2006/09/20
【マグニチュード7.3! 巨大地震を体験して】
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【マグニチュード7.3! 巨大地震を体験して】
週刊 2006/9・20 16号
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けっして自分の身の上にだけは、地震なんて起こらない!
と考えている方たちのために!
阪神淡路大震災に遭遇したizumiが、その体験を通して得た、地震にたいする
防災や心構えを、ドキュメンタリータッチでお届けする防災メルマガです。
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<目次>
【1】一言も喋らなかった彼
【2】ひとくち地震用語
【3】地震トピックス
【4】編集後記
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初めてお読みになられる方、又、前号までの話を、もう一度読んでみたい!
とお思いの方は、
ブログ http://jishin.livedoor.biz/
をご覧下さいね。
【1】一言も喋らなかった彼
「あ、あのー すみませんが……」
もう一度、今度は大声で声をかけた。
だが、男性は、何の返答もせずに、相変わらず、フラフラと国道に向かって
歩いていく。
わたしは、たまらず駆け寄ると、男性の前に回りこんだ。
そして、彼の前に立ちふさがった。
初めて男性が、わたしの顔をぼんやりと見た。
「あのー、すみません。ご近所の方が、ガレキの下に埋まっていてそれで……
わたしの夫が、ガレキを掘っているのですが、一人では動かせなくて……
すみませんが、手伝ってくれませんか?」
わたしは、しどろもどろになりながら説明した。
ただ、一刻も早く、誰かを連れて行って、あのガレキの下の暗闇から、ご主人
を助け出さなければ、という気持ちで精一杯であった。
男性の事情など、聞く余裕などなかった。
だが、彼は一言も発せず、相変わらず、ぼんやりとわたしの顔を見るだけだ。
男性の顔も服も泥で汚れていた。
その無表情な顔からは、わたしがつっかえながら言う言葉が、少しも耳に入っ
ていないように感じられた。
(ダメだ!心ここにあらずだわ!……他を探さなければ)
わたしは、その男性に頼むことをあきらめて、もと来た道を駆け出した。
(早く、早く、誰かさがさなければ……)
走りながら周囲を探す。
だが、誰もみあたらない。本当に泣きたい気持ちだった。
その時、誰かが、わたしの後ろからついてくる気配を感じた。
わたしは、クルリと振り向いた。
なんと、あの男性が、わたしの後ろから、一緒に走って来ているではないか!
「あっ、あのー、手伝って下さるのですか?」
男性が、黙って頷いた。
わたしの思惑とは、全く違う反応に驚く。
本当にうれしかった。
わたしは、急いで彼を連れて、夫の所に戻った。
彼は軽々と壊れた塀を乗り越えると、邸内のガレキの山に駆け寄った。
そして、すぐに夫とともに、重たい柱を、ガレキの山から除き始めた
わたしは、目を見張った。
あのぼんやりした様子など、まるでなかったような、テキパキとした動きだっ
たから。
彼はどこのどんな人だったのか?
汚れた顔と服から察すると、きっと彼も、ガレキの下から這い出してきたにち
がいなかった。
フラフラと歩いていたけれど、身体は大丈夫だったのか?
どんな用事で国道の方に向かって歩いていたのか?
彼の家族は……?
わたしは何も尋ねもせず、彼も一言もしゃべらなった。
ただ分かっていることは、わたしの突然の申し出に、迷うことなくついてきて、
手助けをしてくれたことだけである。
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【2】ひとくち地震用語
○救出用具
<ノコギリ>
阪神淡路大震災の犠牲者の8割以上が、倒壊した建物の下敷きになったといわ
れています。そして、倒壊した家屋のほとんどは、木造住宅でした。
家が崩壊して、ガレキが積み重なり、それを取り除くときに威力を発揮するの
は、ノコギリです。
複雑にからみあった大きな柱やガレキを、そのまま取り除くのは、至難の業で
す。初期救出では、人の力だけが頼みの綱です。専門的な機材がくるのを待っ
ていられないからです。
重たくて動かない柱やガレキを切るノコギリを、取り出しやすい場所に保管す
ることをお勧めします。日頃使っている大工道具の中に、入れておくのもいい
ですね。
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【3】地震トピックス
○生活保護、県内8万人超 就学援助も急増 20年間で最多
〜尼崎市では〇五年度、ほぼ児童・生徒の三人に一人が受給していることにな
る。阪神・淡路大震災の影響が残る神戸市も六年連続で受給率が上がっており、
〇五年度は24・6%となっている。
神戸新聞 (9/5)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000103668.shtml
○CRCソリューションズ、ANETと提携し緊急地震速報ビジネスを開始
CRCソリューションズ(CRC、杉山尋美社長)は9月5日、今後の利用拡大が見
込まれる「緊急地震速報」の関連ビジネスを強化するため、財団法人鉄道総合
技術研究所のグループ会社ANET(小高俊一社長)とシステム構築などで資本提
携したと発表した。
BCNランキング (9/6)
http://bcnranking.jp/service/11-00009965.html
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【4】編集後記
台風の影響からか、数日、涼しい日が続いておりましたが、昨日は真夏を思わ
せる蒸し暑い日で、ペットボトルの天然水を、ゴクゴクと飲んでいました。
水道水がそのまま飲めて、飲み水はタダなんて思い込んでいる日本は、本当は
世界でもマレな幸せな国なのですね。
外国に行ってレストランや食堂に入ると、タダの水やお茶を最初に持ってきて、
サービスしてくれる所はなかなかありません。
たまにサービスのタダのお水を飲んで、ホテルに帰って>*<となったことが
ありましたけれど。
でも、最近は飲み水はペットボトルを購入することが多くなりました。同じ天
然水でも微妙に味が違うことを発見!わたしが好きな天然水は、ちょっとお値
段、高めなのが痛いデス。
親戚の家は、日本100名水に入るらしい?流れっぱなしの水源が近くにあり、
いつも自動車で家族の飲み水を汲みに行っているそうです。
とってもおいしいそうです。タダです。うらやましい!
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