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「感じのいい公務員」について、公務員自身の立場から考えるメールマガジンです。内容は新人地方公務員向けですが、公務員でない社会人ビギナーにもオススメです。

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2008/02/17

「感じのいい公務員」になろう!(vol.59)【「ていねいにやる。」】

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       「感じのいい公務員」になろう!
                           vol.59 2008.02.17

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   「立派な公務員」もいいけれど、「感じのいい公務員」について   
   も考えてみませんか?
 
 新人地方公務員向けに「感じのいい公務員」について、公務員自身の立場か
 ら考えてみようというのが、このメールマガジンのコンセプトです。
 
 公務員や社会人としての行動や考え方を振り返るヒントやきっかけに出会え
 てもらえたらうれしいです。
 
 バックナンバーは、こちら↓です。
  http://archive.mag2.com/0000169343/ 


◆◆━━ 今回のテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「ていねいにやる。」


◆◆━━ テーマ解説 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 子どもの頃、建具職人だった祖父が仕事している姿を見るのが好きでした。
 ある時、どんなことを考えながら木を切ったり組み立てたりしているのかを
 聞いたことがあるのですが、ボソっとひと言だけ返ってきた言葉は、
 
  「ていねいにやる。」
 
 でした。
 その時は、「なんだ、そんなことか。」ぐらいにしか思わなかったのですが、
 なぜか祖父との思い出として、ずっと心に残っていました。
 
 先日、仕事場でちょっとイライラしながらボールペンを机に放ったところ、
 跳ね返って床に転がり落ちました。
 余計にイライラしながらそれを拾おうとした時に、「ていねいにやる」と言っ
 た祖父のことを思い出しました。
 
 ボールペンを放ったところで、イライラが減るわけではありません。
 逆に、イライラが増えてしまったのです。
 「ていねい」とまで行かなくても、普通に机の上に置けばよかったのです。
 
 「あ、そうか。」と思いました。
 自分はこうやって、イライラの種を自ら増やしてしまっているんだと、そし
 て、仕事場の相棒であるボールペンに対して愛がなかったんだと。
 
 祖父の言った「ていねいにやる。」とは、ていねいに道具を使い、ていねい
 に材料を加工し、ていねいに組み立てるということだと思うのですが、それ
 は「道具や材料と意識して向き合う=愛をもって接する」ということだった
 のでしょう。
 
 「愛」なんていうと照れてしまいますが、例えば、「ていねいに大根を切る
 」というような時、材料の大根や、道具の包丁への慈しみや優しさを意識し
 ます。
 きれいに、均等に切ろうとか、包丁を大事に扱おうとかとかっていう意識。
 それはまさしく「愛」なのではないかと思うのです。
 
 道具をやさしく扱うだけでなく、綿密に仕事の段取りを考えたり、ミスをし
 ないように気を配ったり、窓口での言動に注意したりといった「感じのいい
 公務員」にとって必要な仕事に対する姿勢や行動の基本のようなものは、す
 べて「ていねい=愛」というようなものがベースになっているんですね。
 
 
 「芸術は爆発だぁ!」で知られる画家の岡本太郎は、「顕在意識で生きる」
 ということを実践していた人だと聞いたことがあります。
 
 「顕在意識」とは、「潜在意識」とは逆に、自らの意識の上で考えたり行動
 したりすることです。
 彼は、意識して話す、意識して歩く、意識して食べるなど、ひとつひとつの
 行動や人間としての動きを、あえて意識する」ことによって、自分が生きて
 いることを認識していたそうです。
 
 「全部を意識して行動する」なんて、想像しただけでも疲れてしまいそうな
 生き方ですが、そこまで行かなくても、例えば、ボールペンを静かに置くと
 か、ドアをやさしく開け閉めするとか、やわらかい声で返事をするとか、笑
 顔で人と会話するとか、そういうことを少し意識して行えれば、それは「て
 いねいに行動すること」であり、愛のある行動とも言えるのかもしれません。
 きっと岡本太郎は、「大きな愛」を持って生きていたのでしょう。
 
 
 多分、地方自治法や地方公務員法には、「愛」なんていう文字は載っていな
 いでしょう。
 でも、すべての役人(=役に立つ人)に「ていねいな仕事」とセットで必要
 なものなのではないかと思うのです。
 
 
 職場の事務用品をていねいに扱ってみませんか?
 ちょっと意識して。


◆◆━━ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 以前に、二十数年ぶりにドラマーとして復活したが、ヘタなままだというこ
 とに気づいたというようなことを書きました。
 
 その後、リハビリと称して練習スタジオで何度か叩いたりしましたが、どう
 もしっくりきません。
 だんだんわかってきたことは、ブランクの長さだけでなく、元々自己流だけ
 で叩いていたので、「いい状態」に戻りたくても、その拠り所(基準)がな
 いことでした。
 (「仕事は理想と現実を埋めることである。」の「理想」の部分があいまい
 な状態ですね。)
 
 そんな時、新聞折り込みに、あるチラシを見つけました。
 「大人向け」をうたった音楽教室の広告でした。
 
 これまできちんとドラムを習ったことがないし、どうせリハビリをするなら、
 こういうところに行ってみるのもいいかな?と思い、早速、無料体験レッス
 ンに申し込んでみました。
 
 教室は、大人向けということで落ち着いた雰囲気のところでした。
 エレベーターを降りた先に、シティホテルのフロントのような受付があり、
 言葉遣いをきちんと訓練されたスタッフが応対してくれました。
 以前通っていたエレクトーン教室は、幼稚園児たちと一緒に扱われる居心地
 の悪さがありましたから、それだけで「その気」になります。(単純。f^^;)
 
 体験レッスンは、初心者用のカリキュラムをベースに行われましたが、私が
 少し叩けるので、講師はそれに合わせて進行をアレンジしてくれました。
 
 始まってから15分ぐらいしたところで、私がどういう時にハシる(リズム
 が早くなる)のかを、やさしく、そして端的に指摘してくれ、そのための効
 果的な練習方法をわかりやすく説明してくれました。
 
 私は、この時点で教室への入会を決めました。
 腑(ふ)に落ちたと言うか、ドラムの技術だけでなく、「自己流コンプレッ
 クス」を解放してくれるのは、こういうことなんだと思ったのです。
 
 そんなわけで、今回の体験レッスンは、改めて「プロの仕事」というものに
 ついても大いに考えさせてくれたのでした。
 
 
 今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
 発行を続けるための最大のエネルギーは、お読みいただいた方からの感想や
 突っ込みです。
 みなさんからのメールをお待ちしています。
 
 また、「感じのいい公務員」や「まっとうな公務員」にまつわる話や皆さん
 の考えや扱って欲しいテーマ、経験談、質問などを随時募集しています。
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 ではまた。(^_^)/


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  自己紹介HP:http://homepage1.nifty.com/funana/hiro/welcome.htm 
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