2009/12/08
インドの今を知る! 一歩先読むビジネスのヒント!No.1099
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■ インドの今を知る! 一歩先読むビジネスのヒント! ■■ ■■ ~ 明日のグローバル経営に役立つ情報をあなたに!! ~ ■■ ■■ No.1099 2009/12/8 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 今日のポイント 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ノエル氏は、スターバザールを高収益大規模小売に成長させました。 ─────────────────────────────── アイジェイシーの土肥です。インド・ビジネスをお考えの方、インド に興味をお持ちのみなさまのために、インドで現在起きている事を、独 自の視点で、わかりやすくお伝えして行きます。 【 今日の記事 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ タタ・グループ後継者候補、ノエル・タタ氏 日経BP 2009/11/11 ─────────────────────────────── 1995年頃、タタ・グループ傘下にある化粧品大手ラクメは、英蘭ユニリー バのインド子会社ヒンドゥスタン・ユニリーバ(当時はヒンドゥスタンリー バ)と折半出資で合弁事業を始めた。 2年後、ラクメはこの事業を売却した。タタ・グループは当時、米コンサル ティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーにラクメの新たな成長機 会の可能性を探らせていた。 (後略) 【 今日のキモ 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■そして当時ラクメの会長だったシモーネ・タタ氏(ノエル氏の母)は、小 売業がラクメの次なる成長エンジンになると判断しました。 ■ラクメ社は98年、バンガロールで1店舗を経営している英衣料品リトルウッ ズを買収し、タタ・インターナショナルからノエル氏が、ラクメ社から社 名変更した、トレント社に移ってきました。 ■リトルウッズは「ウエストサイド」と改名され、トレントは衣料品販売を 中心に小売り業務を開始しました。 ■一方、当時の食料品販売を手がける小売りに、大規模小売店はほとんどあ りませんでした。 ■しかし2001年、「パンタルーン」という店を2店舗展開していたビヤーニ氏 が、ハイパーマーケット「ビッグバザール」の出店攻勢を開始し、今や116 店舗を数える規模に成長しています。 ■これに対し、トレントがスターバザールの1号店を出店したのは2004年で、 その後も4店舗を増やしただけでした。 ■トレントの成長戦略は慎重、控え目で、現在までの投資額はわずか48億ル ピーで、ビヤーニ氏の投資額の1/10以下です。 ■ただ、ノエル氏は収益性を重視しており、現在の景気減速の中にあってト レントは、インドの大規模小売り企業のなかで、昨年度唯一赤字転落しま せんでした。 ■そうした収益性重視の姿勢に加えて、ノエル氏が非凡な才能として、プラ イベートブランド(PB)で行くと決めたことが挙げられます。 ■PB商品の利点は、マルチブランドの店より利鞘が大きいことです。 ■さらに商品構成を見直した結果、ナショナルブランドはわずか30%で、70 %は地方ブランドとノーブランドであることが分かったことで、ナショナ ルブランドを生み出す好機と考えたこともありました。 ■「パンタルーン」や「ビッグバザール」もPB比率は高いのですが、トレ ントのPB商品の比率は90%と、ライバルを上回っています。 ■しかしノエル氏は、インドで優れた小売業者の1つと認識されるためには、 規模も重要であることは理解しています。 ■トレントは今後5年でハイパーマーケット「スターバザール」を50店舗に増 やす計画で、これにより売上高は300億ルピーに達する見込みです。 ■最終的には20~30年かけて店舗数を300店舗余りまでに増やし、売上高2000 億ルピーを目指しています。 ■今後はボンベイハウス(ムンバイにあるタタ・グループの本社ビル)にい るタタ・グループの幹部が、彼をグループ内のより重要な任務に就かせる 判断をするかどうかが注目です。 【 編集後記 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インドは景気が良いのですが、ミャンマーも景気が良いようです。 私の知るミャンマーのIT企業は、政府の案件が増えており、その受注対応 で今大忙しだそうです。 米国の対ミャンマー政策も変わってきており、景気のいい中国とインドに はさまれ、地理的な優位性と資源のおかげでこれから大きく伸びそうです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メルマガ「インドの今を知る!」 ~ 一歩先読むビジネスのヒント! 発行責任者:(有)アイジェイシー 土肥 克彦 http://www.indjpn.com/ メールアドレス: mail@indjpn.com ■購読・解除はこちらから出来ます。 まぐまぐ → http://www.mag2.com/m/0000169005.htm 当メルマガにて紹介している記事は、インド内外で発表された記事をも とに、まとめたものです。当メルマガ掲載記事の転載・使用によって発 生する事に関して、弊社は一切の責任をもちません。 Copyright(C)2005 IJC Ltd. All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


