マネーパートナーズ為替分析 武市レポート
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マネーパートナーズ為替分析 武市レポート
発行元 株式会社マネーパートナーズ
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◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━∞ 2008/06/16 ∞━◎
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―――――――――――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――
◇1)『外為っちゃ、おもしろい!』06/12(木)夕刊・06/13(金)朝刊掲載分より
◇2) 今週の為替相場、武市君はこう見る
◇3) 今週の主要経済指標発表予定と事前予想
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◇日本証券新聞:06/12(木)夕刊・06/13(金)朝刊掲載分より
(前略)… バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長はここに来てイ
ンフレ懸念発言を連発しており、これがマーケットに早期の米利上げ観測を台
頭させています。このため米債券市場は急速に利上げを織り込みはじめ、金利
先物市場では9月までの利上げを約85%、年内の利上げだとほぼ100%を織り込
む動きに発展しています。さらにポールソン米財務長官が連日、ドル買い介入
の可能性を示唆したことがドル買いを後押ししました。
(中略)… しかし足元の米経済は一向に改善しておらず、…(中略)…「
少なくとも年内の利上げは困難」とする冷めた見方が存在するのも当然といえ
そうです。さらに利上げに関しては、景気悪化が顕著な米国よりも、依然とし
て景気が底堅い欧州の方が実施しやすいと見られています。このため金利差拡
大を背景にしたユーロ買いが、いつドルの上値を押さえ出さないとも限りませ
ん。
米金融当局の今回の対応は、確かに大きなドル買い材料です。しかし「何と
かしてドルを買い支えたい」という、焦りにも似た姿を見たのは私だけではな
いはずです。今回のドル安牽制発言は、…(後略)
◇今週の為替相場、武市君はこう見る
1ヶ月に0.5%の悪化という、実に22年ぶりの結果となった米雇用統計・失業
率を背景にドル全面安でスタートした先週でしたが、その後は一貫してドルが
買われる展開となりました。背景にあるのは上記、証券新聞コラムにも掲載し
た、インフレ懸念に重きを置き出した感のある米金融政策の方向転換観測が挙
げられます。また原油高騰でドルの手当てを急いだ国内輸入筋のドル買いオー
ダーに加えて、利下げが確実視されていたBOC(加中銀)が金利を据え置くな
ど、世界的に進行しているインフレ圧力の拡大がドル買い・円売りとして機能
しました。さらにドル買いを後押ししたのが、リスボン条約の批准を否決する
アイルランドの国民投票でした。この影響で13日の欧州市場ではユーロ売り・
ドル買いが加速するなど、ドル買い材料が相次いだ一週間といえそうです。
しかし注目された米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品とエネル
ギーを除くコア指数がほぼ予想通りとなったことで、ポジション調整が入る場
面も見られました。そして今度はサウジアラビアの増産観測を受けて、原油相
場が反落する場面も見られています。原油の下落はNYダウの上昇要因であるこ
とから難しいところですが、ドル上昇の最大の要因は予想を上回るインフレ懸
念を背景にした金融引き締め観測であるだけに、そのインフレ懸念の後退はポ
ジション調整のキッカケとしてこの先も燻る火種となりそうです。
また先週末のG8財務相会合でポールソン米財務長官は、米国の成長は「年末
まで」に加速する見通しと述べていましたが、これまでは「年後半」に加速す
る見通しといっていただけに、後ろにずれている格好となっています。つまり
米景気は依然として低迷しており、また回復も遅れていることが示されたこと
になります。こういった状況での利上げにはかなりの無理が生じることから考
えると、先週の相次ぐドル安牽制発言は行動ができないことに対する危機感の
裏返しといえるかもしれません。
先週のG8財務相会合は、特に材料となるようなものが見当たりませんでした。
そうなるとマーケットの関心は、再度米景気の先行き懸念と共に、米金融機関
の決算といった信用収縮リスクに戻ることも想定されます。このため今週の米
経済指標やバーナンキFRB議長の講演で、24-25日開催のFOMC(米連邦公開市場
委員会)における利上げ観測をどの程度浮上させることができるかが注目され
るところです。ただし現在、調整の動きから下落してきている原油相場がさら
に続落するような場合には、世界的なインフレ懸念の緩和期待を背景とした円
の買い戻しが想定されるため、先週に高騰したドルはこれまで以上に調整リス
クに苛まれる可能性を想定しておかなければならないところです。
◇今週の主要経済指標発表予定と事前予想================================
*日付 *経済指標 *時間 *予想
16日(月)
NZ第1四半期製造業売上高 【07:45】 N/A
欧5月消費者物価指数 【18:00】 0.6%
米6月NY連銀製造業景気指数 【21:30】 -1.5
米4月対米証券投資 【22:00】 N/A
17日(火)
日4月第3次産業活動指数 【08:50】 0.5%
英5月消費者物価指数 【17:30】 0.4%
英5月小売物価指数 【17:30】 0.3%
独6月ZEW景況感調査 【18:00】 -44.0
欧6月ZEW景況感調査 【18:00】 N/A
欧4月貿易収支 【18:00】 N/A
米第1四半期経常収支 【21:30】 -1735億ドル
米5月生産者物価指数 【21:30】 1.0%
米5月住宅着工件数 【21:30】 98.0万件
米5月建設許可件数 【21:30】 96.0万件
米5月鉱工業生産 【22:15】 0.1%
米5月設備稼働率 【22:15】 79.7%
18日(水)
日銀金融政策決定会合議事要旨 【08:50】
日4月景気動向調査改訂値 【14:00】 N/A
欧4月建設支出 【18:00】 N/A
加5月景気先行指数 【21:30】 0.1%
19日(木)
日4月全産業活動指数 【08:50】 0.3%
スイス5月貿易収支 【15:15】 N/A
スイスSNB政策金利発表 【16:30】 N/A
英5月小売売上高指数 【17:30】 0.0%
加5月消費者物価指数 【20:00】 1.9%
加4月卸売売上高 【21:30】 N/A
米週間新規失業保険申請件数 【21:30】 37.5万件
米5月景気先行指数 【23:00】 0.0%
米6月フィラデルフィア連銀景況指数 【23:00】 -11.0
20日(金)
独5月生産者物価指数 【15:00】 0.8%
加4月小売売上高 【21:00】 N/A
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