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2008/06/23

マネーパートナーズ為替分析 武市レポート

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   マネーパートナーズ為替分析 武市レポート

                             発行元 株式会社マネーパートナーズ
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◇1)『外為っちゃ、おもしろい!』06/19(木)夕刊・06/20(金)朝刊掲載分より
◇2) 今週の為替相場、武市君はこう見る
◇3) 今週の主要経済指標発表予定と事前予想
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◇日本証券新聞:06/19(木)夕刊・06/20(金)朝刊掲載分より

 インフレ懸念が一段と顕在化してきています。…(中略)…一方で景気の下
振れリスクも、顕著になってきています。特に米国は経済指標の内容が悪く、
米金融機関の決算発表も芳しいものではありませんでした。このため急速に織
り込んだ年内の米利上げも「実質マイナスとなっている現在の金利の修正すら
おぼつかない」との声が日増しに強くなってきているように、インフレ懸念の
払拭に困難を極めています。…(中略)

 それとは別に、金利上昇の波に乗り遅れている一部の低金利国がクローズア
ップされはじめています。その代表格が日本であり、円が売られる要因として
機能しています。…(中略)…景気の下振れリスクはインフレ圧力をある程度
低減するとも期待されますが、しかしその先にあるスタグフレーション懸念ま
では拭いきれません。

 通貨の規模からいうと、やはり円よりもドルの方が圧倒的に影響すると見ら
れます。このため時間の経過と共に、円安よりもドル安が強くなる可能性が高
いと見ますが、来月初に欧利上げが見込まれる状況では、円の方が売られやす
いという流れがもう少し続くと見るのが妥当なのでしょうか。


◇今週の為替相場、武市君はこう見る

 為替についての言及がなかった大阪G8財務相会合を受けて始まった先週の取
引は、当初は2/14以来の高値となる108.56円まで上昇してスタートしました。
しかし原油価格が高騰を続ける状況下では株高の流れは続かず、景気減速懸念
の台頭からNYダウは下落、つれてドルも上値を押さえられたままでの推移とな
りました。そしてあまり芳しくない米経済指標の結果と共に、モノラインの格
下げ報道や米金融機関の評価損拡大懸念などを背景にした信用不安が台頭した
週末には、ドル円は107円後半に展開していた10日移動平均線を割り込む動き
となり、107円前半まで下落して先週の取引を終えています。

 これまでドル円は、終値ベースでは上値を200日移動平均線(現在は108.12
円)に、下値を10日移動平均線(現在は107.75円)に挟まれて、上にも下にも
行けない状況を続けてきました。このレンジをブレイクする動きを見せたこと
から目先は107円ライン、それを割り込むと20日移動平均線が展開する106円半
ば(現在は106.45円)が意識される展開が想定されます。ただし明後日(25日
)に米FOMCを控える状況では、一方向に動きづらいところともいえます。また
直近は押し目なしに上昇してきたことを考えると、基本的には調整の動きの一
環と見られるところです。

 25日のFOMC声明で利上げ再開の具体的なシナリオが含まれた場合には、200
日移動平均線をはじめとする上値抵抗ラインを突破するドル高に弾みがつくこ
とも想定されます。逆に景気下振れリスクが顕著に指摘する内容となれば、時
期尚早な利上げ観測を背景にして積み上がった買いポジションの調整は大きく
なることが予想されます。シカゴIMM通貨ポジションが32週ぶりにドル買い・
円売りに転じた可能性が指摘される中では、この懸念はより大きなものとなっ
ている可能性が指摘されるところです。

 レンジを下方ブレイクした動きから見ると、やはり下方向への警戒は不可欠
と見られます。一方でFOMC次第のところは拭えない状況では、週半ばまでは揉
み合いが継続すると見るのが妥当なところかもしれません。そしてFOMCでどち
らに動くかに注目が集まっています。利上げとなれば瞬間的にはドル高、しか
し景気減速懸念の台頭からその後はドル売りに傾斜することが想定されるとこ
ろですが、予想の大勢は据え置きとなっていることからは、この見方は飛躍し
ているともいえそうです。先行きの見方が引き続き交錯する予想の大勢となっ
ている据え置きこそが、もっともマーケットを動意付く(乱高下する)形につ
ながるのかもしれません。いずれにしても今週のポイントは、FOMCとなってき
そうです。


◇今週の主要経済指標発表予定と事前予想================================

*日付   *経済指標                     *時間        *予想 
23日(月)
独6月IFO景況指数          【17:00】      102.3

24日(火) 
仏5月消費者支出          【15:45】      0.7%
米6月消費者信頼感指数       【23:00】      57.0
米6月リッチモンド連銀製造業指数   【23:00】      N/A

25日(水)
日5月通関ベース貿易収支           【08:50】      N/A
米5月耐久財受注                   【21:30】      0.1%
米5月新築住宅販売件数             【23:00】      51.1万件
米FOMC政策金利発表                 【27:15】      2.00%据え置き

26日(木) 
NZ第1四半期経常収支               【07:45】     -16.7億NZドル
仏6月消費者信頼感指数             【15:45】     -41
米第1四半期GDP確報値              【21:30】      1.0%
米第1四半期個人消費確報値         【21:30】      N/A
米週間新規失業保険申請件数        【21:30】      37.5万件
米5月中古住宅販売件数              【23:00】      496万件

27日(金)
NZ第1四半期GDP                    【07:45】     -0.4%
NZ5月貿易収支           【07:45】      1.50億NZドル
日5月労働力調査・失業率      【08:30】      4.0%
日5月労働力調査・有効求人倍率   【08:30】      0.92倍
日5月全世帯家計調査        【08:30】     -2.0%
日6月東京都区部CPI         【08:30】      1.1%
日5月全国CPI            【08:30】      1.4%
日5月鉱工業生産速報               【08:50】      2.8%
日5月大型小売店販売額速報         【08:50】      N/A
日5月小売業販売額速報              【08:50】      N/A
仏5月生産者物価指数               【15:45】      5.9%
仏第1四半期GDP           【15:45】      0.6%
英第1四半期GDP確報値              【17:30】      0.4%
英第1四半期経常収支               【17:30】     -130億ポンド
米5月個人所得                     【21:30】      0.4%
米5月個人支出                     【21:30】      0.6%
米5月PCE価格指数          【21:30】      0.2%
加5月鉱工業製品価格        【21:30】      1.2%

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