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経営コンサルタントが長年培ったノウハウを元に「自分の周りで発生する物事を、どの様に観察し、吸収し、考え、判断し、それを加工して、自分の言いたいこととしてアウトプット(伝える、表現)していくのか」について考察し、「心」と「技」をレベルアップする

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2009/05/25

【心と技のあいだ】vol.090 <楽しむ>

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           【心と技のあいだ】
           vol.090 2009.5.25
  発行者:有限会社シーケン社 経営実務コンサルタント 谷口隆
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       〔 ギスギスした職場を変える 〕

 5月21日のブログで一部紹介しましたが、新聞広告で「ギスギスした
職場はなぜ変わらないのか」手塚利男著、Nanaブックス出版という本
を見つけました。
 興味があったので購入して、即読みました。
 著者の手塚利男さんは、元いすゞ自動車に勤務されていて、全社風土改
革推進担当に自ら志願し、成果を上げられた方です。
 本は、大体のところこんな感じの内容でした。

 対話も少なく、不機嫌な職場が増えています。
 そんな職場の風通しを良くし、活力ある職場に変えていくのが風土改革
です。
 風土改革には7つのフレームワークがあります。
  1.「カベ」を低くする
    ・「このソフトの使い方、ここが分からないんだけど教えてくれ
     る?」と弱みを見せて心を開いてもらう。
  2.「情報」の流れと中身を変える
    ・雑談会(オフサイトミーティング)で、なごむ。
  3.人の見方を変える
    ・先入観のレッテルをはがし、見直してみる。
  4.思いをネットワークで「共有」する
    ・2対6対2の法則を知る。(2は熱い、6は共鳴、残りの2は
     クール)
    ・意見交換の場で思いを確認する。
    ・小冊子は配らず設置場所に取りに来てもらう。(自主性を重ん
     じる)
  5.やり取りの「方向」を変えてみる
    ・メール中心でなく、対面で伝える。
    ・いろいろな場面での情報入手に心掛ける
  6.「制約条件」を疑ってみる
    ・その決まりごとは絶対なのか疑ってみて不満・不便を解消する。
    ・来客用のお茶を変えてみる。
    ・職場のレイアウトを変更してみる。
    ・締め日の変更は出来ないか検討してみる。
  7.「個の主体性」を高める
    ・中間管理職は、現場サイドに立った質問をする。
    ・部下には少しずつ仕事を任せていく。
 職場が活性化する「すごい仕掛け」の章では、具体的な行動が出来るよ
うに次の32項目について説明されています。
  1.自然に「会話」を取り戻す
  2.会話を仕掛けて「キーマン候補」を探す
  3.会話のきっかけになる「生き物」を持ち込む
  4.月例会議などで「誕生日の人」を紹介する
  5.宴会で座る席を「出身地別」で決める
  6.「反対しづらい」提案をする
  7.お土産やお菓子を配って歩く
  8.オフィス「ピカピカ・タイム」をもうける
  9.キーマンを探す
 10.小さな「ルール改革」を提案する
 11.季節の「行事」を行う
 12.気軽に話せる「場所」を作る
 13.ふるさと名産品パーティー
 14.書類やお知らせは「配布」しない
 15.新人が来たら、一人ひとり「面接」する
 16.話し合う場は、「話しやすい場所」を選ぶ
 17.リメンバー・ベスト・スマイル
 18.ざっくばらんミーティング
 19.会議の司会を「当番制」にする。
 20.席次にこだわらない座り方をする
 21.「会社の費用」で談話する
 22.会議の前に「場をなごませる」時間を持つ
 23.「指示・命令」「意見」「感想」を明言する
 24.「禁止事項」を決める
 25.会議の「テーマ」をリクエスト形式にする
 26.会議室に「名前」をつける
 27.プレゼンをする人が資料を作る
 28.「おだまり!」カード
 29.会議の後に「二次会ミーティング」をもうける
 30.有志の集いは「伝え方」を工夫する
 31.1日30分でも「ブラブラ社員」になってみる
 32.一堂に「顔を合わせる」機会を積極的に作る
 この内容についての詳細説明は省略します。
 詳しくは本を買って読んでみて下さい。

 本文中にもありますが、風土改善は「対話」であると言い切っておられ
ます。
 対話の無くなった職場は亡霊のようになります。
 心の通うちょっとした会話が、温かくて自主活性型の職場を作り上げる
キーポイントだということです。
 このことをあらためて感じされられた1冊でした。

 さて、前回のテーマは「心のコンディションを整える」でした。
 常に心を落ち着かせ、平常心で物事に対処出来るように心掛け、立派な
木鶏になることができましたか?
 では本編を始めましょう。

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 本題に入る前に「心と技のあいだインジケータ」で今回のテーマの位置
付けを確認しておきましょう。
<考え方の技術>  <考えを行動に移す技術>  <行動の技術>
   「心」→→→→→→→→→→●→→→→→→→→→「行動」
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            < 楽しむ >

1.はじめに

 今回のテーマは、「楽しむ、エンジョイ(enjoy)」にしました。
 広辞苑で「楽しむ」とは「心が満ち足りて安らぐこと」「愉快に感ずる
こと」と書かれていました。
 楽しむことをなくして、なにが人生といえるのでしょう。
 楽しむを極めるために、今回はこのテーマについて考察してみましょう。

2.楽しむの分解

 楽しむための要素を出来るだけリストアップしてみました。
 そしたら、なんとなくそのための前提条件、実行段階、結果という要素
に分かれるように思い、区分してみました。
 そして、それぞれの要素に付いて考えてみました。

3.前提条件(Precondition)

(1)楽しみが先に予定されている(Pleasure)
   遠足など楽しみが先にあるという時、そこまでの日々は大変待ち遠
   しくウキウキして楽しいものですよね。
   先に楽しみを設定するということを意図的にしましょう
(2)楽しい情景を思い浮かべる(Image)
   いろいろ悩みを抱えた頭の中でも、それらを吹き飛ばして楽しい情
   景を思い浮かべることは出来ます。嫌な思いが身体に悪影響を与え
   ることは明白です。要するに考え方をしっかり前向きにすればスト
   レスフリーということです。
(3)健康である(Health)
   健康でないと全然楽しくありません。健康は害してから初めてあり
   がたさが分かります。とにかく健康第一です。
   常日頃から健康に注意しましょう。
(4)認められている(Accept)
   まず自分を認めましょう。それには自己重要感という自分を重要に・
   大切に思う気持ちが第一です。そして周囲からも認められている状
   況を作りましょう。それには自分の得意分野を作り、一目おかれる
   薀蓄を確立しましょう。
(5)良い環境がある(Environment)
   自分の力が発揮できる働きやすい環境があれば申し分ありません。
   ない場合でも、環境を自分で作っていく努力をし、仕事を楽しみま
   しょう。その前向きな姿勢を身につければ全てハッピーです。
(6)束縛がなく自由である(Free)
   誰からも邪魔されず、自分の好きな自由な空間があれば、仕事にも
   趣味にも没頭できます。規制があるから自由が生きます。自分の自
   由空間を上手く作る工夫をしましょう。
(7)お金に余裕がある(Money)
   ある程度お金に余裕がないと頭が働きません。人生設計と収入設計
   をしっかり行い、確実な生活基盤を作りましょう。足るを知り適度
   な満足で自分のすべき事を全うして下さい。
(8)ゆったりとリラックスしている(Relax)
   自分を見失うくらい忙しすぎるのもどうかと思います。忙しさを調
   節し自分のペースに持ち込むことが大切です。リラックスする環境
   を作って、クリエイティブに仕事を楽しみましょう。
(9)気の合う仲間がいる(Friends)
   ソウルメイトと言われる本当の仲間がいることは、何物にも代えが
   たいものです。お互いに本音で語り合え、しかし一線を超えること
   なく付き合える友人、仲間とは本当に楽しい時間が共有できます。
(10)前向きな思考状態である(Plus Thinking)
   落ち込んでいる時には良いアイデアは出ません。何があっても、ど
   んなアンラッキーでも「ラッキー」「ついてる」と呪文のように言
   葉に出して言ってみて下さい。言葉のパワーで心が明るくなります。
(11)その物事に付いてある程度知識を持っている(Knowledge)
   対象となる物事に付いて全く無知だと、意見も言えないでしょう。
   だからちょっとだけでも知識を入れておきましょう。そすると興味
   が湧くし、相手も認めてくれます。そしたら前に進めます。
(12)時間に余裕がある(time)
   時間に余裕がないと楽しくないですね。締め切りぎりぎりでの仕上
   げとなるとミスを起こしやすいものです。だから、少し早めに終わ
   り見直す時間の余裕を持ちましょう。それには計画的な仕事の仕方
   が必要ですね。
(13)創造的状況にある(Creative)
   決められたルールでがんじがらめになっている状態は苦しいです。
   自分の想像力や創造力を発揮して仕事が出来る環境があれば、生き
   生きと仕事が出来ます。反省として、人の創造性に圧力を掛けるよ
   うな言い方、指導の仕方をしていないか見直しましょう。
(14)愛し合っている(Love)
   愛し合っていることは基本でしょう。夫婦間、恋人間、友達間、部
   署間など、喧嘩していてはちっとも楽しくありません。それだけで
   なく物事が円滑に回らないし、精神衛生上良くない。
   だから、愛し合っているという状態は本当に大切なわけです。

4.実行段階(DO)

(1)好きなことをしている(hobby)
   好きなことをしている時は楽しいのです。
   好きなことはどんどんイマジネーション(想像力)が湧いてきます。
   気の合う仲間との会話や、好きな趣味をどんどんやりましょう。
(2)その状況にマッチできている(Match)
   実行段階で、その状況にマッチ(調和)していることは大変重要な
   ことです。やっぱりKYはよろしくないでしょう。
   その場の状況・空気を素早く読み、さらにその場をリードしていく
   ことが出来れば、さらに楽しいですね。
(3)集中(没頭)できている(Concentration)
   前提条件が揃っていれば、後は楽しむだけですね。
   楽しんでいる最中に重要なことは、そのことに集中・没頭している
   ことです。
   仕掛かりの仕事があるので遊んでいても集中できない。こんな経験
   はありませんか?だから、スッキリと仕事を済ませて、しっかり遊
   ぶということが大切ですね。

5.結果(Result)

(1)思いを成し遂げている(Clear)
   仕事やプライベートでも、計画が達成できた時は大変嬉しく、楽し
   いですよね。
   そんな思いがどんどん増えてくると、調子が出てきます。そしてま
   た目標が達成出来る。
   そんな天使のサイクルを作り出すのは、小さい成功の積み重ねです。
(2)新記録が出来た(New record)
   楽しく仕事が出来た結果、新記録が誕生したというご褒美は大変嬉
   しいことでしょう。
   新記録は「未踏の記録」という言葉でも表現されます。今まで行っ
   たことのない領域に達することは、大変楽しいことです。皆さんも
   いろいろな記録を探して、それを超えた時はお祝いをしてみてはど
   うでしょう。楽しそうですね。
(3)新しい発見がある(Discover)
   新記録を出せば、そこには何か新しい発見があるはずです。
   「そうか、こんな感じでいいんだ」という手ごたえは何物にも変え
   がたい感覚だと思います。
   その学習した感じがまた、次の楽しみを作ってくれるわけです。
(4)出会うべき人に出会える(Meet)
   楽しく学んだ結果、最終的には「人格形成」「個人能力向上」「ノ
   ウハウ構築と再利用」「人脈ネットワークの広がり」等々の成果が
   得られるでしょう。
   楽しく人生を過ごすということは、ますます出会うべき人と出会え
   ることになり、どんどんステージアップしていき、魂を磨くことが
   出来るようになっているのです。

6.最後に

 かなり俗っぽい内容になってしまったのではないかと反省仕切りです。
 しかし、正直に、素直にさらりと書けたので、日頃自分が考えているこ
とには間違いありません。
 楽しむということをもっと自覚して、もっと楽しく生きて下さい。
 その先には、きっと楽しく、明るい未来が開けるでしょう。
 こんな書き方すると、まるで新興宗教ですな!(反省)

 というわけで、また次回お会いしましょう!

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●編集後記

        < リニューアルのお知らせ >

 2005年8月22日からスタートしたこのCKENメルマガ「心と技
のあいだ」は、今回で3年9ヶ月が経過し、90号を迎えることが出来ま
した。現在231名の読者の方にお読み頂いています。
 読者の皆様、長らくご購読して頂きましてありがとうございます。

 毎回6000文字越える文章量を目標に書いてきました。
 1回の発行で1万文字を超える長文で皆様に迷惑をお掛したこともあり
ました。
 読者の皆様からも励ましのメールも頂き、大変ありがとうございます。

 しかし私自身、正直このメルマガも81号の「リンクの達人」あたりか
ら内容がマンネリ化してきたと反省をしています。
 そう思うと、そのあたりからテーマ探しがしんどくなってきて、今一自
分にとって楽しくなくなってきました。
 そして、これを脱出したいという想いが徐々に強くなってきて、突然で
すが、本メルマガのリニューアルを考えることにしました。

 実際、このメルマガの原稿書きのために相当に労力を使ってきました。
(まっ、自分の好きでやっていることなので、誰に文句を言えるわけでも
ありませんが・・・)
 感動セミナーの準備を始めた2004年春から、好きなバスフィッシン
グも封印し、ブログ〜メルマガと自分の時間を削り、情報発信に努めてき
ました。

 ネタが尽きたのか?と突っ込まれれば正直そうかもしれません。
 自分の中では、100号までこのままで粘ろうかと思いましたが、そん
な中途半端な気持ちで作文するより、すっきり行きたいと思い、次回から
リニューアルに踏み切ることに決意しました。

 発行時期は今まで通り月間2回ですが、内容を変えます。
 まだ様式をきっちりきめたわけではありませんが、まったりと最近の思
いを書いたり、たまに読書感想文などを入れたりして、その場、その時点
で、ホットに感じたことを発信する内容に変えようと思っています。
 こう思ったのは、本を読む時間も趣味をする時間もノウハウの構築をす
る時間もなく、自分にとって何をしているのか分からなくなってきている
という状況を打開し、自分を取り戻したいという思いからです。

 読者の皆様には、リニューアルして良かったと言って貰えるように、こ
れからもCKENメルマガ「心と技のあいだ」を続けて行きますので、ま
たご意見感想など頂ければ嬉しいです。

 ではまた次回、リニューアルした「心と技のあいだ」をお楽しみに!

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