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2009/09/16

XMLコンソーシアムニュース-2009年9月号

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XML Consortium News

    X  M  L  コ  ン  ソ  ー  シ  ア  ム   ニ  ュ  ー  ス (一般公開版)

                                                              2009年 9月号
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 8月は何度か大きめの地震が続きました。最近では防災情報をカーナビに表示し
たり、緊急時向けのシステムもいくつか準備が進んでいるようです。XMLコンソー
シアムの防災情報XML活用に向けての活動も期待が高まります。

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 本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、
XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも
ご紹介するものです。

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【目次】
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◆今月のPick Up 1
 XMLを語る:製造業で活躍するXML「拡張性こそXMLのメリットです」

◆今月のPick Up 2
 部会探訪:XML設計技術勉強会

◆今後の予定
◆XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次

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今月のPick Up 1
 【XMLを語る】製造業で活躍するXML「拡張性こそXMLのメリットです」
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 XMLとゆかりのある方々に過去のXMLとの関わり、またはXMLの現状や将来展望な
どについて語っていただきます。今回はXMLコンソーシアムのアライアンス・パー
トナーである製造業XML推進協議会(MfgX)にて運営委員長を務める新誠一 工学
博士(電気通信大学 教授)と、同じく運営副委員長を務める西岡靖之 博士(工
学)(法政大学 教授)です(文中、敬称略)。

■製造業でXMLが浸透した背景

○XMLコンソーシアム:私たちがこの組織を立ち上げてからもうすぐ10年。当初は
  「XMLとは何ですか?まだ時期尚早ではないですか?」という基本的な疑問が多
  かったのですが、今は「XMLを使おうと思うのですが、どうすればいいですか?」
  など、XMLは選定済みで具体的な実装方法を問われるようになりました。

○西岡:XMLを選定するのはいいとしても、それぞれがどういう理由でXML導入を
  決断したのか、納得したのか、私としては興味ありますね。

○新:製造業では作業の習慣やシステム環境にうまくなじんだと言えるでしょう。
  製造業では配線にタグをつけることや、あらゆる場面で書面を使うことが習慣
  づけられています。またシステムではCSVなどテキストを扱うことが多く、XML
  はそれにうまく馴染めました。

  当初XMLは工場で扱うには処理性能が不十分でしたが、今ではそうした懸念は払
  拭できてきていると思います。パッケージやツールなどもXMLに対応し、環境は
  整ってきました。ただXMLが浸透しているのにユーザーには実感が乏しく、価値
  があるのに埋没しているのが惜しいですね。

○XMLコンソーシアム:そこが実に悔しいところです。しかし、これこそ健全な普
  及かもしれません。ただし価値が分かればより活用できると思うのですが。

○新:製造業では期待されていますよ。例えば近年、石油の値段が乱高下しまし
  た。外的な変化に合わせて柔軟に製造調整するための投資が必要になります。
  ここにXMLの柔軟性が活きるのではないでしょうか。

○XMLコンソーシアム:最近、西岡先生は面白い取り組みをしたと聞きました。教
  えていただけますか?

○西岡:2009年6月のソリューション展ですね。XMLで異なるアプリケーションの
  連携に挑戦しました。一般的にXMLを使わなければ、連携は容易ではありません。
  失敗すればどちらに非があるのかを巡って険悪になります。そこであえて「連
  携バトル」と銘打ってみました。

 ※第20回 設計・製造ソリューション展
  http://www.pslx.org/jp/platform/dms2009/

○新:開発者は緊張したでしょう。戦いに出されたのですから(笑)

○西岡:ええ。しかし多少の障壁はあれど、全くバトルにはならず平和に連携が
  できました。これは驚異的なことです。複数のアプリケーションが混在してい
  る状況であれば、どこかでトラブルが起きるものなのです。予想以上にインテ
  グレーションは成功しました。良かったです。

○新:XMLを使うメリットが何かと考えた時、私はExtensible(拡張性)だと思い
  ます。階層構造が持てること、動画など多様な対象も扱えます。使うならXMLし
  かないのではないでしょうか。

■日本の製造業の強みは現場力、将来は?

○XMLコンソーシアム:海外に比べて日本ではXMLデータベースの採用が多いと聞
  きます。この理由は特に製造業で現場の裁量が大きいことが影響しているのだ
  とか。

○新:日本の製造業の強さは現場に高い技術を持つ、精神的にも強靱な職人がい
  たからでした。しかし今の若手はかつての職人とは気質が違います。ただしそ
  れは悲観するのではなく、発想を転換すればいいのです。

  例えば、かつて報告書は全て手書で、亀裂の部位など言葉で表現しなくてはな
  りませんでした。「右上から左下に3cmの亀裂」など、文字で事細かく。しかし
  今はデジカメで撮影して添付するなどしています。

○西岡:矢印をつけて「ここ、亀裂」とか。必ずしも昔のやり方を踏襲する必要
  はないということですね。若い人の得意な技術を活用すれば彼らの強みを活か
  せますから。

○新:まさしくその通り。日本の強みは現場力なのでボトムアップなのです。製
  造業の現場には3Sや5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)が浸透しており、壁新
  聞で情報共有を図ります。こういうところにもXMLを活用してほしいですね。

○XMLコンソーシアム:ただ日本は新しい技術を導入するのに二の足を踏む企業が
  多いですよね。

○新:日本企業は横並びが好きなので、大企業における成功事例を目にしないと
  なかなか踏み切ろうとしませんね。逆に大企業で成功したと聞くと前向きに検
  討します。あとストーリーや全体像を視覚化して見せるのが大事です。

○XMLコンソーシアム:製造業でXML導入が進んでいるところ、有益なところはど
  の領域ですか?

○新:日本の貿易黒字の9割が製造業で、うち9割が自動車産業です。自動車関係
  ですと設計図の共有が必要ですからXML化は意義があります。また意外と知られ
  ていませんが、石油や原子力などエネルギー関係でもXML導入が進んでいます。
  部品の数が半端ではないですから。

○西岡:製造業には製造現場のIT化のためのしくみとしてPSLXがあります。これ
  はあえてIT色を強く出していません。フォーマットとして固定化せず、拡張可
  能となるように人間が使っている情報を表現できるようにしています。現場の
  アイデアに合わせて成長できるような仕組みが大事だと思っています。先のア
  プリケーション連携実験もまだ始まったばかりで、今後も続けていこうと思っ
  ています。

○XMLコンソーシアム:実に楽しみですね。

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今月のPick Up 2【部会探訪】XML設計技術部会
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 XML設計技術に関する取り組みは昨年度は「勉強会」という形でセミナーを開催
してきましたが、好評だったこともあり、本年度は「部会」として再出発するこ
とになりました。

 本年度はこれまで7月30日と8月20日に部会を開催し、XML設計技術をどのような
形で勉強していくか、改めて議論しながら活動の方針を定めました。

 活動の大きな柱となるのが、好評だったセミナー形式の学習の場を提供するこ
とです。初心者から中級者を対象として、XMLの設計技術のノウハウを提供するセ
ミナーを今後も開催します。現時点の案では9月から12月まで、月次で合計4回実
施する予定です。

 なお参加者はコンソーシアム内だけではなく、外からも可能とする予定です。
実際のセミナー内容は以下のように講義と演習を織り交ぜたものを予定していま
す。

○講義(案)
-設計概要
-XMLスキーマ入門
-構成パターンで分類した既存スキーマの紹介
-XMLスキーマ作成および検証のツール紹介

○演習(案)
-XMLインスタンスを作る
-XMLスキーマを作る
-辞書を作る
-パターンを使いXMLインスタンス、XMLスキーマを作る

 ただいま会場の選定を含め、各項目の詳細化を分担して準備を進めています。
日時や場所が確定次第、案内を送る予定です。

 もう1つ、セミナーとは別に既存XMLスキーマの拡張も活動予定として項目が挙
がっています。これはJMAXML(気象庁防災情報XMLフォーマット)の情報を表現で
きるように、CAP(Common Alerting Protocol:共通警報プロトコル)やTVCML
(TeleVision Common Markup Language:デジタル放送 地域情報共通XMLフォーマッ
ト)を拡張する方法を検討するものです。詳細については次回部会以降で検討を
重ねていく予定です。

 OASIS > Common Alerting Protocol V1.1
 http://www.oasis-open.org/jp/specs/#capv1.1

 TVCML研究会
 http://www.tvcml.jp/tvcml/

 加えてXMLコンソーシアムの活動成果集となるガイドブックについては、昨年度
の勉強会成果をトピックとして編集し、本年度の活動それぞれがガイドブックの
トピックとなるようにまとめるようにあらかじめ意識して進めていく方針としま
した。

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【今後の予定】
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[公式イベント]
◆9月11日(金):運営委員会、部会リーダーミーティング
◆9月14日(月):関西部会
◆9月17日(木):クロスメディア・パブリッシング部会
◆9月17日(木):BI研・SOA部会
◆9月25日(金):次世代Web活用部会
◆9月30日(水):XML設計技術講座
 http://www.xmlconsortium.org/wg/xmldesign/090930-info.html

※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください

[関連イベント]
 現在は特にありません。

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【XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次】
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◆XMLを語る:製造業で活躍するXML「拡張性こそXMLのメリットです」
◆部会探訪:XML設計技術勉強会
◆活動実績(2009年8~9月)
◆今後の予定
◆運営委員会から

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【このメールマガジンについて】
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 本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、
XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも
ご紹介するものです。より詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参
照いただき、ぜひXMLコンソーシアムにご入会ください。皆様のご参加を心よりお
待ち申し上げております。

XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/
入会のお申し込みはこちらから:
 http://www.xmlconsortium.org/nyuukai/nyuukai.html

事務局:〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトビル
mailto:xmlcons_staff@fsi.co.jp

Copyright(C) 2009 The XML Consortium
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