2007/10/30
「取材する側と取材される側・・・。」
●発行者の挨拶>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行者のサイドウェッジ横野です。 青木功(65歳)のエージシュートで日本シニアプロ大会最終日、6打 差をひっくり返し逆転優勝しました。「中年」「団塊世代」という年 代とは違って、本当に「シニア」って表現が一番いいかと思われる年 齢です。しかし65歳と思えぬプレーでシニアの若手に競り勝った青木 プロに最大級の賛辞を送りたいと思います。 ブログをはじめておりますが、本日初めてあにやんこと横野隆弘が 書き込みをしております。よけれが御覧になって下さい。 「ゆんたくホール」 http://blog.sidewedge.net/ ●VOL.112━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「取材する側と取材される側・・・。」 横野 隆弘 先週、亀田親子の件で、マスコミ(メディア)の件について書かせて いただいた。それまでは話題性のために持ち上げていたメディアが、 問題が起こればこぞってバッシングするといういつものパターンなの だが、このメディアの姿勢はなんとかならないのだろうか。自分たち のやっていることが恥ずかしくないのかと思ってしまう。それにして も、長男興毅君の謝罪会見は立派でしたね。親父に爪の垢でも煎じて 飲ませたいですね。 今後もメディアの対応にいろいろと苦労するとは思いますが、負けず に頑張っていただきたいものです。 さて、この姫路でも今週はあるゴルフ雑誌の取材が入ります。なんで も、ゴルフクラブ発祥の地をテーマにゴルフの製造工場を取材して回 るようです。そのなかで、ある工場が、「横野さん、フェースプログ レッションの測り方教えてくれ。今週雑誌の取材があるので、知らん というのは不細工な話やし・・・。」という電話をしてきました。 私からすると、「???」です。それじゃ、今までのヘッドはどうし て作っていたの?ということになります。我々も、量産品の場合は、 最初の2〜3個ロフト・ライを合わせるときに測り、あとは目測で合 わせていきます。なぜかというと、ロフト・ライを合わせるためのハ ンマーで叩く工程で、2〜3個測定しながら合わせていくと、叩き方 がわかるからです。当然鍛造だから、叩く前は誤差があります。しか し、同じ方向で叩いてロフト・ライを合わせると、最終形はほとんど 揃ってきます。 ロフト・ライを合わせる時のハンマーで叩く箇所は大まかに言って4 箇所です。この4箇所を叩いたときのヘッドの動きは以下のとおりで す。 (1) ライ角を大きくフラットにする。ロフトは少し立つ。FP (フェースプログレッション)は少しプラス目 (2) ライ角はフラット。ロフトも大きく立つ。FPは少しマイナス。 (3) ライ角は大きくアップライ。ロフト少し寝る。FPは少しマイナス。 (4) ライ角はアップライ。ロフト大きく寝る。FPは大きくプラス。 基本的には、注文の数値によってこの4箇所のどこを叩くかが決定されます。 同じフラットにするのでも、ロフトとFPの動きが変わるので、最終形が頭 の中にないと、叩く箇所が決まりません。また1箇所を叩くだけですべての 数値が合うことはほとんどなく、最低でも2箇所、綺麗に会わないときには 3箇所をたたいて合わせます。 だから最初の2〜3個を合わせるのは苦労しますが、このときのヘッドの動 き具合を見ていたら、後はそれほど悩むことはありません。(但し、特別な 指示が入ったヘッドのロフト・ライを合わせるのは、少々時間がかかります が・・・。)ロフト・ライ・FPの3点の数値を合わせるのですから仕方が ないのですが・・・。しかし、これをロフト・ライの2点だけ合わせるので あれば、簡単な作業です。大きく動く方に重点を置けばいいのだから。 雑誌では、このFPの合わせ方を知らないところでも、名匠、熟練職人とし て記事を書くことだろう。また、それを読んだ読者が、あの人はすごい職人 だと思い込んでしまう。 付け焼刃ので繕う工場も工場だが、そういうことも知らずに取材にいく雑誌 社も雑誌社である。我々は、どの工場がどんな工程でヘッドを製造している かを知っている。が、その取引先はそのことを知っているのだろうか? 以前、バンス角の測り方を聞いてきた工場もあった。ゴルフクラブ発祥の地 として、職人としてヘッドを作っているのだから、工場ももっと勉強しなく てはと思うのだが。 取引先は、そんなことよりも、単価と納期の方が大事な様である。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★ ◆発行者:Side Wedge(サイドウェッジ)横野秋雄 ◆URL:http://www.sidewedge.net(現在休止中) ◆blog:http://blog.sidewedge.net/ ◆連絡先:akio-yokono@sidewedge.net *全員への返信はできませんことを御了承願います。 ■このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。 解除は、こちらからできます。 ■当メールマガジンで紹介している情報によって発生 したトラブル等に関しましては一切責任を負いかね ますので御了承下さい。 ■Copyright(C) 2004.Yokono Akio.All reights reserved. 掲載記事の全文及び一部の無断掲載、引用を禁じます ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆ --------------------------------------------------------------------------------



