2007/11/20
「感じのいい公務員」になろう!(vol.53)【窓口での「おめでとうございます」】
▼▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲▼ 「感じのいい公務員」になろう! vol.53 2007.11.20 ▼▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲▼ 「立派な公務員」もいいけれど、「感じのいい公務員」について も考えてみませんか? 新人地方公務員向けに「感じのいい公務員」について、公務員自身の立場か ら考えてみようというのが、このメールマガジンのコンセプトです。 公務員や社会人としての行動や考え方を振り返るヒントやきっかけに出会え てもらえたらうれしいです。 バックナンバーは、こちら↓です。 http://blog.mag2.com/m/log/0000169343 ◆◆━━ 今回のテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 窓口での「おめでとうございます」 ◆◆━━ テーマ解説 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回、メールマガジン「私が一番受けたい授業」の発行者の比田井さんから 寄せられたメールを紹介したところ、いくつかのご意見をいただきました。 前号(vol.52)はこちら。 ↓ http://blog.mag2.com/m/log/0000169343/109111282.html メールマガジン「私が一番受けたい授業」はこちら。 ↓ http://blog.mag2.com/m/log/0000199548/ 寄せられた意見はいずれも、実際に役所の窓口で「おめでとう」と声をかけ るのは難しいが、そういう気持ちで応対すること自体を否定しているわけで はないという内容のものでした。 婚姻や出生であっても、おめでたくない雰囲気の方がいらっしゃるし、そう いった来訪者の状況を、窓口にいる職員がどれだけわかるかということの難 しさがあります。 窓口に出された申請書だけで判断して安易に「おめでとう」などと言ってト ラブルとなってしまう危険性も高いとのご意見もありました。 私も、窓口で「おめでとう」と言うことについて、無条件で肯定するつもり はありません。 本当は「アットホーム」な雰囲気や暖かい言葉がけのある窓口が理想だし、 それで皆さんが喜んでくれればとてもいいことなのです。 でも、現実にはそういうことばかりではありません。 ましてや、「声をかけるのはいいことだから」と、勢いづいてそういったこ とをマニュアル的に言わせるなんてことも、あってはまずいと思っています。 「アットホーム」も、自治体によって、仕事によって、その場の状況によっ て、それがなじまないところもあります。 人は様々ですし、例えば満面の笑顔で離婚ってこともあるでしょうし、良か れと思ったことが「余計なお世話」になることも少なくないです。 今風に言えば「空気読め」ってことなんでしょうが、いずれにしても画一的 でなく、「生身の相手」を見て応対しないと、しっぺ返しをくらいます。 また、新任研修の宿題としてこのメールの感想を提出させましたが、 ・実際に「おめでとう」と言うのは難しいが、そういう気持ちは忘れない で接して行きたい ・窓口対応を半年やってきたことを振り返る機会となった などというものが、その中心でした。 メールに対する感想として、それを頭ごなしに否定したり、無条件で賛美す るといったものが見受けられなかったことや、それぞれが自分の経験や立場 の中で考えたことを素直に示してくれたことは、宿題を出した者として正直 なところうれしかったです。 私は、いつかこのメールを題材にした討議研修をやりたいと思っています。 皆さんもチャンスがあったら「こんな話があるんですが…」と、研修や勉強 会などで話題にされてはいかがでしょうか? 「感じのいい窓口応対」の視点から、自分たちの仕事を振り返るきっかけに なるかもしれません。 ◆◆━━ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先日、「福祉のまちづくり講座」という研修を受けました。 短い時間でしたが、まちに出て、車いすに乗ったり、耳栓とヘッドホンをし たり、目隠ししたり、また、それらの介助をしたりして、身体障害者にとっ ての生活上の不便や危険のほんの一端を体験しました。 そこで思ったのは、普段よく言われる「相手の立場に立って」という言葉か ら一歩進んで「相手の身になって」ということを意識するということでした。 これまで私は、単純に「点字ブロックは視覚障害者のために必要なもの」と 考えてきましたが、車いすに乗ると、それが通行の障害になっていることが わかりましたし、逆に車いすの通行にとって障害となっている道路の段差が、 実は目の見えない人の安全にとって必要なものであることも、初めてわかり ました。 このところ、「バリアフリー」についての取り組みが進んでいるようですが、 それは単に障害者用の設備を作ればいいということではないのですね。 「身障者と健常者」といった構図だけでなく、身障者の中でも折り合いをつ けなければならない問題が数多くあることを知った研修でした。 講座のレジメには、 福祉の「福」の字は「しあわせ」、「祉」の字は「めぐみ」の意味 といったことが書いてありました。 研修では、「バリアフリーは、ユニバーサルデザインに繋がる」という話を されていましたが、つまり福祉というのは特別な人についてのことではなく、 すべての人たちに身近なことなんですね。 ちなみに「福祉」という言葉は、日本国憲法が作成された際、GHQ案にあっ た「welfare」に対応する日本語が存在しないために作られた造語だそうで、 社会福祉は戦後から始まり、復員軍人や遺族の経済問題に対処するために生 活保護法が作られ、戦争孤児のために児童福祉法が、傷痍軍人などを救済す るために身体障害者福祉法が制定されたのだそうです。 今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。 みなさんからのメールをお待ちしています。感想や意見、質問などが励みに なります。 また、「感じのいい公務員」や「まっとうな公務員」にまつわる話や皆さん の考えや扱って欲しいテーマなども、随時募集しています。 発表してもいい名前でこちらまでお願いします。 ↓ funana@mac.com ではまた。(^_^)/ ◆◆━━ 今日のBGM ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ BELIEVE IN LOVE / LINDBERG (♪夜はかならず新しい朝をつれてくる) ◆◆━━ 皆さんのワンクリック ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 皆さんのクリックひとつで救える命があります。 「クリック募金」では、皆さんのワンクリックで、スポンサー企業がNPOへ 寄付をし、アジアの恵まれない子どもたちや、盲導犬を必要としている人た ちなどに援助金を贈ります。 よかったら、アクセスをお願いします。 ↓ http://www.dff.jp/ ▼▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▲ 「感じのいい公務員」になろう! ────────────────────────────── 発行責任者:タカハシヒロユキ (TAKAHASHI Hiroyuki) 自己紹介HP:http://homepage1.nifty.com/funana/hiro/welcome.htm e-mail:funana@mac.com このメールマガジンは、「まぐまぐ!」で配信されています。 登録・解除:http://homepage1.nifty.com/funana/melmaga.htm ────────────────────────────── ※お知り合いに転送される場合は、全文でお願いします。 ▼▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▲


