2009/11/17
XMLコンソーシアムニュース-2009年11月号
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XML Consortium News
X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス (一般公開版)
2009年11月号
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新型インフルエンザの感染が各地で拡大しています。政府公報によると予防の
ポイントは手洗い・うがいの徹底、十分な栄養と睡眠、慢性疾患を持つ人は注意
を怠らないこと、流行時には人ごみはできるだけ避けること、咳エチケットの習
慣化などが重要だそうです。当たり前ではありますが、徹底が大事です。
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本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、
XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも
ご紹介するものです。
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【目次】
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◆今月のPick Up 1
XMLを語る:「流通BMSへの参加が増えれば流通の世界は変わる」トーカン牧内氏
◆今月のPick Up 2
部会探訪:クロスメディア・パブリッシング部会
◆今後の予定
◆XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次
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今月のPick Up 1
【XMLを語る】「流通BMSへの参加が増えれば流通の世界は変わる」トーカン牧内氏
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XMLとゆかりのある方々に過去のXMLとの関わり、またはXMLの現状や将来展望な
どについて語っていただきます。今回は株式会社トーカンの流通システム統括本
部長 執行役員 牧内孝文氏です。流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)の動向
やメリットなどを語っていただきました(文中、敬称略)。
○XMLコンソーシアム:牧内様には昨年のXML10周年記念イベントでも登壇いただ
きました。あれからもう1年半。流通BMSの近況はいかがですか?
○牧内:流通BMSは2006年から実証実験を重ね、2007年からは加工食品・菓子・日
雑業界から導入を開始しています。2009年9月時点では卸が18社、小売り31社が
参加していますが、増えてきてはいるものの感覚的にはまだ少ないという気が
します。
○XMLコンソーシアム:何かネガティブな要素があるのでしょうか?
○牧内:時期により違います。2007年当初はXMLやBMSの認知度が低く、意義やメ
リットがなかなか理解していただけませんでした。またBMSよりWeb EDIの方が
安い、ITベンダーもWeb EDIを進めたのも普及が伸び悩んだ理由です。最近で
は昨年以来の不況で、各社ともIT投資を抑える傾向となっています。
○XMLコンソーシアム:明るい要素としては?
○牧内:近年では流通BMSに関連する製品が充実してきており、安価なパッケージ
も出回るようになってきました。また、ITベンダーも「流通BMS」を推奨してい
るようですが、Web EDIの価格に匹敵するとまでは言い難いです。
○XMLコンソーシアム:今さらではありますが、BMS導入のメリットとは?
○牧内:小売りからすると、単一カテゴリーだけでEDIからBMSに変更しただけで
は直接的なメリットは少ないと思います。しかしメッセージを各カテゴリーで
共通化するメリットはあります。全商品カテゴリが業界共通のフォーマットと
なれば業務が変わってくるはずです。
一方、卸は小売各社が流通BMSの導入を進めていく上では、取引相手ごとに違う
フォーマットでやりとりするより、共通のフォーマットでできたほうが明かに
システム開発業務の効率が上がります。
どちらにもメリットがあるのは送受信の時間短縮です。受発注処理が早くなれ
ば、欠品対応など庫内運用がしやすくなり、店頭欠品の減少に繋がります。ま
た、納品時間も前倒しが可能となり店頭陳列・配送業務の効率化にも繋がりビ
ジネスにメリットを与えます。現段階ではまだ一部の小売りしか参加していま
せんが、7~8割、いや半数以上の小売りが参加すれば流通の世界は様変わりす
るでしょうね。
○XMLコンソーシアム:例えば賞味期限の管理などしやすくなるのでは?
○牧内:はい。賞味期限のデータですが、実は現段階では卸が手打ちで入力して
います。もちろんパッケージなどにはメーカーや生産者が日付を入れています
が、中間流通では、鮮度管理のため卸が入力しているのです。これを商品出荷
の段階から出荷データ又は賞味期限のバーコード化を実現できれば、賞味期限
のデータを一元化できて流通全体の商品管理に役立ちます。
○XMLコンソーシアム:流通BMS策定の経緯を教えてください。
○牧内:流通BMSは経済産業省の「流通サプライチェーン全体最適化促進事業(流
通SCM事業)」からスタートし、当初は大手スーパーのイオンさん、イトーヨカ
ドーさん、ユニーさんなど、小売りが中心でした。一方、卸売業は「情報志向
型卸売業研究会(卸研)」で流通BMSをテーマとした検討をしており、小売業と
卸売業が協業できたのが大きな要因と考えます。対象メッセージは最初に食品
・菓子・日雑、次第にドラッグや衣料関係、生鮮などへと順次カテゴリを増や
しています。標準策定には関係する業界の代表が集まる「流通システム標準普
及推進協議会」のもと5部会を編成し検討・調整しながらやっています。まだ
道半ばです。
○XMLコンソーシアム:海外ではどうですか?
○牧内:海外では卸が少ないという背景があります。日本ですと欠品がないよう
に在庫管理には気を配りますが、海外ではあまり気にならないようです。類似
商品の細かな違いにはこだわらないのかもしれませんね。ネットワークインフ
ラも違いますから、進んでいる国もありますが、メッセージはごく簡単なもの
で行われていると思います。
○XMLコンソーシアム:今後の普及の鍵は何でしょうか?
○牧内:SCM全体で捉え、導入のメリットを理解していただくことが必要となるで
しょう。小売りからは「卸にはメリットがあるだろうけど、小売りにはメリッ
トがあるだろうか」と疑問を抱かれることがまだ多くあります。卸も小売りも
更にメーカーを含めWin-Winになるような仕組みが「流通BMS」という理解を広
めることが大事だと思います。
現段階では地道ながらも歩みを進めています。先ほどの賞味期限がいい例です
が、データがすべての段階で標準形式で持てると卸だけではなく、メーカーや
小売りにも恩恵を与えます。こうしたメリットを広めるには、相談や情報交換
の場が有効です。特に中小企業への普及が課題なので「流通システム標準普及
推進協議会」を通じ説明会に来てもらうように呼びかけているところです。
○XMLコンソーシアム:コンビニはどうですか?
○牧内:コンビニはBMS普及で言えば難しい領域かもしれません。すでに独自の高
度なシステムを構築しているところが多く、すぐ流通BMSを導入するメリットも
なかなか見いだせないようです。しかし店舗数やビジネスの規模で考えても、
コンビニは相当のポテンシャルがあるため、次期システム構築時には流通BMS
活用を期待したいです。
○XMLコンソーシアム:まだまだ発展が続きそうで楽しみですね。
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今月のPick Up 2
【部会探訪】クロスメディア・パブリッシング部会
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10月6日、JAGAT(社団法人日本印刷技術協会)が主催するセミナー「実用化が
進むXMLパブリッシング<フリーのXML組版支援ツールと電子出版の今後>」にて、
クロスメディア・パブリッシング部会のメンバーが登壇し、XMLパブリッシングの
近況解説やツールを紹介しました。
JAGAT>実用化が進むXMLパブリッシング
http://www.jagat.jp/content/view/1315/259/
セミナー参加者はJAGAT会員を中心に出版業界でXML組版や電子出版に興味を持
つ人が多く、ここにクロスメディア・パブリッシング部会がこれまで部会活動で
得た知見や成果をひろめる場となりました。
出版印刷におけるXMLの活用例には、自動組版(例:カタログや教材)、DITA
(例:マニュアルなど技術文書)、コンテンツ管理(例:教材や定期刊行物)な
どが挙げられます。
特に業界的に重要となるのが出版コンテンツのXML管理です。現時点ではXMLの
敷居の高さやコスト面で敬遠されがちですが、ネット事業の普及などを背景にコ
ンテンツデータを汎用化する必要性は高まっています。
実際にはXMLでデータを入力し、編集や修正、組版、といった段階があり、使わ
れるツールや製品にはXML入力編集系、XMLデータ出力系、XML組版エンジン・デー
タベースなどがあります。
こうした技術をどう駆使していくか、具体的なノウハウを業界を超えて共有し、
業界全体でWin-Winの関係を構築していくことが今後の課題と言えます。その情報
交換の場としてXMLコンソーシアムのクロスメディア・パブリッシング部会はまさ
に適格です。講演者は会場の参加者に部会への意見や参加を呼びかけていました。
部会活動の成果として際立っていたのは、ツールの紹介です。JapaXドキュメン
ト作成ツール「Jepasspo」とJapaX自動組版ツール「FANTaStIKK」です。いずれも
部会の有志が入力ツールを制作し、デモも交えながら紹介しました。また,フリー
ウェアとして有志の個人名で近々公開する予定です。
最後にXMLパブリッシングの現状と将来展望が示されました。現状についてはベ
ネッセコーポレーションにおける実情を交えながら解説されました。同社ではか
つて、同じコンテンツでも媒体や用途ごとに逐一製作していたため、労力の重複
やミス発生リスクなどを抱えていましたが、今はコンテンツのXML化を進め,ワン
ソースマルチユースを目指しています。メリットは校了したコンテンツをアプリ
に依存しない汎用的な形で残せることです。また、コストや工期圧縮も見込めます。
また、XMLパブリッシングの紙媒体に限定されないというメリットが役立つ案件
として、教科書バリアフリーの動きも紹介されました。近年「教科書バリアフリ
ー法」などの法整備が弾みとなり、視覚障がいをもつ児童生徒が使う拡大教科書
の需給の問題が注目されています。XMLパブリッシングが拡大教科書制作に活かせ
るのではと期待が高まっています。
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【今後の予定】
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[公式イベント]
◆11月 6日(金):Webサービス実証部会
◆11月16日(月):関西部会
◆11月17日(火):クロスメディア・パブリッシング部会
◆11月30日(月):第3回XML設計技術講座
『先人の知恵(NewsMLのXMLスキーマ)を読み解く(2)
~ 共有性を高める辞書を作ってみよう~』
◆12月17日(木):第4回XML設計技術講座
『設計作業を効率化する便利な道具 ~パターンを使ってみよう~』
※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください
[関連イベント]
◆11月27日(金):第7回デジタルドキュメントシンポジウム
http://sigdd.sakura.ne.jp/index.php?title=Digital_Document_Simposium_2009
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【XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次】
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◆XMLを語る:「流通BMSへの参加が増えれば流通の世界は変わる」トーカン牧内氏
◆部会探訪:クロスメディア・パブリッシング部会
◆活動実績(2009年10月)
◆今後の予定
◆運営委員会から
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【このメールマガジンについて】
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XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも
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待ち申し上げております。
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