2009/07/15
XMLコンソーシアムニュース-2009年7月号
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XML Consortium News
X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス (一般公開版)
2009年 7月号
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梅雨のせいか、じめじめしています。しかしそれももうすぐ終わりです。6月28
日には沖縄で梅雨明けしました。いよいよ夏本番ですね。すると友人は「次はゲ
リラ豪雨ですから」と、にやっと笑いました。まだ傘が手放せないようです。
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本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、
XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも
ご紹介するものです。
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【目次】
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◆今月のPick Up 1
総会:XMLコンソーシアム 第9回 総会 報告
◆今月のPick Up 2
総会:XMLコンソーシアム 第9回 総会 パネルディスカッション
◆今月のPick Up 3
関西:XMLコンソーシアム Week 関西 Day セッションレポート
◆今後の予定
◆XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次
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今月のPick Up 1【総会】XMLコンソーシアム 第9回 総会 報告
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XMLコンソーシアムは6月5日に第9回目となる総会を開催しました。
当日は委任状と合わせて会員の約80%が出席され、第1号議案から第5号議案ま
で、すべての議案が承認されました。誠にありがとうございます。議案などの総
会資料はXMLコンソーシアムのWebサイトから入手可能です。
◆第9回 総会 議案書
http://www.xmlconsortium.org/member/open/soukai-data/090605-soukai9-giansyo-koukai.pdf
◆第9回 総会 付属資料
http://www.xmlconsortium.org/member/open/soukai-data/090506-soukai9-fuzokushiryou-koukai.pdf
議案の中で特に重要なのが第3号議案、2009年度活動方針です。XMLコンソーシ
アムを設立した2001年6月当初は「3年」をめどに活動を開始しましたが、今年度
で9年目を迎えます。
設立以来、XMLコンソーシアムはXMLの普及啓発を軸に活動を続けてきました。
当初はXMLそのものの勉強や紹介から始まり、次第に実証実験、標準化の支援、そ
して提言などを行うようにまでなりました。部会編成の遷移では2004年度にSOA部
会、ビジネス・イノベーション研究部会、2006年度にはWeb2.0部会(新年度から
「次世代Web活用部会」)さらに2007年度にはXMLDB部会と活動対象を広げ、また
2005年度からは関西部会と拠点も広げ、年々活動は発展してきました。今年度は
昨年好評を博したXML設計技術勉強会を部会化するなど、活動はますます広く、充
実し続けています。
しかしながら、XML技術が高度かつ多様に発展し普及した現状において、XMLの
真の活用を考えると、XMLを軸にした技術視点でとらえることには限界もあります。
今こそ多様な利用者の視点を中心に置き、XMLの枠を越えた視点で考察することが
必要となってきたと認識しています。そこで今後のエンタープライズシステムの
あり方を展望し、XMLの更なる利活用も促す視点とテーマによる新しい活動拠点を
準備することを前提に、2009年度末をもって発展的に終了するのが望ましいとい
う結論に至りました。
■2009年度の基本方針
1.次の新しい展開を念頭に置き、昨年来、大目標としている本会活動の集大
成たる成果物を完成させるため総力を挙げて取り組んでいく。
2.XMLの現状を踏まえ、また次の展開も視野に入れて、XMLデータの2次利用、
3次利用を想定した実証実験等に取り組み、XMLの真のメリットを広く
アピールしていく。
3.2009年度は成果物の会員限定公開を増強し、また非会員セミナーの参加に
ついては完全に有料化するなど、会員特典を強化し、本会会員であるメリッ
トを一層享受いただけるようにする。
4.2009年度末に発展的に活動を終了する場合にも、現会員間の人的交流や情報
交換の場を保持し、可能な限り本会成果物を引き続き利用できるよう準備を
整える。
具体的な施策については、活動の集大成「XMLガイドブック(仮称)」を完遂さ
せること、気象庁防災情報XMLフォーマットを用いた実証実験、タイムリーな話題
の情報発信、会員特典の強化などがあります。なお、次年度以降の新しい活動形態
については、追って、ご案内の予定です。詳しくは議案書などを参照ください。
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今月のPick Up 2【総会】XMLコンソーシアム 第9回 総会 パネルディスカッション
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総会の最後には「エンタープライズシステムの新潮流を展望する」と題してパ
ネルディスカッションを行いました。パネリストは理事を代表してイーストの下
川和男氏、日本ユニシスの小川豊氏、日立システムアンドサービスの田中哲雄氏、
日立製作所の吉野松樹氏、司会はブレイニーワークスの芦田尚人氏(関西部会リ
ーダー)が務めました。
それぞれのご経歴やXMLとの接点などを交えて自己紹介をしていただき、エンタ
ープライズシステムがどの方向で進んでいるか、考えを述べていただきました。
○下川:JapaXや官報XMLなどでXMLに触れ、2000年以降はXML全文検索エンジンを開
発しました。三省堂Web Dictionaryをはじめ、世界規模で活用が広がっています。
2009年1月からは旅行アルバム作成のWebサービス「Toripoto」を公開しています。
こうした例からも自分の写真やデータをWebに保存するという、クラウドに通じ
る概念が定着していると実感しています。
○小川:昨年からXMLコンソーシアムの理事をしています。当初は汎用機に携わっ
ていました。今後ますますクラウドは定着し、外に格納するものが増えてくるで
しょう。できるだけ柔軟に考えていけるといいですね。また持っている情報その
ものをどれだけ利活用できるかが企業の競争力となってくるでしょう。
○田中:長らく日立製作所に所属していました。近年では企業における知識や情
報の二次利用などを考えています。XMLは社内で説明する立場でしたが、今では
XMLは空気のような存在になったと思います。今後技術がより発展するとあらゆ
ることをシステム化する事が可能となり、人間でしかできないことというのは
仮説を立てること、検証、意思決定することなどになるのではないでしょうか。
○吉野:XMLに関した経歴で言うと、弊社の組織にあったJava/XMLセンタの初代セ
ンタ長、今はW3CやOASISなど標準化団体の活動に携わっています。かつては
「NASAで使われた…」など、特別な場所で培われた技術が民生品へと移ってい
ましたが、今は逆です。SaaSやクラウドもそうでしょう。そのうち大は小を兼
ねなくなり、「小は大をかねる」になるかもしれません。
その後、これまでのパネルディスカッションを振り返り、小型の携帯デバイスに
話題が及ぶと、自称「ガジェット大好き」の下川氏が「将来はケータイとアジアを
制する者がインターネットを制する」と指摘しました。
エンジニアが持つべきスキルに話題が及ぶと、さまざまな意見が交わされました。
小川氏は「ICTやサービスに対する基本的な知識、大局観、自分で考える力、知財
を活用できる能力」などを挙げ、田中氏も「自分で考える力」に強く賛同し「人間
しかできないことをちゃんとやる人」が大事であると強調しました。
一方吉野氏は「かつての汎用機の時代には一人で全体を把握できている人が多
くいましたが、今は高度化・多様化が進み1人ですべてを経験し把握するのは困難
なので専門性を伸ばしつつも周囲に気を配り想像する力が必要です」と指摘しま
した。「何か1つ究めると本質が分かり、違う分野を素早く会得できるようになる」
とのアドバイスも。長年の経験に裏打ちされたコメントが多く出され、貴重なディ
スカッションとなりました。
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今月のPick Up 3【関西】XMLコンソーシアム Week 関西 Day セッションレポート
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6月17日、大阪にてXMLコンソーシアム Week 関西 Day を開催しました。XML
コンソーシアムWeekのエッセンスと関西部会の活動成果を中心に発表しました。
◆招待部会講演:ビジネス・イノベーション研究部会/SOA部会
「業務で役に立つサービスのあぶり出し方~総集編~」
~i*法を用いたゴール指向分析とサービス設計~
日力 俊彦 SOA部会リーダー(日本IBMシステムズ・エンジニアリング)
ビジネス・イノベーション研究部会とSOA部会はここ数年、サービスのあぶり出
しに有効な各種の手法を比較検討してきました。ビジネスプロセス分析を用いる
場合、サービス導出の規定となるアクティビティが不安定であるためサービスの
目的が明確にならず、利便性の低下や人と情報システムの関連が俯瞰できないな
どの課題が浮かび上がってきました。そこで目的と手段の関係を明確にするゴー
ル指向分析手法「i*法」を導入することにしました。目標を構造的に明らかにす
ればシステムへの要求が明らかになるからです。講演ではi*法のDependencyモデ
ルやRationaleモデルなどを示し、i*法の特徴を解説しました。
◆招待部会講演:Webサービス実証部会
「Webサービス実証部会活動状況のご紹介」
「気象庁防災情報XMLを使った実証実験β版に向けての途中経過報告」
「気象庁防災情報XMLを使った実証実験の展開」
松山 憲和 Webサービス実証部会リーダー(PFUソフトウェア)
荒本 道隆 XMLコンソーシアムエバンジェリスト(アドソル日進)
上村 準也(キヤノンソフト情報システム)
高橋 公一(日本電気)
Webサービス実証部会は5月15日に気象庁が公開した「気象庁防災情報XMLフォー
マット Ver1.0」を用いた実証実験の紹介と報告を行いました。斬新な配信ルート
や方法ということで、二次プロバイダ経由で携帯端末Android個人に配信したモデ
ルを検討しています。今回は、安全かつ信頼性を高めるためのWS-Reliabilityと
WS-ReliableMessaging、およびXMLデータ圧縮のためのFast Infosetと
EXI(Efficient XML Interchange)について、プロトタイプシステムを通した検
証を行い、その有効性について報告しました。加えてクラウドを想定し、Google
やAmazonのWebサービスを利用した所感、およびAndroidを利用したPUSH配信を試
してみて分かったことなどを発表しました。今後、実証実験はWebサービス実証部
会だけでなくビジネスイノーベーション研究部会、SOA部会をはじめとし、他部会
と連携することで対象領域の拡大を行い、2009年度中の完成を目指して活動を推
進していきます。関西部会も実証実験への参画が予定されています。
◆関西部会活動報告
「個人が新たな発見、習得を行える場を目指して-関西部会活動報告」
芦田 尚人 関西部会リーダー(ブレイニーワークス)
「WebAPIを用いた実装へのチャレンジへの過程と結果」
土井 契 (JIEC)
柏原 丈二(STNet)
宮原 功拓(ブレイニーワークス)
阪本 幸司(ブレイニーワークス)
岡本 一貴(JIEC)
関西部会ではWebAPIを用いたRIA実装を経験した経緯を報告しました。まず現実
を知るためにAIR、WebAPI、いくつかのサイト調査から始めました。その後気軽に
試せるようにサーバーが不要であること、成果として部会で共有できるように共
同で作業が実施できるなどのアーキテクチャを検討し、アプリケーション構想を
固めていきました。実際には、天気や、温泉の検索、RSSリーダーを複数のWebAPI
を用いて実装を行い、デモを実施しました。開発を通じて、統一の仕様の必要性
など、使ったならではの感想や今後の個人の開発スキルの広がりを感じたといっ
た感想が寄せられました。
◆XMLコンソーシアム Week 関西 Day 資料(会員限定)
http://www.xmlconsortium.org/seminar09/090617/090617-prog.html
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【今後の予定】
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[公式イベント]
◆7月14日(火):XMLDB部会
◆7月14日(火):関西部会
◆7月17日(金):クロスメディア・パブリッシング部会
◆7月22日(水):次世代Web活用部会
◆7月23日(木):BI研・SOA部会
◆7月24日(金):XMLマスターベーシック 直前対策セミナー
http://www.xmlconsortium.org/seminar09/090724/090724-info.html
※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください
[関連イベント]
◆7月15日(水)~17日(金):NEXT DOCUMENT ソリューション2009(協賛)
http://www.noma.or.jp/nds/
◆9月7日(月)~9日(水):ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2009(協賛)
http://ses2009.minnie.ai.kyutech.ac.jp/
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【XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次】
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◆総会:XMLコンソーシアム 第9回 総会 報告
◆総会:XMLコンソーシアム 第9回 総会 パネルディスカッション
◆関西:XMLコンソーシアム Week 関西 Day セッションレポート
◆活動実績(2009年6月)
◆今後の予定
◆運営委員会から
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【このメールマガジンについて】
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http://www.xmlconsortium.org/nyuukai/nyuukai.html
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