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財務戦略の要である【資本政策】。が、実践的なケーススタディはほとんどありません。他社の成功、失敗例は?なぜ、そうなったのか。資本政策の面白さに迫ります!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2010/01/03
  • 部数 468部
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2009/06/28

【M&A時代の財務戦略:ブックオフー3:No.195.2009.7.28】

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お早うございます、WINGS CONSULTINGの山本です。

【目的】
M&Aが日常的な財務戦略の時代が到来しました。

M&Aをしっかりと活用すれば、急成長するチャンスを掴める時代です。

そして、M&Aは買収のみではなく、広義の意味では業務提携・資本提携から始まる他企業とのアライアンスです。

さあ、ライバル企業はどのような財務戦略を遂行したのか。

その成功・失敗を実践的ケーススタディで学ぶのが
このメルマガの目的です。

本日は、ブックオフ・ケーススタディ第3弾。

業績面では、増収増益を果たしてきたブックオフ社。

実力オーナーが筆頭株主の地位を譲る理由は考えられません。

でも、何らかの大きな事件が発生し、その地位を追われたと思えます。

その事件を探していきます。

■	リベート事件(平成19年6月)

平成19年5月、文藝春秋で坂本オーナーの暴露記事が載りました。

業務取引において、私的なリベートを確保していたのではないかと言うことです。

この記事を受けて、同社は直ちに調査委員会を設置し、内容確認を開始しました。

この手の疑惑が発生すると、即座に調査委員会を設置するのが多くなりました。

不二家事件や加ト吉事件のお陰でしょうか。

弁護士さんが、大活躍です。

■	調査結果

約1ヶ月後に、中間調査報告書がIRされました。

その概要は、次の様になります。

違法でないが、不透明なリベート支払いが約742百万円存在。

坂本代表取締役は、この金額の返還に同意。

別途、不適切な売上計上が平成16,18年に約22百万円あった。

この理由は、加ト吉と同じで、前年対比アップの経営姿勢が現場に不正を働かせた為との事です。

当然、経営陣の責任があります。

ここで、坂本オーナーの辞任と成った次第です。

そして、若返りの新トップマネージメント・メンバー発表。

戦略部門担当の佐藤氏が代表取締役。

管理部門担当の松下氏が専務取締役。

佐藤氏は元マッキンゼーであり、松下氏は元みずほ銀行。

両名共に、30代後半であり、スマートな体制に移行です。

トップ人事変更の後は、組織の変更。

今までの問題点をあげるのならば、次のようになるでしょう。

オーナー色が強く、独断的な経営体質であった。

営業体質が強く、ガバナンスが効いていなかった。

良い意味でも悪い意味でも、事業承継の問題だったと思われます。

■	坂本オーナーの言い分

調査報告書に坂本オーナーの言い訳が載っています。

「中小企業時代の必死に会社を守り、つぶさない意識が、上場後もこびり付いていたので、非常に脇が甘かった。」

「バトンタッチが遅きに失したと思っている。」


上場は社会の公器になるとは、このことなのです。

では、同社はどのような体制を組むべきだったのかを次回に考えてみましょう。

【編集後記】

季節は夏に向かってますね。

夏の楽しみの一つは、京都でしょうか。

祇園祭、大文字焼き、鱧料理等、今から、ワクワクしてきます。

その中、何をしようか。

今年は、貴船の床料理を狙っています。


★ご注意願います★

□ 分析内容に関しましては、有価証券報告書等から読み取った私見で、事実と相違する場合があります。ご了承願います。

□ 当該分析内容から生じる損害等につきましては、一切負わない事とご了解願います。

★発行人★
WINGS CONSULTING
代表取締役 山本 泰功

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http://www.mag2.com/m/0000165785.html

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