
 
 そして、「キチンと声を出す」や「相手を見てする」などといった形式を意
 識するばかりで、それで「あいさつの押し売り」をしていたのではないかと
 反省しました。
 
 
 「言霊(ことだま)」という言葉があるとおり、人の発する言葉には、魂が
 こもっていると言われます。
 ですから、それが心から言っているのか、そうでないのかって何となくわか
 るものです。
 
 ほとんどの住民の方は、年に何度も役所の窓口に来ることはありませんから、
 役所に対して気持ちの上でのハードルが高く、相手をする職員の言葉に鋭敏
 になっています。
 
 窓口での最初のあいさつに、相手を思いやる気持ちや、自分の思いが加わる
 ことで、心のハードルを下げたりその後の相談や受け答えをスムースにする
 ことができるのかもしれません。
 
 
 あいさつについて、こんな経験があります。
 
 今の職場に異動して数ヶ月した頃、住民の方とのかなりヘビーな電話のやり
 とりの後で一息つこうと廊下に出たところ、十数メートル先のエレベータホー
 ルで動く人影に気がつきました。
 
 そこに見えたのは、前の職場の同僚二人でした。
 どうやら会議か何かのために私のいるの庁舎に来ていたようです。
 二人は、そこに立ったまま声を出すこともなく、ただ満面の笑みで私に大き
 く手を振ってくれていました。
 
 それは、泣きそうになるぐらいうれしい「無言のあいさつ」でした。
 私も黙ってお辞儀を返しました。
 
 彼らは私に歩み寄って話す時間がなかったのかもしれませんし、疲れている
 様子の私に気を遣わせまいとしてくれたのかもしれません。
 どちらにしても、彼らの笑顔は、その時の私の疲れとストレスをスッと流し
 てしてくれました。
 
 言葉を発しなくても、元気をもたらす大きなエネルギーを二人からもらった
 のです。
 言葉も大事ではあるけれど、やっぱり言葉の裏にある想い(エネルギー)が
 大事なんですね。


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 今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
 発行を続けるエネルギーは、お読みいただいた方からの感想や突っ込みです。
 みなさんからのメールをお待ちしています。→ funana@mac.com 
 ではまた。(^_^)/
 
 今日のBGM:決められた運命 / 松谷卓


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  発行責任者:タカハシヒロユキ (TAKAHASHI Hiroyuki)
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