2009/11/08
【資本政策のケーススタディ;ヤフー2;N0.219.2009.11.8】
******************** お早うございます、WINGS CONSULTINGの山本です。 財務戦略で、最も頭を悩ませるのが【資本政策】。 理論書も少く、ケーススタディも表面化しないのが現状です。 このメルマガでは理論に従い、様々なケーススタディを取り上げていきます。 資本政策の実践的ケーススタディを学ぶのが、このメルマガの目的です。 【本日のM&A・ケーススタディ】 本日は、ヤフー株式会社の第2弾。 最高のベンチャーキャピタリストであるソフトバンク孫社長が発掘したヤフー。 ベストなトレジャーの成長軌跡は、どうだったのでしょうか。 同社のアフターIPOを見ていきます。 ■ アフターIPO まずは、アフターIPO10年後をみていきます。 決算期 2期 12期 期 H9.3 H19.3 変化率(倍) 売上 413 197,230 477 経常利益 49 105,412 2,150 当期利益 23 61,592 2,677 資本金 200 7,187 35 発行済株式数 4,000 60,477,014 15,118 純資産 218 197,677 906 総資産 375 315,506 840 いかがですか、驚異的な数字が並んでいます。 10年間で、売上約500倍、経常利益約2,000倍になると誰が予想できたでしょうか。 しかし、規模だけの成長でなく、経営内容もよかったのが特徴です。 次の資料は、財務パフォーマンスになります。 決算期 2期 12期 期 H9.3 H19.3 経常利益率 12% 53% 株主資本比率 58% 63% 経常利益率は、50%超と高収益体質が確立。 その結果、純資産の大幅増加が達成です。 したがって、厚い自己資本が形成され、株主資本比率は60%超。 まさに、好循環の構造が作られた次第です。 次に、投資対象としてはトレジャーだったのかをチェックしていきます。 ■ トレジャーテスト 決算期 3期 4期 5期 6期 期 H10.3 H11.3 H12.3 H13.3 年度株高値 4,850,000 35,000,000 167,900,000 63,000,000 時価総額(億円) 328 2,418 48,613 73,665 PER(倍) 513 1,322 4,216 2,479 PBR(倍) 32 74 600 395 これがアフターIPO4期の数字です。 株価は、一時、1億円を超えたのですね! ストックオプション保有社員が大量に退職したようなニュースを思い出しました。 更に、成長期待数であるPER、PBRもぬきんでており、異常値といわれても仕方ない数字です。 そして、その後の4年間は次のような数字です。 第7期にITバブルが崩壊し、株価及び時価総額は一旦、10分の1へ。 その後、同社の評価も、落ち着いていきました。 決算期 7期 8期 9期 10期 期 H14.3 H15.3 H16.3 H17.3 年度株価最高値 6,030,000 3,470,000 2,900,000 1,430,000 時価総額(億円) 7,087 16,345 54,696 10,796 PER 116 131 225 291 PBR 35 53 91 112 平成21年3月末での数字は、次のようになります。 年度株価最高値 55,400 時価総額 32,191 PER 47 PBR 14 PER47倍、PBR14倍はマーケット的には高いですが、異常値ではないですね。 やっぱり、ビッグトレジャーは、他の銘柄とは比較に出来ない特徴がありました。 次回、まとめて行きましょう。 【編集後記】 ■ テニス合宿 仕事仲間とテニス合宿に行ってみました! 場所は淡路島のサークル用旅館。 古びた設備でしたが、地元産の料理は最高でした。 やっぱり、遊びは大事ですね。 ★ご注意願います★ □ 分析内容は私見であり、事実と相違する場合があります。 ご了承願います。 □ 当該分析内容から生じる損害等につきましては、一切負わない事とご了解願います。 ★発行人★ WINGS CONSULTING 代表取締役 山本 泰功 □ 登録、解除はこちらからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000165785.html 本メルマガにつきましてのご感想等ございましたら、ぜひともお寄せ下さい。 hiroyama-1414@kzd.biglobe.ne.jp



