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財務戦略の要である【資本政策】。が、実践的なケーススタディはほとんどありません。他社の成功、失敗例は?なぜ、そうなったのか。資本政策の面白さに迫ります!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/22
  • 部数 462部
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2009/07/05

【M&A時代の財務戦略:ブックオフー4:No.196.2009.7.5】

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お早うございます、WINGS CONSULTINGの山本です。

【目的】
M&Aが日常的な財務戦略の時代が到来しました。

M&Aをしっかりと活用すれば、急成長するチャンスを掴める時代です。

そして、M&Aは買収のみではなく、広義の意味では業務提携・資本提携から始まる他企業とのアライアンスです。

さあ、ライバル企業はどのような財務戦略を遂行したのか。

その成功・失敗を実践的ケーススタディで学ぶのが
このメルマガの目的です。

本日は、ブックオフ・ケーススタディ第4弾。

事業会社の傘下になったブックオフ社。

ファンドからの支配を脱出したのが背景でした。

そのファンドに株を売ったのは、創業オーナー。

残念ながら、創業オーナーが興した不祥事の責任をとっての持株売却です。

いわば、強制排除とも言える権力委譲ですが、これで良かったのでしょうか。

特に、事業承継の面から、全ての企業が抱える問題をはらんでいます。

すなわち、経営トップの権限委譲をどのように行うべきなのか。

トップはいつまで君臨すべきなのか。

ガバナンスをどのように組み立てるべきなのか。

今回を最終回として、まとめていきます。

■	創業オーナーの功罪

強力な創業オーナーには、矛盾する2面があります。

強いリーダーシップを発揮し、組織を創り上げる面。

この力は、ある程度の規模になるまでは重要な役割を果たします。

この人がいなければ、この会社は成り立たなかったと言われる面ですね。

このパワーは、ベンチャー企業の発展では必須の要件と言えます。

一方、創業オーナー個人のパワーが強い為に、組織上に弱点が芽生えて生きます。

部下達のぶら下がりですね。

あらゆる意思決定はトップが行い、それに従うのが最も安全で正しい。

この意識が組織に蔓延し、考えない人の集合になってしまいます。

この結果、一人の強いリーダーに権限が集中し、組織が機能しないことになっていきます。

良くあることですが、当人は気づかないのが怖いことですね。

■	組織作り

従って、創業オーナーは自分の後任作りを行っていかなければなりません。

事業承継戦略の実施です。

同社でも、マーッキンゼーやみずほ銀行出身者を役員登用としておりました。

出身先の名前で決めるのもおかしなことですが、ある程度の能力は図れます。

同時に、組織で動く習慣を付けた人材でもあります。

この準備を進めていくのは大事です。

が、更に、大きな問題が残っております。

それが、資本政策です。

■	株主構成の作り直し

同社のケースも、事業法人が筆頭株主になることで、事が収まったと言えます。

金融機関や取引先等は、代表取締役も重要視しますが、株主構成を最重要視します。

なぜならば、会社の最終意思決定者は、株主だからですね。

従って、事業承継戦略の最終目的は、株主構成の変更です。

組織的運営に相応しい様、オーナー株式をどのように異動させればよいのか。

この点は、他人においそれとは相談できません。

が、最も重要な事になります。

■	加ト吉のケース

同じ不祥事を発生させた加ト吉は、この施策を10年前に実施しておりました。

冷凍食品では、ライバルでシェア下位のJT社を上位株主にすえつけました。

そして、役員を招聘し、組織作りを行っていったのです。

このあたり、老練な実力オーナーの智恵を感じますね。

この強かな智恵をぜひとも、活かして欲しかったと思います。

■	引退の花道

ブックオフ社も加ト吉も、オーナーが花道を飾ることが出来ませんでした。

栄華を極めたトップがそのまま、引退するのはやっぱり、難しいことです。

引退の花道。

ぜひとも、チャレンジしてください。

■ 女子大コンサート

女子大音楽部の無料コンサートに行ってきました♪

やっぱり、華やかで良かったです。

以前から、ピアノが好きだったのですが、今回、ドラムに気持ちが高ぶったのが印象的でした。

どうも、ドラムの響きに本能が刺激されるみたいです!



★ご注意願います★

□ 分析内容に関しましては、有価証券報告書等から読み取った私見で、事実と相違する場合があります。ご了承願います。

□ 当該分析内容から生じる損害等につきましては、一切負わない事とご了解願います。

★発行人★
WINGS CONSULTING
代表取締役 山本 泰功

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