2006/03/16
【超下請け】第36号~手形について考えるー振出し手形編ー
2006/3/16 VOL36
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
【目指せ!超下請け】
http://www.shiota-koji.com/
発行者 しおた こうじ
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
はじめてご購読いただくみなさま、こんにちは。
このメルマガは、大阪の零細町工場のオッサンが経験したこと、
感じたことを好き勝手に吼えるマガジンです。
バカ正直に思ってることを書いて、たまにヒンシュクを買ってるようです。
キャッチの「ピンで生きている人」というのは、
別に個人事業主という意味ではなく、サラリーマンや主婦の方でも、
精神的に自立している人、と言う意味で書いてます。
他人からは大樹に寄りかかってるように見えても、
何かの拍子に大樹が消えてなくなった時、
気がつけば、しっかり自分の足で立っていた。
そんなアナタに続けて読んでいただけたらこの上ない幸せ。
それでは、まだまだ寒い大阪よりお届けします。
□□ このメルマガは
|┃ ---------------------------------------------------------
|┃ ● 発注者にペコペコしたくない個人事業主
|┃ ● 今のままの規模でギャフンと言わせるほど儲けたい零細会社の社長。
|┃ ● 小さな会社の頭の中を見てみたい士業の方。
|┃ ● いつかピン張って生きてやるという威勢のいいサラリーマン。
|┃
|┃
|┃-----------------ならきっと満足していただけるはず。--------
■ 手形について考える〜振出し手形編〜
■■━━━━━━━━━━━━━━━━
前回の続きです。
読んいない方はバックナンバーはこちら。
http://blog.mag2.com/m/log/0000166651/107034597?page=1#107034597
法人の場合、代表取締役が死亡しても、決められた手続きにそって
代表取締役を変更すればそのまま当座勘定口座が継続されるのに対して、
個人事業の場合、約束手形の振出人である代表者が死亡した場合、
当座勘定口座が廃止になり、振出した手形は不渡りとなる。
という説明を銀行で請けてから、既に手形を振出し済みの仕入先に、
電話で同様の説明をした。
「不渡り」と聞いた途端、
「えぇー!」とびっくりされたが、
「ご心配なく、資金不足の不渡りと違い、期日にちゃんと買戻しますので。」
と説明した。
先方は少し安心した様子で、
「今後の支払い方法はどうされます?」と聞かれた。
まぬけなことに質問されるまでそんなこと考えてもいなかった。
今なら、当面、手形の満期日にあたる4ヵ月後に現金振込などという
方法で交渉するんだろうけど、その当時はとっさに
「締切り後、翌月末日にお振込みします。」と返事をしてしまった。
ところが、
手形とは直接関係ない話だが、この後わかったことは、
親父は家族の知らない間に、自分が入っていた生命保険を解約していた。
生前、「ワシがもし死んだら、保険金で借金はチャラや。」と言っていたのに
どこにも保険証券がない。
心当たりの保険会社に調べてもらったら、確かに経営者の大型保険に入っていたが
1年くらい前に誰にも相談せず解約していた。
よく小説などで「血の気が引く」という表現があるが、
まさにそれを体感した。
親父には申し訳ないが、この当時は親父を恨んだ。
話を手形に戻すと、
買い戻しますと言ったものの資金がない。
すでに抱えている借金の返済に加えて、振出した手形の満期日、
さらにその後の仕入れた分の支払いが月末に同時に来る。
それが4ヶ月続く。
この当時、生まれて初めて、夜眠れない日が続いた。
寝ても2時間くらいすると目が覚める。
一端、起きると資金繰りのことが頭から離れない。
でも不思議と自殺だけは考えなかった。
ありゃ、また手形から話がそれる。
借金のお話は、改めて書くことにしよう。
結論からいうと、
とにかく売上げアップと毎月、毎月、必死でかき集めたお金で
手形買戻しと仕入れ決済は乗り切った。
今、振り返っても、なんとかなったのが不思議なくらいだ。
で、今こうして経験して言えるのは、
財務体質の強い会社をつくろうと思うなら、
一時期、苦しくても振出手形を無くすことを考えるべきだ。
手形の債権、債務を減らしていくには、
まず振出し手形を辞めて、その後、受取り手形を減らしていく
という手順。
順番が逆だろうって?
もちろん一時期、資金繰りが苦しくなる。
(資金繰りで潰れるほどならダメですよ。)
でも荒療治だけど、自己振り出し手形辞めると
不思議と受取り手形も減っていく。
理屈はわからないけど、経験上そう言える。
■ 本気でお薦め情報
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日はお休み。
■ あとがき
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━
読者の方から「手形は避けて通れません」というメールを頂戴しました。
ウチも受取手形は無くなってません。
日本の商取引に手形取引がしっかり根付いているのと、
製造業、建設業などは特に難しいですね。
でも手形取引を減らしていこうと意識するのとしないのでは
明らかに債権、債務残高に差が出てきます。
次回は受取り手形編です。
ではまた次回。
ご意見、ご感想があればぜひメールください。
必ずご返事させていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------------------------------------
□発行者: しおた こうじ
□サイト: http://www.shiota-koji.com/
□ブログ: 大阪百景
http://blog.shiota-koji.com/
□メール: koji@shiota-koji.com


