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2008/04/06

【自動車整備の本当の話】《雨漏り考》イイダ商会・飯田剛士

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一週間のご無沙汰でした。イイダ商会、飯田剛士です。
みなさんお元気でしたでしょうか。

最近ではトンとお目にかからない故障、というのも増えています。
かわいそうなのは、専門にしていた仕事が減ってしまったショップです。
「もうダメですねえ」という感じで、店をたたんでいた職種には、
チューンナップショップなんかがあります。

不思議ですねえ。
車にお金を掛ける若い人が減っちゃったみたいです。
まあひとつには、エンジンの制御が、
かなりシビアにコンピューター制御になっているので、
チューンがかなり困難なのも、
「若者のチューン離れ」の理由のひとつでしょう。

しかし、エアロパーツでドレスアップしている自動車も、
めっきり減りましたし、
足回りを強化したり、
マフラーを変えたりする人も、
かなり少なくなりました。

ということで、若者をターゲットにしていた、
こういうチューンナップマーケットが、
しぼんでしまったわけですよね。
これじゃ、店もつぶれます。

それから、以前も書きましたでしょうか。
電装ショップさんも大変です。
まずは、エアコンの取り付けの仕事がなくなったことです。
ほとんどの車には、メーカー出荷時にエアコンが標準で付いています。
以前ですとこれが、ディーラーオプションでしたので、
新車のエアコン取り付けは、電装ショップさんが下請けでやってました。
この仕事は壊滅です。
さらにエアコンの修理も、一時期よりは少なくなりました。
これは、温暖化の原因であるフロンガスが、
壊れて洩れることがないように、車のエアコンの耐久性を増したからです。
壊れないって、いいことなんですけど・・・
そして、ダイナモ(充電機・ジェネレーター)も壊れなくなりました。
最近のは、「ブラシレス」といって、接触して消耗する部品がなくなったのです。
消耗部品が消滅したら、壊れませんよね!
これもベアリングが消耗して音が出るまで、壊れません。
「あれ?このところ、電機屋さんに仕事を出してないねー」
ということが多くなりました。
かわいそうなもんです。

同様に、私どものやっている修理屋でも、
「やってないね」
という修理が多くなりました。
久々に作業をしてから、
「おお、そういえば久しぶりだなあ」
と、気が付くのです。

先日やったのは、「雨漏り」でした。
助手席の床がビショビショになるとのことです。
雨漏りするのは大変珍しいです。
外板が腐食して雨漏りなんて、鉄板の品質が向上したので、
もう、ほとんど見ません。

開け閉めするドアから漏れることも、
たまにはあります。
シールになっているゴム部品(ウェザストリップ)の
弾力が低下して、にじむことがありますが、
これもほとんどありません。

それからあと、考えられるのは「事故車」ですね。
修復した場所が完全ではなくて、室内に雨水が入ってしまう場合です。
特に、前部を大修理した経歴があると、
フロントガラスを伝った雨水が、
きちんと処理されずに室内に流入することもあります。
これは、雨水の排出経路が詰まっていたりするのを、
調べるのが大変です。
でもこれは事故歴のある、特殊な車の場合ですね。

そして、以前にはたくさんあった不具合で、
最近はほぼ見なくなった「雨漏り」(?)のトラブルは、
実は、エアコンの排出する水が、助手席にあふれることです。

夏場なんかよくわかりますが、
エアコンを掛けていると、
助手席の下から水がポタポタと垂れてきてますよね。
これを車外に排出するホースや、その根元が詰まって、
水が外に排出されなくなり、
エアコンのユニットから水があふれて、
結果として助手席の床がビショビショになるのです。

この「つまり」は多かったですね。
「床がぬれるんです」
というお客様の相談のほとんどは、
このエアコンの水だったですから。

この不具合、最近はトンと見ませんので、
メーカー各社が気合を入れて改善したんでしょう。
途上国が追い上げても、こういう目に見えない改善は、
そうそう簡単にはできませんよ。
まだまだ日本の技術は安泰でしょうね。
本当に、日本の自動車は日進月歩です。
おかげでコチラは仕事が減って・・・
まあ、愚痴は止めましょう!

いうことで、本日はこれまでとさせていただきます。
長々とお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございました。

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《編集後記》
「参議院不要論」が、以前から言われ続けていますが、
今回の国会迷走を見ると、
「たしかに」と、思わずにはいられません。
一院制ならば、一度の選挙で体制が決まりますから、
現在の「ねじれ」による政治空白などは、
生じようもありません。
もし、参議院が、
貴族院のように世襲だったり、
識者や各界からの代表で構成されたりという議院ならば、
またそれなりに意義もありましょう。
しかし、実質的には参議院も政党選挙です。
衆議院とのちがいなど、ないに等しいじゃありませんかねえ。
今回の混迷を見る限り、
参議院の存在は、マイナス以外の面は考えられません。
全くの無駄なんですから、
一院制にしたほうがいいんじゃありませんか?
「ねじれ」対策として、衆議院の優位をもっと明確にするならば、
それこそ、参議院は存在しなくてもいいことになりますよ。
澎湃と起こりつつある「官界リストラ」の圧力。
その先陣を切って、政治が身を切る姿勢をお見せになったらいかがでしょ。
大きなお世話でした。

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