鷹野正人の「野球COLUMN」 RSSを登録する

「やけど好いとうF.D.H「(新風舎)の作者・鷹野正人が「文系」の目で見てお伝えする野球の面白さ、不思議さ、素晴らしさ。このマガジンでは特定の球団、リーグにこだわらず、いろんな「野球」に注目していきます。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2007/03/17

野球コラムNO.77 『大リーグボール?』

この記事を取り寄せる

3月17日付NO.77 『大リーグボール?』

 ON全盛期の頃からポストON期のジャイアンツに「在籍」していた星飛勇馬投手が主人公の熱血野球マンガ。
『巨人の星』の中で重要な「小道具」であったのが、星投手が繰り出す謎の変化球というか魔球?
いわゆる「大リーグボール」であった…。 

**********

【目次】

≪野球漫画における「オリジナル」≫
≪あえてもう一度「ジャイロ」について≫

**********

≪野球漫画における「オリジナル」≫

 『巨人の星』の劇中には一号から三号まで、三種類の「星家オリジナル」の変化球が登場する。
 第一号は「自らバットに当たりに行く」変化をするボール。
 第二号は「消える魔球」であって、土煙で煙に巻くようなボール。
 第三号は…バットのスイングを擦り抜ける?超スローボール?

 これらの魔球の可能性については柳田理科雄氏がその著書『空想科学読本』シリーズの中で述べておられる。
ま、冷静にいって「実現は不可能…大目に見て実現は困難」なボールである。

 さて、では「実在の投手が投げた、マンガ中のオリジナルボールは?」というと…。
 水島新司氏の『ドカベン〜プロ野球編』において、そのオリジナル変化球が存在していた。
当時西武ライオンズに在籍していた渡辺久信投手が繰り出すオリジナルのフォークボール。
名づけて「ブルースカイフォーク」であった。

 マンガ中にて種は明かされているが、つまり「打たれなかったらブルースカイフォーク」。
打たれたら「普通のフォーク」ということであった。
まぁ、打者をかく乱する「イメージの変化球」とでもいえばよいだろうか。

*詳しくは『ドカベン〜プロ野球編』秋田書店にてご確認を。
(なおこの「ブルースカイフォーク」の誕生に関しては、当時の「裁判型バラエティ番組」が深く関係していたといわれている。)

**********

≪あえてもう一度「ジャイロ」について≫

 この「ブルースカイフォーク」のやり取りと、今回の「マツザカ’sジャイロボール」が似ているように思えたわけである。
 あるんだかないんだかわからないんだけど…今までにないような変化をするボールをマツザカは投げるらしい…。
 その「変化球」は誰にも打たれたことがないらしい…。

 マツザカ投手自身も
「何度か」「そういう変化のボールは」「たまたま」「自分では投げられないけど」
という注釈付で、「ジャイロボール」の種明かしを始めた…?

 とはいってもまだまだ謎は多く、その「謎」をマツザカ投手自身も楽しんでいるのではなかろうか、とさえ思える。
ただでさえ、「世界一の投手」という肩書きである。
一時期は「大舞台に弱い」とはいわれてはいたが、年間トータルで十分に働ける先発型のピッチャーである。
また、速球に加えて小さな変化球も大きな変化球も「一級品」である。
 ストレート、スライダー、フォーク、それにカットボールだけでも十分手ごわいのに…。
たまに「思いもよらない」「謎の」「誰にも打たれたことがない」というジャイロボールまで隠し持っている…。

 実際にメジャーデビューする前からこの騒がれようである。
既に対戦を前にして、投げる立場の「マツザカ有利」な展開になりつつある今日この頃?

 言葉の意味として「ジャイロボール」とは何かを考えると…「回転するボール」ということになろうか?
何がなんだかわからない。
 とりあえず言われているのが、投手から打者に向かって結ぶ一本の線を中心にして回転するという…。
投手―打者間に引いた線を「転がる」ような回転ではなく、扇風機の羽のような回転で近づいてくるボール…。
イメージするだけでもなんか、恐ろしい?

 例えられるのはフットボールの楕円ボールの回転だとか、銃の弾の飛び方だとか?
勢いは続きそうだし、「縦方向に変化≒ホップするかも」というイメージも間違いではないのかもしれない?
打者にとっては「見慣れない球」であり、実際にあればあったで攻略には手を焼くことは間違いない。

 私たちは今、大リーグボール誕生の瞬間に立ち会っているのかもしれないっ。
オレは今、モーレツに感動しているっ!!

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る